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May 10, 2005

№22 「タイロングステイ日本人の会」の世話人

03032213


 Sさんは、日本のコンピューター会社に勤めるハードウェアのエンジニアであった。新任技術者の技術研修の指導や、商品企画の責任者として長年勤務していた。会社生活を離れて少し早めに自分の生活を始めたいとの思いがあって、定年を前に59歳で早期退職する。
 退職する2年前から、タイでのロングステイ計画を温めていたという。会社の後輩の二人が先にタイに住んでいたことや、その後輩がバンコクで日本料理店を開店するにあたり、共同出資者として誘われたことが、ロングステイのきっかけである。そして離婚と早期退職で身軽になったのを機に、気楽な気持ちでタイにやって来た。「行っちゃえ、飛び出しちゃえという感覚でした。案外、勇気がいらずにすんなりと来られたんですよ」とSさんは、当時を振り返る。
 バンコク市内のタニア通りとパッポン通りに程近い、繁華街の一角に日本料理店を開店し、1998年に単身でロングステイを始めてから7年になる。

「タイロングステイ日本人の会」の世話人
 日本料理店が入居するビルの3階は、Sさんが理事を務める「タイロングステイ日本人の会」の事務所を兼ねている。Sさんが、活動の中心になって「日本人の会」の運営を進めている。世話人を務めている理由は、タイでの長期滞在者が増えるなかで、少しでも安心して生活できるよう助け合い、支援したいという願いからである。

 「日本人の会」は、毎週1回の囲碁教室やタイ語教室、各種のイベントなどを開催している。月例会では、市内のホテルを会場にして会員の情報交換や親睦を図っている。
 「日本人の会」は、タイでロングステイをする個人への生活支援を目的としたグループでもある。ロングステイを希望する人たちに、会員の経験とネットワークを使って、ロングステイ・ビザの取得を手伝ったり、住宅や医療などの生活情報を提供したりしている。バンコクの生活を熟知している人たちが、新しくやってきた人たちを支援しているのである。
 これまで、ロングステイをしている多くの日本人を見てきたSさんは、「入会される会員さんに言うんですよ。過去の肩書きは捨ててください。ひとりの人間として、仲間やタイの人たちと付き合いましょうと。日本人は、日本人だけのグループや集団を作りがちです。日本人だけで固まらずに、ボランティア活動をとおして、タイの社会に溶け込みたいですね」と意欲的である。会員同士の交流やボランティア活動など会の活動をさらに広げ、日本人の高齢者とタイの社会との結びつきを太くしたいと願っている。

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Comments

バンコクに来て早5ヶ月。すっかり気に入って(カミさんは?)さらに1年延長することに。11日に会合があるというので出席する積もりでいる日本人会というのは、恐らくこの会のことでは。

Posted by: DOCTORNO | May 10, 2005 at 01:42 PM

コメントありがとうございます

 リタイア組の会であれば、「日本人の会」だと思います。
 例会は、プリンスホテルでの開催ときいていますが。
 趣味などをとおして、ロングステイの仲間や友人をつくられるのは、よいことですね。

Posted by: 池邉善文 | May 10, 2005 at 02:33 PM

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