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September 30, 2005

№164 スイスパークホテルの朝食

朝のバンコク市内 ホテルの部屋から
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 バンコクでの定宿は、BTSナナ駅に近いスクンビット通りの「スイスパークホテル」です。手頃な宿泊料金とBTSへのアクセスのよさが、気に入っています。ツインルームのシングルユースでのんびりとできますし、このホテルを拠点にバンコク市内を歩き回ります。

 朝早く目が覚めると、NHKの衛星放送を見ながら、前日買っておいたタイのフルーツをたくさん食べます。それだけでも朝食としては十分なのですが、お茶と朝刊を読みに食堂へ降りていきます。ここはレストランというよりも朝食専用の食堂になっています。 降りていくと、三々五々宿泊客が朝食を食べにやってきます。ほとんどが男性で、その服装からビジネスのための出張のようで、日本のビジネスホテルの朝食風景と大差ありません。
 コーヒーをセルフでテーブルに運び、当日発行の読売新聞に目を通します。読売新聞はバンコクで印刷されているので、毎朝その日の記事が読めるのです。

 空腹ではないのですが、タイ式ラーメンに目が行き、つい注文してしまいます。その場で、麺を茹でてくれるのです。 麺は細麺、中麺、きしめんのように平たい麺から選んで、作ってくれます。ナンプラー味が利いたスープに選んだ麺に魚ボールや豚肉のミンチ、パクチーなどの薬味を入れて食べます。好みで、唐辛子や酢、タイ人が好んで入れる砂糖などをトッピングして食べます。
 これがなかなかさっぱりとして美味しいのです。

 こうして、朝からつい食べ過ぎてしまうのです。

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September 29, 2005

№163 名取さんの講演会を聴いて その2

     チェンマイの蘭園にて
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その2
 名取さんは、1946年生まれの59歳。中国・南京に生まれる。東京に引き上げて慶応高校を中退し、単身でドイツに留学する。日本とヨーロッパで数多くの仕事を経験し転居は数知れず、離婚も2回経験する。
「タイにやってくるまでは、自分のために好き勝手に生きた50年でした」と振り返ります。
 そんな名取さんが、初めてタイを訪れた51歳の時人生が変わりました。「子どもたちが夢を語るいきいきとした顔や年上を敬う姿に心が動きました。日本が失った“本当の豊かさ”を感じました。 その一方で、両親をエイズで失った子どもたちが貧困や差別に苦しむ姿を見て、それまでボランティアには全く縁がなかったのに何かやらなきゃと思ったんです」

 「タイで心地よいのは、自分が小さかった頃の“純粋な”子どもたちがいることです。初めてバーンロムサイにやってきた子どもは、貧しさや愛情を足りないために話もできないので、抱きしめてあげてスキンシップを大切にしています。ほめること、思いきりやらせることで子どもは自信を持ち、育つのです」
 子どもたちが成長し自立した時、“自分の好きなことがやれる、好きな仕事ができること”が、名取さんの夢だそうです。 そのためには「自分を好きになれる」ように子どもたちを育てています。

 「人が生きて死んでいくことと、限りある命をどう生きるか、考えることの意味を改めて教えられました。エイズ孤児の子どもたちと出会ったことで、本当の家族を初めて見つけたのかもしれません。 “2回の人生”を生きられると感謝しています」 

 半生を自由に生きてきた名取さんが、2回目の人生を生きられるようになった理由は、名取さんが特別の人だからではありません。ご自身もそうおっしゃいます。 しかし、現在の名取さんの活動を聞いたり見たりすると、立派な方で自分にはとても無理だと思うかもしれません。 
 たまたま参加者から「名取さんのような生き方をしたいが、なかなかできない。よいアドバイスを」という質問がありました。 これに対して、名取さんは“最初の一歩が大切”だと言います。何でもいいから身近な自分ができることから始めてみることが重要だと答えてくれました。 ここにこそ、人生の生き方のヒントや本質があるように思います。

 名取さんもまた「行動する人」だと実感した講演会でした。

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September 28, 2005

№162 名取さんの講演会を聴いて

 大きな菩提樹の木 チェンライにて
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 名取美和さんは、チェンマイにあるHIV(エイズ)感染施設「バーンロムサイ」の代表です。
8月下旬に福岡で名取さんの講演会があったので、その話からタイでの生活、活動を紹介したいと思います。
また、9月20日の西日本新聞に名取さんのインタビュー記事が出ていましたので、これも参考にしています。

  「バーンロムサイ」とは、 “ガジュマルの木の下の家”という意味です。タイでは、ガジュマルのような大きな木には神様が宿ると信じられていて、子どもたちが安心して暮らせるようにとの思いから名付けられています。
 1999年に設立された「バーンロムサイ」は、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設です。ここは施設でも孤児院でもなく、子どもたちの“実家”であり、「大きな家族として生きる」ことが、名取さんの理念なのです。 2005年現在、2歳から14歳まで30人の子どもたちが、主に日本からの企業の支援や個人の寄付などを受けて生活しています。

 子どもたちは、スタッフやボランティアと自然の中でのびのびと遊んだり絵を描いたりして暮らしています。HIV孤児というとかわいそうなイメージを持ちがちですが、明るく元気に生活しています。 その一方で、毎日発症を抑える薬を飲まなければなりません。これまでに10人の子どもがエイズを発症し、幼い命が奪われましたが、現在では抗HIV療法が進みこの治療を続けていけば、元気に生活していけるようになっています。 それでも薬は一生飲み続けないといけないのです。

 子どもたちが成長し、将来の自立を目指して、いろいろなことを学んでいます。これまで200人近い日本からのボランティアの協力も得て、積極的に教育に取り組んでいるそうです。
 夏休みを利用したお寺での修行、日本語や英語教室、裁縫、絵画、陶芸、コンピューター教室など、子どもたちの個性を大切にしながら育て、自立できるように支援しています。

バーンロムサイのHP
http://www.banromsai.jp/

 つづく

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September 27, 2005

№161 ムアン・ボーラン

     復元された建物
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 「ムアン・ボーラン」は、古代都市の公園・テーマパークで、バンコクから東南方向、クロコダイル・ファームを少し先に行った所にあります。 BTSオンヌット駅からタクシーで40分(料金150バーツ・約450円)ほどの距離です。
 ムアン・ボーランについて、特に年配の方からの評判がよかったので、行ってみることにしたのです。入場料は大人300バーツ(約900円)です。ちなみにこれは外国人料金でタイ人は100バーツです。

 ムアン・ボーランはアユタヤやスコータイなどの寺院や遺跡のミニチュアのレプリカが、タイの国土を型どった広大な敷地の中、実際に存在している位置に復元されています。 寺院などの他に、昔の村やお店、水上マーケットも再現されていて、お茶や食事もできるようになっています。日本でもよくある昔の町並みを再現したテーマパークを想像していただければ分かりやすいと思います。
 ただその広さは、半端ではありません。余りに広くて歩いては無理だというスタッフの勧めで、50バーツを払ってレンタサイクルで廻ることにしました。

 午前中そう暑くない時間帯に、園内の順路に沿って久しぶりの自転車を走らせます。それほど期待していなかったのですが、それぞれの建物や遺跡は、レプリカと思えないほど精巧に造られています。 本物の大きさが分からないので、目の前の建築物が本物と言われても、そう思うくらいです。
 園内には大きな池が配置され、花や緑も豊富で廻っていても飽きません。次から次へといろいろな建造物が現れます。それぞれを写真に撮りながら自転車をこいでいきます。

 このムアン・ボーランは、バンコクの近郊になりながらタイの建築、歴史、宗教、生活様式を知ることができるコンセプトになっています。 レプリカといいながら、咲き乱れる花々を見ながらのサイクリングで、園内を巡るのはなかなかのものです。およそ1時間半から2時間で、園内を一周できるでしょうか。

 ちょっと心配なのが、平日の午前中とはいえ入園客が少ないことです。何だか貸しきり状態というのも、良し悪しというか、ちょっと寂しい感じなのです。 日本語観光ツアーに入っていませんし、ガイドブックにもあまり載っていないので、日本人観光客が訪れることは少ないでしょう。実際、園内で日本人にはほとんど出逢いませんでした。
 他のテーマパークにもタクシーを飛ばして行ったら閉鎖になっていたこともあるので、もっと知名度が上がって多くの人に見に来て欲しいものです。
 

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September 26, 2005

№160 「エリートカード」とは?

