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August 31, 2005

№134 タイムズ・スクウェア

   いい感じの「ピアノの弾き語り」
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 BTSアソーク駅近く、シェラトン・グランデ・スクンビット・ホテルの横に、 「タイムズ・スクウェア」ビルがあります。
会社が多く入居しているビジネスビルですが、1、2階には多くのテナントが入っているので、大型の雑居ビル風でもあります。
 
 バンコクで滞在する場合、スクンビット通り周辺のホテルを利用することが多いので、よくタイムズ・スクウェアに足を運びます。 まず、2階にあるインターネットカフェを一番利用します。AM9からPM10までオープンしていて、BTSを利用する際や向かいのロビンソンのスーパーマーケットで買い物する前に行きます。このネットカフェは、料金が1分1バーツと料金が安く、多くのパソコンがあって回線速度も速いので快適に接続できます。
 その次に利用するのが、1階フロアの奥にあるカフェ風タイ料理店です。ランチや待ち合わせを兼ねたティータイムに便利です。味もまずまずの気安いお店といえるでしょう。
そして、タイムズ・スクウェアを一番特徴づけているのが、このタイ料理店の前での「ピアノの弾き語り」でしょう。黒人のミュージシャンが、ピアノを弾きながら歌っています。 これがなかなかいい感じなのです。スタンダードからジャズ、レパートリーも広いようです。演奏する時間は決まっているのでしょうが、よくわかりません。タイムズ・スクウェアに行った時、演奏していたらラッキーということにしましょう。
 1階には、他にタイの雑貨を扱っているお店などもありますので、ちょっと覗いてみるのもいいですね。

 ネットカフェ以外に2階には、書店、日本人スタッフがいる旅行代理店などがあります。この旅行社は、格安航空券やアジア各国へのツアーを割安で扱っていますから要チェックでしょう。
 また、フリーペーパーに大きく広告を載せているエステがあります。はじめてエステを経験したのは、このお店でした。料金が良心的で雰囲気もよく、日本語も通じますので初心者も安心して入れます。もちろん男性もOKです。

 このようによく利用するお店が多くて便利なので、いつも通うことになります。近くに行かれた時は、まず「ピアノの弾き語り」を聴きに行ってみましょう。

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August 30, 2005

№133 世界一のエージェント

    ガイドのソンブーンさん
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 3泊4日のチェンマイでの滞在のうち、3日間ワンボックスの車をチャーターしました。JTBの其田課長のご好意により、現地の旅行社「RSN」のアレックス社長を紹介していただきました。 この「RSN」社は、JTBが世界各国で現地の観光ツアーを任せる旅行社の中で、“顧客満足度が世界で№1”の会社だそうです。わたしがチャーターした3日間の経験からみても、なるほどと思えるものでした。

 チェンマイからチェンライ、メコン川のほとりのチェーンセーンまで、そして山岳地帯のドイメサロンや少数民族の村を巡る1泊の旅。チェンマイに戻っては、ドイステープ山やエレファント・キャンプの案内が、主なスケジュールです。
 この日程で見積もりをお願いしたところ、3日間のチャーター代は、29000円(円建て・現地払い)でした。もちろんガイドさんと運転手付きで、その宿泊料込みの料金です。これは8人乗りのワンボックス1台の料金で、Sさん夫妻と3人での利用です。もっとも人数が増えれば、割り増し料金になるでしょうが、超格安料金といえるでしょう。
 通常の料金がいくらになるのか分かりませんが、チェンライへの1泊旅行がひとり当たり20000円、1時間当たりのチャーター代が800バーツ(2400円)が通常料金だそうですから、いかに格安かが分かります。本当に其田課長のご配慮のお陰です。感謝!

 この3日間のチャーターは、至って快適なものでした。一般のツアーと違って、全くのオリジナル小旅行です。行きたい希望の場所をあらかじめガイドのソンブーンさんと相談して決めるだけです。地理不案内のわたしの希望地が、時間的に可能で行ける場所であれば、それで決定です。車中で相談して、急にスケジュールを変更したこともありましたが、これまで行ったこともない目的地も、嫌な顔ひとつせず、現地の人に道を聞きながら案内してくれました。
 ソンブーンさんは、チェンライ出身の28歳、独身。人懐っこい笑顔のなかなかの好青年です。チェンマイ大学の観光科で日本語を学び、流暢な日本語でコミュニケーションは、全然問題ありませんでした。
 チェンマイ空港の出迎えから見送りまで、わたしのわがままでハードなスケジュールに対応してくれたのです。満足度120%のチェンマイとタイ北部を巡る旅にしてくれたのは、ガイドのソンブーンさんとハニカミ屋の運転手さんのお陰です。 そして、このふたりを教育指導しているアレックス社長の配慮があったことは、いうまでもありません。

 次回のチェンマイ行きも、ソンブーンさんに案内をお願いしましょう。

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August 29, 2005

№132 「会社人間」から「地域人間」へ その2

     えんがわくらぶ
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その2
 「えんがわくらぶ」に入って半年くらい経ち、古賀東小学校の子どもたちと交流するようになって、ようやく肩の力が抜けてきたといいます。昔遊びの竹細工づくりや子どもたちと給食を一緒に食べる給食交流をするうちに「自分らしさ」を取り戻していきました。
 給食交流をしていたある日のこと、ある子どもから真面目な顔で「おじちゃん、どうして頭に毛がないと?」と聞かれた岩井さん。とっさに「おじちゃんも毛が欲しいったい」と答えた瞬間に、 「フッと肩の力が抜けて、心のスイッチが切り替わった気がした」そうです。
 「今までの会社人間の自分のままだったら、そんな答えはできなかったでしょうね。素直な子どもの一言が、自分を変えたんですよ」。これまでの「会社人間」が吹っ切れて、「あるがままの自分」に気づいたのです。これまで周りの目や評価を気にしていた自分から、裃(かみしも)や鎧兜が自然に脱げて、「素の自分」に切り替わったといいます。

 肩の力が抜けてからは、次のステップへ、次の自分へと徐々に変わっていき、他のメンバーとも話しができるようになりました。「新しい仲間ができたことが、一番よかったですね」。それと「 “もう68歳からまだ68歳”へとポジティブな考え方に変わりました」。今では、野菜や花づくりの助手をしたり、町内の老人会で手品を披露したりするまでになったといいます。そして、近所の方とも挨拶や会話ができるようにもなりました。
「えんがわくらぶ」に通ううちに、一週間の生活のリズムが出て、メリハリのきいた生活が送れるようになったのです。今では「えんがわくらぶ」に週2日、パソコン教室に2日、「シニアルネサンス・こが」に1日と、平日のスケジュールは一杯です。

 「子どもとの交流は楽しいですよ」と、笑顔で楽しそうに話をされる岩井さん。他のメンバーが、通い始めた頃とはまったくの別人のようだと、驚くほどの変わりようです。現在は、メンバーから推されて「シニアルネサンス・こが」の会長を務めるまでの「地域人間」ぶりです。
 会社時代を振り返りながら、「仕事漬けの毎日だったので、定年になったら旅行など遊ぶことばかり考えていました。仕事から早く解放されて楽になりたいの一心でしたね」。しかし、いざ定年になってみると「定年は想像以上に寂しいんですよ」としみじみと話されました。 毎日が日曜日といっても、いつも会社の仲間に会う訳にはいかない。付き合いも月に1回のゴルフや飲みに行く程度になってしまう。「それよりいつも地域の仲間と交流する方が、とても楽しいですね」。この言葉が、自分らしい人生に気づき、地域人間になった岩井さんの実感のようです。

 岩井さんのケースでも分かるように、 「会社人間」から「地域人間」へ変わるには、何かの“きっかけ”が必要なのです。
 日本国内では、地域活動や子どもとの交流など、海外ではロングステイというような体験が、そのきっかけやインパクトになる可能性を持っているのではないでしょうか。そのようなきっかけとなる地域活動やロングステイの機会の提供やプログラムの開発が必要だと考えます。2007年から「団塊の世代」が定年退職を迎える今こそ、この課題についての対応は急務となっています。

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August 28, 2005

№131 「会社人間」から「地域人間」へ

      岩井光興さん
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 これまでタイにおける事例から、ロングステイの機能と個人の生き方の変化を紹介してきました。つぎに、海外ではなく日本国内における事例、ここでは、シニア ライフ アドバイザー(以下「SLA」という)の地域活動を事例にして、個人の生き方の変化について考察したいと思います。

