« №44 アユタヤ王宮跡 | Main | №46 チャオプラヤー川のクルーズ »

June 01, 2005

№45 “兵どもが夢の跡”

その6

 「ワット・プラ・マハタート」から少し歩くと、 「ワット・プラ・シー・サンペット」へと続きます。「ワット・プラ・シー・サンペット」は、現在のバンコクの「ワット・プラケオ」(エメラルド寺院)に相当する王朝の守護寺院だったそうです。1491年に建立され、黄金の仏像があったのですが、これもビルマ軍によって破壊し尽くされて、跡形もありません。

   桜のような花と遺跡群
03032511

 行ったのは3月末でしたが、ちょうど日本の桜のような薄いピンクの花が咲いていました。なんという名前かはわかりませんが、遠くから見ると桜そのものです。廃墟のレンガの赤とピンクのコントラストが対照をなして、“兵どもが夢の跡”の雰囲気を一層引き立てています。
 
 今は、3基の仏塔(チェディ)が残っているだけです。周りに赤レンガの廃墟を従えて、静かに並んで建っています。

    3基のチェディ
03032511
 
 これらのチェディには、3代の王様の遺骨が収められています。つまり王墓になっているのです。さすがのビルマ軍もそこまで破壊しなかったのでしょうか? おそらく当時は3基のチェディは黄金に輝いて、その豪華さと荘厳さは、アユタヤ王朝の栄華を誇っていたことでしょう。
 そんなことに想いを馳せながら、南国の強烈な日差しをまともに受け、汗を流して、ゆっくり散策して回ります。
そろそろ暑季を迎える頃の日差しは、真上から照りつけるため、ほとんど影ができません。木陰に入ると、汗ばんだ額を涼しい風が吹き、一息つくことができます。

 ここに来てみると、歴史を知るとともに、過去の歴史を“今、ここ”でリアルに実感できます。それが世界遺産たる所以でしょうか。

 つづく

|

« №44 アユタヤ王宮跡 | Main | №46 チャオプラヤー川のクルーズ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84814/4363877

Listed below are links to weblogs that reference №45 “兵どもが夢の跡”:

« №44 アユタヤ王宮跡 | Main | №46 チャオプラヤー川のクルーズ »