№196 タイにはトンネルがない?
昨日につづき、道路の話題をもうひとつ。
タイ全国を車で旅行した経験があるHさんによると、タイ全土には1本のトンネルもないらしいということです。少なくともHさんは、タイでトンネルを見たことがないとおっしゃいます。 ですから峠道の雰囲気がどことなく日本とは違うなと感じていたのですが、トンネルがないことがその原因だと合点がいきました。
どんなに標高が高い峠道でもトンネルなしで越えて行きますから、道路の勾配がかなり急なのです。それまで高速道路並みのスピードで飛ばしていた車も急な勾配のためスピードが上がりません。 ギアを落としてエンジンを吹かして峠道を登ります。荷物のいっぱい積んだトラックなどは、峠を越えていくのは一苦労です。上りには登坂車線が設置されていますので、トラックなどの遅い車はこちらをふうふう言いながら登っていきます。
日本ですと勾配が急になり過ぎないように、ある程度配慮された道路の設計がなされていて、どうしてもそれ以上は無理だなという地点まで来るとトンネルが掘られてる訳です。 ですから日本の峠道というと、最も標高が高い地点つまり峠の部分はトンネルになることが多くなります。現在の日本では、タイに比べて峠を越えるのに苦労するということは比較的少ないのではないでしょうか。 割合スピードを維持しながら峠を越えていけるのが日本の道路です。
それでもかなりの山奥の道路でも、舗装しているタイの道路はたいしたものです。 やはりこれだけ道路を整備している国は、他に東南アジアにはないでしょう。
タイにトンネルがない、または少ない理由は、建設費が高いことと施工技術の問題ではないだろうかと思われます。やはり日本の土木技術力と公共事業はすごいですね。
トンネルのあるなしで、こうも峠道の印象が違うものだと妙に感心した次第です。


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