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December 31, 2005

№253 寒いバンコク

  エンジンの下に見えるのが桜島
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 12月22日バンコクのドンムアン空港に降り立ちました。飛行機から出た時、夏のようなムッとした熱気がありません。 長袖のシャツでちょうどいいくらいです。タクシーに乗ってもクーラーは入っていません。
 
 ところで、当日朝の福岡の最低気温は氷点下。積雪こそしませんでしたが、道路は凍結するほどの冷え込みでした。 実は天気予報によると、22日は10cmの積雪予想だったのです。前の晩にはすでに雪が降っていて、薄っすらと積もり始めたので、飛行機が飛ばないのではと半ば諦めていたのです。
 翌朝起きると熊本、長崎、鹿児島(積雪10cm)など九州各地では積雪のニュースが流れていましたので、福岡にほとんど積もらなかったのは本当にラッキーでした。12月としては20年ぶりの寒波といわれていますが、こんなに寒い12月は記憶にありません。
 雪にやきもきしたものの、やっと福岡空港を飛び立つことができました。離陸してしばらくすると雪雲が切れて、その合間から熊本、鹿児島が望めました。 白一面の雪景色なのです。桜島もすっぽりと雪化粧です。雪と雲の白、それに噴煙が窓の左から右へと白くたなびいています。なかなか見られない光景です。

 そんな寒さから逃れてバンコクに到着したのですが、予想以上に暑くない? 涼しい? 寒い? のです。どの表現が一番ぴったりなのかはよくわかりませんが、バンコクでもここ数日寒いとのこと。 特に、この22日は最高気温が23度とバンコクとしては、かなりの寒さのようです。最低気温はもちろん20度を下回っていたそうです。 数年前のバンコクの12月はとても暑かった記憶があるので、ちょっとした驚きです。

 街を歩くタイ人は、みな冬の服装です。皮のジャンパーを着込んだり、マフラーを巻いて毛糸の帽子をかぶっている人もいます。 コートこそ着ていませんが、日本の冬の服装と変わりないくらいに厚着なのです。 夜冷えるといけないのでウンンドブレーカーを持ち歩きましたが、そこまで必要なかったので、タイ人はやはり寒がりですね。

 年末年始、またこれからタイに出かけれる方、決して熱帯のタイをイメージしてはいけません。 油断すると風邪を引くことになるでしょう。半袖よりも長袖を多めに、また夜には1枚重ね着するくらいがいいですよ。

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December 30, 2005

№252 タイの習慣・タブー

   チェンマイのワット・プラ・シン
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 タイには日本とは異なる習慣やタブーがいくつかあります。
 まず、挨拶の際の「ワイ(合掌)」が挙げられるでしょう。日本のお辞儀にあたるものです。「ワイ」、つまり胸の辺りで両手を合わせているタイ人の姿を時々みかけます。
 わたしも初めての方に会った時に、かしこまった時など、何度かワイをして挨拶をしたことがあります。 しかし、まったく習慣づいていませんので、意識してするか相手からのワイに慌てて返すことになってしまいます。

 ワイは日常の挨拶だけでなく、感謝の気持ちを伝える際にも使われます。 この場合のワイは、買い物をして支払いが終わった時などに、お店の人は必ずといっていいほどワイをしてくれますので、みなさんも経験があるでしょう。

 基本的には目下の人から目上の人に対して、先にワイをします。ですから、明らかに年下と思われる人には先にしない方が無難でしょう。 また、手を合わせる位置が高いほど敬意を表しているそうです。

 注意しないといけないタブーもあります。
よくいわれるのが、 「人の頭をさわってはいけない」ということです。頭は神が宿る神聖な場所と考えられているので、軽々しく頭をさわってはいけません。 日本では子どもの頭をさわって、ほめたり可愛がったりしますが、タイではタブーとされていますから注意しましょう。

 もうひとつ耳にするのが、 「タイ人を人前で叱ってはいけない」というのがあります。 日本人でも会社で何か失敗をした時など、上司からみんなの前で注意をされるのは嫌なことですが、タイ人は特に嫌うそうです。
 何かにつけて“のんびり、いいかげん”的(つまりマイペンライ的)なところが多いタイ人ですが、誇りが高いタイ人にとって人前で叱られることは、プライドを傷つけられることになるのです。 タイで仕事をする機会は少ないでしょうが、日常生活でトラブルが起きても、人前で大きな声でタイ人に注意するのは避けるようにしましょう。 そんな時は、ぐっとこらえて小さな声か、場所を変えてからにしましょう。

 所変われば、習慣やタブーも変わるものです。これも異文化に触れることの一端ですから、 “郷に入っては郷に従え” の精神でいきたいものです。

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December 29, 2005

№251 今朝 帰国しました

     バンコクでトランジット
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 今朝、タイ航空で帰国しました。昨夜、チェンマイを現地時間の21:10の国内線に乗り、バンコク1:00発の648便に乗り継ぎました。約5時間のフライトです。

 チェンマイでは35分遅れ。天気はいいのにオペレーションが悪いせいか平気で遅れます。どうせバンコクでトランジットの時間があるのでヒマなのですが。 バンコクには11:00着。B777はとっても遠いスポットに停まり、CIQのバスで国際線ターミナルへ。遠いなあ~。
 トランジットは№2ゲート、つまりボーディングブリッジからではなくバスで移動する搭乗口です。狭い待合室は大混雑で、ゆっくり座れず、休めずです。国内線と同じような混みようで、お茶やジュースも飲めない状態です。
 福岡線はローカル線なのでしょうが、成田線なんかより高い航空運賃払っているんだから、国内線並みの扱いはやめてほしいですね。 早く新空港、開港してー!!
 そんなこんなでバンコク空港で疲れてしまいました。

 福岡行きTG648便は満席でした。年末ということで、日本へ帰省する方が多いのでしょう。 いつもの通り、ワインを飲んで少しだけ眠れました。5時間のフライトで消灯しているのは3時間もないでしょう。
 この深夜便だけは、何度乗っても慣れませんね。行きは直行便ということで、飛行時間が短くて楽なのですが、帰りは睡眠不足です。せっかく早朝に着いても、その日はなにもできないですね。機内で熟睡している方が本当に羨ましいです。

 福岡空港に降り立ったとたん、鼻から入る冷気がより一層寒く感じられます。わずか1週間でも暖かいタイで過ごすと、朝の空気は堪えます。 今年の12月は、20年ぶりといわれるくらいの寒波でしたから、この1週間の滞在は、ちょっとした避寒になったようです
 しかし、穏やかな天気で次第に気温が上がり、お昼には暖かくなって助かりました。昨日までのチェンマイの真っ青な空を思い出すような快晴です。

 年末を迎え、あと3日で正月ですが、この休み期間を利用してブログの記事を書きます。 明日から新しいネタによる記事と写真をブログにアップしていきますので、楽しみにしてください。
 まずは帰国報告まで。

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December 28, 2005

№250 チェンマイの専門学校生

    専門学校の学生たち
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 タイの学生は制服で学校に通っていますが、専門学校生も制服です。 チェンマイ市内にある建築などの技術系専門学校「アジアテクノロジー」を訪問する機会があったのですが、どの学生も制服姿です。
 白のカッターシャツに紺色のズボンやスカートという制服です。なかには上下ともジャージのような姿の学生も見られます。 背中には学校名が入っていますので、これも制服なのでしょう。授業や学科などで制服が使い分けられているのかもしれません。

