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September 19, 2005

№153 「自分らしい人生」を実感するロングステイ その2

    滞在中のコンドミニアム
04072711

その2

ロングステイを経験して感じること 
 理恵子さんは、日本での色々な“しがらみ”から解放されて、タイでは心がいやされるという。幸いなことに親戚関係や土地、お墓といった日本人特有のしがらみはなかったが、友人や近隣の人たちとの人間関係にいつも気を遣ったり、煩わしさを感じたりしていた。
 しかし、タイに来てみると時間がゆっくりとしていて、のんびりとした気分になり、精神的にリラックスしている自分を感じる。日本の生活に比べるとタイは不便なところが多いが、精神的にいやされる国である。
 タイで生活してみて、「人間の本当の幸せとはなにか」を考えてみると、多少不便なことがあっても「心ゆったり」と暮らすことと思うようになった。日本でのしがらみから解放されて、「自分の人生」を大切にしようという勇気と根性が出てきたという。 「一般的に、日本人にはそれぞれのしがらみがあって、ロングステイを決断しにくいと思います。このしがらみから離れて、自分らしい人生を歩むことが、本当の幸せではないでしょうか」と理恵子さん。

インタビューについてのまとめ 
 ロングステイの本来の目的は、両親の長寿を願ってのことであった。しかし、タイでの滞在をとおして、これまでの自分から新しい自分に変化していることに気づいた。つまり、タイのゆったりとした環境の中で生活してみると、日本での煩わしさやしがらみから解放されている自分に気づき始めたのである。当初から日常生活の煩わしさからの解放を求めて行動を起こした訳ではなかったが、それは偶然の産物でありロングステイの思わぬ効果であった。

 理恵子さんは、周りの人間関係などに影響されて、自分を見失いがちであった人生を振り返り、「自分の人生」という視点からこれからの人生を切り開きつつある。自分らしさを取り戻して、いきいきとした新たな人生を歩もうとしている。理恵子さんにとって、日本を離れ海外で長期滞在することが、「自分の人生」を見つめ直し、気づきがあり、そして行動を起こそうとする契機になっているようである。これらの点で、ロングステイが、個人の生き方や人生を見つめ直す“気づき”の機会を与えているといえるだろう。
 
 では、「自分の人生」の気づきの背景とは、何であろうか。普段の生活上のしがらみや人間関係の煩わしさなどが、その背景にあるのではないだろうか。現代では「個性」が重視される傾向があるものの、客観的に自分を見つめる機会は、案外少ないのかもしれない。慌しい日常生活の中では、自分自身や自己を見失いがちなのである。
 日常的な日本の生活を離れ、非日常的なタイの生活を体験することで、リフレッシュし、精神的な落ち着きが得られているのであろう。その上で自分自身を見つめ直しているのではないだろうか。
 これらの点から、ロングステイを実行する動機として、日常の煩わしさからの解放や“いやし”などの精神的なものを求める傾向があると考えられる。

 なお、母親のマキ子さんは、2004年11月バンコクにて急逝されました。 合掌

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