スコールが通り過ぎたチェンマイ空港
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 タイランドエリートカード(Thailand Elite Card)とは、世界で初のタイへの外国人専用の会員制エリートクラブの事です。ロングステイを始め、観光旅行レジャー、飲食、健康管理へのサポートにも特権が与えられ「タイ」暮らしを満喫できる会員カードです。 タクシン首相がタイの観光産業拡大をめざし誕生した贅沢な無料サービスが生涯利用でき、さらに数次観光査証がついています。
 以上は、タイ政府より任命を受けエリートカードの日本総販売代理店のAktiv Elite Japan社のHPからの抜粋です。 エリートカードの詳しい内容を引き続き、同社のHPから紹介しましょう。

 会員になる為の条件は、
● タイ国以外の国籍所有者
● 経済的に問題がないこと
● 過去にいかなる犯罪歴がないこと
● 年齢制限なし

 入会費及び有効期限について
入会費はUS$25,000(約280万円)です。有効期限は「カードは会員の終生のものである」となっていますが、10%の書き換え料を支払えば会員権を相続できるそうです。

 さまざまな特典が用意されているようです。
●入国査証の特典
 5年間有効の観光査証を取得できる。この査証は5年後に自動的に更新するのでそのままタイに居住も可能。
ただし90日以上タイに滞在する場合は、当該査証は保証されるが入国管理局に毎回1900バーツを支払うことにより、査証滞在期間を延長できる。

●空港での特典
 エリート関係者が出迎え、電気自動車で空港内を移動ⅥPラウンジへ、その間係員が入国手続きをし、スーツケースの受取、税関まで代行します。
その後は滞在先のホテルまたはご自宅までリムジンにて送ります。

●ゴルフ・スパそして健康管理の特典
 タイ国内の46箇所以上の高級ゴルフ場での18ホールまでのグリーンフィーが無料。タイ国内80箇所のスパでの伝統的タイ風マッサージが毎日1箇所1時間半までは無料。
毎年1回無料で、全14箇所の国際病院にて身体検査を受けることができます。その他タイ航空のⅥPラウンジが随時利用可能(他の航空会社利用でも可能)。特別価格で人気のレストランやエンターテイメントを楽しめます。

 このようにお得なメリットが準備されている訳ですが、果たして額面通り理解していいのでしょうか。  
 まず、色々なルールや制度が、頻繁に改訂されるタイという国。このエリートカードの制度が、終身続く保証はあるのでしょうか。タイ政府が方針を変更した時はどうなるのでしょう。
 第2に、高額な入会金を出さなくても、ロングステイ・ビザはじめ長期滞在できるビザが存在していること。第3に、不動産の購入についての案内がありますが、土地についてはあくまで外国人(日本人)は50%以下の所有権しか認められないので、注意を要すること。事実、親友がタイでは土地付き不動産が買えると誤解していました。

 そもそも、HPではタイのロングステイを勧める理由をこう言っています。
 「知らぬ間に日本は住みにくい国になりました。外交の失策などをはじめ政治の混乱が起こり、少子高齢化がどんどん進んでいます。 またそれに伴う経済構造の変化や地震、台風、水害等の脅威にさらされ、日本を取り巻く環境は以前のように平和とはいえない状況となっております。こんな状況だからこそ、早めに第二の生活拠点を持つことがますます重要になってきております。」
 さらに「少ない年金を有効活用する面でも物価の低いタイ王国に生活拠点を持つことは今後の人生をより楽しく過ごす為にはよい選択となる事を確信致します。」

 確かに、同社が言うような側面もあるでしょう。しかし、これでは以前通産省が失敗した「シルバーコロンビア計画」の“タイ版”であり、バブル時代のリゾートホテル会員権の募集を想い起こさせます。
 海外でのロングステイには、その滞在国に住まわせてもらっているとか、その国の文化や習慣、そして現地の人たちとの交流や滞在目的がしっかりしていないと、うまくいかないのではないでしょうか。

 などなどの理由から、エリートカードの購入は慎重に検討した方がよいのではと思ってしまうのです。


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September 25, 2005

№159 緑に囲まれたゲストハウス

ベランダから見たゲストハウスの中庭
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 チェンマイでは初めてゲストハウスに宿泊しました。予約はチェンマイでロングステイをしているHさんに手配していただました。 Hさんが滞在するコンドミニアムに隣接し、緑に囲まれた「BAAN KAEW GUEST HOUSE」というゲストハウスです。 ここは、ピン川にほど近く、周囲には中学・高校、お寺などが多いエリアです。10分も歩けば、シーフードレストラン街やナイトバザールという便利なロケーションです。
 ゲストハウスは、主にバックパッカーなどの外国人の利用が多い安宿のことで、バンコクのカオサン通りはあまりにも有名な安宿街です。

 「BAAN」は「家」、「KAEW」はオーナーの名前のようです。つまり 「KAEWさんの家」という名前のゲストハウスです。宿泊料金は、1泊朝食なしで550バーツ(約1600円)です。
 部屋はキングサイズのベッドでも、ゆったりと広め。テレビはありませんがエアコン完備、バスタブはありませんが、ホットシャワー付きです。冷蔵庫とセーフティボックスがありますからホテル並みの設備といえるでしょう。

 「BAAN KAEW GUEST HOUSE」は、大通りから奥まった場所にあるので、静かでアットホームな感じのゲストハウスです。フロントもカフェもオープンエアになっていて、開放感一杯です。その奥に中庭を取り囲むようにして20部屋ほどの宿泊棟が建っています。 2階のベランダにはベンチが置いてあって涼むことができますし、ここからは芝生の中庭と緑が深い木々が眺められます。バンコクのホテルと比べると、ゆったりとした気分で過ごせます。
 料金も安いこともありますが、長期の旅行者に人気のようで、白人の家族連れや若者、アジア系の人たちも泊まっていてインターナショナルな宿泊客ばかりです。
 まだ夜が明け切れね5時頃から、宿のご主人が庭に落ちた葉っぱを箒で掃く音が聞こえてきます。もう少し明るくなると小鳥たちがさえずり出し、清清しい朝を迎えます。

 このような環境のよいゲストハウスは、一般のホテルよりも長期の滞在に適しているかもしれません。 今回は2泊だけでしたが、この次はゆっくり滞在して、ゲストハウスのスタッフやいろいろな国の宿泊客と親しくなりたいものです。 

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September 24, 2005

№158 「豊かさ」の指数 

    まだまだ青いマンゴー
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 日本の国内総生産(GDP)は、2003年で501兆円で世界2位です。しかし世界で2番目の「豊かさ」を日本人は実感しているのでしょうか。 好きな物が手に入りお金もそこそこ貯えても、本当の「豊かさ」を感じているとは言えないのかもしれません。“生活の質”などを表した国連の「人間開発指数(HDI)」(2004年)によると、トップはノルウェー、日本は9位だそうです。

 「豊かさ」を測る尺度はいろいろありますが、7000mを超えるヒマラヤ山脈に抱かれた国、ブータンの豊かさは、「GNH」(国民総幸福)というユニークな物差しです。 Hは「ハッピネス」、幸福を意味します。34年前に鎖国を解いたチベット仏教のブータンが国づくりの目標として独自に掲げたものです。 現国王が即位した1972年に、国民総生産(GNP)をもじって導入されました。「幸福」の主な要因は、「経済発展と開発」に加え「伝統文化の振興」と「自然保護」です。
 GNPは金を中心とした物質的な指標ですが、GNHは人間社会全体の成長を表します。物質主義に陥ると精神的に貧困になる。両方のバランスがとれた社会は幸福になるという理念を持っています。 大量生産社会は、環境を破壊し地域のきずなも犠牲にする。そうした社会は人間を幸福にしないというのです。

 ブータンは九州とほぼ同じ面積で、人口は約73万人です。ひとり当たりの国民所得は660ドルと日本の50分の1にもなりません。 このような小さな国が、“拝金主義”ではない豊かさを掲げ、国の目標としているのです。ブータンにも情報化の波が一気に押し寄せ、伝統や価値観が揺らいでいます。GNHの考えも国民にそれほど浸透していなくて、理想と現実の間に立たされているのが現実のようです。
 しかし、GNHの理念は「人の豊かさとは何か」を改めて考えさせられます。これまでの日本は、GDPを中心とした物質的な豊かさを目標に経済的に発展してきました。ところが、多くの日本人はそれほどの「豊かさ」を感じていません。

 高齢社会の福祉の目標は、高齢者一人ひとりが「豊かで明るい安定した社会生活」を営むことができる社会システムを構築することです。 そのためには、近い将来、高齢者が30%にも達する日本社会では、失われてきた家族や地域のきずなをもう一度回復させることが必要となってくるでしょう。
 「物やお金」を中心とした豊かさよりも「心の豊かさ」に価値観をシフトさせることが、これからの超高齢化社会にはふさわしいと思われます。 そして、団塊の世代が2007年から定年を迎え、これまでのシニア像を変えていくでしょう。その時には、これまでの価値観を「心の豊かさ」を中心に変えていかなくてなりません。

 どのようにしたら変えられるのか、ひとりひとりがじっくりと考える時期が来ています。そのヒントを探しに、日本を離れてブータンやタイで一時期過ごすのもよいかもしれません。

 なお、ブータンのGNHについては、西日本新聞の記事を引用しています。

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September 23, 2005

№157 バンコクのタクシー事情 2

    ナイトバザールの屋台
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 バンコクのタクシーは、安いので手軽に利用できる交通手段です。初乗り35バーツ(約100円)で、2㎞を超えると1㎞毎に4.5バーツが加算されていきます。ですから100バーツ(約300円)あればバンコク市内たいがいの所に行けます。 日本とは比べものにならないくらい安いのです。
 しかし、注意しなければならない点がいくつかあります。タイ社会ははっきりした階級社会ですが、タクシーの運転手はその最下層の人たちが多いといいます。 タクシー運転手による金品目当ての強盗傷害事件が多発していますので、夜女性ひとりで乗るのは厳禁です。これは以前書いていますので参考にしてください。

 8月の滞在でも何度かタクシーに乗りました。その内2回、料金をふっかけられたエピソードを紹介します。
 BTSオンヌット駅を夕方の帰宅ラッシュ時に降り立ち、タクシーを拾って郊外の住宅団地まで行こうとしました。オンヌット駅はBTSの終点のため、バスに乗り継ぐ人やタクシーに乗ろうとする人で一杯です。ようやくのことで流しのタクシーを捕まえ、地図を見せながら行き先を伝えました。
 目的地が分かりメーターも倒して走り出しホッとする間もなく、運転手が何やらタイ語で盛んに話しかけてきます。 英語で聞き返してみてもよく分かりません。そしたらタクシーを路肩に止めて、また話しかけてくるので「ははあ、これは値段交渉だな」と気づき、筆談したところ“300バーツでどうだ”というのです。
 ある程度の土地勘があり目的地まで約100バーツと予想できたので、「NO、ここで降りる」と他のタクシーに乗り換えました。幸い乗り換えたタクシーの運転手は、初めての目的地を近所に人たちに道を尋ねながら、ちゃんと送り届けてくれました。予想通り100バーツかかりませんでしたので、お釣りはチップとして渡しました。親切な運転手もいることも事実です。