 午後4時をまわって、授業を終えた学生が食堂に三々五々やって来ては、おしゃべりをしたりお茶をしたりして放課後を楽しんでいます。 茶髪の学生もいませんし、制服ということもあるのでしょうが、同年代の日本の学生と比べると少し幼い感じがします。
 しかし、その分真面目で勉強に取り組んでいる雰囲気が伝わってきます。髪を染めたり、おしゃれに気を使っている日本の専門学校生を見慣れていたので、ここの学生が一層新鮮に見えます。
 女性の社会進出が目立つタイですが、技術系の学校といっても女子学生も多く、将来はチェンマイ周辺に進出している日系企業に就職を希望する女子学生が多いそうです。
  
 「アジアテクノロジー」専門学校は、チェンマイのやや郊外に位置していて、日本では大学といっていいほどの広い敷地に立派な校舎が建っています。 日本の専門学校といえば、街中にあって周囲のビルと変わらないような校舎が多いですが、この専門学校はまさに“学び舎”に相応しい校舎です。

 校門の外には、かき氷や焼き鳥を売る屋台が出ていました。授業を終えて帰宅する学生目当ての屋台です。市内中心部の中・高校の校門前にもたくさんの屋台が出ていましたが、学校前の屋台というのは、タイの一般的な光景なんですね。 学生たちも屋台で食べるおやつが楽しみなのでしょうが、こんな郊外でも商売になるものだと感心しました。

 現在、タイは高い経済成長が続いていますが、彼ら若い学生がその担い手になるのですね。 
 

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December 26, 2005

№249 タイの歯科治療費

   澤井さんのコンドミニアム
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 タイでの歯科治療費は、どのくらいかかるのか? 
 バンコクで実際に歯科医院にかかられた澤井勇さんの話です。11本の入れ歯を作って、6900バーツ(約21000円)だったそうです。 入れ歯を作った経験がないわたしでも安いと思いますが、日本ではかなり高いのではないでしょうか。 入れ歯も日本の国民健康保険が適用されますので、帰国して還付請求をすれば、海外療養費として還付されます。
 また、1日コースの人間ドックも受けられたのですが、その料金は5000バーツ(約15000円)ということで、これも日本より割安ですかね。


 タイの歯科診療の場合も通常の医療と同様に、日本で学び、日本語が話せる歯科医師がいるそうです。 また、フリーペーパーなどの広告を見ても分かりますが、バンコクには日本人向けの歯科も数多くあります。 日本との違いは、専門医制をとっているため、患者ひとりの治療でも医師が変わる場合があるということですが、診療レベルは、日本との差はほとんどないと聞きます。
 
 インターネットからの情報ですが、バンコクで主に在住日本人を対象にした最先端の歯科医療を行っている歯科医院が紹介されていました。そこの医院では、次の5つの診療方針を掲げているそうです

 1.できるだけ歯を削らない
 2.できるだけ神経をとらない
 3.できるだけ歯を抜かない
 4.できるだけ取り外しの入れ歯にしない
 5.口元を美しく

 
 当たり前といえば当たり前なのですが、きちんと医療方針を表示しているのは、安心感がありますよね。 わたしの掛かりつけ歯科医院には、このような表示がしてなかったようなきがします。

 保険が適用されない治療を比較した場合、タイのほうが安く上がることが多いといわれています。 一般的に高いといわれる日本の歯科治療費を考えると、タイで虫歯を治したり、入れ歯を作るのもいい考えかもしれませんね。

 ちなみに「歯が痛いです」は、タイ語で「プワット ファン」というようです。

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December 24, 2005

№248 和食のランチ

   ルンピニのナイトバザール
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 2005年8月、澤井勇さん(66歳)・理恵子さん(63歳)夫妻と久しぶりに再会しました。 ご夫妻は、2002年11月からご両親のMさん夫妻と二世代同居でロングステイを始めました。(ブログの№152、153、154)
 母親のマキ子さん(仮名)が、2004バンコクにて急逝され、父親のMさんも同じくバンコクで長期滞在を始めた長男の方と同居されたので、現在はご夫婦ふたりでの滞在です。 以前のプロンポン駅近くから引っ越して、フジスーパー近くのコンドミニアムが、今のお住まいです。
 
 ご自宅でしばらく歓談した後、近所の日本料理店にお昼を食べに行きました。ご自宅から歩いて3,4分ほどの所です。 大通りから少し入って静かな住宅街の中にありました。お店の名前は「活勝」だったでしょうか。 まだ開店して間もないらしく、店内の雰囲気は新しさが漂っています。夜は居酒屋になるようで、焼酎や日本酒をキープしたボトルがたくさん並んでいます。

 お昼には、お寿司セットや定食、丼ものなどのランチメニューが揃っています。暑い夏にはうなぎが食べたかったので、 「うなぎのひつまぶし」(150バーツ、約450円)を注文しました。 それに、バンコクで食べるうなぎの味をチェックしてみたい気もしたのです。
 出てきた「ひつまぶし」はご飯の上に大振りのうなぎの蒲焼が幾枚か乗っていて、見た目にも美味しそうです。食べてみると、その柔らかさにびっくり! うなぎと日本米とのマッチングがよく、タレもしつこくありません。これほど美味しいうなぎがバンコクで食べられるとは想像していませんでした。 「硬いうなぎかも」と半ば期待していなかっただけに、嬉しさと美味しさが倍増です。期せずしてタイで“土用丑の日”のうなぎを食べることができました。

 競争が厳しく、店の入れ替わりも激しいバンコクの日本料理店。安くて美味しい料理を提供し、夜には居酒屋として営業する、その経営努力と業界の競争の厳しさが窺われます。今日の話題は、バンコクでの日本食のランチ事情でした。
 澤井さん、ご馳走になりまして、ありがとうございました。

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December 22, 2005

№247 今日、タイへ出発します

   バンコク郊外の上空から
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 今日12月22日、バンコク・チェンマイへ出発します。8日間の日程で29日早朝に帰国します。8月の訪問以来4ヶ月ぶりのタイ行きです。 もちろんロングステイやボランティア活動などの取材が主な目的ですが、このブログ記事のネタ探しというのが本音かもしれません。

 今年の12月、例年になく寒い福岡です。12月としては20年ぶりの寒さといっています。 最高気温が10度を上回らない日が続き、毎日のように雪が舞っています。近年こんなに寒さが厳しい師走は記憶にありません。 これだけ寒いと、暖かい南の国でロングステイをするだけでも価値があると思います。本当にこれは実感です。

 今回期せずして、この寒波の日本を脱出して、暖かいタイに行くことになりました。 この時期、乾期で過ごしやすいタイです。日本の寒い冬を脱け出してタイでロングステイをするシニアの方が、多くなるのもなるほどと思います。 しばし暖かいタイでリラックスしたいものです。また、イルミネーションで飾られた暖かい国のクリスマスというのもどんな感じなのでしょうね。 帰国後に体験記をレポートさせていただきます。

 バンコクでは久しぶりにアユタヤに行き、還りのチャオプラヤー川のクルーズが楽しみです。25日にはチェンマイへ移動して、チェンライまで足を伸ばします。 2度目のチェンマイでは、エイズ孤児の施設や日本人シニアのロングステイの会などを訪問する予定です。 また、旧市街や寺院、サンデーマーケットなどの観光も楽しみたいものです。

