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September 13, 2005

№147 「大坪・彗燈教育学園」の訪問記 その2

    学園内のチークの林
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その2
 スタッフの小西さんにお話しを伺い、学園内を案内していただきました。小西さんは、長崎出身で地元でとび職として働いていたのですが、作業中に転落して大ケガをして心機一転してオーストラリアへ。 シドニーで日本語教師の資格を取得した後、3年前にバンコクへ。NPO彗燈が、学園のスタッフを募集していることを知って応募する。そして、この5月から学生寮に住み込んで働き始めたそうです。

 将来のタイを担う人材を育成したり、日系企業への就職を支援することが、学園の目的ということです。
子どもたちは、中学に入学する13歳で入寮し、高校を卒業するまでここで寮生活を送ることになります。中学校に通いながら学園で日本語、工業、農業、果樹栽培などを学んでいます。
 工業指導では旋盤や溶接技術を学び、農業では空心菜を敷地内の畑で育てていました。将来は近くの田んぼを借りて日本米を作ったり、お茶の栽培をする計画があるそうです。 また、敷地内の果樹園でロンガンなどの果樹を里親さんの木として、育てたいそうです。
 現地種の芝を張り、畑を耕し、バナナやロンガンの果樹を育て、敷地内は少しずつ整備されつつあります。高級家具の材料となるチークが木陰をつくり、緑の静かな教育環境を作っています。

 わたしも7月、佐賀県基山町のあるNPO彗燈を訪問した際に、里親になりました。一口1万円の年会費です。今回ドイサケットの学園を見学させていただいて、6年間しっかりと支援しようとの思いが一層強くなりました。
里子はまだ決まっていませんが、わたしの希望をお願いしてきました。それは、 “将来介護士や看護師を目指す女の子”というお願いです。
 近い将来、タイをはじめアジアの介護士や看護師が、日本の高齢者の介護や看護のお世話をすることになるでしょう。その時里子となった子が、日本にやって来てわたしの介護の面倒を見てくれるかもしれません。楽しみなことです。

 学園の課題は、その運営費にあります。年間の運営費が、60万バーツ(約180万円)掛かるということです。最初の3年間は、建設費の寄付をされた大坪氏が支出されますが、その後の運営費の確保が大きな課題となっています。 それには、学園のことをもっと知ってもらい、日本の里親の協力を仰がなければなりません。
 また、入学してくる生徒数が増えると、学園の運営や教育指導ができる人材も必要になってくるでしょう。有給のスタッフはそうそう増やせないでしょうから、ボランティアに頼る場面が増えると思います。 子どもたちに教えられる知識や技術、豊かな経験を持つ日本のシニア、また国際貢献をしたいという日本の若者が、お役に立てるのではないかと思われます。
 NPO彗燈の調理事長は、 「卒園生が日タイ両国の架け橋となって、国民同士の交流がさらに進むことを期待しています」とおっしゃっています。

 ロングステイをして何かボランティアをしたい、タイの人たちと交流がしたい、そのような方は、一度訪問してみてはいかがでしょう。

「NPO彗燈」のホームページ
  http://ww7.tiki.ne.jp/~intuji/

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