№173 早朝の托鉢
メコン川沿いの町、チェーンセンで早朝の托鉢に出会いました。これまでバンコク市内で僧侶を見かけたことはあったのですが、托鉢の光景を実際に見たことはありませんでした。
タイ北部の旅行では、チェーンセンに1泊しました。町はずれの住宅街にある「チェンセーン・リバーヒルズ・ホテル」に宿泊し、いつものように朝早く起きました。 朝食の時間には少し早かったので外に出てみました。8月とは思えない涼しく清清しい朝です。気持ちがよいので散歩がてらに歩くことにしました。
まだ夜が明けたばかりで、まだヒンヤリとした空気が辺りに漂う中、時を告げるニワトリの鳴き声が聞こえ、幅広い道路を犬が歩き回っているだけです。まだバイクや車も走っていません。
まっすぐ延びた道路の所々を見渡すと、ややオレンジ色がかった法衣を着た数人の僧侶が托鉢をしているのが見えます。 近づいてみると、若い僧侶から高齢の僧侶までひとり、また2、3人ずつで歩いています。地域の住民は、ご飯やおかず、果物やお菓子などを準備して、僧侶たちが自分の家の前に来るのをじっと待っています。
僧侶が家の前で立ち止まると、住民は座って丁寧に合掌(ワイ)して、鉢の中に食べ物を差し入れます。僧侶はお経を唱えながら軽く頭を下げ、また歩き出します。
信心深いタイ人が僧侶に接している姿は、こちらも心が洗われ身が引き締まる思いです。いかに仏教がタイ人の生活の一部であり、根付いているかが実感できます。
これが、毎日行なわれているタイの早朝の風景なのでしょう。


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