 SLAとは、内閣府主管の財団法人であるシニアルネサンス財団が認定するアドバイザーをいいます。シニアライフ全般にわたる種々の相談のアドバイスや、地域社会における高齢者の生きがい支援活動を実践する役割を担っています。
 SLAの地域活動の先進的な事例として「えんがわくらぶ」を取り上げることにします。「えんがわくらぶ」は、福岡県古賀市の古賀東小学校の敷地内にあり、古賀市の「元気な高齢者づくり」の一環で、地域における高齢者の活動の場として利用されています。シニアが、介護を必要としないで元気に生きられることを目的として、高齢者の生きがいづくりの支援活動を行っています。
 ここでは「えんがわくらぶ」の地域活動をとおして“会社中心の人生から自分らしい人生へ”転回した岩井光興さん(68歳)を紹介します。
 なお、「えんがわくらぶ」は、2003年にNHK総合テレビ「難問解決!ご近所の底力」(脱会社人間成功法)で放送されました。

 岩井さんは、脱会社人間の典型です。「えんがわくらぶ」の2期生で、現在、古賀市久保西行政区の区長を自ら進んで引き受けて、えんがわくらぶで会得した知恵や技を使って地域貢献をしておられるそうです。
 岩井さんは、大手印刷会社の事業部長として海外事業部門の責任者でした。40年間の会社人生は仕事一筋で、その上、夜は接待・日曜はゴルフと、家庭を顧みない典型的な会社人間だったのです。約30年間住んでいる古賀市内の自宅は、一戸建の持ち家ですが、隣のご主人の顔さえ知らなかったといいます。

 岩井さんが定年退職前の60歳の時、奥さまがガンで亡くなられました。家事や近所付き合いもできない上に、奥さまを亡くしたショックから家に引きこもりがちになり、軽いうつ病になってしまいました。そんな様子を心配した元同僚の方が、無理やり岩井さんを「えんがわくらぶ」に連れ出してきたのです。
  「パソコンは触ったことがない、俳句を作ったこともない、農作業もしたことがない私にとって、3,4ヵ月は馴染めずに辛かったですね」と当時を振り返られます。最初のうちは笑顔が出なくて、他のメンバーと話すことも難しかったが、紹介された手前もあって休めなかった。

 つづく

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August 27, 2005

№130 バンコクで眼鏡を作る

   フジスーパーの近くです
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 最近、ついに老眼が入り始めました。かなりの近眼なので、なかなか出ていなかったのですが、どうも近くの文字が見にくいと思ったら老眼がやってきたのです。 普段はコンタクトを使うことが多いのですが、それでも眼鏡は手放せません。永く使っていたこともあって、買い替えることにしました。それも物価が安いタイのこと、ちょうどバンコクに行くので、現地の眼鏡屋さんに行ってみることにしました。日本人の駐在員が多数いるバンコクのこと、日本人のスタッフがいて検眼なども安心できるお店があるだろうと考えたからです。

 日本で売っている商品は、ほぼ何でも手に入るバンコクです。調べてみるとやはり日本資本の眼鏡屋さんがありました。そこでスクンビット通りソイ33/1のフジスーパーのすぐ近くにある「東京メガネ」さんに行きました。
 日本人スタッフの方の対応で、メガネのフレーム選びから検眼やその結果の説明まで、日本のお店で買うのとまったく同じ感覚と安心感がありました。約30分ほどの時間で終了で、翌日の午後には出来上がりです。
レンズの在庫があればその日にでも出来上がるようですから、短期間のツアーの場合でも作れますね。帰国しても三越の同店でメンテナンスしてくれるそうです。

 お値段は、同店の比較でおよそ日本の3分の2くらいのようです。フレームは日本製のチタンのもの、レンズもHOYAのタイ工場製造のものだそうです。
 近眼の度が強いので、薄いレンズにしました。これで11000バーツ(約30000円くらい)でした。フレームが6000バーツと、レンズが5000バーツ見当です。素人目にも日本だと4~5万円くらいすると思います。標準のレンズ(1500バーツから)を使えばもっと安く仕上がります。また、現地資本のお店で、中国製のフレームやレンズを使えば、もっと格安になるそうです。
 これまで使っている眼鏡と比べると、半分の軽さなので大変楽ですね。なかなか気に入っています。この新しい眼鏡を知り合いの方からいただいた、お洒落なジムトンプソンのメガネケースに入れて使っています。

 バンコクで眼鏡を作ってみてはいかがでしょう。

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August 26, 2005

№129 ゾウに乗って王様気分 その2

その2
 自然のままの山間部を巡る、人が歩ける程度の狭いコースをゆっくりと歩きます。初めは緊張していましたが、目線の高さとそのゆっくりとした大きな揺れに慣れてくると、少しずつ落ち着いてきました。だんだん周りの景色を見たり、カメラを手にして写真を撮る余裕で出てきました。
  「ブーンペン」は、いつも道端の草を食べては立ち止まり、立ち止まっては食べます。その度にゾウ使いにちゃんと歩くよう、ゾウの調教用の棒「コー」を耳の根元に当てながら指示します。「コー」は、木製の柄に先端にカギ型の金属がついた長さ40~50cmほどの棒です。
 雨が多い山間の道はぬかるんで、ゾウの足跡がくっきりとついていて、その深さは30センチにもなっています。よく見るとその足跡は、全く同じ場所についていることに気づきました。つまり、たくさんのゾウが同じコースを歩くのですが、どのゾウも同じ足跡を歩いているのです。 体の大きさが違っていても、同じ位置に足を置いて歩いているのですからスゴイです。

   同じ位置についたゾウの足跡
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 大半の観光客は、午前中のショーを観ていますので、山道を歩いているのは、わたしが乗っている「ブーンペン」だけです。1時間の間、前後に一度も他のゾウを見ませんでしたから、ゆったりと優雅な気分の山歩きとなりました。
 少し雨に降られながら、鳥の声しか聞こえない静かな自然林の中をゆったりと歩きます。山道を登り、そして下ります。 途中ゾウ使いさんが、ゾウの頭から降りて、わたしの写真を撮ってくれます。調教用の「コー」を持たせてもらい、ゾウの鼻を上げたポーズまでしてくれるサービスまでしてくれました。 「星になった少年」で見た「コー」はずっしりと重く、その重さの分だけ夭折した主人公「哲夢」を思い出して感慨も深くなりました。この時だけは王様ではなく、「ゾウ使い」の気分でなかなかです。

   ポーズを取ってくれるブーンペン
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 登りは座席の背もたれに寄りかかって、まさに王様気分なのですが、下りになると途端にお尻が前にずり下がってきて、しっかり手すりを持っていないと危なく座席から落ちそうになります。とてもカメラを手に持っていられません。
 最後は川の中を歩きます。ワイルドな気分は、もう最高潮です。「ブーンペン」は、歩きながら水を飲んでいたのは言うまでもありません。
 
 ゆったり、ゆっくりした満足度120%の1時間でした。今度は、もっとワイルドなコースを歩くというエレファント・キャンプに行ってみよう!

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August 25, 2005

№128 ゾウに乗って王様気分

   ゾウの背中は王様気分
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 ゾウに乗るのは、今回のタイ行きの目的のひとつでした。このブログで以前紹介した映画「星になった少年」のように、ゾウ使いの気分を実際に味わってみたかったからです。
 チェンマイ周辺には、いくつかのエレファント・キャンプがあります。チェンマイ市内から最も近く、観光客で賑わっているのが「メーサー・エレファント・キャンプ」です。 国道107号線を北上し、有名な「フォーシンズ・リゾート・チェンマイ」ホテルがあるメーリムから1096号線に折れて、山間部に入ってしばらく走ると到着します。午前中9:30から1時間のショーがあるため、多くの観光バスが早い時間からやってきます。

 ガイドのソンブーンさんに1時間の「ゾウ乗り体験」のチケット代の交渉をしてもらい、入場料込みで1000バーツ(3000円)ということになりました。入場料が120バーツ、通常、ゾウは2人乗りになっていてひとりの料金が600バーツですから合計720バーツです。1000バーツ出しても、ひとり乗りで“王様気分”が味わえるのなら安いものです。 なにせ、昔は王様しかゾウに乗れなかったのですから。

 このエレファント・キャンプには、小ゾウから40数歳まで77頭ものゾウが飼われていて、わたしを乗せてくれたのは、28歳のオス象「ブーンペン」です。ゾウの寿命は、70歳くらいといいますからちょうど働き盛りです。

    座席から足元を見ると
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 高台になったゾウ乗り場から、ゾウの背中の座席に手をとってもらいながら乗り込みます。座ると手すりと落ちないためのバーがロックされて、いざ1時間の「ゾウ乗り体験」の出発です。
 ゾウに乗るのは初めてではなかったのですが、やはり緊張します。自分の目線の高さは、少なくとも4m以上はあります。ゾウが歩く毎に、座席が左右へ大きく揺れます。しっかり鉄製の手すりを握り締めたのは、言うまでもありません。 足はだらりと下げたままですから、手すりを両手で摑まえていないとずり落ちてしまいます。この高さから落ちたら、タダでは済まなそうです。
   
