№86 「くるんてーぷの会」
「くるんてーぷの会」(原田君子代表)とは、福岡を拠点にする学校に行けないタイの子どもたちの教育里親活動をしているボランティア団体です。バンコク最大のスラム街クロントイ地区で活動しているNGO「ドゥアン・プラティープ財団(希望の灯火)」に送金し、教育資金として多くの子どもの通学に役立ててもらっているそうです。
「くるんてーぷ」は、タイ語でバンコクを表す言葉で「天使の都」という意味になり、これにちなんで“草の根交流里親の会”の名称を「くるんてーぷの会」と名付けられました。
「くるんてーぷの会」は、1992年西日本新聞のバンコク支局長であった河本典久氏の妻の淳子さんによって設立された。 2005年4月7日の西日本新聞の記事によると、
「忘れ得ない大人の姿がある。タイで古くからボランティアに関わってきた人なら皆、河本夫妻の名前を知っている。河本さんは現地NGOの現場を熱心に見て歩き、そこで出会った若い日本人ボランティアを親身に世話した。
現地の厳しいスラムで活動する女性は、休日河本さん宅で羽を休めた。訪ねて来た学生を自宅に泊め、タイの現実を知る手助けをした。
福岡に戻った後は、仲間とスラムを支援。一方でアジアの社会問題や国際協力に興味を持つ学生の面倒も見た。やる気ばかりが先立つ学生の話を目を見据えて聞き、穏やかな口調で疑問に答えた。そしていつも「君たちならできる」と結んだ。
それから10年余り、その中の数人はNGOのプロに育っている。国際協力では一線で活躍する人に光が当たりがちだ。が、その若者のやる気を引き出し、送り出す役回りを果たせる大人が、今の日本にどれだけいるのだろう。先日、河本さんの七回忌だったと聞き、その思いをかみしめている。(理)」と紹介されています。
当初「クルンテプの会」の名前が、10周年を迎え「くるんてーぷの会」に改称された。初代代表の淳子さんが1996年に亡くなられ、原田さんが夫の典久さんから遺言の形で会を託されてとのことです。その典久さんも奥さんを追うように1999年に亡くなられています。
活動内容
個人、団体会員とも会費は、1ヶ月500円を1口(何口でも可)とし、会の運営費を除いた会費をバンコクの「ドゥアン・プラティープ財団」に送金している。そのお金は、教育資金として多くのタイの恵まれない子どもたちの通学に役立てられている。物価が安いタイでは、小学生ひとりが12000円、中学生ひとりが25000円で、1年間通学できるそうです。これまでに累計で33人の子どもたちの教育資金の支援活動を行っている。
ある子どもが、中学・高校さらに大学進学する場合は、学校教育が修了するまで継続して資金援助する。「ドゥアン・プラティープ財団」への支援金が、不特定の子どもに使途されているのではない。また、送金した教育里親資金の使途と子どもたちの状況は、「ドゥアン・プラティープ財団」から、年1回以上会へ報告があり、会員にも周知されているということです。
他にも現地の状況を視察するためにスタディーツアーが毎年のように実施されたり、会の学習会、バザーの開催、各種イベントへの参加、タイ料理教室は開催されたりと活発な活動が続けられています。
また、「NGO福岡ネットワーク」や「FUKU-NET(福岡市国際交流協会)」などに加盟し、ほかの団体とのネットワークも広げている。
河本夫妻の熱い想いと遺志を引き継いて、原田君子代表を中心に多くの仲間や会員に支えられながら、「くるんてーぷの会」は、来年15周年を迎えようとしています。
なお、この記事は、原田代表のインタビューと会報の「くるんてーぷ便り」と会の活動を紹介する小冊子を元に書かせていただきました。
「くるんてーぷの会」(原田君子代表)
〒811-0081
福岡市博多区井相田1-13-28-408
TEL・FAX 092-586-4650
URL: http://members.jcom.home.ne.jp/krungtep/
Email: krungtep@jcom.home.ne.jp
振込先
郵便振替 口座 01710-0-47228
名称 「くるんてーぷの会」


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