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August 05, 2005

№109 「団塊の世代」とロングステイ

   チャオプラヤー川のクルーズ
03032516
 
 「団塊の世代「最高の10年」が始まる」(堺屋太一)より 2007年から団塊の世代が、定年を迎え始める。これに伴なって最近にわかに「2007年問題」と言われ始めている。働き手が少なくなり年金を受給する世代になると社会保障の負担についての問題、労働力不足や熟練工を中心とした技術の継承の問題など、定年延長の問題とともに、いろいろな心配や議論が出ている。
 ここでは、文藝春秋 2005年4月号に掲載された記事を紹介しながら、ロングステイとの関係について考えてみたいと思います。

 「団塊の世代」は、戦後の1947年から1949年までの3年間に生まれた世代で、現在679万人の人口を有するベビーブーマー世代である。  
団塊の世代の特徴が、いくつか述べられている。
1.団塊の世代は、戦争と物資不足を知らない最初の世代であること。
2.経済成長を疑うことのなかった世代である。
3.終身雇用、年功序列をはじめとした組織や制度の中で人生を送ってきた。
4.どんな環境にもただちに順応する従順さを持っている。

 明日の豊かさを信じ、勤勉で、環境順応能力の高い団塊の世代は、高度経済成長の強力なエンジンになりました。 その一方で、団塊の世代がたどってきた軌跡は、そのまま戦後の消費社会の成長ともぴったり重なり合うといいます。 いろいろな流行やブームを捲き起こしながら、団塊の世代が行くところ、常に巨大な市場が開拓されてきたのです。

 「2007年問題」の根底には、60歳になり定年を迎えた団塊の世代が働くことをやめ、若い世代に扶養されて生きていくことを前提とした「団塊お荷物論」があります。
 しかし、筆者はこれを否定し、2007年からの10年間「黄金の10年間がやってくる」と予想しています。それは、団塊の世代が日本人の「年齢観」を一変させつつあるからだといいます。平均寿命の急速な伸びに伴なって、現在の60歳は確実に若くなっていて、戦前の50歳くらいと言っていいでしょう。

 そもそも人類は、だいたい「人生の6割は働く」ことになっているそうで、人生80年とすると、大学卒業の22歳から70歳まで働くというのが、21世紀にふさわしいライフサイクルと筆者はいいます。
 60歳を迎えても、勤勉な団塊の世代は、年金や福祉に頼るだけの生活はとても送れなくて、働きつづけると予想しています。

  つづく

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