№29 「団塊の世代」のロングステイ その2
その2
インタビューで、後藤さんから「ロングステイは必要悪である」というご指摘をいただいた。ロングステイと称して脱出しなければならない日本社会は、おかしい、間違っているというのである。
「今の日本社会は、大切なものを失っている。お金や物を大切にする日本の拝金主義を変えたい」という。一方、タイの社会は、そのバックボーンに仏教があって「こころの豊かさ」を感じる。
日本社会をお金中心ではなく、みんなが助け合う社会(共生社会)へ変えたいという。それは“自分がやりたいことがやれる社会”でもある。ニートを呼ばれる若者が、やりたいことをやれる方向へ支援したいと考えている。
日本のよさを取り戻し、世界の誇れる日本社会を創りたいと願う後藤さんである。
インタビューの感想
2007年問題が、最近話題となり社会問題として取り上げられている。「団塊の世代」が、2007年から大量に定年を迎え、熟練技術者のスキルが引き継がれないことをはじめ、労働力の不足、年金問題、定年退職後の過ごし方などが議論されている。
リタイア後、ロングステイを始める人が増加することも予想される。しかし、その滞在目的が大切なのである。
後藤さんは、タイの社会と日本の社会を冷静に捉え、自分自身を客観的に見つめてきた。そして、これからの人生と将来の日本社会を展望している。この意味で後藤さんは、ロングステイの先駆者といえるのではないでしょうか。
日本社会からの解放、社会的役割の再構築、そして再創造というロングステイの3段階の機能を、正に実践している後藤さんといえよう。
後藤さんのブログのURL
http://blog.livedoor.jp/yaoya32983/


Comments