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July 27, 2005

№101 里親になる

     調 寛雅 理事長
 20050726_dscf0023

 2005年7月26日、佐賀県基山町にある浄土真宗本願寺派 因通寺を訪問した。因通寺の住職であり、 「NPO彗燈」の理事長である、調(しらべ)寛雅氏(85歳)のお話しを伺うことと、チェンマイに建設中である「大坪・彗燈教育学園」見学の挨拶のためである。因通寺は、タイ北部の恵まれない子どもたちの教育支援を行なっている、特定非営利法人「NPO彗燈」の母体である。

 「NPO彗燈」の具体的な教育支援活動については、次回詳しく書くとして、この日タイの貧困家庭の子どもたちの進学のための“里親”になりました。
 毎年、一口1万円の学資を寄付して、タイの中高生の里親になったのです。中学入学から高校卒業までの6年間、ある特定の子どもの里親として、タイの将来を担う人材となってくれることを見守りたいと思います。そして、タイと日本の人的交流の柱になってくれることを期待しています。

 3年前、大学院に進学して、 “日本の高齢者の生きがい”をテーマの調査研究をきっかけに、タイとの縁が生まれました。これからもタイとの縁は続くことでしょう。 それを思う時、わたしがタイという国に役に立てること、お世話になるタイにお返しができることは、何かと考えていました。その具体的なものとして、恵まれない子どもたちの“里親”になることにしたのです。
 毎年、現地での「教育里親制度奨学金伝達式」への参加や、里子となった子どもからの手紙などを通じた交流ができるそうです。その成長ぶりを見れることは、とても素敵なことだと思います。

 以前、ジャック・ニコルソン主演の「アバウト・シュミット」という映画を観ました。会社を定年退職しリタイアした主人公の男性が、アフリカの恵まれない子どもの里親になるという物語です。
 奥さんを急に亡くし、夫婦一緒の幸せなリタイア生活の計画が、突然“やもめ暮らし”になってしまい、同居してくれない父親を顧みないひとり娘の結婚にも反対する主人公。そんな主人公の元にこれまで手紙のやりとりをしていたアフリカの里子から、主人公からの教育支援金にどんなにか助かっていて勉強に頑張っているかという手紙と1枚の絵が送られてきます。
 その絵には、その子どもとまだ会ったこともない主人公が仲良く手をつないでいる絵が描かれていました。
思い描いていたハッピーなリタイアメント生活からは程遠く、家族との愛情や交流にも疎遠なった主人公は、アフリカにもうひとりの家族とも言うべき里子がいるということに気づき涙するのです。
 この映画に胸が熱くなったことはいうまでもありませんが、このブログを書きながら、ふとこの映画を思い出しました。

 “足長おじさん”になれる訳ではありませんが、自分ができること、今できることとして始めました。

 なお、里子を選ぶ際のわたしの希望をお願いしてきました。それは女の子で、将来介護士か看護師を目指している子どもを里子に選んで欲しいという希望です。 日本と同様、タイでも男の子より女の子の方が、勉学意欲が高いと聞きます。
 また、ご存知のとおり日本はさらなる超高齢社会を迎えます。少子化の影響もあって、将来わたしたち日本人の介護を担うのは、タイやフィリピンなどのアジアの若者たちです。

 里子の子どもが、立派な介護士や看護師に育ち日本で活躍することで、タイと日本の交流に役立ってくれる日を夢みて・・・

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