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July 20, 2005

№94 ニュージーランドとタイのロングステイ その3

バンコク郊外のナコン・パトム・チュディ
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その3

ロングステイを経験して得られたもの
  「これまでのロングステイを通して悪かったことは特になく、ほぼ満足している。一番良かったことは、数年間かけてニュージーランドの地域社会に溶け込み、現地の友人ができたことだ。」今後とも同じようなペースでロングステイを続けたいという。
 380万人の人口の90%近くを白人が占めている国で、生活の基本事項として心がけている点を3つあげられた。
1.黄色い東洋人として、軽んじられることのないように毅然と生きる。
2.日本人だけで固まることなく、積極的に現地の人たちと付き合う。
3.誠実に生き、人とのかかわりを大切にする。
 
 これらは、ニュージーランドでの生活体験から学んだ「生き方」である。夫妻の実体験から生まれた信条には、重みが感じられた。日本人の良くない例としての生き方とは対極にある。瀬戸夫妻の生き方は、海外で長期滞在をする人たちだけではなく、世界の一員として日本人が、改めて見直さないといけない示唆を含んでいるのではないだろうか。

インタビューのまとめ
 瀬戸さんは、ロングステイについての心構えを「その国でどのように生きていくのかが大切だ。それがないと単なる旅行になる。」と説く。どのように生きていくかは、個人の価値観やライフスタイルによってそれぞれ異なるだろう。しかし、何らかの目的を持ってその国に滞在することが、より現地の社会を理解し、より地域社会との交流を促すことになるのではないだろうか。つまり異文化の社会に溶け込み、個人と社会をむすぶ絆や連帯感が生み出されてくるのではないだろうか。
 夫妻は、ロングステイの先駆者として海外での長期滞在を楽しみながら、これまでのシニアにはあまりなかった個性豊かなライフスタイルを確立している。単に先進的な生き方というだけではなく、これからのシニアのライフスタイルとして、ひとつのモデルになるのではないだろうか。
 また、「探していた死に場所として、今ではニュージーランドがよいと思っている。」と語る言葉の背景には、祖国の日本に裏切られた想いと、日本人としてのアイデンティティの狭間に揺れながら生きてきた複雑な胸中がにじみ出ている。
 瀬戸さん夫妻とのインタビューは、日本人とキューイのライフスタイルや人生の捉え方の違い、日本とニュージーランドの社会の違いがあぶりだされてくるものであった。また、戦争の体験をふまえた価値観を持つ現在のシニアの生き方の事例でもあった。 

 今後シニアの仲間入りをしてくる団塊の世代が、どのような価値観を持つシニアになり、どのように社会との関わり合いを持つのだろうか。これからも注目していきたい関心事である。

 昨日、瀬戸夫妻は1ヶ月のロングステイの予定で、バンコクへ出発されました。来月にはバンコクで再会します。
バンコクにロングステイしてみての感想、ニュージーランドとの比較など、ゆっくりと聞かせていただこうと思います。その内容については、帰国後ご紹介することにします。

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