 2度目のトラブルは、ルンピニのナイトバザールからの帰りです。夜も10時を過ぎて、たくさんの手荷物を持っていたので、タクシーに乗りました。 安全面を考慮して、下が緑、上が黄色の個人タクシーをわざわざ見つけて乗り込みました。宿泊先のホテル名を言うと、「150バーツ」という返事。ホテルまでは50~60バーツと分かっていましたから、きっぱりと「NO」と答えると、慌てたように「OK、OK」と運転手。事なきを得て無事に帰り着きましたが、個人タクシーでも高額な料金を要求してくるのです。

 日本人と見ると“日本人価格”を要求してくることが多いようです。タクシー料金が安いものですから3倍の料金をふっけられても、そう高いと感じない日本人は払ってしまうのでしょう。だから法外な料金を要求してくる運転手が後を絶たないのです。

 必ず、メーターを倒したことを確認して、正規料金で乗るようにしましょう。そして「これはおかしい」と感じたら、「NO」と言いはっきりした態度を取ることです。

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September 22, 2005

№156  「行動することが生きることである」 

マーケットで売られているハスやバラ
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 これまで多くのロングステイをしている日本人シニアの方にお会いして、話を伺ってきた。多くのシニアが、色々な動機やきっかけでロングステイを実行されている。
 これらの多くの方から話を伺っていると、“ある共通項”に気がつきます。それは、みなさんが「行動する人」という事実です。いたって当たり前のことですが、「高齢期の生き方」として基本的で重要な示唆を含んでいると思われます。なぜなら「アクティブ・エイジング」とも言い換えられる、前向きの生き方に通じるものだからです。

 100歳近くまで活躍された小説家の宇野千代さんは、90歳の頃「行動することが生きることである」というタイトルのエッセイを書いています。
 その冒頭は、 「頭で考えるだけのことは、何もしないのと同じことである」という一文で始まります。まさに人の生き方の本質を突いた文章ではないでしょうか。 そして、人間の考えることは、その人の行動によって引き出されることが多いといいます。つまり、考えてから行動するのではなく、行動が思考を引き出すというのです。
 
 巻末の解説では、 「本当はみんなそうしたい、そうありたいと思っているのだ。だけれど、なかなかそうはいかない。そうできるのは特別の人だとして、自分についてはあきらめているのである」とあります。
 果たして本当にそうなのでしょうか? わたしがインタビューしたシニアの方は、“特別の人”ではありませんが、あきらめていません。そう“行動している人”なのです。

 では、「行動する人」と「そうでない人」を分けるライン、分水嶺はどこにあるのでしょうか? それは案外難しいことではなくて、 「ちょっとした一歩」「最初の一歩」を踏み出すか、踏み出さないかの、わずかな差ではないかと、“行動している人たち”から教えられます。
 身近なこと、ちょっといしたこと、自分でできることを、今日から始めて続けることです。それが永い年月の間に、行動しないことに比べて大きな差となって現れてくるのではないでしょうか。
 
 
 また、宇野さんはこうも言っています。 「どんなことでも、先ずすることだ」と。嫌いなことでも辛抱して、しているうちに上手くなるというのです。
 小説家である宇野さんが、「小説は誰にでも書ける。それは毎日、ちょっとの時間でも、机の前に座ることである」と言っています。 書こうと思っている時だけに座るのではなく、書こうとは思っていない時にでも座る。毎日、この机の前に座るということが、小説を書くことの基本であり、コツなのです。

 この中にこそ、人生の生き方のヒントがあるのではないでしょうか。

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September 21, 2005

№155 タイ北部の地名

    チャオプラヤー川の流れ
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 タイ北部の地図を見ていると、「メー(Mae)」が付く地名が多いことに気づきます。ミャンマーとの国境の町である「メーサイ」をはじめ、「メーホンソン」「メーラオ」などの地名です。
ガイドのソンブーンさんに聞くと、 「メー(Mae)」とはタイ語で「小さな川」の意味だそうです。 「小さな川」沿いに発達した町が、この地名になっているということです。
 
 では「大きな川」は、何というかというと「メナム(Menam)」といいます。学校の地理の授業では、バンコクを流れる大河を「メナム川」と教えられました。 地図にも、そう記載されていたはずです。
 しかし、現在では「メナム川」といわずに「チャオプラヤー川」といっています。 つまり「メナム川」とは「大きな川・川」ということになり、「川・川」と川が重複してしまう訳です。これは、その昔日本人が「メナム」を川の名前と勘違いして、「チャオプラヤー川」を「メナム川」と呼んでしまったのです。 日本では、永らく地図に誤ったまま「メナム川」と表記されていたのですから、おかしなものです。

 ちなみに、 「ドイ・メサロン」「ドイ・ステープ」の「ドイ(Doi)」とは、「山頂」を意味します。地図を眺めていると、色々なことに気づいて面白いものです。
 また、地図から“何か面白いこと”を見つけましょう!

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September 20, 2005

№154 人生の見つめ直しや新しい生き方の“気づき”の契機

       澤井勇さん
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 澤井理恵子さんのご主人の澤井勇(66歳)さんは、定年退職後の1年間休養した。永年にわたる会社生活を終えて、すぐに新しい生き方を見出すことが難しかったからである。この1年は、定年後の生き方を改めて考え直す良い機会になった。
 これからの生き方についていろいろ考えるなかで、老親の長寿への願いを優先して具体化したものが、バンコクでのロングステイであった。実際に滞在してみると「ロングステイは、定年後の生き方としていいかもしれない。これからの人生をじっくり考えよう」と思ったという。

 バンコクの生活に慣れて落ち着くにつれて、修さんは、これからの生き方の「夢」を少しずつ描き始めている。まず、タイ語を学びたいという。基本的な読み書きと会話をマスターして、5年後をめどに日本人観光客のガイドとしてボランティア活動をしたいと考えている。ボランティア活動をとおして、多くの日本人にタイのよさを伝えたいそうである。
 勇さんは、老親の長寿を支援するロングステイを契機として、自分自身の定年後の生き方を改めて見つめ直そうとしている。そして新しい生き方を模索し、その姿を具体化しようと努めている。ロングステイが、自分の人生を見つめ直し、“気づき”の機会を与えているようである。勇さんが定年後の生き方が見つけにくいと指摘するように、特に男性にとってロングステイは、自分の人生を見つめ直すよい機会かもしれない。
 澤井勇さんのインタビューから、ロングステイが個人の生き方や人生を見つめ直す“気づき”の機会を与える媒介機能を有しているのではないだろうか。

 「タイロングステイ日本人の会」の世話人を務めるSさんは、リタイア後の一般的な日本人男性について、つぎのように述べている。
 これまで多くのロングステイをする日本人を見てきて、「入会される会員さんに言うんですよ。過去の肩書きは捨ててくださいと。ひとりの人間として、みんなと付き合いましょう。分からないことは謙虚に聞いてください」という。
現役時代の肩書きや地位を引きずったまま、定年後を過ごす傾向がある男性にとって、重要な助言である。また、これは海外での長期滞在をスムースに過ごすためのポイントである。同時に、日本の日常生活から遠く離れた生活環境だからこそ、実行しやすいことなのかもしれない。

 ロングステイが、日本での会社や組織との関わりを海外まで持ち越すことなく、また人間関係にわずらわされない環境に身を置いて、自分自身を見つめ直す機会になっているのではないだろうか。 ロングステイは、「自分らしい自分」や「本当の自分」をもう一度見つめ直すチャンスなのである。これもロングステイの機能のひとつといえよう。
 また、澤井勇さんのケースは、ロングステイが定年後の生き方を改めて見つめ直す良い機会であると同時に、新しい生き方への助走期間としても機能しているといえるだろう。

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September 19, 2005

№153 「自分らしい人生」を実感するロングステイ その2

    滞在中のコンドミニアム
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その2

ロングステイを経験して感じること 
 理恵子さんは、日本での色々な“しがらみ”から解放されて、タイでは心がいやされるという。幸いなことに親戚関係や土地、お墓といった日本人特有のしがらみはなかったが、友人や近隣の人たちとの人間関係にいつも気を遣ったり、煩わしさを感じたりしていた。
 しかし、タイに来てみると時間がゆっくりとしていて、のんびりとした気分になり、精神的にリラックスしている自分を感じる。日本の生活に比べるとタイは不便なところが多いが、精神的にいやされる国である。
 タイで生活してみて、「人間の本当の幸せとはなにか」を考えてみると、多少不便なことがあっても「心ゆったり」と暮らすことと思うようになった。日本でのしがらみから解放されて、「自分の人生」を大切にしようという勇気と根性が出てきたという。 「一般的に、日本人にはそれぞれのしがらみがあって、ロングステイを決断しにくいと思います。このしがらみから離れて、自分らしい人生を歩むことが、本当の幸せではないでしょうか」と理恵子さん。

インタビューについてのまとめ 
 ロングステイの本来の目的は、両親の長寿を願ってのことであった。しかし、タイでの滞在をとおして、これまでの自分から新しい自分に変化していることに気づいた。つまり、タイのゆったりとした環境の中で生活してみると、日本での煩わしさやしがらみから解放されている自分に気づき始めたのである。当初から日常生活の煩わしさからの解放を求めて行動を起こした訳ではなかったが、それは偶然の産物でありロングステイの思わぬ効果であった。

