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August 08, 2005

№110 「団塊の世代」とロングステイ  その2

    水上マーケットにて
04073112


その2
 団塊の世代の8割以上がサラリーマンです。そのため「定年」に対する不安は強く、その不安のひとつは所得(給与)の低下です。 ここで筆者は、 「年金兼業型労働」を提唱しています。
 定年で会社から解放された団塊の世代の「新しい働き方」のキーワードは、「好きな仕事をする」ことといいます。たとえば農業。団塊の世代のUターン志向は、他の世代に比べ抜きん出いて高く、今後、年金兼業型農業従事者が増えると予想しています。
 そして「対個人サービス」が発展すると予想しています。高齢者の一人暮らしや共稼ぎ家庭の家事のアウトソーシングのニーズが増加するでしょう。 その重要な担い手、働き手になるのが、60代になった団塊の世代だというのです。

 所得の低下以上に、支出がそれを上回るほど減少するために、かえって可処分所得は増えると予想しています。支出の減少は、子どもの教育費や住宅ローンの完済、そして老親が亡くなり、介護費用の負担なくなるなどによります。 こうして定年を迎えた団塊の世代の家計は、かってない豊かな消費者の像が現れてきます。
 60代市場の最大の特徴は、買い手の主観による市場だといいます。たとえば、海外旅行において「良質な商品」とは何か? シニアにとっての良質な商品は、本当に心地よい旅行です。自分が好きな地域に好きな時(ベストシーズン)に行き、好きなことをして楽しむことができるのが、シニアということです。 だから、60代こそ贅沢な消費者といっています。

 しかし、現在はまだ、60代マーケットを対象としたサービスの内容や供給ができていません。昨年の「冬ソナ」ブームのように中高年女性を熱狂させる商品を作ろうということことなのです。 ここには、新しい巨大な市場が誕生しつつあるのです。
 常に新しい巨大市場を創り出してきた団塊の世代は、豊富な可処分所得を手に入れ、定年後も「最高の10年」として、巨大な消費者層として日本経済を活気づけるだろうと結んでいます。

 海外旅行だけでなく、その延長としてのロングステイももちろん今以上に注目を浴びるでしょう。ロングステイの対象地が拡がるだけでなく、その滞在スタイルや滞在目的も多様化してくるでしょう。
 とりわけロングステイの目的をはっきりと持つことが重要と考えます。ゴルフ三昧やのんびりするのもよいでしょう。しかし、勤勉で技能や経験が豊かな団塊の世代は、それだけでは満足しないでしょう。
 ロングステイをより充実させ、実り多いものにするためのロングステイのプログラム、ボランティア活動やNGO活動の受け皿の提供など、が課題になってきます。 

 これらの課題に対するプログラムやサービスの提供の支援をしていきたいと考えています。

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