 つづく

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August 24, 2005

№127 日本語教室を見学 その2

  熱心に授業を受ける生徒さん
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その2
 今回、2005年8月の訪問では、Sさんの日本語教室を見学させていただきました。BTSアソーク駅から徒歩7,8分のところにあるサーミット・タワービルの「パーソネル・コンサルタント・マンパワー」社内のセミナールームでの授業です。
 10人くらい入れる教室で、わたしは後ろの席で授業の邪魔にならないよう見学させていただきます。土曜日の午前中の授業にやってきたのは、5人の若い女性でした。1コマ90分の授業が12回で、基礎コースが修了とのこと。この日は第2回目の授業でしたが、どの生徒さんもかなり日本語が理解できます。既に日本語を勉強していたり、日系企業に勤めながらレベルアップのために授業を受けている生徒さんが多いようです。

 コピーされたテキストをもとに、授業が進められます。Sさんのユーモアとウィットに富んだ話し方で、教室の雰囲気も和やかでスムースに進行します。ホワイトボードを使って、簡単な代名詞や時制の違い、さらに数字など、日本語の基礎を学ぶ授業でした。
 日本語だけで授業をする方法もあるそうですが、Sさんは、もちろん日本語、英語、タイ語を交えた独自に工夫した教え方ということです。日本語の基礎を学ぼうという生徒に日本語だけの授業はハードルが高いし、内容も理解できなくなり脱落する生徒が出るそうです。そこで考えだしたのが、3つの言語を混ぜた方法だったそうです。タイ語や英語が入ると、生徒もすぐ理解できるようでした。
 また、生徒の方からも分からない点は、積極的に質問します。よりよい職場や条件を目指して、学習意欲が高いようです。

 授業に取り組むSさんの表情は、明るくいきいきとしたものでした。こうしてタイの人たちと交流し、タイの社会に貢献をしているSさんです。 近い将来には、バンコクから西へ50キロほど離れた、ナコン・パトムの町に転居して、前からの夢である自前の日本語教室を開校する計画があるそうです。 タイの子どもや日本語を学びたいという人たちに、自前の教室で日本語を教える日も、そう遠いものではないようです。

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August 23, 2005

№126 日本語教室を見学

    日本語を教えるSさん
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 このブログの「シニアのロングステイ」で紹介したSさん。今回の滞在でも再会しました。バンコクでの単身のロングステイを実行して、今秋10月で丸3年を迎えてようとしています。
 この間、何度か現地でお会いしましたが、その都度生き生きとした印象を受けました。この3年近くのロングステイの状況を振り返りながら、Sさんが教壇に立つ日本語教室の見学記を紹介します。

2004年7月のインタビューから
ロングステイの状況
 1年4ヶ月ぶりの再会でしたが、はつらつとした表情のSさんは、ますます若返えられた印象です。その溌剌としたSさんの態度は、どのようにして生まれてくるのでしょうか。再会した第一印象から受けた疑問でした。
 バンコクでのロングステイが2年近くになり、さらに継続して永住を希望しているため、タイの「在留届け」を出している。現在、日本に住民票はなく、公的介護保険も脱退しているといいます。

 タイの人材派遣会社「パーソネル・コンサルタント・マンパワー」が、人材登録しているタイ人を対象に日本語教室を主宰していて、その教室でボランティアの日本語教師をしている。交通費と昼食代は出るそうです。生徒は日系企業に就職を希望している20代のタイ人で、ほとんどが女性である。「若い人ばかりなので、気持ちが若返る。」という。Sさんの若さの秘訣は、このあたりにもあるのでしょう。
 毎週土曜日、11:10からの90分の授業を受け持っていて、 「授業を持つことで日常生活のリズムとメリハリが出て、気持ちにも張りがありますね」とSさん。また、親しくなった近所の人たちに日本語のプライベートレッスンも継続している。
 日常生活においては、読書を楽しんでいる。日本から400冊の本を持ってきていて、月に5冊のペースで読んでいる。日常生活のリズムは、自分自身で作るようにしている。TVは持っていないし、日本語新聞も定期購読していない。フリーペーパーや日本語新聞が備えられている所で時々読むくらいで、最近の政治情勢や出来事など日本の情報をあまりご存知ありません。
 日本の情報に疎くなる不安よりも、タイの社会の一員として現地に根ざした生活ができているということかもしれません。そのため、お土産で持参する週刊誌は、日本についての最新情報源として喜ばれます。
 また、運転免許証も日本で国際免許を取得し、こちらでタイの国内免許(5年間有効)に切り替えているそうです。

インタビューのまとめ
 このようにロングステイの目的であった日本語教師のボランティアを着実に実行し、個人ベースの国際交流を実践している。それも独力でそのチャンスを見つけ、創り出している行動力は素晴らしい。明るく気さくな性格、そして好奇心と積極的な行動力が、単身でのロングステイの原動力となっているようです。
 長期のロングステイを通して、タイ語の必要性を強く感じているという。なんとかタイ語でコミュニケーションができると、タイ人の友人ができるようになり、生徒以外にも食事を一緒にする地元の友人が二人できた。タイの社会に溶け込み、親しい友人との交流から、自分らしさを実感し、いきいきした生き方を実践できているのでしょう。これらがSさんの若さの大きな理由といえるのではないでしょうか。

 Sさんのポリシーは、「やりたいことをやりたいうちにやる」ことだという。考えるよりも行動することが大切で、考えすぎても駄目である。最初の第一歩を踏み出すことが何より重要だ。これは長年の営業職の経験から身についた習慣や考えであるという。この意味で「自分らしい生き方」の具体化として、ロングステイという生き方を実行できたのでしょう。
 Sさんは、まさに“男性単独タイプ”の実践者であり、先駆者といえるでしょう。男性単独タイプは、定年後の奥さんと離婚・死別した60代の人たちが主体で、ロングステイに関心を持ち、実行する傾向が高まっています。自分探しなどサムシングを求めてのロングステイが増加しつつあるのです。

つづく

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August 22, 2005

№125 首長族は美人

     カレン族の妊婦
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 みなさん、首に幾重もある「金輪」を着けた“首長族”をテレビで見たことがあると思います。それはタイ北部の山岳地帯に住む「カレン族」です。
 タイ北部を中心として、大きく9つの少数民族が暮らしていて、その人口は75万人いるといわれています。リス族、ヤオ族、カレン族、アカ族、メオ族などが代表的です。
 今回、いくつかの少数民族の集落を訪れたのですが、なかでも首長族の「カレン族」は、インパクトがありました。テレビの知識として識っていても、実際にみると“おおっー”という感じなのです。 やっぱり、識ることと見ることとは、別のこと、大げさに言うと別の次元のことだと思い知らされました。 それにしても民族による文化の違いはあるのでしょうが、“美”の基準の違いを目の当たりにしました。

 標高1500メートルもある高地に、アカ族、ラーウ族の集落と隣接して、カレン族の村はありました。村の運営資金となる入村料250バーツを支払い、村への坂道を下ります。村の現金収入は、この入村料とお土産用の民芸品を売っての収入が主なものです。女は機でシルクを織ったり、刺繍をしたりして民芸品を作ります。男たちは、山間部の畑で野菜やライチーなどの栽培、そしてイノシシなどの猟が主なので、お昼に村にいるのはお土産を売る女性と子どもたちがほとんどです。
 この村の人口は約100人。若い女性が20人ほどいるそうです。他の部族の若い女性は、山を下りて町でメイドなどをして働くのだそうですが、カレン族の女性は村に留まって、民芸品を作りお土産として売ってるのです。
金輪を着けたまま、町へ行けませんし、外したとしてもその長い首で、すぐに分かってしまいます。

  女の子も金輪をつけている
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 金輪は5歳から着けはじめ、死ぬまで外すことはありません。入浴も寝る時も着けたままです。本来、水曜日生まれの女の子だけが、金輪を着けていたそうですが、近年はお洒落でみんな着けるようになったといいます。
 この「金輪」は、真鍮製で1個ずつの輪を重ねたのではなくて、1本のらせん状の輪だと知りました。いってみれば、蚊取り線香や中国のらせん状のお線香をイメージしてもらえばいいですね。 その真ん中は、くびれていて「鼓」状の形をしています。体の成長とともに大きな金輪に取り替えていくのだそうです。その重さは、3、4キログラムあってずっしりと重いです。一生その重さが首や両肩にかかっていると思うと、たいへんなことです。

 山深くうっそうとした緑に囲まれて、カヤ葺きの質素な家が並び、子どもたちが元気に遊ぶ平和なカレン族の集落でした。

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August 21, 2005

№124 タイの温泉は極楽

 タイ北部チェンライ郊外の「ボーナム・パパ温泉」で立ち寄り湯をしました。火山がある訳ではないようですが、チェンライの他にも、タイ北部には意外にも温泉が多く湧いています。

