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June 09, 2005

№53 カリプソ

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 バンコクで“カリプソ”というと、西インド諸島の音楽ではなく、 “ニューハーフ・ショー” 、つまりオカマショーの劇場を指します。オカマショーといっても、健全で、誰もが楽しめるショーなので、一度は観ることをお勧めします。

 バンコクの街中を歩いていたり、BTSに乗っていたりすると、大柄な女性(?)に出逢うことがあります。よく見ると大概“オカマちゃん”ということが多いのです。普通にあっけらかんとした態度で、周辺の人たちも変な目で見たり、蔑視している風でもありません。タイでは“オカマちゃん”の人格が、少なくとも日本より認められているようなのです。
 こういう風習や習慣というのは、案外世界にはあるようで、それなりの仕事や役割を担っていて社会的な地位や認知を得ています。タイの場合もそうなのかは、わかりませんが・・・

 さて、カリプソはBTSラチャテーウィー駅のすぐ横のアジアホテル内にあります。個人で行くにも分かりやすい場所です。バンコク市内には、カリプソの他に「マンボ」「ラチャダー」というニューハーフ・ショーもあります。わたしは、ここしか行ったことがありませんが、カリプソが舞台と客席が近く、一番だという話を聞いたことがあります。
 
 チケットは、日本からの観光ツアーのオプショナルを利用するのもよいでしょう。添乗員が送迎してくれて安心でもあります、しかし割高な料金(多分数千円)だと思います。ここでは、現地の日本語観光ツアー会社(ウェンディツアー、パンダバス)のクーポン券を勧めます。直接、事務所へ行き、希望の日時のクーポン券を購入します。以前はたしか340バーツ(約1000円)で買えましたが、2005年3月現在では、500バーツに値上がりしていました。
それでも1500円程度の料金で、1ドリンク付きのショーを楽しむことができます。
 たとえば、わたしが利用するウェンディツアーは、BTSのシーロム線ナショナル・スタジアム駅(昨夜、日本と北朝鮮のサッカーの試合をしたところです)近くがオフィスです。ビルの1階が、日産自動車系列のショールームになっていますので、すぐ分かります。この近くには、タイシルクで有名な「ジムトンプソンの家」がありますので、ついでに観光されるとよいでしょう。一度は見ておきたいスポットですし、日本語ができるガイドが案内してくれます。

 さて、公演は毎晩8:15と9:45分の2回あり、およそ70分くらいの所要時間です。アジアホテルの一階にある受付で、クーポン券をチケット(指定席)と交換したら、地下1階の劇場に降りていきます。劇場は割り合い広く、舞台のすぐ近くまで客席があります。
 観客は、日本人初め韓国人などのアジア系とオーストラリア、ヨーロッパ系の白人とバンコクを訪れる観光客がほとんどです。日本人客の中には、中学生くらいの子どももいました。18歳未満禁止ということでもないようです。
ショーの演出は洗練されていて、観客が喜ぶように日本のヒット曲も含め、各国の曲がセレクトされています。大勢の出演者が出てきますが、どのオカマちゃんも“男”と思えない妖艶さで美しく、スタイルもいい! しばし、踊りとともに見とれてしまいます。

    ピエロ役のオカマちゃん
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 その中に、お約束のピエロ役のオカマちゃんがひとり出てきて、おかしなコントでお笑いを取ります。この人です。 このオカマちゃんは、客席に降りてきて、中年男性のほっぺに真っ赤なキスマークを残すのも、いつものご愛嬌になっています。
 楽しいショーで、あっという間の公演ですが、中でも「川の流れのように」の曲に乗って踊る“彼女”は、とりわけ美しい!

「川の流れのように」の曲に乗って踊る“彼女” 
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 自分の好みのオカマちゃんを見つけて楽しむのもいいかもですね。 観客の方を観ていると、一番喜んで観ているのは、男性ではなくて、中年の淑女・熟女のようです。初めての方、日本でも見たことがある方に関わらず、その喜び様は、間違いなく男性のそれを超えています。その光景を見て、ショーとは別の意味で、受けてしまいます。

 ショーの写真を撮るのは自由ですし、終了後、出口近くで、出演者のオカマちゃんが勢ぞろいして見送ってくれます。観客は、お目当てのオカマちゃんと握手をしたり、ツーショットの写真を撮ったりできて、心配りもなかなかです。この時に、どのオカマちゃんも背が高いので、初めて男であることを実感させられます、納得

   見送ってくれる”彼女”
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 帰りのBTSのホームで、ひやっとした風に吹かれバンコクの夜景を眺めながら、ショーの余韻に浸ります。

 こうしてバンコクの夜は、更けていきます。

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