 タイ滞在中、ブログの記事を書けないと思いますが、ネットカフェに行く時間が取れたら現地から報告させていただきます。

PS 先週木曜日、400件ものアクセス数がありました。これまでの最高の数字です。
   多数の方に読んでいただき感謝しております。ここに御礼申し上げます。

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December 21, 2005

№246 チェンマイの蘭園

  珍しいランがたくさんあります
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 タイの代表的な花といえば、蘭(ラン)でしょう。タイ国際航空の機体には、鮮やかなランの花の紫色を基調にしてデザインされています。 タイでは、マーケットや露店でデンファレやシンビジュウムなどが売られているのをよく見かけます。
 日本でも日本在来の蘭をはじめ、洋ランまで愛好家が多く、最も人気がある花のひとつでしょう。 高価なカトレアは手が出ませんが、何とか買い求めた胡蝶蘭を飾ったときは、その優雅な姿に魅入ってしまいます。また長くその美しさを楽しめるのも嬉しいですね。

 チェンマイ郊外には蘭園(オーキッド・ファーム)があります。象乗り体験ができる「メーサー・エレファント・キャンプ」への途中にあって、その帰り道に立ち寄りました。 園内には、カトレアや胡蝶蘭をはじめ、たくさんのランが栽培・展示されています。これまでここのランの写真をブログの記事に何度か添付していたので、気づかれた方も多いことと思います。
 同じランの種類でも、白やピンク、黄色にブルー、それにやや紫かかった色まで、たくさんの色がある上に、色の濃淡が微妙に異なっているのです。 その鮮やかなと色と種類の多さで、その辺りだけひときわ明るく、光輝いているかのようです。ひとつひとつの花が個性的で、その繊細で華麗な美しさに惹きつけられます。写真を撮るのに夢中になってしまいました。
 
 園内の奥には、蝶が飼育されていて、温室内を飛び回っています。思ったよりも数が少ないのは、繁殖の時期とずれていたのでしょうか。それでも熱帯の美しい蝶を鑑賞することができます。
 また、ランの生花をブローチやネックレスなどのアクセサリーに加工しているコーナーがあり、その工程を見学できます。 できあがった製品は即売されていて、お土産に喜ばれることでしょう。
 アクセサリーをひとつひとつよく見ると、生花の鮮やかな色が、そのまま残っていることに驚かされます。花の表面をエナメルで覆っているのですが、本来の自然の色がまったく失われていないのです。 ですから、どれひとつ同じ色同じ形のものがないので、お気に入りを探すのに苦労するかもしれませんね。

 色とりどりのランの花に目の保養をさせてもらって、蘭園を後にしました。

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December 20, 2005

№245 幽霊を信じるタイ人

 人が絶えない「エラワン・ブーム」
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 タイは仏教国ですが、タイには精霊(ピー)信仰があります。
 ピーとは、精霊、お化け、魂など実体はないが存在感だけはある幽体のことをいい、神の概念の総称でもあるようです。 日本にも自然神や作物の豊穣に関わる農業神など、古代からの神様がいらっしゃいますが、それに近い存在でしょうか?
 民家の庭先やホテルの前など、町のあちこちに立っている小さな祠(サン・プラ・ブーム)にピーが祀られています。 タイの人たちは、仏様を拝むのと同様に花を欠かさず、線香を焚き、供物をあげて、ピーを大事にしているのです。

 バンコクの中心街、元の「エラワンそごう」の角にある「エラワン・ブーム」には、いつもたくさんの人が、ジャスミンなどの花飾りを供え、線香をあげて、熱心にお参りをしています。
 ここでお祈りをすると、願い事が叶うということで有名です。特に宝くじがよく当たると信じられていて、その周辺では宝くじが売られています。 人が絶えることがなく、タイ人の信心の深さを実感します。
 また、11月のロイ・クラトーンでは、陰暦12月の満月の夜に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊(ピー)に感謝を捧げ、美しく飾りつけた小さな灯篭を川に流します。

 ピーには幸運をもたらすものもあれば、不幸をもたらす悪いものもあるので、よいピーの加護が得られるように祀って熱心にお参りをしないといけません。タイ人には迷信深い人が多いらしいのですが、その根底にはこのピーの存在があるのです。
 ですからどこかで幽霊が出たという話があると、本当に信じる人が多いというのです。 現在もタイの日系企業で働いているKさんの職場で“幽霊さわぎ”が起こって大騒ぎになった時には、幽霊を信じているタイ人は仕事が手に付かず、ついにはお坊さんに来てもらって御祓いまでしたそうです。
 
 事故や災害が多発するので厄払いをする話は日本でもありますが、 “幽霊さわぎ”で御祓いをするのもタイならではということでしょうか。  

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December 19, 2005

№244 スワンナプーム新空港

   現在のドン・ムアン空港
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 12月17日の朝日新聞に「バンコク新国際 建設大詰め」という記事が掲載されましたので、その概要を紹介しましょう。

 アジア各国で繰り広げられる新空港の建設ラッシュで、ラストを飾るバンコク新国際空港の建設が大詰めを迎えている。 2006年夏に開港予定の新空港は、成田空港の3倍以上の敷地面積を持ち、プミポン国王が「スワンナプーム」(黄金の土地)と名付けた。
 以前、今年の夏にも開港かという話がありましたので、1年遅れということでしょうか。しかし、元々2006年の予定でしたから、計画通りなのかもしれません。 いずれにしてもこれ以上は遅くならないで欲しいですね。

 バンコク市街から東に伸びる真新しいハイウェイを約25km。「平原」とも呼べる約3200ヘクタールの敷地が視野に広がる。 滑走路や世界最大規模の旅客ターミナルの建設はほぼ終わり、物流施設や敷地の整備が進んでいた。 「プライド・オブ・タイランド」(タイの誇り)という言葉が、新空港を宣伝する垂れ幕に躍っている。
 4000mと3700mの2本の滑走路があり、もう1本分が地盤改良工事中。開港時の旅客処理能力は年間4500万人だが、08年には一杯になるとして、将来的に滑走路4本、1億人規模まで拡張する腹づもりだ。

 強気の需要予想の背景には、タイの力強い経済成長がある。最近のGDP(国内総生産)は4~7%と高い伸びを示している。 これに伴い現在のドン・ムアン空港の2004年の旅客数は、前年比25%増の3796万人で、アジアの国際線主体の空港ではトップだった。
 空港が混雑していると思ったら、やはりバンコクを訪問する人が急増しているのですね。

 タイ政府は、ドン・ムアンを主に空軍基地として使用し、スワンナプームに民間空港機能の大半を移す。 「新空港は、欧州とアジア、アセアニアを結ぶ航空網の中心で、地の利がある」と強調。 新空港でライバル各国を引き離し、アジアのハブ空港の座を固めようと狙っている。

 以上が記事の概要です。現在のドン・ムアン空港がバンコクの北方に位置していますが、スワンナプーム新空港は東にあって、バンコクからの距離も現在とそう変わらないようです。
 老朽化して手狭なドン・ムアンに代わって、最先端の新空港の開港が楽しみです。スムースなアクセスとチェックインに期待したいものです。

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December 18, 2005

№243 「ランナー」へようこそ

 赤バスが行き交うチェンマイ市内  
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 チェンマイに行くと「ランナー」という言葉を耳にします。バンコクでの「クルンテープ」と同じようにです。 人びとは、チェンマイを中心としたタイ北部を親しみを込めて“ランナー”と呼んでいます。
 ランナーとは、この地で栄えた「ランナー王朝」に由来します。 1262年メンラーイ王はチェンライに都を置き、1287年、タイ北部を統一してランナータイ王国を建国しました。 さらに、メンラーイ王は版図の拡大を図り、1296年チェンマイに遷都しました。ここにチェンマイの歴史が始まったのです。
 ちなみにチェンマイの正式名称は、 「ノッパブリー・シー・ナコーン・ピン・チェン・マイ(ピン河の畔の美しい新都)」というそうです。

