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October 18, 2005

№182 新鮮・豪華な地魚料理

      妙見浦を望む
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その5 
 下田温泉は、天草・西海岸の鄙びた温泉ですが、約700年の歴史があるといいます。10数軒の旅館や民宿が下山川沿いに点在する小さな温泉街です。 その昔、北原白秋や与謝野鉄幹ら5人の文学者が、天草を歩いた道を「五足の靴」文学遊歩道として整備され、所々には彼らの文学碑が残っています。

 今夜の宿は、民宿「湯の華」です。ご家族で切り盛りされているので民宿なのでしょうが、旅館と言った方がよいくらいのきれいで立派な建物です。 ゆったりと温泉に浸かった後は、お楽しみの夕食です。下田温泉の“売り”といえば、新鮮な海の幸です。特に9月から解禁になった伊勢えびが、今晩のメインとなります。
 
 最初に大きな盛り鉢が運ばれてきました。期待の伊勢えび2匹が真ん中に、その周りに刺身が豪快に盛られています。鯛、平目、イサキ、ブリ、イカ、地タコ、キビナゴなど、8種類の目の前の海で採れた地魚ばかりです。その他に鯛の塩焼きや鰈の煮付けに始まり、何と少なくとも15種類の魚介類と15皿の料理三昧のご馳走です!
 その上、釣り名人のご主人が、その日一本釣りしてきた「真鯖の刺身」をサービスで出していただきました。一本釣りした魚は網で揚げたものとは、全然味が違います。同じ魚でも一本釣りすると魚が傷まないので、鮮度が落ちないのです。さっきまで泳いでいた鯖は歯ごたえがあり、これまで食べた鯖や関さばとも違う食感です。 こういうのを“漁師料理”というのだと味を確かめるように食べました。(食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。ゴメンナサイ)
 
 さらに、初めて「ウツボ」を食べましたが、なかなか美味しいです。地元ではウツボのことを「キダイ」と呼ぶそうで、食べてから「実は、これはウツボですよ」と教えてくれました。初めからウツボというと気味悪がって食べない人がいるからでしょう。
 食べても食べても、次から次へと料理が出てきます。普通12品が15品ですからどれを食べようかと迷ってしまいます。伊勢えびは、もちろん味噌汁にしてもらいました。タイでは大きなエビを食べ慣れているHさんにも喜んでいただけました。案内したわたしとしても、二重に満足です。最後はこのお料理を残さず食べるので精一杯で、ご飯を食べられませんでした。

 伊勢えびが食べられるだけでも十分と思っていたら、この新鮮で豪華な地魚料理です。福岡では食べられません、わざわざ天草まで食べに来る価値があります。つまりここまで来ないと食べられないのです。
 これだけの内容で、1泊2食で10650円(税込み)です。信じられないと同時に、宿のご家族に感謝、感謝です。 

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