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July 28, 2005

№102 NPO彗燈の教育支援活動

  浄土真宗本願寺派 因通寺
20050726_dscf0028

 NPO彗燈(えとう)は、2001年に設立された、先の大戦のタイ・ビルマ方面戦の慰霊と中高生への「教育里親制度」を通して、タイの恵まれない子どもたちの就学を支援する特定非営利法人である。
 浄土真宗 因通寺の住職である調(しらべ)寛雅 氏が、理事長を務めている。調理事長は、これまで戦後の孤児を引き取って育てる養護施設の運営から、幼稚園児の教育、そしてタイ人留学生の受け入れまでなさってこられた。
 
 調理事長からNPO設立の経緯を伺った。
 1989年タイ北部のチェンマイを訪れた時、タイの老僧から一喝を受けたという。それは「タイ北部には、まだ多くの日本兵の遺骨が眠ったままになっているのに、日本人はこれを顧みない。それでも日本人は人間か!」というものでした。
 それから10年以上に亘る遺骨収集活動が始まる。収集した遺骨は、1993年にタイ・チェンマイ県のバンカート学校内に「タイ・ビルマ方面戦病歿者追悼碑」を建て、今日まで追悼を続けられている。
 さらに2002年には、いまだ収集されず草生す屍となって現地のジャングルに眠る英霊を追悼する「大梵鐘鐘楼」を建立され、その梵音によって追悼し、平和への願いを訴えられていらっしゃいます。

 これらの活動は、現地の方々の協力を得て行なわれていることから、タイの未来を担う子どもたちの就学を支援することにしたという。中高生に奨学金を授与する「教育里親制度」の創設、将来の日本とタイの橋渡し役を担う人材を育成する「チェンマイ彗燈日本語学校」の運営、そしてタイの留学生の受け入れを通して、
日本とタイの人的交流を深め、タイ・ミャンマーとの平和を推進されている。

 このような活動の推進母体として、タイでは1995年に「財団法人 彗燈財団」を、日本では2001年に「特定非営利法人 NPO彗燈」を設立した。
 「教育里親制度」は1995年から始まり、これまでにタイ北部のチェンマイ、メーホンソン、ウドンタニの子どもたち、累計で4000人以上に奨学金を送り、今年も400人以上もの中高生を支援をしている。つまり、400人の日本の里親がいるというでもある。
 この里親制度とは、ある特定のタイの中高生の里親として、中学入学から高校卒業までの6年間、1年、一口1万円の学資を寄付するものです。 毎年、タイの教育庁に奨学生の希望者の推薦を依頼して、本人の申請に基づいて選考を行なっているということです。

 この「教育里親制度」の理解や支援者が増えて、タイと日本の“架け橋”が、より大きなものになることを祈念いたします。

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