   90℃の源泉で温泉卵
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 チェンマイからチェンライへ向かう国道118号線沿いにも温泉があって、源泉の温度は何と90℃もあるということです。ここは入浴施設はないのですが、円形の源泉では、竹かごに入れた卵や竹の子を茹でています。
日本ではお決まりの温泉卵を買って食べました。20バーツ(60円)で5個入りだっと思います。温泉は硫黄の匂いがしていましたが、ここの温泉卵は案外、さっぱり味でした。塩のかわりに醤油で食べるのもタイならではです。

 さて、チェンライ空港方面のバンドゥー市場から5分ほど車を走らせると、田園風景の中に「ボーナム・パパ温泉」の看板をやっと見つけました。 バンコクの佐藤さん、お薦めの温泉なのですが、ガイドさんも知らない温泉でした。佐藤さんの奥さんがチェンライ出身なので、地元の人以外にはあまり知られていないのでしょう。
 本館と新館の2棟に分かれていて、温泉の噴水が気温30度以上でも湯気を立てながら、噴出しています。ここの源泉の温度は、60℃あるそうです。
 佐藤さんのアドバイスにより新館に入ることにしました。入浴料の50バーツを支払い、 “いざ温泉へ” 。南国の温泉に初めて入ると思うと、妙に入れ込んでしまいました。 なお、タオルも貸し出してもらえますので、手ぶらでもOKです。

    シンプルな個室の湯舟
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 小川を渡って新館に入り案内されると、すべて個室の内湯になっていて、ひとりずつ、またカップル、家族ごとに入れるようです。日本の家族湯といったところです。浴室内で衣服を脱ぎ、個室ですから裸で入浴できます。
 浴槽は円形のすり鉢状で、内側に陶製のタイルを貼ってあります。入ると見た目より広く、深さもそこそこあります。温泉は無色透明で、ぬるめのお湯です。 「30分以上の入浴は禁止」という張り紙がありましたが、なるほどこの湯加減では、つい長風呂してしまいそうです。すこしねるっとした肌に優しい湯で、沐浴材のような香りがします。 効能は、筋肉痛や神経痛に良さそうです。高血圧や心臓病は禁忌症になっていました。

 ひとりでゆっくり温泉に浸かった後は、気分爽快で、さっぱりして旅の疲れも取れました。冬の冷気の中で露天風呂の温泉に入るのが好きなのですが、暑さの中で汗を流してさっぱりする温泉も、なかなかいいものです。

 温泉好きな方には、タイの温泉はお薦めですよ。是非、一度経験してください。

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August 20, 2005

№123 両替と銀行事情について

   チェンマイ郊外の蘭園にて
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 タイの通貨は、バーツです。現在1バーツ=約2.8円程度で推移しています。普通タイで買い物をしたり、バーツでの支払いをしたりするときは、約3円で計算すると、およその日本円に換算できます。

 バンコクのドンムアン空港に到着すると、いくつかの銀行の両替所があり24時間営業をしていますので、当座の滞在費用をここで両替えするとよいでしょう。
 手荷物カウンターのところには自動両替機もあります。手荷物を待つ間にできますし、人も並んでいないのですぐに両替えを済ませることができます。 ただし、日本の新札にはまだ対応していないようです。空港での両替レートは悪くありません。
 その後の両替は、バンコク市内の両替所を利用することになります。市内各地には、タイの銀行の両替所が多くありますし、両替業者の両替所もあります。レートがよい市中の両替所を探して、必要な滞在費・生活費をその都度足を運ぶとよいでしょう。 中でも旅行会社の看板を出していますが、両替商もやっている業者のレートがよいようです。地元の事情に詳しい方にどの両替商がお勧めかを教えてもらうとよいでしょう。

 さて、ロングステイビザなどを取得する場合、タイの銀行口座に一人当たり80万バーツ(約240万円)を入金しないといけませんので、口座を開設する必要があります。
 タイで銀行口座を開設する場合、慣れないとちょっと手間取る場合があるようです。その主な原因は、銀行のカウンターの担当者の当たり外れによる場合もあると聞きます。 日本では信じられない話ですが、親切な銀行員とそうでない場合があるようですので、ここもタイ語が話せて馴れた方に同行してもらうか、日本人の業者に依頼した方が安心かもしれません。

 タイ・ロングステイコンサルティング社の話によると、日本からタイの銀行口座に日本円を送金すると、日本へ再送金するには「日本から送金時の依頼書」など送金した証明書が必要になりますので必ず保管してください。
この証明書を添付してタイ中央銀行総裁、または財務大臣の許可を受けると、日本に逆送金できます。証明書がないと、日本へは送金できなくなりますので注意してください。
 但し、カバン等に詰めて自分で持ち込んだ現金を預金した場合、この手続きはできません。 また50000バーツ以上のバーツ通貨の持ち出しにも同様の許可が要ります。空港等で発覚すれば全額没収の上、重罪で起訴されるそうです。
 詳しくは同社のホームページをご覧ください。詳しい案内が載っていますし、適切なアドバイスもしてくれるでしょう。

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August 19, 2005

№122 迷宮のナイトバザール

 ノニ石鹸を買ったお店のお姉さん
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 バンコクはルンピニにあるナイトバザール。以前にも紹介しましたが、公営のナイトマーケットで、PM3から営業していているので、お土産や掘り出し物を探しに早めの時間帯から出掛けられます。 その上、地下鉄ルンピニ駅のすぐ上ですから、大変便利です。観光スポットとしても、お客さんを案内するにも、面白く喜ばれると思います。
“ナイトバザール”といえば、チェンマイが有名ですが、これはまたの機会に紹介します。

 今回も、夕食を済ませてPM9頃から、お目当ての雑貨を探しに、ぶらぶらと歩いてまわりました。地下鉄の出口からすぐに、たくさんの食べ物の屋台が出ていました。 以前は見なかったので、新しく出店したのか、遅い時間から営業するのかは分かりませんが、美味しそうな屋台ばかりです。今度は、ここで腹ごしらえをしたいと思います。
 
 これまでにもナイトバザールには何度か来ているのですが、方向音痴ではないにもかかわらず何故か迷ってしまいます。 いつもお香やアロマオイルなどを買うお店が見当たりません。このナイトバザールは、雑貨を扱う小さな店が集まったブロックが、道路をはさんでいくつかあるのですが、それらが全く同じ造りのブロックで、なおかつ同じような店が軒を並べ、幾筋かの狭い通路が、縦横に走っているからと気づきました。
 夜このマーケットに行って、目当ての店を一度も迷わずに行ける方は、「ナイトバザール通」と認めないわけにいきません。しかし、漸くにしてブロック間の違いに気づきましたので、これからは迷わない自信がつきました。

 買い物の目的は、 「ノニ石鹸」とアロマエッセンスです。ノニは、ハーブの仲間で最近健康飲料や石鹸などに利用され、ちょっとしたブームです。 以前、「ノニ石鹸」をいただいたことがあり、きめ細かな泡と肌に優しい感じがとてもよかったので、やっと探し出して買いました。旅行業者がお土産用にツアー中に販売しているようですが、ここはやはり値段交渉をしながら買うのが、ナイトバザールの醍醐味というものでしょう。
 そのお店では、いろいろな種類のアロマエッセンスも扱っていましたので、夏らしくレモングラスのアロマを買い求めました。かなりオマケしてもらったのは、言うまでもありません。

 せっかく来たので、後は面白い店はないかと散策です。お香やネクタイはいつも買うので、見るだけです。タイシルクのネクタイが、80バーツ(240円)から高くても150バーツ(450円)くらいです。交渉すればもっと安くなります。 普段に絞めるネクタイは、これで十分です。有名なジムトンプソンでは、3000円から4000円しますので、いかに安いかです。

たくさんの海賊版CDが売られています
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 いくつかの店では、海賊版のCDやDVDをすべて100バーツで売っています。ある店を覗いてみると、日本で上映中の映画をコピーしたDVDを売っていました。普通、CDは日本で再生できますが、タイで売っているDVDは、そのリージョン(地域)の違いから日本では観れません。しかし、そこの店主は、リージョンオールにしてあるから日本でも観れるというのです。絶対に観れるという言葉を半信半疑ながら、騙されたと思って3タイトル買いました。
 結論から言うと、本当に観れました。このあたりの話は、改めて記事にすることにしましょう。