 理恵子さんは、周りの人間関係などに影響されて、自分を見失いがちであった人生を振り返り、「自分の人生」という視点からこれからの人生を切り開きつつある。自分らしさを取り戻して、いきいきとした新たな人生を歩もうとしている。理恵子さんにとって、日本を離れ海外で長期滞在することが、「自分の人生」を見つめ直し、気づきがあり、そして行動を起こそうとする契機になっているようである。これらの点で、ロングステイが、個人の生き方や人生を見つめ直す“気づき”の機会を与えているといえるだろう。
 
 では、「自分の人生」の気づきの背景とは、何であろうか。普段の生活上のしがらみや人間関係の煩わしさなどが、その背景にあるのではないだろうか。現代では「個性」が重視される傾向があるものの、客観的に自分を見つめる機会は、案外少ないのかもしれない。慌しい日常生活の中では、自分自身や自己を見失いがちなのである。
 日常的な日本の生活を離れ、非日常的なタイの生活を体験することで、リフレッシュし、精神的な落ち着きが得られているのであろう。その上で自分自身を見つめ直しているのではないだろうか。
 これらの点から、ロングステイを実行する動機として、日常の煩わしさからの解放や“いやし”などの精神的なものを求める傾向があると考えられる。

 なお、母親のマキ子さんは、2004年11月バンコクにて急逝されました。 合掌

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September 18, 2005

№152 「自分らしい人生」を実感するロングステイ

    自宅でくつろぐ澤井夫妻
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 澤井理恵子さんのケース 
 2003年3月のインタビューから

 澤井理恵子さん(63歳)は、先に紹介したMさん夫妻の娘さんである。理恵子さんは専業主婦で、すでに子どもは独立し大阪市内に夫婦二人で住んでいた。ご主人の澤井勇さん(66歳)は、関西の電鉄会社に長年勤務していたが、定年を迎えて現在はリタイアしている。2002年11月より、バンコクにて両親のMさん夫妻と二世代同居で長期滞在を始める。

ロングステイに至った経緯
 バンコクでのロングステイを実行した第一の理由は、母親のマキ子さん(故人・仮名)の療養目的と、温暖なタイで両親に長生きしてもらいたいという思いからである。両親ともに高齢であり要介護になった場合、タイで介護をする予定であった。
 そして一番大きな理由としては、10年来香港に在住している息子の智幸さん(仮名)から、日本よりもアジアは住みやすく健康に良いからと強く勧められたことである。
 そもそも理恵子さんにとって、15年ほど前、智幸さんのアメリカ人の友人が、澤井家にホームステイしたことがきっかけになっている。その智幸さんの友人と言葉が通じなくても心と心の交流ができ、「家族の絆や愛情」を教えてもらった。そういう経験をとおして、物事に対する視野が広がったという。新しい価値観や人生観が生まれてきたことが遠因となり、ロングステイという新しいライフスタイルへの関心につながっているそうである。

ロングステイの状況
 長期滞在が4ヶ月経過した現在、マキ子さんの健康が回復するにつれてバンコクでの生活も落ち着いてきた。これまで澤井さん夫婦は、旅行で一度タイに来たことはあったものの、日本を離れる前はタイに知り合いもなく不安であった。しかし、両親が健康を取り戻した姿を見て、ロングステイ用のビザに切り替え、今ではタイに永住する心づもりである。
 ロングステイ用のビザの手続きが煩雑なこともあり観光ビザで入国したが、佐藤氏(ロングステイに関するコンサルティング会社の代表)が、ビザの変更手続きから生活上の困ったことまでフォローしてくれるので非常に安心である。 現地の生活に慣れるまでは支援をしてくれる人が必要であるという。佐藤氏のような存在があって支援してくれることが、長期滞在を安心して続けられる理由のひとつになっている。

 タイに生活してみて、ロングステイに対する理想と現実のギャップは少ない。それは佐藤氏の支援によって不安なことや心配がなくなり、安心して生活できるからだろう。物価が安いこと、人が穏やかでのんびりしているので、日本人を歓迎してくれること、そして暖かい気候などの点でタイの生活に満足している。物価が安いため、生活費は二組の夫婦の年金で賄えているそうだ。特に暖かいお陰で、冬の時期に困っていた手荒れがなくなり、肌のしわも気にならなくなったという。女性の悩みに予期していなかった効果もあって、温暖な気候に感謝している。

つづく

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September 17, 2005

№151 巨大なジャックフルーツ

   これがジャックフルーツです
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 ジャックフルーツは、タイで食べられるフルーツの中で一番好きなフルーツです。形は一見ドリアンに似ていますが、表面がそれほどデコボコしておらず、やや緑がかった色をしています。 バンコクのマーケットやスーパーで色々な種類のフルーツが並んでいますが、大半はドリアンはじめ日本ではあまりお目にかかれない南方系のフルーツです。
 ですから、当然それらのフルーツが木に生っている姿を見たことは、ほとんどない訳です。もちろんドリアンもありません。マンゴーやロンガン、パパイヤ(これは沖縄にもあるので)などを見たことがあるくらいです。 それが今回、ジャックフルーツが木に生っている姿を初めて見る機会を得ました。

 そもそもジャックフルーツをそのままの姿で見ることが少ないフルーツです。というのも、そのまま1個で売っていることがまずないからです。 大きすぎるということもありますし、普通、中に詰まっている果肉を選り分けて、量り売りやパックに入れられて売られています。 ですからジャックフルーツを食べたことがあっても、大きなジャックフルーツの姿を見たことがないという方もいらっしゃるでしょう。ましてや木に生っているところとなると、さらに見るチャンスは少ないでしょう。

 ジャックフルーツは、バンコクに行って最初に買うフルーツでいつも朝食に食べています。 果肉は、オレンジ色がかった黄色、サクサクとした食感があり、南国系特有の甘味があります。しつこくない甘さなので、いくつ食べても食べ飽きません。ドリアンも大好きなのですが、たくさん食べられないのと対照的です。

 意外な場所で、木に生っているところを見ることになりました。それは夕ご飯をご馳走に伺った後藤さんのお宅の庭で、ご対面することになったのです。 懐中電灯で暗い裏庭を照らすと、地面スレスレのところに突然にというか、唐突にというか、巨大なジャックフルーツが、木の幹から直接生っていました。 というよりも“ぶら下がっている”といった方が適切かもしれません。
 予想を超える、あまりの状況に呆気に取られてしまいました。異様な光景というよりも思わず笑ってしまうような生り方なのです。
 こういう生り方をするフルーツというのは、他にあるのでしょうか。その後ドイステープ山で見たジャックフルーツは、木の上の方に生っていましたら、後藤さん宅のようにいつも地面近くに生っている訳ではないのでしょう。 まだ、若木で幹が十分に太くないので、その重さに耐えられるように、木の根元で大きく成長しているのかもしれません。みかんやりんごのように枝に生るのではなく、幹から直接実を付けるのも、巨大に成長する実の重さの関係なのでしょう。
 
 ジャックフルーツは形や味が珍しい南国のフルーツですが、その生り様も非常に面白いものでした。

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September 16, 2005

№150 豪快なタイマッサージ嬢

 チェーンセンのホテルのインテリア
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 タイマッサージ嬢にも色々な女性がいるという話です。バンコクではその大半が、タイ東北部イサーン地方出身の女性たちです。
 この8月、タイ北部メコン川沿いの町チェーンセンで、豪快なタイマッサージ嬢に出逢いました。 名前は「サフォーイ」ちゃん、22歳。 こんな田舎町には不釣合いな、ちょっと太めだけどカワイイ感じの茶髪の女の子です。制服は着ていなくてTシャツにジーンズ、アクセサリーもたくさんつけています。バンコクのマッサージ店の制服を着た30代の女性を見慣れたわたしには、マッサージ嬢らしくない「サフォーイ」ちゃんに新鮮な印象を受けました。
 
 元々タイマッサージは大好きで、バンコク滞在中には2日に1回は通っています。しかし、今回は忙しかったので、チェーンセンの町で初めてのタイマッサージとなりました。 チェーンセンにもマッサージ店はあるのですが、小さな町ですからホテルまでの夜道は危ないということで、ホテルの部屋に出張して来てもらうことにしました。そこで、やって来たのが「サフォーイ」ちゃんです。

 2時間のマッサージで出張費込みで550バーツ(約1650円)、普通バンコクでは高いお店で400バーツくらいですから、地方の割には少し高いのかもしれません。
 早速、パジャマに着替えて始めてもらいました。タイ滞在が1週間を過ぎて、疲れた体をほぐしてくれます。いつもはここまま眠気に誘われて眠ってしまうのですが、この夜は違っていました。
 今風の女の子の「サフォーイ」ちゃんは、部屋のテレビのチャンネルを好きな番組に変えて、タイ語の番組を見ながらのマッサージです。その上、時々携帯が掛かってくるので、その都度中断します。 こちらもテレビの大きな音量と携帯電話が気になって集中できないのです。

 「サフォーイ」ちゃん、まだ若いので経験が浅いのでしょう、初めは硬くなった体には気持ちいいと思えたマッサージが、体がほぐれるにつれて、だんだん痛くなってきました。 小さく声を出しながらのハードなマッサージと、ゆったりというより忙しない早業の連続です。体格がよさが災いして、とにかく力が強いのです。 この力任せの荒技といつも以上にアクロバティックな体勢で、眠くなるどころか痛さに耐えなければなりません。

