№89 (特別編)追い山 暁の町を走る
博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」が、今朝4時59分、一番山の“千代流”が博多の鎮守である櫛田神社入りをし、全部で7つの“流れ”(博多の7つの町区割り)の舁き山が、早暁の博多の町5㎞を駆け抜けた。
今日7月15日は、博多の町が1年で最も熱くなる日です。タイでは、ソンクラーン(旧正月の水掛まつり)やローイ・クラトーンなどのお祭りが有名ですが、博多といえば「山笠」です。
今日は、特別編として「博多祇園山笠」を紹介します。
「博多祇園山笠」は、鎌倉時代の1241年、その年大流行した疫病退散のため、聖一国師が施餓鬼棚に乗り、棒を担がせ、甘露水を撒いて祈祷して廻り、博多の町を悪疫から救った故事によるもので、764年の歴史を持つ。その翌年には、筑前一の貿易商人として財を成していた宋人の謝国明は、聖一国師を請じて博多の名刹、承天寺を開山している。
博多の男たち(山のぼせ)が、1トンもの舁き山を疾走させ、夜明け前の町を熱気で包みます。沿道の数十万の見物客から喝采と声援が掛けられ、そして舁き手を冷やしてやる勢い水が掛けられます。観ている方も、その熱気と勇壮さで鳥肌が立つほどです。
「追い山」が終わると、博多の町はようやく梅雨明けです。


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