 タイの雑貨に興味がある方、掘り出し物を探すのが好きな方、まあとにかく色々な物が売っているナイトバザール、まさに“ラビリンス(迷宮)”ともいえるでしょう。 

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August 18, 2005

№121 ドイステープ山  その2

     沙羅双樹の花
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その2
 西側のお堂にも大きな仏像があって、タイ式に3回額を床につけて手を合わせます。そのお堂にいらっしゃった高僧から、お祓いをしていただきました。清めの水を掛けながら、念仏を唱えていただきます。
そして、右首手に木綿紐のお守りを自ら結んでいただきます。3日、5日、7日後まで外さないでいると、御利益があるそうです。(合掌)

 境内からは、チェンマイ市内を一望できるのですが、この日はあいにくガスがかかっていて、ほとんど眺望がききませんでした。100mを越す涼しい風が吹くこの高台からの見晴らしは、さぞや美しいことでしょう。

 この名刹には、さきほどのジャックフルーツの巨木の他にも、菩提樹の大木があります。菩提樹は、クワ科の常緑の高木で高さ約30mにも達します。その葉は、ハート型をしているので、他の木と見分けるポイントになります。釈尊が、この樹下に座して悟りを開いたと伝えれていて、神聖視されることで知られています。

 他にも沙羅双樹の木がありました。釈尊が、涅槃に入った臥床の四方に2本ずつあったのが娑羅双樹の木です。涅槃の際には東西・南北の双樹が合してそれぞれ一樹となり、樹色が白変したといわれています。 平家物語の一節「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」は、あまりにも有名です。
 はじめて沙羅双樹の木を見ましたが、赤い花が一輪咲いていました。この花の色が、盛者必衰の理をあらはすと想うと、ちょっと感動!

 展望台のところには、深紅に近い花をたたえたブーゲンビリアの大樹もありました。いつも見るブーゲンビリアよりも一層紅い花の色に思えます。

 306段の天国への階段を登りきった 「ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ」。
確かにそこは、 “極楽浄土に通じる入り口”と思える神聖な場所でありました。

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August 17, 2005

№120 ドイステープ山  

  天国へつづく306段の階段
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 チェンマイ市街から西にドイステープ山がそびえている。その標高1050mのところに「ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ」寺院があります。 この寺院は、チェンマイを代表する寺院であり、 “ここを訪れないと、チェンマイに来たことにならない”そうです。

 チェンマイ市内から40分ほど車を走らせると、寺院のすぐ下まで車で登ることができます。参道にはお土産屋さんが並び、お土産品を売っている売り子さんが、「6枚1000円」と日本語で寄ってきます。
 寺院への階段はかなり急な階段で、まさに“天国へつづく階段”になっています。階段の両側の手摺には、お寺のお守りとして龍の像が施してあり、その表面は陶製の鱗で覆われています。
 306段の階段を登りきると、本堂があります。靴を脱いで、床にタイルが貼られた境内を裸足で歩きます。まず、目につくのが、ジャックフルーツの巨木です。5月頃が旬ということで、既にほとんど実を付けていませんでしたが、1個だけ大きな幹から唐突といえるような格好で生っていました。本堂に入ると入り口の左に、仏陀の生涯を表した壁画と仏像があります。
 なんといっても寺院を象徴するのが、境内の中央に聳え立ち、黄金に輝く仏塔でしょう。その高さは22mあって、ガイドさんの話によると、尖塔には昔、ダイヤモンドが飾り付けてあったそうですが、落雷で壊れてしまい今はバンコクの王室に保管されているのではないかということでした。

    黄金に輝く仏塔
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 この寺院で面白いのが、自分の誕生日が何曜日だったかで、自分の仏像があるということです。立像や坐像、涅槃仏に千手仏など7種類の仏像の中から、誕生日の曜日で自分の守り仏が決まっているのです。年代表で調べてみると、わたしの誕生日は火曜日ということで、涅槃仏がわたしの守護仏でした。早速、7体並んだ仏像の内、涅槃仏の燈明用の油を注いで、手を合わせました。
 東西南北にお堂があるのですが、東のお堂にご本尊の大きな仏像が祀ってあります。タイ北部の仏像の顔はみな丸顔が多いようです。
 また、境内の至るところに龍の装飾や像が見られることから、中国の影響が色濃く感じられます。一般的にタイでは神様の化身であるゾウを装飾に使うことが多いのです。
 参拝に訪れるタイの人たちは、たくさんの仏像に蝋燭を灯したり、燈明に油を注いだり、熱心にお参りをしています。また、おみくじがあり多くの人が引いていました。

  つづく

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August 16, 2005

№119 はじめてのチェンマイ

  機上からチェンマイ郊外を望む
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 ランナー王朝の古都として栄え、 “北方のバラ”といわれるチェンマイ。バンコクから北へ約700㎞に位置し、チェンマイ県の人口、約70万人を有するタイ第2の都市でもあります。
 タイ国政府観光庁の観光パンフによると、1262年、チェンライに都を開いたメンラーイ王は北部を統一し、1287年ランナー王国を建国。さらに、メンラーイ王は、1296年チェンマイに遷都して、ここにチェンマイの歴史が始まりました。
 ランナー王朝は、約280年にわたって繁栄しました。チェンマイの街には、その面影を偲ばせる旧跡が点在しています。旧市街は、きれいな堀をめぐらせ、その城壁の内側には格式の高い寺院が、郊外にも大規模で美しい名刹が残されています。

 このような長い歴史と文化を持ったチェンマイに、今回初めて訪れました。これまではバンコク中心の取材でしたが、HさんとYさんのシニアカップルがチェンマイでロングステイをなさっていて、1年ぶりにお会いすること、そしてチェンマイ郊外の「大坪・彗燈教育学園」を見学することが、その目的です。
 バンコクをほぼ満員の乗客を乗せたTG112便で飛び立ち、1時間10分程でチェンマイ空港に到着します。チェンマイに近づくにつれて高度を下げていくと、深緑の山々に囲まれたチェンマイの街が見えてきます。そしてチェンマイ郊外には、田植え時期を迎え、水が張られた田んぼが拡がっています。

 出迎えに来ていただいたHさん宅から、チェンマイ市街を一望すると緑があふれる町並みが広がっています。高層ホテル、コンドミニアム、病院などが点在していますが、豊かな民家の緑が、公園の樹木と見間違うばかりに溢れているのです。見慣れたバンコクの市街地とは異なり、豊かな自然がそこにはあります。
 彼方には、青い北部の山々が遠望できます。海や山に囲まれて育ってきた日本人には、懐かしくホッとする風景です。バンコクからは、海も山も見えないのです。
 チェンマイが日本人のシニア・ロングステイヤーに人気があることが、これだけでも分かる気がします。“緑”は、本当に人の心を落ち着かせるものですね。

   Hさん宅からの眺望
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 町並みは、昭和30年代から40年代初期の日本の懐かしい風景を思い起こさせるものです。町行く人もバンコクほど多くありません。しかし、交通量はかなりのもので、2人乗りしたバイクが、たくさん走り回っています。 そして、メータータクシーの代わりにトゥクトゥク(3輪車のタクシー)と赤バスと呼ばれている乗り合いのソンテウが、行き交っています。

 さて、チェンマイの街をゆっくりと探索して、その魅力に深く触れたいものです。

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August 15, 2005

№118 チェンマイの名物料理 カオソイ

 タイ風カレーラーメン カオソイ
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 タイ北部のタイ料理は、南部に比べると一般的に辛さがやさしくなります。
 チェンマイ名物の「カオソイ」は、“タイ風カレーラーメン”という感じの麺です。チェンマイ市内の多くの店で食べられるようです。 以前、福岡のアジアマンスのアジア屋台で食べたことはあったのですが、タイで食べるのは初めて、それも本場のチェンマイで食べることができました。

 チェンマイ郊外の道路沿いに食堂が何件か並んでいて、昼時ということもあって食堂の前には、たくさんの車が並んでいます。 ガイドさんお薦めの食堂に入り、チキンのカオソイを頼みます。他にもビーフ、ポークとあるようです。
 
 麺は太めの少しちぢれ麺、それも短めの麺で歯ごたえがあります。面白いのはその麺の半分くらいは、揚げ麺になっていることです。 どんぶりのスープがかかっていない上に揚げた麺、スープにつかった下の方は普通も麺ということになっています。
 スープは、ココナッツミルクが入っているので、辛さがマイルドになっている濃厚なカレースープです。カレー以外にも唐辛子などの香辛料も入っているのですが、しつこくないやさしい味に仕上がっていて、カレー好きな日本人には好まれる味です。
 どんぶりは大きい割りに、量は軽めです。地元の人は、おかわりするそうです。確かにもう一杯食べられそうの量です。