 「痛い」とか「ゆっくり」といった簡単な日本語は、バンコクでは通じるのです。しかし、現代っ娘の「サフォーイ」ちゃんには、日本語どころか英語も全く通じません。年も指折り数えて、聞いたくらいなのですから。
「気持ちいい」の意味のタイ語「サバーイ」は知っていても、「痛い」のタイ語は知らないのです。「イタタタ・・・」と呻きながら、ひたすら耐えることしか術がありません。 こんな時は、時間が経つのは遅いものです。このままどうなることやらと思っていると、突然終わったとのジェスチャーです。時間を見ると、まだ80分しか経っていなかったのですが、 「終わってよかった」と正直ホッとしました。 マッサージのスピードが速いので、メニューが早めに終わってしまうのでしょう。こちらも120分続けられたら、明日はひどい筋肉痛で体がバラバラになってしまうところでした。

 料金を受け取った「サフォーイ」ちゃん、一緒に仕事に来ていた仲間のマッサージ嬢が迎えに来て、 「じゃあねー(多分)」と言いながら早々に帰っていきました。 片田舎の小さな町に、今風の若いマッサージ嬢、このアンバランスがおかしくもあり、おもしろい体験をさせてもらいました。
 こんなの初めてです・・・

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September 15, 2005

№149 「団塊市場」とロングステイ

   チェンライの植物園にて
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 約700万人ともいわれる団塊の世代が60歳定年を迎える、2007年から09年にかけての退職一時金は、総額50兆円にも上る。人口が多いため通常の年を3~6割多い計算になるのです。
 この巨額な退職金による「団塊市場」をめぐって、色々な企業がシニア向けの商品やサービスの開発にしのぎを削っているという特集記事が、9月3日の朝日新聞に掲載されました。
 
 最近は平均寿命が延びた影響で、50~60歳は親の死去による相続が最も相次ぐ年代とされている。現在、1年間で相続される金融資産(不動産は含まない、預貯金など)は、少なくとも10兆円に上るという試算がある。
これらの退職金や相続によって受け取る金融資産は、企業にとって垂涎の的なのです。
 団塊リタイアの影響は、既に消費に表れているという指摘があります。最近の薄型大画面テレビにみられるデジタル景気を支えているのはシニア層だという見方があります。 早期退職や関連会社への転籍で、前倒しで退職金をもらう団塊の世代が増えているためではないか、と分析されています。

 各企業もふくらむ商機をねらって、戦略を練っています。近畿日本ツーリストの新会社クラブツーリズムは、営業戦略をシニア層に特化し、JTBはロングステイの専門部署をつくり、この10月から一般向けの窓口「JTBロングステイプラザ」を東京日本橋にオープンします。

 団塊の世代の定年によって、旅行の内容やスタイルもさらに多様化することでしょう。 また、海外でのロングステイ人口も増加し、滞在スタイルや目的も団塊の世代の志向を反映させていくでしょう。滞在中の安全、病気などのリスクやトラブルへの対応、あるいはロングステイを充実したものにするサポートも当然必要になってきますが、この点については別の機会に書くことにします。

 多様な価値観と消費意欲の強いこの世代の行動は、これまでもそうであったように定年後も新しい社会現象ともいえるような影響を及ぼしていくことになるのです。 新しいシニアの出現が、豊かな金融資産を背景にして新たなシニアマーケットを形成し、新しいシニア世代のライフスタイルやシニア文化を創出していくに違いありません。
 リッチシニアの増加が、消費の質を変えていくのは間違いないと記事は結んでいます。
 

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September 14, 2005

№148 大河メコン

 ゴールデン・トライアングル付近のメコン川
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 メコン川は、全長4,425㎞のインドシナ5カ国を貫流する東南アジア最大の河川です。
 長江と同じ中国のチベット高原に源を発し、雲南省からミャンマーを通り、タイとラオスの国境を下り、カンボジアを流れベトナム・ホーチミン近くのメコンデルタで南シナ海に注ぎ込む大河です。 メコン川は流域の農地を潤し、果物や生活物資を各国に輸送する河川交通の重要なパイプでもあります。

 タイ側のメコン川岸のゴールデン・トライアングルとすぐ下流のチェンセーンの町で、この大河を眺めました。思ったほど川幅は広くなくて、200mくらいでしょうか。向こう岸が見えないくらいの川幅があると思い込んでいましたので、ちょっと拍子抜けしました。
 訪れた8月初めは雨季のせいか、流れは速く水の色は茶色に濁っています。雨季末期には、もっと水位が上がるのでしょう。
 
 最近までケシを栽培し、世界の麻薬生産地として有名なゴールデン・トライアングルは、ミャンマー・タイ・ラオス3カ国が見渡せるポイントでもあります。 この高台から見渡すとメコン本流の川の色は濁っていて、ミャンマーとタイ国境を分ける支流のそれとは、明らかに違っています。流れの速い川面を漁師の小舟やラオスへの観光渡船が行きかっています。
 このメコンの流れを上流に上ると、雲に隠れた山々の向こうは遠く中国雲南省につながっているんだと思うと、旅情を誘われます。実際、雲南省の西双版納からラオスを経由し、ここチェンセーンまで下るクルーズ船「金三角号」があるそうです。ちなみに、このクルーズがコースに入ったツアーがJTBから出ています。

 一方、少し下流のチェンセーンでは、メコンは流れをラオス側にカーブさせ、幾分ゆるやかに流れています。この町には船着場があって、貨物船が中国からの物資を荷卸ししていました。
 対岸にはラオスの山野が広がり、目と鼻の先に見えます。ほとんど人家や建築物は見えず、タイ側の賑わいとは好対照です。夜になるとそれが一層際立って分かります。 人家の灯りや街灯などが、ほとんど見えないからです。ポツポツと幾つかの灯りが見えるだけですので、電力事情も遅れているのでしょう。

 このような大河に接することがほとんどない日本人にとって、悠々と流れるメコンを眺める時、悠久の時の流れや何かを感じさせられます。


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September 13, 2005

№147 「大坪・彗燈教育学園」の訪問記 その2

    学園内のチークの林
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その2
 スタッフの小西さんにお話しを伺い、学園内を案内していただきました。小西さんは、長崎出身で地元でとび職として働いていたのですが、作業中に転落して大ケガをして心機一転してオーストラリアへ。 シドニーで日本語教師の資格を取得した後、3年前にバンコクへ。NPO彗燈が、学園のスタッフを募集していることを知って応募する。そして、この5月から学生寮に住み込んで働き始めたそうです。

 将来のタイを担う人材を育成したり、日系企業への就職を支援することが、学園の目的ということです。
子どもたちは、中学に入学する13歳で入寮し、高校を卒業するまでここで寮生活を送ることになります。中学校に通いながら学園で日本語、工業、農業、果樹栽培などを学んでいます。
 工業指導では旋盤や溶接技術を学び、農業では空心菜を敷地内の畑で育てていました。将来は近くの田んぼを借りて日本米を作ったり、お茶の栽培をする計画があるそうです。 また、敷地内の果樹園でロンガンなどの果樹を里親さんの木として、育てたいそうです。
 現地種の芝を張り、畑を耕し、バナナやロンガンの果樹を育て、敷地内は少しずつ整備されつつあります。高級家具の材料となるチークが木陰をつくり、緑の静かな教育環境を作っています。

 わたしも7月、佐賀県基山町のあるNPO彗燈を訪問した際に、里親になりました。一口1万円の年会費です。今回ドイサケットの学園を見学させていただいて、6年間しっかりと支援しようとの思いが一層強くなりました。
里子はまだ決まっていませんが、わたしの希望をお願いしてきました。それは、 “将来介護士や看護師を目指す女の子”というお願いです。
 近い将来、タイをはじめアジアの介護士や看護師が、日本の高齢者の介護や看護のお世話をすることになるでしょう。その時里子となった子が、日本にやって来てわたしの介護の面倒を見てくれるかもしれません。楽しみなことです。

 学園の課題は、その運営費にあります。年間の運営費が、60万バーツ(約180万円)掛かるということです。最初の3年間は、建設費の寄付をされた大坪氏が支出されますが、その後の運営費の確保が大きな課題となっています。 それには、学園のことをもっと知ってもらい、日本の里親の協力を仰がなければなりません。
 また、入学してくる生徒数が増えると、学園の運営や教育指導ができる人材も必要になってくるでしょう。有給のスタッフはそうそう増やせないでしょうから、ボランティアに頼る場面が増えると思います。 子どもたちに教えられる知識や技術、豊かな経験を持つ日本のシニア、また国際貢献をしたいという日本の若者が、お役に立てるのではないかと思われます。
 NPO彗燈の調理事長は、 「卒園生が日タイ両国の架け橋となって、国民同士の交流がさらに進むことを期待しています」とおっしゃっています。

 ロングステイをして何かボランティアをしたい、タイの人たちと交流がしたい、そのような方は、一度訪問してみてはいかがでしょう。

「NPO彗燈」のホームページ
  http://ww7.tiki.ne.jp/~intuji/

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September 12, 2005

№146  「大坪・彗燈教育学園」の訪問記

     新築の寄宿舎
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  「大坪・彗燈教育学園」は、チェンマイから車で40分ほど走ったドイサケット市郊外にあります。あらかじめNPO彗燈の竹ノ内さんからいただいた住所と地図を頼りに、学園を目指したのですが、なかなか分かりませんでした。何度も地元の人に道を尋ねながら、ようやくたどり着きました。途中看板や案内板がなく、道も未舗装になっていくにつれ心細くなった頃に、学園が見つかりました。
 周辺には、大きな池を中心に整備され、休日には家族連れで賑わいそうな公園があり、のどかな農山村といった環境に囲まれている。 

 この「大坪・彗燈教育学園」は、日本の「NPO彗燈」がタイの少数民族の子どもたちの教育支援を目的として、建設・運営しているものです。 学園の名前にもなっている福岡県八女市出身の医師大坪修氏が、寄付された建設資金の約半分の1000万円をもとに建設されています。
 そして、日本の里親の教育支援金で、里子となる子どもたちの教育費などが賄われています。
 
