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October 05, 2005

№169 スラム街のNGO

    狭い通路のスラム街
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 バンコク最大のスラム街・クロントイで教育支援事業をしているNGO「ドゥアン・プラティープ財団」を訪問しました。 同財団の事務局長を務める「プラティープ・ウンソンタム・秦」さんが、1978年に財団を設立しました。
 
 プラティープさんは、1952年クロントイ地区のスラムに生まれ、6歳の頃から路上で物売りとして働き始めました。
 彼女は「教育こそが生活を大きく変える原動力になりうる」と確信し、1968年(当時16歳)スラムの子どもたちに少しでも学ぶ機会を持ってもらおうと、自宅の一室に「1日1バーツ学校」(託児所)を開設しました。やがて「1日1バーツ学校」は学びに来る子どもたちの姿を通して、スラムの抱える社会問題を浮き彫りにし、皆が協力して解決すべき問題のひとつとして人びとに意識させるきっかけとなりました。
 1978年には“アジアのノーベル賞”と呼ばれる「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞しました。この時の賞金2万ドルを投じて、「ドゥアン・プラティープ財団」を創立し、教育を活動の柱としてスラムの人びとの生活改善を目指しています。

スラムの発生原因
 タイのスラムは、急激な国の近代化、工業化政策のひずみによって生じたとされています。バンコク周辺には多くの工場が進出し、表面的には急速な経済発展を遂げてきました。 しかし、農村部ではその経済的な繁栄とは裏腹に、工業化の中で取り残されてしまい、さらに苦しい生活を余儀なくされている人たちが多くいます。
 農民たちは生活の糧や職を求めて、都市へ流入してくるようになりました。ちょうど安価な労働力を必要としていたバンコクの経済は、農村から移入してきた労働者の住宅対策を講じることもなく、ただ無造作に彼らを受け容れてしまいました。その結果、バンコク市内には1800ヶ所ものスラムが形成され、300万人以上もの人びとがそこに住むことになってしまったのです。
                                             (プラティープ財団のパンフレットより)
 つづく

「ドゥアン・プラティープ財団」のHP
http://homepage3.nifty.com/noshiros/puratape1.html

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