 ランナータイ王朝は、約280年にわたって繁栄しました。しかし、その後ビルマ、ラオス、アユタヤといった近隣諸国からの度重なる侵略に悩まされました。 最後はアユタヤの支配を受け、ついに1558年、ビルマの侵攻を受けてランナータイ王国は滅亡したのです。
 それ以降、ビルマの属領となった時期もありましたが、19世紀になると、バンコクのチェラロンコーン王(ラーマ5世)がタイ北部の統治に乗り出して、荒廃していたチェンマイの街は復興します。

 タイ全土の歴史を振り返ると、13世紀からのスコータイ王朝から、14世紀から4世紀以上にわたって繁栄したアユタヤ王朝と続きます。 ビルマからの攻撃で滅亡したアユタヤ王朝の後には、バンコクのチャオプラヤー川の西側トンブリーにトンブリー王朝が興り、現王室のラタナコーシン(チャクリー)王朝へと続きます。
 歴史を振り返ると、ビルマ(現ミャンマー)との戦いが多いですね。その影響もあって、今も両国は決して友好関係にあるとはいえません。

 現在、「北方のバラ」と呼ばれるチェンマイはタイ第2の都市ですが、周囲に堀と城壁をめぐらした旧市街を中心にランナータイ王国の歴史と伝統を残していて、その豊かな自然とともに独自のタイ北部の文化を育んでいるようです。
緑したたるチェンマイは、何処となく懐かしくもあり優しい雰囲気の街です。 これからも何度も訪れ、その魅力に触れたいものです。

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December 17, 2005

№242 国民に敬愛される国王

  王室寺院のワット・プラケオ
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 12月5日は、現国王であるプーミポン国王(ラーマ9世)の誕生日でした。 この日は、国王の誕生日を祝って祝日になりますが、タイの「父の日」でもあります。
 プーミポン国王は、1927年生まれですから、今年78歳になられます。 1946年、ラーマ8世の急死により19歳で即位されていますので、来年は即位60周年を迎えます。 歴代の国王の中では最長です。
 タイ国の憲法によると、国王は元首およびタイ国軍の大元帥と規定されています。つまり、タイは立憲君主制の国なのです。 さらに、国王は仏教徒であり、宗教の擁護者でもあるとされています。

 タイ人の家庭やお店には、必ず両陛下の写真が飾られているそうです。 8月のシリキット王妃の誕生日の時もそうでしたが、この時期にバンコクを訪問しますと、祝賀のために市内の官公庁や企業、ホテルの前などには、国王の肖像画が掲げられます。
 誕生日の前日には、国王は首相や国民に向かって毎年恒例の演説をされます。 そして当日は、一般参加も可能な国王を讃える大祝典が行われます。政府高官が一同に集い、首相が大群衆を前に国王賛歌を歌うそうですが、一度聞いてみたいものです。
  
 国王の優れた指導力や人格、知性によって幅広い支持を得て、すべての国民から敬愛されています。 1970年代の改憲運動や近隣諸国の共産化の波などによる国家の危機を乗り越えて、チャクリー王朝の栄光と威厳を回復しました。 永年の在位期間中、タイ全土の視察を行い、民衆の生活の実情を把握したり、国土の開発、発展にも精力的に行動されてきたのです。
 現在もその影響力は、絶大なものがあります。さしものタクシン首相も国王のご意向には従わざるを得ません。

 ご高齢であり、健康状態にも少し不安があると聞きますが、 よりご健康でさらなるご長寿を願うものです。

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December 16, 2005

№241 タイのハーブ

 マーケットで売られている唐辛子
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 タイ料理は、「甘味・辛味・酸味・塩味」が複雑に絡み合った料理といわれています。 その味わいの素になるのが、ナンプラーをはじめとした調味料や香辛料、そしてハーブ類なのです。

 まず、タイ料理に欠かせないのが、唐辛子(プリック)です。マーケットにいくと、赤や青の唐辛子が山積みになって売られています。 どの種類が激辛なのか、勇気がなくて試したことはありませんが、辛くないものまで、大きなものから小さなものまでいろいろな種類があるようです。
 それを生で使ったり、細かく粉末状にしたり、それぞれの用途に応じて使われているのです。 たとえばタイの麺を食べる時には、生の小さなものを刻んでトッピングできるようになっています。

 さて、前回はパクチーを取り上げましたが、とにかくタイには多種多様なハーブがあるといってもよいでしょう。 日本でもお馴染みのレモングラスやバジルも多用されます。日本ではハーブティーとしてよく飲まれるレモングラスは、タイ語で「タクライ」といいトムヤムクンやカレーペーストに使われます。
 また、わたしの好きなスウィート・バジルは、バジリコ・スパゲティが代表的な料理ですが、タイ料理では主に炒め物やゲーン(カレー)料理の仕上げ、またサラダにも添えられます。
 よく知られているこれらのハーブは、タイ料理の味付けに欠かせないもので、その独特な風味や香りを付けているのです。

 そして、タイ独特の香辛料もあります。 その代表的なものは、トムヤムクンをはじめ味付けに使われる「カー」、酸味をつける時に使われる「タマリンド」などです。
 「カー」は、日本の生姜に似たハーブで薄切りにして使い、スープや料理に素晴らしい香りをつけます。 マメ科の「タマリンド」は、硬いさやの中に熟した果実が入っていて、甘酸っぱい果実はそのまま食べても美味しく、酸っぱいだけでなく甘味やコクもあるそうです。

 ほんの少しだけの紹介でしたが、まだまだわたしが知らないタイのハーブがたくさんあります。そのひとつひとつが、タイ料理を風味豊かで個性的なものにしているのです。
 どのようなハーブがそれぞれの料理に使われているのか、想いを寄せながらタイ料理をいただくと、より味わい深い食事になると思うのです。

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December 15, 2005

№240 パクチーは好きですか?

パクチーがふんだんに入ったイカ料理
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 「タイ料理は辛い」というイメージが強いですが、タイ料理を個性的にしているのは、唐辛子だけではありません。 いろいろな香辛料やハーブが使われているのです。
 その中でも、とりわけ多くの日本人が嫌いなものは、「パクチー」です。中国名でシャンツァイ(香菜)、英語でコリアンダーというハーブです。中華料理でも用いられていますが、タイ料理でも普通に使われていて、麺にも日本のねぎと同じように入っています。 強い香りを持つハーブですが、最も頻繁に使われる香味のひとつで、虫除け、食あたり防止にも効果が高いといわれています。
 その独特のくせのある香りというか臭いが、パクチーの個性となっています。“大嫌いか好きか”どちらかにはっきりと分かれる珍しい食材ともいえるでしょう。
 
 みなさん、パクチーはお好きですか? ちなみに、わたしは大好きです! 自宅の小さな庭にパクチーを育てているくらいですから。タイ料理を自宅でつくることはありませんが、中華や洋風の料理に乗せて食べると一段と風味が増します。 あの独特の香りがたまらないのです。
 園芸店にコリアンダーの種が売っていますので、庭やプランターの蒔けば、簡単に育てることができます。 年2回、春と秋が種を蒔くのに適した時期ですが、秋蒔きの方が長期間楽しめます。春に蒔くと、成長が早い分すぐに花をつけ種ができてしまうので、葉っぱを食用にできる時期が短くなるのです。

 パクチーの好き嫌いが、タイ料理を好きかどうかの分岐点になる場合も多いのではないでしょうか。 慣れると食べられるようになったという話はあまり聞きませんので、最初の一口というか第一印象で好みがはっきりしてしまうようです。 一度嫌いになると、なかなかまた食べたいと思われない淋しい食材なのかもしれません。
 その反対に、食べ物への好奇心というか執着心、つまり食い意地が張っている人ほど、病み付きになる可能性は高いのではと思います。 もちろん、わたしもそのひとりですが。
 
