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November 30, 2005

№225 駐在延長型のロングステイ その2

      栗並さん夫妻
03032421

その2
 
 奥さんの佐枝子さんは、日本で活動していた趣味やボランティアをこちらでも続けていて、忙しい毎日を送っている。 それは、ギターやバドミントンのサークルと「子ども図書館」のボランティアである。「子ども図書館」は「日本人会」が設置していて、週に1~2回子どもに絵本の読み聞かせをしている。
 佐枝子さんは、日本と同じくらいタイが気に入っている。それは、 ①自由な時間が多いこと、②ゆったりとした生活ができること、③日本と同じ趣味ができること、などの理由による。
 
 夫妻とも、タイの現地社会との交流は広くなく、会社関係のつきあいが中心になっている。栗並さんは、タイ語を個人教授で習っていて仕事には役に立っているという。 奥さんは、タイ語はできないので地元の人との交流はあまりなく、趣味やボランティア活動をとおしてのつきあいが主である。
 タイの人は、日本人にたいしても親切でやさしく差別感もない。これがタイが住みやすい一番の理由ではないだろうかと佐枝子さんはいう。 タイ語で「うるさくしない」意味の “マイペンライ”という言葉があるように、タイは相手がすることを受け入れて個人を拘束しない社会である。時間にルーズな面があったりするが、相手にかまわないので近所つきあいも楽である。
 それに比べると日本は窮屈に感じられる。このような意味で、タイではつきあいや人間関係のわずらわしさから解放されていると感じるのではないだろうか。

まとめ
 趣味の運動が栗並さんの元気の素になっていて、タイの生活では仕事とのバランスがとれているようである。現在の会社を退職しても、運動やボランティア活動に生きがいを見出して、充実したロングステイを過ごせるに違いないと思われる。
 佐枝子さんは、日本での趣味やボランティアをこちらでも続けられることが、喜びや生きがいになっているという。生活のリズムが日本と変わらないのがよい影響を与えているのであろう。 そして、趣味やボランティア活動のために外へ出て、いろいろな人との交流ができている。日本人のなかには引きこもる人が一部いるようだが、出て行かないと何もできないし、新しい仲間もできないとアドバイスする。 
 
 永年の在タイの経験から、タイに初めてのシニアが、そのまま移住するにはハードルが高いのではと指摘する。
事前にタイが自分たちに合っているかどうか下見をして、しばらくは日本を本拠地にしたロングステイを勧めている。 なかにはタイの生活に馴染めずに帰国する人たちもいる。その多くの場合、女性は柔軟性があってたくましいが、男性の方が柔軟性に欠けているようだ。

 栗並夫妻のインタビューから、タイの社会に順応するとともに、仕事、趣味、ボランティア活動など程よくバランスがとれた生活が重要であると教えられる。 これがロングステイを順調に続けられる秘訣かもしれないと実感した。
 なお、このインタビューは、2003年3月に行ったものである。

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