 ちなみにお値段は、1杯55バーツ(約150円)です。また食べたくなる、病みつきになる味ですね。

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August 14, 2005

№117 はじめてのタイ国際航空

    タイ航空 649便
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 今回のタイ行きで、初めてタイ国際航空に乗りました。なぜならタイ航空が他社より割高だったからです。
つまり直行便は初めてということです。
 これまでは、キャセイ航空かシンガポール航空(SQ)を使っていました。直行便に比べて時間が掛かるのですが、両者とも運賃が安く、機内サービスもよかったからです。前者は、往復とも昼間の便で、深夜便ほど疲れないこと。シンガポールに1泊したい時は後者を、というように使い分けていました。

 しかし今回は、チェンマイまで行くにはタイ航空が乗り継ぎが便利なこと、そして1ヶ月前までの早割り航空券で、他社とほぼ同額の航空券が手に入れられたことで、タイ航空を利用することにしました。
結論からいうと、タイ航空もなかなかよかったです。

 まず、サービスがスピーディーで手際がよかったです。ほぼ定刻に飛び立つとすぐに飲み物のサービスです。ちなみに当たり前と思えるドリンクのサービスは、キャセイにはありません。夏のこの時期はやはりビールで喉を潤していると、間もなく食事のサーブ。 エコノミーですから内容は期待できないのですが、肉か魚で、魚をチョイスすると「白身魚のタイカレー」でした。お味の方もまあまあで、機内から早速タイ気分が味わえます。
 今回は夏休みということもあって、機内はほぼ9割の搭乗率で混んでいました。しかし、食事中のワインが少なくなる頃には、客室乗務員がお代わりに廻ってくれますので、お酒を楽しみながらゆっくり食事ができます。これは案外大切なサービスです。酒飲みにとっては、ワインがないままの食事は味気ないものだからです。

 キャセイは、食事のサービスといっても、座席の場所によって最初と最後の機内食の提供に30分もの時間差があります。運が悪いと待たされた上に、ワインのお代わりもないままに食事を終えるということになってしまいます。
 その意味で、手際よく時間がかからないサービスに好感が持てるタイ航空は合格点といえるでしょう。もう少し“微笑みの国タイ”の笑顔がないのが、ちょっと残念です。
 機材も以前に比べると新しくなっているようです。バンコクからチェンマイ間の機材も、国際線用に使っている大型機でした。1時間あまりの飛行時間でも、ちょっとした軽食がでるのは嬉しいサービスです。
 
 その反対に不満な点は、各座席にパーソナルTVがないことです。キャセイもSQも全機種のエコノミーにも標準装備です。長時間のフライトでは、個別のパーソナルTVは必須のアイテムです。 これは是非何とかして欲しいですね。
 特にSQのTVは、オンディマンドになっていて、数本の映画メニューの中から好きな映画を好きなところから観れるという優れものです。寝ていて見過ごしたシーンも巻き戻して、そこからまた観れるというシステムです。これですとフライト中も飽きないで過ごせます。
 それでも、アクション物の映画とジェニファー・ロペス主演のラブコメディを上映してくれましたので、楽しめましたが。

 タイ航空の最大のメリットは、やはり直行便なので所要時間が短いということでしょう。タイムテーブルでは、5時間20分ということになっていますが、実際の飛行時間は4時間50分ほどでした。キャセイやSQは8時間以上かかってしまいます。この差は大きいですね。バンコクに着いてからの疲労度が違いますし、到着後も有効に時間を使えます。
 しかし、帰りが深夜便ですので、眠れないわたしにとっては辛いものです。それにホテルのチェックアウト後、深夜までシャワーを浴びれないまま深夜便に乗るのも嫌なものです。 しかし、これは仕方ないと諦めましょう。
その点、キャセイは時間がかかっても、往復とも昼間の便なので疲れません。
 また、この10月からタイ航空の福岡便は週5便から毎日になるのは、ありがたいことです。便利になりますね。

 なお、タイ航空は、事故やトラブル続きの日本航空との共同運航になっていますが、機材と客室乗務員はすべてタイ航空のものですので、安心してください。
 この12日も福岡発ホノルル行きのJAL便がエンジンから火を噴いて危うく引き返したばかりです。JASとの合併後、特に効率化優先で安全をおざなりにしているとしか思えないJAL。 とても怖くて乗れません。20年前の御巣鷹の事故当日にこの有様ですから、推して知るべしです。

  ドンムアン空港内のゴルフ場
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 ところで、バンコクのドンムアン空港内にゴルフ場(たぶんタイ空軍の)があるのを知っていますか? 以前キャセイの客室乗務員から教えてもらいました。まあ、広い滑走路との間の緑地帯を利用している訳ですが、ゴルフボールが飛行機に当たるトラブルはないのかちょっと心配してしまいます。
 添付の写真をご覧ください。滑走路のすぐそばにグリーンがありますよ。

 タイ航空は、スターアライアンス加盟のエアーラインなので、マイレージを貯めてビジネスクラスへアップグレードしよう!

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August 13, 2005

№116 タイの北部紀行

  首長族のカレン族の女性
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 今回のタイ行きは、3泊4日の日程で、はじめてタイ北部を訪れたことです。
タイ第2の都市・チェンマイを起点にチェンライを経由して、チェンセーン、そして北部の少数民族の村々を訪問しました。
 そしてチェンマイ郊外の「大坪・彗燈教育学園」の見学もさせていただきました。

 バンコクとは全く異なって、タイらしいというか、これが本当のタイの国なんだと思える旅でした。
 緑あふれる古都チェンマイは、田舎らしさや昔の日本の生活風景を髣髴とさせる地方都市です。 チェンマイから東北へ約190キロのチェンライは、チェンマイよりさらに古い都で、名刹や美しい庭園があり、その郊外には、気持ちいい温泉もあります。
 さらにラオス、ミャンマーとの国境のゴールデン・トライアングル、最近まで麻薬を生成するケシの栽培が行なわれていたところです。
 悠々たるメコン川の流れの対岸にラオスを臨むチェン・セーンの町。メコンの川風に吹かれての屋台の味は、一層旅情を誘うものでした。 日本を離れて“想えば遠くへ来たものだ”という想いが胸にこみ上げてきます。

 チェン・セーンで1泊して、標高1800のドイメーサロンへ。ここは、中国国民党から逃れてきた雲南省出身の中国系の人たちの町です。高地の涼しい気候を利用してのお茶やバラの栽培がさかんです。
 そして、タイ北部には9つの少数民族が生活していますが、その内のアカ族、カレン族などの村の観光へ。 小柄なアカ族、首長族として知られるカレン族、その部族も観光用とはいえ綺麗な民族衣装を纏っています。 観光中心に生計を立てながら、その文化や生活習慣を継承しているようです。

 チェンマイ周辺では、1000メートルを超えるドイステープ山頂にある名刹「ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ」観光やエレファント・キャンプでは「ゾウ乗り」を体験しました。

 この詳細な紀行記は、タイトル毎に写真と共に順次アップさせていただきます。

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August 12, 2005

№115 「団塊の世代」とロングステイ その4

 エレファント・キャンプ(チェンマイ)にて
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 「彼らが日経新聞を捨てた朝」(加藤 仁)より 同じく文藝春秋 2005年4月号に掲載された記事の中から、ロングステイに関する内容を紹介しましょう。
 
 団塊の世代は、60歳以降の人生をどのようにして送るのか。「定年が楽しみ」という団塊の世代の男性が、実に85.4%もいるという調査結果もある(2004年8月、博報堂エルダービジネス推進室調べ)。筆者だけでなく、わたしも意外な感じがします。
 存分に仕事をやりとげたというよりも、完全燃焼ではなく定年後はビジネスではない土俵でリターンマッチを展開しようとする人たちも多いのではないかと、筆者は理解しています。 このことを裏付けるように回答者の半数以上が、「ビジネスから離れ、のんびりと自分の世界を楽しみたい」と脱・背広をしているといいます。

 現時点で、団塊サラリーマンは、定年に向けてどのような一歩を踏み出そうとしているのか、いくつか例を挙げていますが、そのひとつを見てみましょう。
 「定年後にじっくりと海外旅行をしたい」と通信機器メーカーに勤めるサラリーマン。ただし、名所旧跡のつまみ食いをするようなパッケージツアーではなく、長期滞在して現地の生活も体験したいということで、インターネットから情報を収集している。
 ロングステイ財団主催のセミナー参加者の平均年齢が、以前の63歳から今年から突然、58歳に下がっているという。団塊の世代のロングステイに対する関心の高さが伺える。

 これまで多くの定年退職者のインタビューをしてきた筆者は、次のように書いています。
「定年後、仕事をするにせよ、遊ぶにせよ、学ぶにせよ、奉仕するにせよ、大切なのはそうした営みを自分にふさわしくカスタマイズ(最適化)していくことであると、みなさんに教えられました」。
 長期滞在型の旅行(ロングステイ)にしても、各人各様のカスタマイズ化が進み、後続世代からも共感が得られるようなモデルが生まれたら、新しい余暇文化が生まれるでしょう。