 パクチーが美味しいと思えたら、タイ料理が好きになることは間違いないでしょう。保証します。

 つづく

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December 14, 2005

№239 タイでは戸建ては買えません

  市内のホテルやコンドミニアム
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 タイでは、日本人つまり外国人名義での土地の購入はできません。ですから土地付き一戸建ての家を買うことはできないのです。 しかし、アパートやコンドミニアムは、日本人でも購入できます。
 長期のロングステイを計画する場合、また投資目的で不動産を取得する場合、いずれも土地の購入はできないということを忘れないでください。 もし、賃貸ではなくどうしても不動産を購入したい場合は、コンドミニアムなどの土地が付属しない建物に限定されます。

 このことをしっかりと認識していないと、せっかくのタイでの長期滞在が、トラブルに巻き込まれることがあります。 そのトラブルとは、「土地付きの良い一戸建ての物件がある」と勧められて、詐欺の被害に遭うような例です。 聞くところでは、悪徳な不動産業者と契約書を取り交わしたつもりが、偽物や売買契約書ではなかったといった話です。 書類がタイ語で書かれているのため、内容が十分に理解できずにつけ込まれてしまうのです。
 また、日本人は土地が買えないから、その代わりに親しいタイ人の名義で不動産を購入し、そのタイ人の登記をしたら、いつの間にか乗っ取られてしまったなど、いろいろなトラブルが絶えないようです。

 しかし、最も注意しないといけないのが、先にタイにやって来て長期に滞在している日本人だといわれています。 慣れない海外生活で困っている時、親しげに近づいてくる日本人が一番危ないと聞きます。 何かと手助けをして信用させておいて、うまい不動産の話を持ちかけて金銭を騙し取るということがあるといいます。 特にチェンマイでは、生活に困っている日本人の滞在者もいて、このような金銭や不動産トラブルの主役になっているようです。

 いずれにしても、不動産の購入については、慎重の上にも慎重に行動しなければなりません。 日本語での相談ができる会社や日系の企業もありますので、信用のある不動産会社を通して、話を進めましょう。

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December 13, 2005

№238 Hさんのその後 その2

    Hさんのコンドミニアム
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その2
 チェンマイでは、ゴルフ中心の生活です。タイとニュージーランドをロングステイの滞在地として選んだのもゴルフが楽しめるという理由からです。 ニュージーランドでは、9ホールの国立のパブリックコースが近所にあって毎日ラウンドしていたそうです。年会費16000円で会員になると、無料でプレーができます。 日本やタイでは、ゴルフを接待や社交の場として贅沢なものとされていますが、ニュージーランドはゴルフをスポーツとして捉えているので、安くプレイができるのです。
 チェンマイのゴルフ場は、終身の会費として20万円、そして1ラウンド約400バーツ(約1200円)で回ることができます。 プレイ代は40バーツしか要らないのですが、キャディーフィーやチップが350バーツもかかって、「まるでキャディーさんのためにプレイしているようだ」とHさん。 それでも現地で購入したシビックを駆って、チェンマイ近郊やチェンライのゴルフ場まで足を伸ばしているそうです。

 食生活は、和食中心に自炊されています。 わたしも滞在中奥様の手料理で美味しい朝食をいただきました。お米はチェンライで作られている日本のコシヒカリです。熊本出身の平岩さんがチェンライでコシヒカリを栽培していて、「米屋の米」のブランドでタイ国内で販売されているものです。豆腐などの日本食材もほとんど揃いますので、純和風の朝食を食べさせていただきました。日本の食卓と同じです。
 時には自宅前のタイ料理店やシーフードを食べに行くそうです。内陸部のチェンマイにも新鮮な魚介類が運ばれていて、美味しいシーフード料理が楽しむことができます。 チェンマイでは魚介類を期待していなかっただけに、正直驚きました。リーズナブルな値段で新鮮なシーフード料理が食べられますので、バンコクと比べても遜色ありません。
 物価はバンコクより安いといわれていますので、食費を含めた生活費の面でも、チェンマイは生活しやすいといえるでしょう。

 「北方のバラ」と呼ばれる緑豊かなチェンマイで、ロングステイを楽しんでいらっしゃるHさんカップルでした。
 
 なお、11月初めに福岡に一時帰国されたHさんとお昼をご一緒しました。一旦チェンマイに戻ってロイ・クラトーンのお祭りが終わったら、ニュージーランドに行かれるとのこと。 クリスマスやお正月はロトルアの自宅で迎えられるそうです。これから夏を迎えるニュージーランドもいいでしょうね。
 

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December 12, 2005

№237 Hさんのその後

   素敵なインテリアの室内
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 チェンマイとニュージーランド・ロトルアの2箇所でロングステイをしているHさんカップル(№61・62で紹介)。 年間を通じて、この2箇所で交互にロングステイをなさっているので、日本にはほとんど帰国されません。 3月から5月までの3ヶ月(NZのビザの関係)をロトルアで過ごし、6月から2月までをチェンマイに滞在する計画だそうです。
 シンガポール航空グループの「シルクエア」に乗って、チェンマイからシンガポールを経由し、ここからはシンガポール航空でNZのオークランドへのフライトです。 バンコクでのトランジットなしで、直接シンガポールへ飛ぶことができます。

 前回2004年7月のインタビューはバンコクで行ったものでしたが、その後タイでの生活拠点をチェンマイに決められたので、この8月滞在されているコンドミニアムを訪問させていただきました。
 チェンマイ市内を流れるピン川にほど近く、コンドミニアムの周りはお寺や学校そして豊かな緑に囲まれたロケーションです。 12階ほどのコンドミニアムの最上階、つまりペントハウスがHさんのお住まいです。玄関前は広いホールになっていて、最上階らしく日差しが差し込む明るいスペースです。 部屋は、3ベッドルーム・2バスルームのゆったりとした室内です。
 永く空いていたことや手を入れないといけないこともあって、家賃は月に10000バーツ(約3万円)と格安です。 Hさんの話によると、チェンマイの高級コンドミニアムは、2ベッドルームで20000バーツ(約60000円、電気水道代別)が一般的な家賃だといいます。
 コンクリート打ちっぱなし状態の室内のリフォームに100万円かかったということです。そのため内装は新築同然で、これから腰を落ち着けて住むには快適です。 また、チェンマイで揃えた上品で趣味のいい家具や置物などの調度類が、部屋を落ち着いた雰囲気にしています。

 南向きの窓からは、チェンマイを囲む青い山々を遠望できて、周囲の住宅街の木々がまるで森のように盛んに生い茂っています。 深い緑の風景と心地よい風は、バンコクでは味わえないものでしょう。この景色は、心を落ち着かせ、地方都市の良さを実感させてくれます。チェンマイがシニアのロングステイ地として人気が高いはずです。

 つづく

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December 11, 2005

№236 チェンライのワット・プラケオ

    チェンライのエメラルド仏
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 「ワット・プラケオ」といえば、バンコクにあるタイ国最高の格式を誇り、王室専用でもある仏教寺院を思い浮かべることでしょう。 通称「エメラルド寺院」として有名です。その名の通り、エメラルド色に輝くヒスイで作られた仏像があることで知られています。

 しかし、タイ北部の古都チェンライにも「ワット・プラケオ」があります。 実はバンコクのワット・プラケオのご本尊であるエメラルド仏は、1436年にここチェンマイの「ワット・プラケオ」で発見されたのです。 その後、エメラルド仏はチェンマイなどを経て、ラーマ1世がバンコクに遷したといわれています。
 この間の歴史について、チェンライを訪れて初めて知りました。それまでこのエメラルド仏はラオスとの戦いでの戦利品と聞いていたからです。