 3万坪の敷地に寄宿舎やオープンの食堂、そして教室など5棟の建物が、チーク林の中に点在しています。学園の敷地は、元チェンマイ大学教授のタイリンさんが所有する広大な原野を3年間かけて切り拓いたそうです。
学園は、この11月が正式な開校になっていて、まだ外壁の塗装など細かな仕上げ工事が、スタッフやボランティアの手で進められています。
 それでも、既に7名の中学生(男子1名、女子6名の13歳の子どもたち)が寄宿舎で生活をしながら、最寄の公立中学校に通っているそうです。この子どもたちは、少数民族や経済的に恵まれない子どもたちです。 初年度は7名でスタートしましたが、50名まで入園可能だということです。来年はスマトラ沖地震の津波で被災したプーケットやクラビの子どもを受け入れるといいます。
 現在スタッフは、タイリン先生と奥さんのチョワンチョンさん、日本人の小西誠さん(32歳)ともうひとり含めた4名です。それに日本に留学予定の2人のタイの若者が、ボランティアとして働いていました。
 
 

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September 11, 2005

№145 トゥクトゥクとソンテウ

    かわいいトゥクトゥク
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 チェンマイには、メータータクシーは12台しか走っていません。この滞在中、1台も見ませんでしたし見つけること自体難しいでしょう。その代わりに街中をたくさん走っているのが、かわいい三輪のトゥクトゥクと赤バスと呼ばれているソンテウです。この両方とも乗るチャンスがありました。
 
 トゥクトゥクは、昔懐かしい三輪の「ミゼット」を思い出します。バンコクでも見かけますが、チェンマイの方が多く見かけます。 オート三輪に屋根を付けたミニタクシーで、前席に運転席、やっと2、3人が乗れるくらいの後部座席になっています。
 ピン川に程近いゲストハウスから、チェンマイ門の市場に行く時に乗りました。ガイドさんが交渉してくれましたので、料金は聞き忘れました。 料金は交渉制です。市内中心あたりを乗る場合、60~100バーツくらいの料金のようです。なお、夜や観光地などでは、割高な料金を吹っかけられることもありますので、要注意です。
 狭い後部座席に乗り込み、走り出しました。屋根が付いてはいますが、オープンな造りなので、風や排気ガスの臭いを嗅ぎながら走ります。 乗っている感覚は、車というよりバイクの方が近いものです。またその排気音が独特で痛快です。バイクやスポーツカーのような“モータースポーツ心”をくすぐるような排気音です。 たいしてスピードが出ていないのに、ウキウキしてしまいます! もっと乗っていたいトゥクトゥク体験でした。

 乗り合いの赤バスのソンテウは、トラックを改造してやはり屋根が付いています。荷台の左右にベンチに座り、屋根についた手すりを握って乗車するスタイルです。市内を走るソンテウは、赤バスといわれる通りみんな赤ですので、すぐ目につきます。郊外や他の市では、黄色のソンテウでした。
 決まったルートで走っていますが、乗客の目的地のよってルートが変わるようです。空車に何人かのグループで乗れば、貸切バスにもなります。 この赤バスも交渉制です。タイ人は10バーツらしいのですが、外国人は10から20バーツといったように二重価格のようです。これも交渉しだいです。
 
 ソンテウ初体験は、カントーク料理店からの帰りでした。このカントーク料理店は、市の中心部から少し離れているらしく、なかなかソンテウが捕まりません。やっとのことで1台を止めて、ゲストハウスまで乗りました。夜のことで方向も道順もさっぱり分からず、運転手任せです。
 荷台から見える夜の街並は、街燈が少なくネオンや照明看板もなく、すっかり静まりかえって、まるで子どもの頃の日本の田舎町の雰囲気でした。 その街中を、わたしたち5人組は果たしてちゃんと着くだろうかと、不安な気持ちを乗せてガタガタと走ったのでした。

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September 10, 2005

№144 海外で日本のTVが見られる

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 新聞によると、ソニーは海外でもパソコンを通して日本のテレビ番組を見れる新製品を発表したと報道した。
その新製品は、 「ロケーションフリーベース・ステーションパック」といい、日本のテレビ番組だけでなく自宅にあるDVD映像を海外でも簡単に視聴できるという機器である。10月1日から、他社に先駆けて発売すると発表しました。

 日本の自宅のテレビアンテナやDVDプレーヤーとこの機器を接続すると、特定のパソコンにインターネットを通じてテレビやDVDの映像を送信する仕組みです。 パソコンがネットと接続できる環境にあれば、自宅や勤務先のほか海外の旅行先や出張先でも、テレビ番組や録画映像を見ることができるという画期的なものです。
 パソコンからは、チャンネル切り替えやDVD再生、早送りや巻き戻し、録画予約の操作が可能でテレビチューナー機能がなくても、テレビが視聴できます。 実勢価格は機器が33000円前後、パソコン用ソフトのCD-ROMが2000円前後の見通しだそうです。

 この新製品を使うと、海外のパソコンから日本の好きなテレビ番組やDVD映像が見ることができるわけです。タイでロングステイしていても、NHKの衛星放送以外の番組も見れるようになります。タイでのNHKの受信料は、毎月6000円といいますから半年で元が取れる計算になります。その上、民放や録画したDVD映像まで見れる訳ですから、レンタルビデオも要らなくなります。
 パソコンもチューナー機能はなくても、今使っているパソコンがそのまま使用できるのも助かりますし、ADSL契約であれば通信料金の負担も増えません。

 タイでロングステイされている方、今度帰国された時に、この新製品を購入されてはいかがでしょうか。

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September 09, 2005

№143 雲上のレストラン

  サクラレストランのエントランス
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 “雲上のレストラン”「サクラレストラン」は、タイ北部の高原の町ドイメサロンにあります。ドイメサロンは、チェンライから北へ約70㎞ほど行った山岳地帯の町です。国道110号線から分かれ山道を1時間ほど登りきった所で、ミャンマーとの国境に接しています。その住民は、ほとんど中国系の国民党の難民の人たちです。高地の涼しい気候を利用した、お茶やバラの栽培と観光が主な産業です。

 ドイメサロンの有名なレストランが、標高1800メートルにある雲南料理店の「サクラレストラン」です。
その名の通り、周囲にはたくさんの桜の木があり、レストランの名前の由来にもなっています。タイでも高冷地なので桜が生育しているのでしょう、毎年12月に満開になるそうです。
 また、レストランの奥山には、立派な赤松林が広がっていて、中華料理でよく使われる松茸ならぬ「ふくろ茸」が採れるそうです。

 「サクラレストラン」の名物料理は、 「シイタケの油揚げ」と「饅頭」です。JTBのS課長から是非にと勧められたメニューです。残念ながら「シイタケの油揚げ」は、8月はシイタケの時期ではないということでメニューに無かったので、 「饅頭」と「烏骨鶏のスープ」を注文しました。

    「饅頭」と「烏骨鶏のスープ」 
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 「饅頭」はフカフカの蒸かした饅頭に、ブタ肉の柔らか煮を挟んで食べます。長崎名物の「角煮まんじゅう」に似た料理です。  「烏骨鶏」のスープは初めて飲みましたが、香菜やクコの実も入っていて濃厚でもしつこくない味です。こういう味が薬膳料理というのでしょうか。体に良さそうです。
 タイ北部の山奥で、本格的な中華料理が食べれて、窓外には桜の木と中華風庭園が望めるロケーションというのは何なのでしょうか? 不自然といえばそうですし、エスニックといえばそうかもしれません。日本人にとってタイと中国が近い国という感覚はあまりありませんが、この風景がまさにその異文化ぶりを物語っています。

 空には手が届くばかりに雲が行き交う、この異文化が入り混じった風景が、何処となく現実を忘れさせる“夢の中の世界”を漂っている心持ちにさせます。気のせいか、足元も少しフワリとした感覚です。

 この次は、今回食べられなかった「シイタケの油揚げ」を何としても食べるぞ! ところで何時がシイタケの旬なのでしょうか。聞き忘れてしまいました。 チャンチャン・・・

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September 08, 2005

№142 朝日新聞のロングステイ特集 その3

   みかんのフレッシュジュース
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その3 「ロングステイの課題」

  新聞記事によると、 「ロングステイをする際の不安事項」(ロングステイ財団調べ)について、治安、医療が上位にあります。治安はどの地区に住むかによってかなり異なりますので、慎重に選びたいものです。通りが1本違うだけで治安が違うこともあるので、現地の人に詳しい事情を尋ねることがよいでしょう。
 医療制度も各国まちまちで、概ね高額な医療費がかかりますので、日本の海外旅行傷害保険に加入することは必須です。なお、国民健康保険が日本の医療報酬基準で適用となることも知っておきたいことです。
 トラブルの対処法も不安の上位にありますが、一番多いのは不動産を巡るトラブルだそうです。日本人は、資産運用の面もあって海外でも不動産を買いたがるといいます。不動産取引は、法的にも慣習的にも一般的に日本とは異なりますので、慎重に検討しないといけません。

 タイの場合でも、不動産にまつわるトラブルの話をよく聞きます。 「タイでは、日本人は土地や一戸建ての住宅は買えないのです」。コンドミニアムなどの建物は別ですが、土地は買えないのです。
それを知っていても、現地に住んでいる悪意の日本人が、新しくやって来る日本人を騙すトラブルが絶えないと聞きます。特にチェンマイでは多いようです。 あるいは、どうしても土地を買おうとすると、タイ人の名義にしないといけませんから、「親しくなったタイ人の名義にして土地付き住宅を購入したら、乗っ取られた」といった類の話です。
 そもそも、タイ語で書かれた契約書を十分に理解できる日本人は、そんなにいないでしょう。いずれにせよ、慎重に行動しないといけませんし、タイでは初めから土地を買おうなんて考えない方がよいと思います。

