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August 23, 2005

№126 日本語教室を見学

    日本語を教えるSさん
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 このブログの「シニアのロングステイ」で紹介したSさん。今回の滞在でも再会しました。バンコクでの単身のロングステイを実行して、今秋10月で丸3年を迎えてようとしています。
 この間、何度か現地でお会いしましたが、その都度生き生きとした印象を受けました。この3年近くのロングステイの状況を振り返りながら、Sさんが教壇に立つ日本語教室の見学記を紹介します。

2004年7月のインタビューから
ロングステイの状況
 1年4ヶ月ぶりの再会でしたが、はつらつとした表情のSさんは、ますます若返えられた印象です。その溌剌としたSさんの態度は、どのようにして生まれてくるのでしょうか。再会した第一印象から受けた疑問でした。
 バンコクでのロングステイが2年近くになり、さらに継続して永住を希望しているため、タイの「在留届け」を出している。現在、日本に住民票はなく、公的介護保険も脱退しているといいます。

 タイの人材派遣会社「パーソネル・コンサルタント・マンパワー」が、人材登録しているタイ人を対象に日本語教室を主宰していて、その教室でボランティアの日本語教師をしている。交通費と昼食代は出るそうです。生徒は日系企業に就職を希望している20代のタイ人で、ほとんどが女性である。「若い人ばかりなので、気持ちが若返る。」という。Sさんの若さの秘訣は、このあたりにもあるのでしょう。
 毎週土曜日、11:10からの90分の授業を受け持っていて、 「授業を持つことで日常生活のリズムとメリハリが出て、気持ちにも張りがありますね」とSさん。また、親しくなった近所の人たちに日本語のプライベートレッスンも継続している。
 日常生活においては、読書を楽しんでいる。日本から400冊の本を持ってきていて、月に5冊のペースで読んでいる。日常生活のリズムは、自分自身で作るようにしている。TVは持っていないし、日本語新聞も定期購読していない。フリーペーパーや日本語新聞が備えられている所で時々読むくらいで、最近の政治情勢や出来事など日本の情報をあまりご存知ありません。
 日本の情報に疎くなる不安よりも、タイの社会の一員として現地に根ざした生活ができているということかもしれません。そのため、お土産で持参する週刊誌は、日本についての最新情報源として喜ばれます。
 また、運転免許証も日本で国際免許を取得し、こちらでタイの国内免許(5年間有効)に切り替えているそうです。

インタビューのまとめ
 このようにロングステイの目的であった日本語教師のボランティアを着実に実行し、個人ベースの国際交流を実践している。それも独力でそのチャンスを見つけ、創り出している行動力は素晴らしい。明るく気さくな性格、そして好奇心と積極的な行動力が、単身でのロングステイの原動力となっているようです。
 長期のロングステイを通して、タイ語の必要性を強く感じているという。なんとかタイ語でコミュニケーションができると、タイ人の友人ができるようになり、生徒以外にも食事を一緒にする地元の友人が二人できた。タイの社会に溶け込み、親しい友人との交流から、自分らしさを実感し、いきいきした生き方を実践できているのでしょう。これらがSさんの若さの大きな理由といえるのではないでしょうか。

 Sさんのポリシーは、「やりたいことをやりたいうちにやる」ことだという。考えるよりも行動することが大切で、考えすぎても駄目である。最初の第一歩を踏み出すことが何より重要だ。これは長年の営業職の経験から身についた習慣や考えであるという。この意味で「自分らしい生き方」の具体化として、ロングステイという生き方を実行できたのでしょう。
 Sさんは、まさに“男性単独タイプ”の実践者であり、先駆者といえるでしょう。男性単独タイプは、定年後の奥さんと離婚・死別した60代の人たちが主体で、ロングステイに関心を持ち、実行する傾向が高まっています。自分探しなどサムシングを求めてのロングステイが増加しつつあるのです。

つづく

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