 ガイドのソンブーンさんの解説によると、元々エメラルド仏は、誰にも知られないまま寺院内の仏塔(チェディ)に中に塗りこまれて隠蔽されていたのですが、ある時落雷があって仏塔の一部が崩壊し、隠されていたエメラルド仏がその姿を現したということです。それまで誰の目にも触れずに保存されていたのです。
 現在は、信者が奉納した新しいエメラルド仏が安置されています。バンコクのワット・プラケオでは、かなり遠くからしか見られませんので小さく見えますが、その大きさは高さ66cmといいます。
 しかし、チェンライでは間近かに拝むことができるので、その大きさを実感できます。仏像だけでも66cm以上ありそうです。台座を含めると高さはゆうに1メートルを超えているでしょう。本物のエメラルド仏と同じく、金の衣をまとっています。

 寺院の敷地内には、落雷で破壊された仏塔が復元されて、黄金色に輝いています。また大きな菩提樹の古木があって、ワット・プラケオの歴史を感じさせます。 建物には、豪華で細かな装飾が施されていて、タイの神聖な動物である象の彫刻が彫られています。ところが別の建物には、中国風の龍の守り神が大きな口を開けて鎮座しています。 ミャンマーやラオスと国境を接し中国にも近いタイ北部には、中国の文化が色濃く残っているのです。

 チェンライを訪問されたら、ここのエメラルド仏を見学してください。観光客は少なく、近くでゆっくりと見ることができます。

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December 10, 2005

№235 いろいろな会があります

     緑のチェンマイ市街
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 海外でロングステイする場合、新しい知り合いや趣味を通して仲間をつくりたいという方もいらっしゃるでしょう。
情報誌「DACO」の記事などから、タイで活動しているいくつかの団体や会を紹介します。

「タイロングステイ日本人の会(TLSJ)」
 すでにブログの第32、33回で紹介しましたが、この会は、会員同士が協力して助け合う互助的なボランティア団体です。 会員は、ロングステイをしている人、タイ駐在の経験があり、定年後そのままバンコクで長期滞在している人たちで、2004年7月時点で120名を数えています。
 「日本人の会」は、会員同士の親睦を図るとともに、これからロングステイをする個人への生活支援を目的としたグループでもあります。 タイでロングステイを希望する人たちに、会員の経験とネットワークを使って、長期滞在ビザの取得の手伝いや住宅・医療情報などを提供しています。 初めてバンコクを訪れる人にとって、信頼できる相談窓口といえるでしょう。

 住所:Living Corner Prince Hotel 1537/1 New Petchburi Road Bankok (事務局)
 電話:02-255-2848
 Eメール:ktomiko@net.net.th

「懇話会」
 「懇話会」は、現地駐在員が会員の「日本人会」の厚生部にあるサークルです。 タイ在住が長い人たちで構成されていますが、日本人会に入会すれば誰でも参加できます。
 新年会、講演会、旅行会などが開催されています。
 (日本人会内 0-2236-1201)

「ホシの会」
 会の意味は、タイ語で「60(ホックシップ)」。訛った発音とそろそろお星様になる日が近いという洒落が由来です。 現在、会員数は約40名。入会条件は、60歳以上で仕事や志をしっかり持っている人。
 2,3ヶ月に1度、集会を開き、お互いの近況報告や会員の専門分野の講演、相談などを行っています。 知的好奇心と志ある人たちとの交流を目的とする会です。
(荻原さん 01-408-4395)

 チェンマイにも「チェンマイ・ロングステイライフの会」(CLL)という団体があります。そのホームページから紹介しましょう。
 CLLクラブは、2002年12月に設立され会員を募集しています。2005年4月末の会員数は約100名です。チェンマイやその近郊に在留されている日本人およびその家族間の親睦を図り、タイ国民との交流を主たる目的としています。 そして、当クラブの会員や新規に当地に在留を希望される人たちに対して、チェンマイに関する正しい情報を提供する非営利の任意団体です。

 部活動としては、広報部、業務部、文化部、スポーツ部、および事務局があり、会員により活発な部活動が行なわれています。
 また、毎月、第1・第3土曜日の12時から、チャンプアクホテルのレストランにて昼食会を兼ねた月例会を開催しています。 最新の情報の提供や、会員相互の情報交換を行うとともに、いろいろな相談ごとも受け付けています。 時々、チェンマイ領事もゲスト参加され、日本の外務省情報や、チェンマイに関する新しい情報も提供していただいております。
 はじめての方も、自由に参加してください。
 http://www011.upp.so-net.ne.jp/nakanishi-chmai/cllclub.html

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December 09, 2005

№234 アクセス数が20000件に !

    ワット・アルン(暁の寺)
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 12月6日、ブログの累計のアクセス数が、20000件を超えました! 感謝、感謝です。

 今年4月17日に第1回目の記事をアップしまして、10月12日に10000件を超えました。 ここまではちょうど半年での達成でしたが、20000件までは2ヶ月足らずでの到達です。 この間、要した日数は約55日間ですから、毎日200人近い方が、アクセスしていただいていることになります。
 本当にありがたいことです! 謹んで御礼申し上げます。

 10月には、九州地区発行のフリーペーパー「ワールド・ジョイント・クラブ」に紹介され、11月8日からは、日経BP社が運営するシニア向け情報サイト「セカンドステージ」に載せていただいています。この「セカンドステージ」の中の「大人のブログ探訪」という連載コラムに掲載されているのですが、それ以来アクセス数が急増し、多い日には350人もの方が読んでいただいています。

 軽い気持ちで始めたブログでしたが、読者の方が増えるにつれて、やめられなくなり毎日記事を書くことになりました。 これも多くの方が、楽しみに?読んでくださっているのだと思い、頑張ることができたと思います。 ネタ切れになりそうになることはありましたが、途中で挫折することもなく、これまでの取材を中心に記事を書いてきました。

 さて、12月下旬には新しい情報の収集と写真を撮りに、タイに行ってきます。 年末ですので、ゆっくりとした日程はとれませんが、チェンマイを中心に廻ってくるつもりです。今回も個人のインタビューよりも、日本人の方や団体が運営されている施設や学校を見学する計画です。

 これからも読者のみなさまに支えられながら、30000件のアクセス数を目指して、記事を毎日書いていこうと思います。
 今後ともご愛読いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 

                   あらためて感謝

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December 08, 2005

№233 雨期と乾期


    ワット・プラケオの外観
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 タイからの情報によると、ようやく雨期が明け乾期に入ったようです。 タイでも地球温暖化の影響からか、激しいスコールが来てさっと晴れる雨期のお天気から、最近では日本の梅雨のようにシトシトと降るというような異常気象が起こりつつあるようです。 温暖化は、地球規模で進行しているのでしょうね。

 タイ国は、熱帯性気候に属し、年間の平均気温は約29℃です。11月から2月までの乾期、3月から5月までの暑期、そして6月から10月までの雨期、の3つに分けられます。 バンコクでは4月が最も暑く、12月が一番涼しい月です。北部では乾期にはかなり冷え込むことがあるそうです。
 日本に比べて寒暖差が少ないタイは、年間を通して暖かい気候に恵まれています。寒さが苦手という高齢者、神経痛や心臓病など病気の方にも優しい気候といえるでしょう。

