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June 05, 2005

№49 地元密着型のロングステイ

Nさんのケース

 Nさんは、鳥取県出身の56歳。離婚後独身で、独立した子どもが3人いる。県立高校の教師として教鞭をとっていたが、早期退職制度を利用して2004年3月で退職し、4月からバンコク市郊外のバンクンチャン地区(市内中心部より車で約1時間)にて、単身でロングステイを始める。

  自宅でパソコンに向かうNさん
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ロングステイの動機 
 10年前からこれまで数回、タイに観光で来ていて、日本語ガイド(タイ人女性)と親しくなった。訪問するうちに、タイへの親近感からロングステイをしたいと考えるようになった。早期退職制度の創設はちょうど良い機会だと思い、その申し込み期限が、2003年7月までだったので早期退職を決意したという。定年の60歳まで待ちきれず、元気なうちにと思ってロングステイを実行した。

 鳥取という地方の封建的な地域性から、ロングステイは、周囲からとんでもない行動に受け止められた。もちろん同居している長男や親族は、早期退職やロングステイに反対した。安定した給与があって、何も辞めなくてもということだろうし、毎月かなりの額の生活費を出していたので、両方の意味で経済的損出が大きいというのが、反対の理由であった。しかし、同居していると長男夫婦に気を使うし、年齢的にも自立して欲しかったので意志は変わらなかった。また、卒業生が頻繁に訪ねてくるので、煩わしい面もあった。「総括すると“日本のしがらみからの脱出”ということになるでしょう。しかし、自分が長男ではなかったので、お墓や仏壇などの世話をする必要はなかったことは幸いであった」

   3階建てのタウンハウス
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ロングステイの現在の状況
 懇意の日本語ガイドさんの名義で、2003年に1棟13戸あるタウンハウス(3階建て4LDK,約150㎡、100万バーツ)の現在の住居を購入した。(注 日本人、つまり外国人は土地付きの住宅は購入できません) その3階にはガイドの弟夫婦が、同居している。郊外の住宅団地なので、ガイドの弟さん所有のピックアップトラックを買い物などの足として使っている。わたしもこの車で、近くまで迎えに来てもらいました。この住宅団地は、日本人をはじめ外国人がほとんど住んでいなくて、タイ人の中流階級のサラリーマン層が多く住んでいる地域とのことです。
 
 「日本人ばかりのコンドミニアムは好きではない。せっかくタイに来たのに、わざわざ“日本人村”に住む必要はないし、冒険心もある」 隣近所のタイ人たちとの挨拶や簡単な会話を交わすようになり、一緒に飲んだり、カラオケや屋台へ食事に行ったり、日常的な交流をする地元密着型滞在スタイルで過ごしている。
 現在、パソコンが友だちになっている。家計簿や自宅前の工事現場の写真記録を作って楽しんでいる。また、タイ語を独学で覚えているところである。 “習うより慣れろ”で近所の人たちとの実践会話で鍛えている。とにかく、タイ語を覚えることが生活の目標であり、元気の素でもある。そして生活の場を広げ、現地社会に密着、根付いていきたいという。

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