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September 06, 2005

№140 朝日新聞のロングステイ特集 

    チェンマイ門市場にて
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 その1 「費用はどのくらい」

 2005年8月27日の朝日新聞、土曜版に「海外ロングステイ」という特集記事が載りました。「費用はどのくらい」という内容です。 
 まず、ロングステイの滞在希望国について、1992年では、ハワイがトップ、そしてカナダ、オーストラリアの順、2004年では、オーストラリア、マレーシア、ハワイの順になり、ランキング外だったマレーシアが2位に、タイが5位と上位に入っています。オーストラリアが人気なのは、日本に近くて時差が少ない、英語が通じる、物価が日本より安いといった理由です。これまでの欧米志向からアジア志向がはっきりと出ています。
 また、希望の滞在期間については、一般的に2週間から多くの国でビザが必要のない3ヶ月というのが多いようです(ロングステイ財団調べ)。

 海外での夫婦ふたりの1カ月の生活費については、オーストラリア(パース)約22万円、ハワイ約35万円、フランス(パリ)約41万円、アジアのマレーシアが約16万円、タイが約14万円となっています。
 日本では、60歳以上の無職世帯の1カ月あたりの消費支出は約26万円(総務省家計調査)ですから、ハワイやパリはそれ以上になります。一方アジアはかなり安く、余裕ある生活も可能になります。3分の1とも5分の1ともいわれる物価の安さが、その大きな理由となっています。 この辺りからもアジアの人気の理由が分かります。

 タイの場合、ノービザで入国できるのは観光目的で30日以内ですが、アメリカ、スペイン、マレーシアなど、ロングステイの人気国の多くはノービザ期間は3カ月です。 ロングステイ向けのビザもあって、タイのロングステイ・ビザ、オーストラリア(リタイアメント・ビザ)やマレーシア(マレーシア・マイセカンドホーム・プログラム)にも特別なビザがあります。それぞれ、年齢や高額の預金の義務などの条件がありますので注意が必要です。

 記事では、最近よく開催されているロングステイセミナーの活用を勧めています。講義で自己資産を点検し、可能となったら旅行社が主催する「下見ツアー」に参加して、実際に希望の滞在地を自分の目で観てくることが大切です。 その後、気に入った国にノービザの範囲で「体験ロングステイ」を実行するといいでしょう。目的地を決めたら、生活費を試算し資産運用を含めた資金計画を立てることが必要です。その上で本格的なロングステイへとステップを踏んでいくことが、ロングステイを成功させる鍵といえるでしょう。

 年金暮らしでもメイドさん付きの豪邸に住む。贅沢な暮らしができるなら国はどこでもいい、という人もいるらしいと記事は書いています。しかし、物価が安いからという理由だけで、海外でのロングステイを始めても、必ずしもうまくいくとは限りません。
 一体その国で何をするのでしょうか、その国の人たちや文化・習慣とどのように向き合うのでしょうか。ロングステイに係る費用より、もっと“大切なもの”があるのではないでしょうか。

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