 乾期には、中国大陸から寒気が入り込んで冷え込み、ほとんど雨が降らなくなります。バンコク市内でも最低気温が15℃を下回ることがあり、寒さに弱いタイ人はセーターやジャンパーを着込むそうです。 旅行者にとっては、気温が低く乾燥しているので過ごしすく、雨も降らないので観光には最適な時期です。寒い日本を脱出してタイでロングステイをするとしたら、最もよいシーズンだといえるでしょう。 しかし、数年前の12月、わたしが初めてバンコクを訪問した時、一般的にいわれている程、涼しくなかったのです。 やはり暑くて日差しも強く、王宮観光の時には、日除けの帽子をかぶり汗だくになって観光した記憶があります。
 今回12月としては久しぶりのタイの訪問になりますが、涼しい気候を期待したいですね。ましてやこの時期の北部のチェンマイ・チェンライは初めてなので、持参する服を迷っているところです。 最近チェンライでは朝晩が冷え込み、日中との気温差が大きいとの報告を聞いています。風邪を引かないようにしないといけません。

 暑期は、「暑い」という言葉さえ口にしたくないほど暑い季節といわれています。40℃にもなる日があるそうです。夜になっても気温はあまり下がらず、熱帯夜が続きます。
 最も暑い4月には行ったことはありませんが、3月下旬でも十分に暑いです。頭の真上から日差しが降り注ぎ、歩いていてもほとんど影ができません。 10分も歩けば汗びっしょりで、もうそれが限界です。冷房が効いたビルの中に入って涼まないと動けません。できるだけこの時期のタイに行くことは避けましょう。

 雨期は、1日に一度は雨が降る季節です。一般的に、一日中雨が降るかというとそうではなく、バケツをひっくり返したような雨という表現にぴったりのスコールがやってきて、しばらくするとパッと青空が広がるといった陽性のお天気です。
 9月、10月は特に雨量が多くなり、一日中雨が降り続く日も珍しくなくなります。バンコク市内の道路は冠水し、運河もあふれて洪水状態になるそうです。 そうなるともう観光どころではなくなりますから、この時期の訪問も避けたいところです。
 これまでは7~8月にかけてのタイ訪問でした。わたしは、雨期の時期は決して嫌いではありません。それは空が曇っていて日差しがきつくないからです。 もちろんスコールは来ますが、雨宿りをしているとやみますので、それほど困りません。

 さて、みなさんはどの季節がお好きですか?
今回の乾期のタイ訪問、どのような気候なのか楽しみです。過ごしやすいといいのですが。 

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December 07, 2005

№232 チェンマイでコシヒカリ

   
チェンマイの市場で売られているタイ米
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 チェンマイをはじめタイ北部の主食は、タイ米のもち米です。タイ語で「カオニャオ」といい、蒸したもち米を竹の籠に入れて食卓に出されます。 それをひと口大の大きさに指先で丸めて、口に運びます。「カオニャオ」を食べる時は、お箸を使わないのです。それでも、もち米なので手がべたつくことはありません。 タイ料理のレストランやカントーク料理を食べる時には、このようなスタイルで食べることが多いです。

 しかし、バンコク市内でもタイで栽培された日本米が、以前紹介しましたように普通に売られています。 ですからタイでロングステイをする場合、自炊したりあるいは日本食のレストランで日本米を食べることができるので、その点心配はいりません。

 今年8月、チェンマイのHさんのお宅で、チェンライで作られた“コシヒカリ”をご馳走していただきました。このコシヒカリは、 「米屋の米」という商標で販売されているブランド米ということです。 その大半がチェンマイで消費されていて、地元で人気が高いお米なのです。
 朝食にいただいたコシヒカリは美味しく、日本で食べるものとまったく変わりません。少し固めの印象はありましたが、炊き上がったばかりで湯気が上がり、光沢のある純白のご飯は、もちもちとした食感でほのかな甘味も感じられます。
 暖かい味噌汁に冷奴、シャケの塩焼きにお漬物、贅沢な朝食です。朝からおかわりをしてしまいました。日本の朝食そのものです。 チェンマイ市内の緑を眺めながら、ここがタイということを忘れてしまう程、美味しいご飯の朝食、何もいうことありません。
 
 このような上等な米を日本で買えば、かなりの値段がすることでしょう。さすがにタイでの価格は聞きそびれましたが、日本よりも安く手に入るはずです。 
 このお米を精魂込めて栽培されているのが、熊本出身の平岩さんという日本人の方です。もう永らくチェンライで米作りをしていらっしゃいます。 12月にチェンライまで足を伸ばす予定ですので、平岩さんにお会いして農園を見学させていただく予定です。
 帰国後、詳しい内容について報告します。お楽しみに。

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December 06, 2005

№231 君子はサッサと豹変せよ

    チェンマイの蘭園にて
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 今回は「バカの壁」の筆者で知られている養老孟司氏の西日本新聞の寄稿を紹介したいと思います。

 脳は鍛えられるものだろうか。脳を鍛えたら、頭がよくなるのだろうか、ボケないで済むのではないだろうか。
この問いに対して、筆者は「わかりません」と答えています。
 筋肉は、肉体労働やトレーニングによって鍛えることができます。脳も同じことを繰り返すことで上手になる。いわゆる“慣れ”です。 それは、それ以前に比較して「脳が鍛えられた」のです。しかし、それで他のことが上手になるかというと、そんな保証はありません。

 脳について、むしろ気になることは、多くの人が「自分は変わらない」「変わっていけない」と思っているらしいことである。 「君子豹変」という言葉がありますが、本来の意味は「誤って改めるにはばかることなかれ」ということです。間違ったと思った時は、サッサと意見を変えるのが君子なのです。 本質的に意見が変わるとは、脳が変わるということなのです。
 同じ脳でいるということは、楽なような気がしますが、本当はそれは楽ではありません。なぜなら、自分を変えまいとする人には、肩に力が入って、機嫌が悪くなっているからです。 今ではそういう人を多く見かけるように思います。特に年配の男性に多いのです。

 日本の高齢者、特に男性には、自分を変えることをお勧めしたい。それが脳を鍛えることであると思う。今までの自分と違う自分に変われば、感じることも、することも違ってくる。それが一番いい脳の鍛錬でしょう。
 自分が変わると、世の中が違って見える。それは自分を変えてみれば分かります。違った世の中から脳に入ってくるものは、以前入ってきたものとは違います。 だから脳が刺激を受けるのです。まだ変わっていない人は、これから「変わる」という楽しみがあるのです。

 さて、やはり年配の男性は、なかなか自分を変えられないのですね。違う自分、変わった自分になることができたら、新しい考えや価値観が生まれてくるのです。 では、そのきっかけは? 定年後の男性が、地域に根ざして地域に生きていくためには、どうしたらいいのでしょうか。
 上手に自分を変えることができる人もいるでしょう。しかしできない方が多くいらっしゃることも事実です。
海外でのロングステイを通して自分を見つめ直すことで、自分を変えることができたら、素晴らしいことですね。

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December 05, 2005

№230 タイの医療と国保

   総合病院のバムルンラード
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 海外でのロングステイ、一番気になるのが医療のことでしょう。 ここではタイの医療と日本の国民健康保険について、「DACO」のロングステイ特集から紹介しましょう。

日本の国民健康保険について
 日本では国民皆保険ということで、リタイアした方でも医療については国民健康保険(国保)に加入している訳です。ですから日本の病院で病気や怪我をして治療を受けると、医療保険の給付が受けられます。
 では、海外在住者はどうかというと、国保に加入していれば医療費の還付が受けられるのです。加入の第一条件は、日本に住民票があることです。住民票がない人は、実家などで住民票を復活させることが必要になります。 国保に加入していれば、海外の病院で支払った医療費の 一部 を「海外療養費」として還付してもらえるのです。