 その他の心構えとして、現地の文化に触れ、しばらく滞在させてもらうという気持ちでその国と接したい、と書いています。
 また、ファイナンシャルプランナーの千葉千枝子氏は、次のように述べています。「海外ロングステイは、ライフスタイルの一部ととらえたい。どこに行きたいのか、どこで暮らしたいのかが最も重要だ」と目的意識を持つことの重要性を指摘しています。 さらに、「海外は生活費が安いから日本より贅沢に暮らせる、という理由だけで目的地を決めると、つまずきかねない」と警鐘を鳴らしています。

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September 07, 2005

№141 朝日新聞のロングステイ特集 その2

少数民族の親子 ドイステープ山の参道にて
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その2 「団塊の世代が関心?」

 8月27日に続き、9月3日に2週連続で「海外ロングステイ」の記事が特集されています。今回のサブタイトルは「団塊の世代が関心?」です。
 最近、「2007年問題」といわれる団塊の世代の定年についての動向が注目されています。 多様な価値観を持つ団塊の世代が、定年後どのようなライフスタイルを過ごすかが注目されている訳です。 たとえば国内の「田舎暮らし」「週末帰農」などと並び、海外の「ロングステイ」の関心が高まると予想されています。2004年の海外ロングステイ人口は7万人と見られていますが、数年後には10万人程度に増えると推測されています。
そこでJTBは、この10月からロングステイの一般向け窓口をオープンすると発表しました。資金づくりなど準備のためのセミナーや下見ツアーをはじめ、現地でのロングステイをサポートします。病院、銀行などの生活情報、不動産会社の紹介、緊急時日本語対応サービスなどです。
 
 記事では、まず資産運用や年金の受給を踏まえ、子どもの結婚や老親の介護などのライフイベントを入れた自分なりのライフプランを作ること、そして体力、気力ともに充実している65歳までにロングステイを実行することを勧めています。また、下見ツアーは現役時代に済ませておくのがベターだといっています。

 夫婦でロングステイに行く割合が70%程度(わたしのバンコクの2003年調査では57.6%)といわれています。「ロングステイに誰と行きたいか」のアンケート調査(2000年)では、男性は「夫婦のみで」(妻と)が75%と圧倒的なのに対して、女性は42%しかないという結果が出ています。
 しかし、友達感覚の夫婦が多いといわれる団塊の世代では、この男女間のギャップは小さくなるのではないかと思います。それよりも男女とも「ひとりで」というスタイルが増えるのではないでしょうか。わたしは、さらに個人の価値観や生き方が重要視されるようになって、はっきりとした目的意識を持ったロングステイヤーが増える と見ています。
 その一方で、「会社人間」といわれるサラリーマンもかなりいることも事実です。これらの会社人間が、すぐにロングステイを実行するとは思えませんが、海外での生活体験が定年後の生き方や人生のヒントに可能性がある と考えています。 

 2007年はもうすぐです。定年後、団塊の世代が本格的にロングステイを始めるでしょう。多様な価値観に対応し、これからの生き方のヒントになるロングステイ・プログラムを提案したいものです。

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September 06, 2005

№140 朝日新聞のロングステイ特集 

    チェンマイ門市場にて
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 その1 「費用はどのくらい」

 2005年8月27日の朝日新聞、土曜版に「海外ロングステイ」という特集記事が載りました。「費用はどのくらい」という内容です。 
 まず、ロングステイの滞在希望国について、1992年では、ハワイがトップ、そしてカナダ、オーストラリアの順、2004年では、オーストラリア、マレーシア、ハワイの順になり、ランキング外だったマレーシアが2位に、タイが5位と上位に入っています。オーストラリアが人気なのは、日本に近くて時差が少ない、英語が通じる、物価が日本より安いといった理由です。これまでの欧米志向からアジア志向がはっきりと出ています。
 また、希望の滞在期間については、一般的に2週間から多くの国でビザが必要のない3ヶ月というのが多いようです(ロングステイ財団調べ)。

 海外での夫婦ふたりの1カ月の生活費については、オーストラリア(パース)約22万円、ハワイ約35万円、フランス(パリ)約41万円、アジアのマレーシアが約16万円、タイが約14万円となっています。
 日本では、60歳以上の無職世帯の1カ月あたりの消費支出は約26万円(総務省家計調査)ですから、ハワイやパリはそれ以上になります。一方アジアはかなり安く、余裕ある生活も可能になります。3分の1とも5分の1ともいわれる物価の安さが、その大きな理由となっています。 この辺りからもアジアの人気の理由が分かります。

 タイの場合、ノービザで入国できるのは観光目的で30日以内ですが、アメリカ、スペイン、マレーシアなど、ロングステイの人気国の多くはノービザ期間は3カ月です。 ロングステイ向けのビザもあって、タイのロングステイ・ビザ、オーストラリア(リタイアメント・ビザ)やマレーシア(マレーシア・マイセカンドホーム・プログラム)にも特別なビザがあります。それぞれ、年齢や高額の預金の義務などの条件がありますので注意が必要です。

 記事では、最近よく開催されているロングステイセミナーの活用を勧めています。講義で自己資産を点検し、可能となったら旅行社が主催する「下見ツアー」に参加して、実際に希望の滞在地を自分の目で観てくることが大切です。 その後、気に入った国にノービザの範囲で「体験ロングステイ」を実行するといいでしょう。目的地を決めたら、生活費を試算し資産運用を含めた資金計画を立てることが必要です。その上で本格的なロングステイへとステップを踏んでいくことが、ロングステイを成功させる鍵といえるでしょう。

 年金暮らしでもメイドさん付きの豪邸に住む。贅沢な暮らしができるなら国はどこでもいい、という人もいるらしいと記事は書いています。しかし、物価が安いからという理由だけで、海外でのロングステイを始めても、必ずしもうまくいくとは限りません。
 一体その国で何をするのでしょうか、その国の人たちや文化・習慣とどのように向き合うのでしょうか。ロングステイに係る費用より、もっと“大切なもの”があるのではないでしょうか。

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September 05, 2005

№139  「スカイプ」って何?

   チェンマイのナイトバザール
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「スカイプ(Skype)」とは、世界中どこへかけても通話料が無料のインターネット電話のことです。

  「スカイプ」は、インターネットを利用した音声通話ソフトのことで、中央サーバーを介さずにスカイプのユーザー同士が直接接続して“無料”で通話できる仕組みになっています。しかし、スカイプから一般電話にも掛けられるようですが有料です。従来のIP電話と比べると、中央サーバーを通さないため通話に十分な通信帯域が確保されるので、高い通話品質を実現することができます。
 Skype Technologies S.A.がこの「スカイプ」を開発し、同社の日本語サイトから無料でダウンロードできます。10分ほどで簡単にダウンロードでき、自分のアカウントを取得したらマイクとイヤホーンがあれば直ぐに利用できます。 国内に限らず世界中どこへでも無料で通話できることから、2003年7月の登場以来、18ヵ月余りで全世界で4800万人、日本では90万人に利用されているそうです。現在はもっと利用者数が増えていることでしょう。

 わたしも、1500円くらいの一体型のマイクとヘッドフォンセットを買ってきて、タイに電話を掛けてみました。まず、電話を掛ける方と受ける方が、パソコンにスカイプをインストールしていて、同時に立ち上げていることが条件になります。 これは相手方が、パソコンを立ち上げスカイプにログオンしたらその旨の表示が表れますので、すぐに分かります。または、あらかじめEメールで電話する日時を決めていてもよいわけです。
 相手方がパソコンの前にいると分かったら、マイクとヘッドフォンセットをパソコンに接続し、スカイプの発信ボタンをクリックするだけでOKです。後はパソコン上の資料などを見ながら、話や打ち合わせができるのです。
 音声は至って明瞭で、国内の固定電話の音質と遜色ないです。時々、音声が途切れることがありますが、これは回線の問題かもしれません。仕事の打ち合わせをしていますと、すぐに30分や1時間は通話してしまいます。これが国際電話だったら大変な通話料金になるでしょう。ヤフーなどのIP電話は安いといっても、やはり有料です。

 以前タイや海外でロングステイをする場合、パソコンは必須であるという記事を書きましたが、加えてこの「スカイプ」も必要なアイテムといえるでしょう。 日本の自宅や友人とロングステイ先のパソコンをスカイプでつなぐと、家族や友人と時間や料金を気にせずにゆっくりと話ができるのです。
 まさに世界をひとつにつなぐことができる画期的な通信ソフトといえるでしょう。

 すぐにパンコンにスカイプを入れて、海外との会話を楽しみましょう!