 最後に、先輩である数多くの定年退職者を取材して、筆者が知らされたのは、 「定年後こそ、その人の底力が問われる」ということであると締め括っています。
 

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August 11, 2005

№114 今朝 タイから帰国しました

 今朝8時、無地帰国しました。
昨夜はチェンマイを現地時間21:00に発ち、バンコクのドンムアン空港をAM0:50発のタイ国際航空TG648便に乗り継ぎました。 時差が2時間ありますので、所要時間は約5時間です。

 案の定バンコクからの機内では、あまり眠れませんでした。ワインを3杯飲んで1時間くらい眠れたでしょうか。
目が覚めてしまい文庫本を読んでいました。そのお陰で1冊、旅行中に読み終えました。

 台湾上空あたりで窓から漆黒の夜空を見上げると、満天の星空でした。窓越でも星が一面に広がり「天の川」がはっきり見えます。 高度1万メートルから星を見ると、瞬いていないようです。上空の薄い大気圏から見ると、大気の揺らぎがないので、点灯したままです。その美しさに見とれていると、願い事を言うまもなく流れ星が2個流れました。
 飛行機は東北方向に飛行していますので、少し東の空が白み始めたかと思うと、赤く空が染まり、あっという間に太陽が昇りました。
 美しい天体ショーを見せてもらいました。

 福岡に降り立つと、やはり日本の方が確実に暑いです。タイは雨季は曇り空がつづき、真夏の太陽が照りつけないので、それほど暑いと感じません。この10日間、ちょっとした避暑になったようです。

 さて、明日からはまた、毎日記事をアップしていきたいと思います。
新しい写真も登場していきますので、楽しみにしてください。

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August 10, 2005

№111 「団塊の世代」とロングステイ その3

  水上マーケットへ向かう途中
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その3
 前回、ロングステイのプログラムやボランティア活動・NGO活動の受け皿の提供など、の課題について触れました。
 では具体的にどのようなプログラムや受け皿が考えられるでしょうか? たとえば、次のようなものが挙げられます。

1.働く場の確保
   これまでの経験や技能を活かして、まだ働きたいという方へのサポート。

2.ボランティアやNGOなどの志向に対する受け皿
   タイの社会に貢献したい、また教育支援活動などを行っているNGOのお手伝いや活動に参加したいというニーズ。

3.定年から「新しい働き方」へシフトする時のロングステイ   「好きな仕事」の志向に応えるプログラム。たとえば農業体験など。

4.農業希望者とタイとの接点(ボランティア、あるいは農業指導者)
  とりわけ、食の安全との関係から有機栽培や無農薬栽培などの農業指導ができる方が求められるでしょう。

 これらは、ビザや労働許可書の問題とも密接に関係してきますので、この問題をクリアにしていくことが、前提条件になってきます。
 2005年8月1日、日本とタイとのFTA(自由貿易協定)が、ようやく合意しました。工業製品の関税撤廃に伴なう経済連携だけでなく、労働力や人的交流もその障壁が緩和されてくることになるでしょう。将来の日本の高齢者の看護や介護を担うのは、タイやフィリピンの若い人たちになることでしょう。
  
 団塊の世代が定年後、ロングステイを通してタイの社会に貢献する。そしてタイでリフレッシュし何かを得た後、日本に帰国して地域社会に戻って“地域人間”として生きていく、そのようなサイクルができあがったら素晴らしいことだと思います。

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August 09, 2005

№113 チェンマイから

今日は8月9日、タイに来て8日目になりました。

昨日から一泊2日で、チェンライ、チェンセーンの小旅行に行ってきました。
チェンライでは温泉に、ゴールデントライアングルでは、ラオス、ミャンマーの国境を、
そしてチェーンセーンでは、メコン川を眺めながらの屋台料理を、

今日は、1800mの高地ドイメササロンで、おいしいウーロン茶と雲南料理、
また、アカ族、カレン族の少数民族の村も訪れました。

今、チェンマイに戻って、一息ついたところです。

明日は、タイ滞在も最終日、
チェンマイ郊外のドイステープ山やエレファントキャンプに行く予定です。

11日早朝には、帰国予定です。
詳しい紀行記は、福岡に戻ってアップさせていただきます。
まずは、近況報告まで。


 

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August 08, 2005

№110 「団塊の世代」とロングステイ  その2

    水上マーケットにて
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その2
 団塊の世代の8割以上がサラリーマンです。そのため「定年」に対する不安は強く、その不安のひとつは所得(給与)の低下です。 ここで筆者は、 「年金兼業型労働」を提唱しています。
 定年で会社から解放された団塊の世代の「新しい働き方」のキーワードは、「好きな仕事をする」ことといいます。たとえば農業。団塊の世代のUターン志向は、他の世代に比べ抜きん出いて高く、今後、年金兼業型農業従事者が増えると予想しています。
 そして「対個人サービス」が発展すると予想しています。高齢者の一人暮らしや共稼ぎ家庭の家事のアウトソーシングのニーズが増加するでしょう。 その重要な担い手、働き手になるのが、60代になった団塊の世代だというのです。

 所得の低下以上に、支出がそれを上回るほど減少するために、かえって可処分所得は増えると予想しています。支出の減少は、子どもの教育費や住宅ローンの完済、そして老親が亡くなり、介護費用の負担なくなるなどによります。 こうして定年を迎えた団塊の世代の家計は、かってない豊かな消費者の像が現れてきます。
 60代市場の最大の特徴は、買い手の主観による市場だといいます。たとえば、海外旅行において「良質な商品」とは何か? シニアにとっての良質な商品は、本当に心地よい旅行です。自分が好きな地域に好きな時(ベストシーズン)に行き、好きなことをして楽しむことができるのが、シニアということです。 だから、60代こそ贅沢な消費者といっています。

 しかし、現在はまだ、60代マーケットを対象としたサービスの内容や供給ができていません。昨年の「冬ソナ」ブームのように中高年女性を熱狂させる商品を作ろうということことなのです。 ここには、新しい巨大な市場が誕生しつつあるのです。
 常に新しい巨大市場を創り出してきた団塊の世代は、豊富な可処分所得を手に入れ、定年後も「最高の10年」として、巨大な消費者層として日本経済を活気づけるだろうと結んでいます。

 海外旅行だけでなく、その延長としてのロングステイももちろん今以上に注目を浴びるでしょう。ロングステイの対象地が拡がるだけでなく、その滞在スタイルや滞在目的も多様化してくるでしょう。
 とりわけロングステイの目的をはっきりと持つことが重要と考えます。ゴルフ三昧やのんびりするのもよいでしょう。しかし、勤勉で技能や経験が豊かな団塊の世代は、それだけでは満足しないでしょう。
 ロングステイをより充実させ、実り多いものにするためのロングステイのプログラム、ボランティア活動やNGO活動の受け皿の提供など、が課題になってきます。 

 これらの課題に対するプログラムやサービスの提供の支援をしていきたいと考えています。

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August 06, 2005

№.112  バンコクの空の下から

 今日は、8月6日 バンコク入りして5日目になります。
毎日、曇り空で 時々雨が降ります。 そのため、割合涼しくて、湿度は高いですが30度少し超えた位でしょう。
日本は、35℃と天気予報がいっています。 バンコクの方が、過ごしやしですよ!

 順調にスケジュールをこなしています。
スラム街のNGOの見学、バンコク在住の方との再会、ロングステイ下見ツアーのアテンドや観光、
その合間を縫っての、メールやブログ記事の掲載、など忙しい毎日です。
 また、ナイトバザールなどでのお土産の買い物など、楽しい時間もあります。海賊版DVDも買ってみましたので、
本当に日本で観れるのか、楽しみです。

 おかげさまで、ひとり旅にもかかわらず、朝食以外はいつもどなたかと食事をご一緒していますので、
寂しいことは、全然ないのがありがたいことです。

 明日からチェンマイ移動して、タイ北部の旅です。チェンライ、チェンセーンへ足をのばします。
はじめてのチェンマイ、取材とともに楽しんでくるつもりです。

 インターネットの環境が許せば、またアップします。
まずは、途中報告まで。

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August 05, 2005

№109 「団塊の世代」とロングステイ

   チャオプラヤー川のクルーズ
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 「団塊の世代「最高の10年」が始まる」(堺屋太一)より 2007年から団塊の世代が、定年を迎え始める。これに伴なって最近にわかに「2007年問題」と言われ始めている。働き手が少なくなり年金を受給する世代になると社会保障の負担についての問題、労働力不足や熟練工を中心とした技術の継承の問題など、定年延長の問題とともに、いろいろな心配や議論が出ている。
 ここでは、文藝春秋 2005年4月号に掲載された記事を紹介しながら、ロングステイとの関係について考えてみたいと思います。

