« 訂正とお願い | Main | №206 「2007年問題」とロングステイ その2 »

November 10, 2005

№205 「2007年問題」とロングステイ

  
    チェンマイ門市場にて
IMG_0316

その1
 最近、2007年から60歳の定年退職を迎え始める「団塊の世代」が、注目されています。 団塊の世代は、1947年から49年の3年間に生まれた683万人の人たちをいい、その前後の世代の出生数よりも倍近い世代です。
 団塊の世代が、定年を迎え高齢者の仲間入りをし始めると、その数の多さから今後の消費拡大が期待される一方で、職場での技術の継承ができないことや年金の増大などが心配されている。いわゆる「2007年問題」である。

 しかし、11月7日の西日本新聞で、団塊の世代の“名付け親”である堺屋太一さんは、2007年問題によって「大増税が必要」「年金の大幅引き下げも不可避」という悲観論は当たらないと寄稿しています。
 勤勉に働いてきた団塊の世代が、定年後はまったく働かないとは考えられない。60代はまだ元気、大部分は定年後も働きたいし、働くだろうと予想しています。 定年によってこれまでの終身雇用・年功賃金の縛りから解放され、安価で自由な労働力として働き続けるというのです。
 再就職しても所得は減少するのですが、所得の低下以上に子どもの独立や住宅ローンの完済などによって、支出がそれを上回るほど減少するために、かえって可処分所得は増えると予想しています。

 そして、定年後重要なことは、本当の「好き」を見つけることだと強調しています。何時間やっても飽きない趣味、誰にでもしゃべりたくなる事柄を見つけて、同好の士を募る。 人間、好きは上手、60歳からはじめても70歳までにはひと角の通になり、仲間の期待と尊敬を集めるはずだ。世の中は、職場職業でつながる職縁社会から、同好の士が集う好縁社会に転換するだろうと、団塊の世代にメッセージを送っています。

 さて、ここで問題なのは、堺屋さんがいうこれまでの職場職業でつながる職縁社会から、同好の士が集う好縁社会に、どのようにして転換できるのかということです。 自然に社会がシフトしていく訳ではなく、これから定年を迎えようとする個人、一人ひとりの問題であり、課題なのではないでしょうか。
 職縁社会、つまり企業や組織というタテ社会を機軸にしてきた人間関係から、会社組織を離れた地域社会などにおいて、ヨコ社会の人間関係やネットワークづくりをどうやって構築するのかという課題です。個人と個人が、肩書きののないひとりの人間として、この記事でいう本当の「好き」を通した関係を取り結べるこかということです。
 そのひとつの対応としてのロングステイを考えたいと思います。

|

« 訂正とお願い | Main | №206 「2007年問題」とロングステイ その2 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84814/7009966

Listed below are links to weblogs that reference №205 「2007年問題」とロングステイ:

« 訂正とお願い | Main | №206 「2007年問題」とロングステイ その2 »