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September 04, 2005

№138 日タイのFTA合意

    タイ北部の田園風景
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 新聞記事によると、小泉首相は9月1日、官邸でタイのタクシン首相と会談し、両国のFTA(自由貿易協定)について、首脳間で正式に基本合意を確認しました。2006年の早い段階での署名を目指すといいます。
 FTAとは、国や地域の間で、関税の撤廃や規制の緩和により、貿易を自由化する協定のことをいいます。日本はこれまでにシンガポール、メキシコ、フィリピン、マレーシアと合意し、タイとは5番目の合意となります。

 合意によると、鉱工業品分野で、タイが自動車部品や鉄鋼などの関税を段階的に撤廃。日本が鶏肉などの関税を削減、エビやその加工品、マンゴーなどの果実の関税を即時撤廃するなど、両国の物品の90%以上の貿易自由化に目途が立った。
 また、ひとの移動の分野では、タイの調理人の入国条件を実務経験10年以上から5年以上に緩和されました。タイの介護福祉士、スパ・セラピスト(タイマッサージ師)は、2年以内に結論を出すことになっています。タイ側では、日本人の一時滞在や労働許可で緩和措置が取られることになりました。

 このような合意内容を概観すると、まず、果実の関税の即時撤廃は嬉しいニュースです。マンゴー、マンゴスチン、ドリアンといった日本では高価なフルーツが、来年には安く食べられるようになったらいいですね。
 第2は、タイの介護福祉士、スパ・セラピストの受け入れの問題です。2年先の継続協議となりましたが、ぜひ実現して欲しい課題です。少子高齢化で労働力の減少と介護を必要とする高齢者の増加で、今後ホームヘルパーの絶対数が不足するといわれています。
 介護福祉士や看護師など専門職については、将来受け容れていく必要性に迫られるでしょう。アジアの国で、敬老の精神と優しさを持ったタイの介護士が、日本の高齢者の介護をする日もそう遠いことではないでしょう。
さらに、タイ人のタイマッサージが日本で手軽に受けられることになるのも大歓迎です。
 第3は、日本人の一時滞在や労働許可で緩和措置の問題です。これまで詳しい内容についての報道を見ていないので、その詳細についてよく分かりませんが、ロングステイ・ビザの支給条件や、シニアがタイで働いたり、ボランティアをする際の労働許可が緩和されることを期待したいところです。
 今のところ、タイ政府はビザの発給や日本人の労働許可については、条件を厳しく規制を強化する方向にあるように思いますが、規制緩和の方向性が打ち出されたことは歓迎すべきことです。
 今後の交渉の推移を見守っていきたいと思います。

 今回のFTA合意が、日タイの人的交流を促進することは間違いのないことです。ロングステイ・ビザの条件が緩和され、シニアがその技術や経験を活かせるチャンスが増えることを期待しましょう。

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September 03, 2005

№137 カントーク料理

 テーブルに並べられたカントーク料理
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 カントーク料理は、タイの北部地方の郷土料理です。
 カントーク料理をはじめとする北部地方の料理の大きな特徴は、「もち米」が主食だということでしょう。 もちろん、あの細長い形をしたタイ米の「もち米」です。蒸されたもち米(カオニャオ)が、小さな筒状の竹かごに入れられて出てきます。この竹かごには、ふたが付いていて昔の“お櫃”のミニ版といった感じです。
もち米は、手にとって一口大に丸めながら口に運びます。不思議ともち米が、手にベタつきません。タイ米ですからもち米も、あっさりしてベタつかず、やや固めの食感です。

 カントーク料理は、伝統的な“おもてなし料理”で、小さな丸いテーブルに料理をたくさん並べて、車座になってみんなで食べます。その料理を各自が取り分けて食べるというものです。料理以外の取り皿やもち米が入った竹かごなどは、床に置いて食べます。
 東北部は、ミャンマーと国境を接しているため、ミャンマーの食文化の影響を受けていて、タイ南部に比べると辛さがやさしくなります。 地元の代表的な料理の「ブタの皮をカリカリに揚げたもの」やあまり辛くないミャンマー風のカレー、骨付きの鳥のから揚げ、これはタレを浸けて揚げてありますが、日本で食べるのとあまり変わらない味です。 それと辛いタレをつけて食べる生野菜、スープとサラダというメニューでした。豪華ではなく素朴でシンプルな料理ばかりです。お味の方は、まあまあというか、一度は食べてみましょうというところでしょうか。
 テーブルが小さいため、料理は小ぶりな器に入っていますので、なくなるとおかわりを持って来てくれます。もち米(カオニャオ)が美味しかったので、全部いただきました。

 民族舞踊を見ながら観光客向けの「カントーク・ディナー」が、多くのチェンマイ市内のホテルや専門のレストランで楽しめます。 味がいいというレストラン行くと、200人は入れる大きさで、既に観光客で一杯です。欧米系やアジア各国の人たちで、日本人はそれほどでもありません。 靴を脱いで、赤い敷き物が敷き詰められた一画に案内されました。イス席ではなく直に床に座り、真ん中に丸テーブルと料理が運ばれてくるのです。

  長い「付け爪」をつけた踊り子
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 料理をある程度食べたところで、民族舞踊のショーが始まります。きれいな民族衣装を着た女性が、中央のステージで素敵な舞いを披露してくれます。 指に細長い「付け爪」をして踊るのが北部地方の舞踊の特徴で、この「付け爪」が手の動きを一層優雅なものにしています。
 踊り子の女性たちも、色白の美人揃いです。チェンマイ地方は美人が多いと聞いたことがありますが、納得です。中国にも近いので、目鼻立ちもどことなく中国系の雰囲気です。
 
 タイ北部の郷土料理と民族舞踊の両方を楽しめるのが、カントーク料理といえるでしょう。

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September 02, 2005

№136 ロングステイビザ その2

    チェンマイの蘭園
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 このタイトルで以前アップしたのですが、その記事の追加版です。

 観光目的で30日以内の滞在の場合、ノービザで入国することができます。ですから通常の1週間程度のツアーであれば、ビザは要らないわけです。
 30日以上の滞在になると、ビザが必要になります。長期滞在用のビザには、ツーリストビザ、年金ビザ(ノンイミグラント ビザO)、ロングステイビザ(ノンイミグラント ビザOA)、そしてタイ国内で申請するリタイアメントビザ(ノンイミグラントビザO)などのビザがあります。

 ここでは、ロングステイビザを取り上げて説明することにしましょう。
 ロングステイビザは、50歳以上の方が対象になり、ビザの有効期間は1年間で、日本(東京、大阪の大使館・領事館に申請)で取得することができます。また、タイで1年ずつ更新することも可能です。ですから毎年更新を続ければ、何年も滞在できることになります。
 必要な書類として、以下の3点の内のひとつを添付しなければなりません。第1に、「年金証書コピー(公証人の認証要)」です。それは、 月65,000バーツ(約20万円)、年80万バーツ(約240万円)以上の年金額で、3カ月以内の発行のもの。
 第2に、「タイ国内銀行の残高証明書(英文公証人の認証要)」で、預金残高が80万バーツ以上で3カ月以内の発行のものです。第3に、タイ国内銀行の残高証明書と年金証明書等(公証人の認証要)で、80万バーツ以上で、同じく3カ月以内の発行のものです。
 つまり、タイの国内銀行に80万バーツ以上の預金残高があるか、年金額が年間に80万バーツ以上あることが要件になります。

 その他に、「犯罪履歴証明書(外務省認証要)」つまり犯罪歴がないことの証明書が要ります。添付書類として、3カ月以内発行の戸籍抄本、住民票、パスポートが要ります。さらに、「国公立病院発行の英文健康診断書(外務省認証要)」も必要になります。
 「犯罪履歴証明書」まで要るのか、何だかたいへんそうだし、面倒だ、そんな気もします。しかし、個人で申請できますし、タイで更新手続きもできます。「シニアのロングステイ」というタイトルで紹介したSさんもそのひとりです。

 さて、ここからが追加した内容になります。
 ★日本を含めた海外から80万バーツ以上をタイの自己名義の口座に送金してあれば、ノービザ(入国後7日以内に申請)かツーリストビザで入国後、ビザの変更申請をすれば「リタイアメントビザ」に変更できます。
 変更手続きの代行を依頼する場合、日本から持参するのはパスポートと送金で80万バーツ以上が記帳された通帳のみで、タイ到着後銀行からの証明書取得の手続はあるものの日本での申請と比べ格段に楽です。★

 この方法は、なかなか便利で楽なようですね。 この手続きが自分には難しそうだという方には、申請を代行してくれる会社がありますので利用されるとよいでしょう。
 バンコクでは、ロングステイコンサルティング(タイランド)株式会社という会社があります。
URL :http://www.longstayconsulting.co.th/
Eメール:info@longstayconsulting.co.th

 制度や内容が変更になることもありますので、ロングステイビザの手続きや問い合わせは、
タイの大使館・領事館やタイ国政府観光庁へどうぞ。
URL :http://www.thaiembassy.jp

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September 01, 2005

№135 バンコク7日間が39800円!

   バンコク・ドンムアン空港にて
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 バンコク7日間で39800円とは、安くないですか?
 
 これは、JTBの「ゆったりロングステイバンコク 7日間」というツアーの料金です。新聞にこのツアーの広告が、目に止まりました。通常、航空チケットだけでも5~6万しますから、その安さが分かっていただけると思います。東京1泊2日のパック旅行やちょっとした国内旅行でも、これより高いのではないでしょうか。
 香港経由のキャセイ航空を利用し、エコノミークラスのホテルに宿泊します。夏休みやGWなどのハイシーズンを除いた期間の設定ですが、空港までの送迎はもちろんのこと、ちゃんと毎日の朝食やバンコク市内の半日観光(昼食付き)まで付いています。 ひとり部屋を利用しても、12000円の追加料金でよいのです。

 今年3月、このツアーに参加しました。破格の料金ということで、参加者は40名以上となかなかの人気でした。いつもはチケットとホテルを予約して個人で行くのですが、チケット代と同じ料金で行けるのですから、迷わず申し込みました。1週間分のホテル代が浮いて、食費などの滞在費が賄えるのです。 ちなみに、この時のひとり部屋利用の料金は、57000円でした。
 ツアーのサービスやホテルについても全く問題なく、快適なバンコクの滞在を楽しみました。フリータイムを希望される方には、かなり高い評価ができると思います。

 ぶらっと、ひとりでバンコクに1週間滞在して52000円です。物価が安いタイの滞在費もそれほど掛かりません。忙しい日本での生活を離れて、バンコクの風に吹かれ、のんびりしたり自由な計画を立てたりするのもよいかもしれません。

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