 「団塊の世代」は、戦後の1947年から1949年までの3年間に生まれた世代で、現在679万人の人口を有するベビーブーマー世代である。  
団塊の世代の特徴が、いくつか述べられている。
1.団塊の世代は、戦争と物資不足を知らない最初の世代であること。
2.経済成長を疑うことのなかった世代である。
3.終身雇用、年功序列をはじめとした組織や制度の中で人生を送ってきた。
4.どんな環境にもただちに順応する従順さを持っている。

 明日の豊かさを信じ、勤勉で、環境順応能力の高い団塊の世代は、高度経済成長の強力なエンジンになりました。 その一方で、団塊の世代がたどってきた軌跡は、そのまま戦後の消費社会の成長ともぴったり重なり合うといいます。 いろいろな流行やブームを捲き起こしながら、団塊の世代が行くところ、常に巨大な市場が開拓されてきたのです。

 「2007年問題」の根底には、60歳になり定年を迎えた団塊の世代が働くことをやめ、若い世代に扶養されて生きていくことを前提とした「団塊お荷物論」があります。
 しかし、筆者はこれを否定し、2007年からの10年間「黄金の10年間がやってくる」と予想しています。それは、団塊の世代が日本人の「年齢観」を一変させつつあるからだといいます。平均寿命の急速な伸びに伴なって、現在の60歳は確実に若くなっていて、戦前の50歳くらいと言っていいでしょう。

 そもそも人類は、だいたい「人生の6割は働く」ことになっているそうで、人生80年とすると、大学卒業の22歳から70歳まで働くというのが、21世紀にふさわしいライフサイクルと筆者はいいます。
 60歳を迎えても、勤勉な団塊の世代は、年金や福祉に頼るだけの生活はとても送れなくて、働きつづけると予想しています。

  つづく

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August 03, 2005

№108 ドゥアン・プラティープ財団

     アユタヤにて
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 「ドゥアン・プラティープ財団」は、バンコク・クロントイ地区のスラム街で活動するNGOである。その概観を同財団のパンフレットより紹介したいと思います。

「ドゥアン・プラティープ財団」の設立
 プラティープ・ウンソンタム・秦(後に日本人の秦氏と結婚)さんは、1952年クロントイ地区のスラムに生まれ、6歳の頃から路上で物売りとして働き始めました。
 1968年(当時16歳)、「教育こそが生活を大きく変える原動力」との思いから、自宅で「1日1バーツ学校」(託児所)を開設しました。 やがて「1日1バーツ学校」にやってくる子どもを通して、スラムが抱える社会問題を浮き彫りにし、その問題に取り組んできた。
 1978年には「アジアのノーベル賞」と呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞し、その賞金を基にスラムの人びとの生活改善を目指す「ドゥアン・プラティープ財団」を設立した。


同財団の活動内容
 ドゥアン・プラティープ財団は、5つの活動分野で22のプロジェクトについて活動を行なっています。
① 教育分野
  経済的な理由だけで教育をうける機会を失っている子どもたちを対象にした「教育里親制度」がある。こうした子どもたちの教育費を支援するスポンサーを募り、就学希望の子どもたちの高校・大学の進学を支援しています。
 その他にも、難聴児教育、幼稚園の運営、童話などの読み聞かせをする「おはなしキャラバン」などがある。

② 健康分野
 給食サービスを提供するための給食施設を整え、栄養不足の子どもたちへの「給食プログラム」がある。また、エイズ感染者とその家族への精神的援助を中心とした「エイズプロジェクト」活動も行なっている。

③ 社会福祉
 スラムの高齢者への食事、読経、体操などの活動、障害者には障害者手帳の交付や松葉杖や車イスを支給している。
 また、 「クロントイ生活協同組合」を設立し、スラム住民に対する組合員の積み立て金による借金対策と職業確保の活動を行なっている。

④ 人材育成
 家庭内暴力や親の愛情不足、スラムの社会的圧力から自信を失い、麻薬や犯罪を逃げ道を求めてしまった青少年たちを立ち直せる「生き直しの学校」プロジェクトがある。

⑤ 人命・財産の防止対策
 スラム街で多発する火災の予防対策として、4台の中古消防車を贈呈し消防隊が結成されている。

 このように、プラティープ・ウンソンタム・秦さんを中心に活動している「ドゥアン・プラティープ財団」。今回のバンコク滞在中に、訪問する予定です。

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August 02, 2005

№107 ロングステイ体験ツアー 

    福岡空港にて
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 今日、8月2日から10日間、バンコク・チェンマイへ出発します。ロングステイの取材や教育支援を行なっている日本のNPOや現地のNGOの見学も含めて、忙しいスケジュールになっています。 今回は、初めてのタイ北部のチェンマイ・チェンライに行きます。中でもタイの温泉、ゾウのトレッキング、タイ北部の郷土料理(カント-ク料理)など、楽しみです。

 そして、もうひとつの目的として、ロングステイの下見ツアー、体験ツアーのアテンドがあります。
 ロングステイの第1ステップとしての“下見ツアー”については、ボランティア仲間のTさん親子が、1週間程の日程で、バンコクの観光をはじめ、サービスアパートメントの見学や生活情報を収集することがその目的になります。
 一般的に、各旅行会社が主催している「ロングステイ下見ツアー」をわたしが現地で案内しようというものです。また、現地でロングステイをしている方との交流ができれば、活きた有意義な情報が得られると思います。
はじめてタイを訪問する方、久しぶりに行く方にとって、タイの空気を吸って、風を感じて、タイが自分にとって適うのかを自分の目で観て、体験することが大切です。
 その上で、ロングステイを実際に実行できるのかという視点でタイを見つめてみることが重要だと思います。
 
 ロングステイの“下見ツアー”に次ぐ第2のステップが、“体験ツアー”といえるでしょう。
7月19日より一足先にバンコクで1ヶ月間のロングステイを体験されている瀬戸夫妻と現地で落ち合います。
既に提供しているバンコクのロングステイ情報についてのサポート、そして、チェンマイ・チェンライ紀行へお供することになっています。
 瀬戸夫妻は、ニュージーランドのロングステイのベテランですから、ロングステイそのものは熟知されています。タイがロングステイの対象地として向いているのか、実際に生活してみて確かめてみようというものです。バンコクとチェンマイを候補地として考えられていて、ニュージーランドに次ぐロングステイ地になるのかということです。
 
 この2組の方が、今回のタイ行きをきっかけに、タイでのロングステイの一歩を進められることになれば、わたしにとっても嬉しいことです。
 みなさまも、このようにして実際に行動して体験して、ロングステイを検討なさってはいかがでしょうか。

 では、ブログは8月11日以降の再開まで失礼します。

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August 01, 2005

№106 バンコクからアンコールワットへ

アンコール・ワット - 中央塔(インターネットより)
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 カンボジアの世界遺産アンコールワット、その栄光と奇跡をたどる「大アンコールワット展」が、現在「福岡アジア美術館」で開催されています。クメール文化のプノンペン国立博物館所蔵の美術品が、展示されています。仏教とヒンドゥー教が融合した、仏像、王様や王妃の石像、またヒンドゥーの神々の像など
高度で豊かなクメール文化に触れることができます。
 カンボジアのジャングルで、9世紀から600年にわたって繁栄したクメール王朝の遺跡が、アンコールワットです。

 ところで東南アジア各地へ行くには、バンコクからが便利です。バンコクは東南アジアの中心に位置し、どこへ行くにも飛行機の便数が多く、所要時間も余りかかりません。 山はネパール、海はモルディブをはじめ、シンガポール、マレーシア、ベトナムなどにも近く、ロングステイ中にアジア各地を周遊するのもよい考えでしょう。
 アンコールワットへもバンコクから行くことができます。フリーペーパーなどを見ると、ツアーもあるようです。もちろん日本から直接ツアーで行くこともできますが、バンコクからだとプノンペンまで飛行機で約1時間と手軽に行くことができます。
 また、カンボジアの反対側の隣国ベトナムからも同様に行くことができます。ベトナム航空の便でホーチミンからシュムリアップへ飛びます。ホーチミンからもアンコールワットへのツアーがあって、その1例として「アンコールワット1泊2日ツアー」で280ドルというのを見つけました。シェムリアップまでの往復航空券(218 US$)が別途要りますが、それでも約500ドル(約55000円)で行けます。バンコクからの旅行代金は、ベトナム出発と比べると少し高いようです。
 このようにバンコクを拠点として、タイ国内の小旅行はもちろんのこと、アジア各地に足を延ばすのもロングステイの幅を広げ、より充実したものにできると思います。

 クメール王朝の壮麗なアンコールワット遺跡へ、是非とも行ってみたいものです。

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