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September 26, 2005

№160 「エリートカード」とは?

スコールが通り過ぎたチェンマイ空港
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 タイランドエリートカード(Thailand Elite Card)とは、世界で初のタイへの外国人専用の会員制エリートクラブの事です。ロングステイを始め、観光旅行レジャー、飲食、健康管理へのサポートにも特権が与えられ「タイ」暮らしを満喫できる会員カードです。 タクシン首相がタイの観光産業拡大をめざし誕生した贅沢な無料サービスが生涯利用でき、さらに数次観光査証がついています。
 以上は、タイ政府より任命を受けエリートカードの日本総販売代理店のAktiv Elite Japan社のHPからの抜粋です。 エリートカードの詳しい内容を引き続き、同社のHPから紹介しましょう。

 会員になる為の条件は、
● タイ国以外の国籍所有者
● 経済的に問題がないこと
● 過去にいかなる犯罪歴がないこと
● 年齢制限なし

 入会費及び有効期限について
入会費はUS$25,000(約280万円)です。有効期限は「カードは会員の終生のものである」となっていますが、10%の書き換え料を支払えば会員権を相続できるそうです。

 さまざまな特典が用意されているようです。
●入国査証の特典
 5年間有効の観光査証を取得できる。この査証は5年後に自動的に更新するのでそのままタイに居住も可能。
ただし90日以上タイに滞在する場合は、当該査証は保証されるが入国管理局に毎回1900バーツを支払うことにより、査証滞在期間を延長できる。

●空港での特典
 エリート関係者が出迎え、電気自動車で空港内を移動ⅥPラウンジへ、その間係員が入国手続きをし、スーツケースの受取、税関まで代行します。
その後は滞在先のホテルまたはご自宅までリムジンにて送ります。

●ゴルフ・スパそして健康管理の特典
 タイ国内の46箇所以上の高級ゴルフ場での18ホールまでのグリーンフィーが無料。タイ国内80箇所のスパでの伝統的タイ風マッサージが毎日1箇所1時間半までは無料。
毎年1回無料で、全14箇所の国際病院にて身体検査を受けることができます。その他タイ航空のⅥPラウンジが随時利用可能(他の航空会社利用でも可能)。特別価格で人気のレストランやエンターテイメントを楽しめます。

 このようにお得なメリットが準備されている訳ですが、果たして額面通り理解していいのでしょうか。  
 まず、色々なルールや制度が、頻繁に改訂されるタイという国。このエリートカードの制度が、終身続く保証はあるのでしょうか。タイ政府が方針を変更した時はどうなるのでしょう。
 第2に、高額な入会金を出さなくても、ロングステイ・ビザはじめ長期滞在できるビザが存在していること。第3に、不動産の購入についての案内がありますが、土地についてはあくまで外国人(日本人)は50%以下の所有権しか認められないので、注意を要すること。事実、親友がタイでは土地付き不動産が買えると誤解していました。

 そもそも、HPではタイのロングステイを勧める理由をこう言っています。
 「知らぬ間に日本は住みにくい国になりました。外交の失策などをはじめ政治の混乱が起こり、少子高齢化がどんどん進んでいます。 またそれに伴う経済構造の変化や地震、台風、水害等の脅威にさらされ、日本を取り巻く環境は以前のように平和とはいえない状況となっております。こんな状況だからこそ、早めに第二の生活拠点を持つことがますます重要になってきております。」
 さらに「少ない年金を有効活用する面でも物価の低いタイ王国に生活拠点を持つことは今後の人生をより楽しく過ごす為にはよい選択となる事を確信致します。」

 確かに、同社が言うような側面もあるでしょう。しかし、これでは以前通産省が失敗した「シルバーコロンビア計画」の“タイ版”であり、バブル時代のリゾートホテル会員権の募集を想い起こさせます。
 海外でのロングステイには、その滞在国に住まわせてもらっているとか、その国の文化や習慣、そして現地の人たちとの交流や滞在目的がしっかりしていないと、うまくいかないのではないでしょうか。

 などなどの理由から、エリートカードの購入は慎重に検討した方がよいのではと思ってしまうのです。


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