 日本国内で治療を受けた場合、3割の自己負担ですが、海外の場合でも基本的に同じです。日本で保険対象となる医療内容と同じ基準で適用になります。 しかし、治療内容によっては全額負担されない場合があります。
 その事例として、日本国内で保険が適用されていない医療行為については、海外でも同様に対象となりません。療養を目的にタイに来て、診察を受けた場合も支給されません。そして、日本と海外との医療費に差がある場合、その差額分については自己負担になります。
 日本での還付は、現地で治療を受けて医療費を支払った日の翌日から起算して2年以内となっています。 国保に申請するためには、診療内容明細書、領収明細書(英語記入)、および英文診断書が必要です。ただし申請窓口である社会保険庁は、日本語に訳した書類しか受け付けないようですから、これらの書類を翻訳する必要があります。

歯科の治療について
 歯の治療の場合も、会社に所属していない日本人が利用できる保険は、通常国保しかありません。 インプラント(人工歯)や歯科矯正(美容整形的要素が強い場合)には、保険が適用されません。入れ歯や差し歯については適用されます。 また、治療に使う素材によっても保険が利かないものがあるので、その都度確認した方がいいでしょう。

 住民票があるということは、住民税を支払わなければならないということです。住民票を抜いてタイに来て病院にかかっても、その時点では国保に加入していないので、後から加入しても遡っての給付はありません。
 たとえば、4月にタイで病院にかかり、6月に帰国して国保の加入手続きをしても、4月の医療費は海外療養費の対象にはなりません。6月からの医療費が対象になります。
 
 いずれにしても、海外で治療を受ける場合、一旦医療費を支払わないといけませんので、1年間まで契約可能な「海外旅行傷害保険」の契約をお勧めします。 国保の還付まで医療費の全額を立て替えるのは、かなりの経済的負担になるからです。

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December 04, 2005

№229 DACOの広告あれこれ

バンコク市内の高級サービスアパート   
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 バンコクの情報誌「DACO」には、在バンコクの日本人向けにいろいろな広告が載っています。 宝石店をはじめ各種ショップ、日本食や居酒屋、韓国料理やイタリアンなどのレストラン情報、エステや美容室、マッサージ店の情報まで、日本のフリーペーパーと同じような広告が並んでいます。 それらの広告の内、おもしろ広告をいくつか紹介したいと思います。

 まず、歯医者さんの広告です。歯医者さんの広告は珍しくないのですが、“総入れ歯”の広告なのです。それもリアルな入れ歯のイラストが、見る者の目を引きつけます。 注目を浴びるという意味では正解なのでしょうが、日本ではこういう直截的な広告は見かけませんね。
 また、日本語が通じたり日本人専用の受付窓口を開設している総合病院の広告もいくつか見受けられます。 「24時間・365日・日本語で対応」をウリにしているようです。

 不動産会社の広告もあって、紙面に直接、物件案内が載っています。サービスアパートやコンドミニアムの「お勧め優良空き室情報」として、写真や間取り、家賃をはじめ物件の特徴などが書いてあります。希望の条件に合った物件を探しやすいですね。
 
 面白いところでは、 「ビザ延長ツアー」の広告があります。ビザの滞在期限が切れる前に、タイを出国してカンボジアに行って、再入国する日帰りツアーです。
 ビザなしでタイに入国した場合やツーリストビザを持っている場合など、許可された滞在期間を延長したい時には、タイを一旦出国しないといけないのです。 早朝バンコクを発ち、夕方には戻ってくるというハードスケジュールですが、毎日VIPバスが運行されているそうです。 ビザ代や出入国の手続き、昼食代も含んで、一人2000バーツ(約6000円)ですから、そんなに高くないですね。 

 変わった広告では、日本では絶対にできない“未知の体験”というキャッチコピーで「実弾射撃」の広告もあります。 アメリカや韓国などでも、実弾射撃を観光コースとして案内されていますが、タイでもできるのですね。知りませんでした。
 料金は、実弾30発で2800バーツ(約8400円)です。興味がないわたしにとっては高い料金ですが、好奇心旺盛な方には、貴重な体験なのでしょうね。

 最後に、バイアグラのメーカーであるファイザー製薬の広告には笑ってしまいました。 「ED治療剤の類似品は危険です」という大きな広告なのです。ということはバンコクでは、偽物のバイアグラがかなり出回っているということですね・・・

 このように広告を中心にフリーペーパーを眺めてみるのも、意外におもしろいものです。

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December 03, 2005

№228 情報誌「DACO」

     夕時に賑わう屋台
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 「DACO」は、バンコク発の現地情報満載のフリーペーパーです。
 毎月5日と20日、2回発行されていて、スポンサーになったり協賛している市内のお店やレストランに置いてあります。 バンコクには、いくつかのフリーペーパーがありますが、その内容と情報が充実しているので、在バンコクの邦人にとって強い見方になっているようです。 旅行客や短期滞在者にとっても、旬の情報が得られるだけでなく、縦長のサイズで見開きが容易なのでガイドブックとしても重宝がられることでしょう。

 まず、ページをめくると最新ニュースやタイの生活情報が載っています。つぎに特集記事が続きます。今年の夏に発行された170,171号では「いつかはロングステイ」という特集が組まれています。 この特集については、次回以降で紹介しましょう。
 そして、映画やコンサートなどのイベント情報、ホテルやレストランのお得なプロモーション情報、お得なショッピング情報やマッサージやエステの情報が次々に紹介されています。

 面白いのは、 「タイの新聞、かく語りき」というコーナーです。これは、昨今の日本や日本人がタイ人にどのように受け止められているのか、タイの新聞からピックアップした記事を紹介しています。
 171号では「スーツを脱いで節電」というタイトルで、今夏日本政府が率先して実施したクールビズの取り組みを紹介した記事も載っています。 このノーネクタイ・ノー上着キャンペーンを詳しく伝えていますが、その一方でこのキャンペーンは必ずしも成功するとは限らないという否定的な見解も述べています。
 このように“外国人から見た日本”という視点は、個人が海外に滞在する際、忘れてはならない重要なキーワードといえるでしょう。

 もうひとつ興味を引かれるのは、「読者参加型企画」です。毎回異なるテーマを取り上げた記事が書かれています。 170号では「屋台デビューはここから!」という記事で、普段屋台で見かけていたけれど、何だか分からなくて買えなかったもの、見た目で買う勇気がなかったものなどを試食してみて、B級グルメBEST10を紹介しています。
 ちなみに、最初に「精進スープ」(ガポ・プラー・ジェー、1袋30バーツ)が出ていますので、これが№1なのでしょうか。 「見るからにこってりしてそうだが、キノコ類が具になっていて意外とあっさりしているスープ」とコメントされています。

 その他、求人やボランティア募集などの無料掲示板まであります。 「DACO」の広告主のリストは、イエローページとして使えますし、巻末のバンコクの市内地図もとても便利です。

 バンコクの情報誌としてだけでなく、ちょっとしたガイドブックにもなる「DACO]、見かけたら手に取ってみてください。

「DACO」のホームページ
 http://www.daco.co.th/tvdaco/

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December 02, 2005

№227 海鮮中華 Part2

 手前が「揚げた蟹のカレー炒め」
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 バンコクは、世界各国の美味しい料理が食べられます。それもリーズナブルな値段でです。タイ料理はもちろんのこと、日本料理、中華、インド料理、イタリアン、フレンチなどです。
 いつもはタイ料理を中心に、時には日本料理や中華を食べたりしています。今年8月のタイ訪問では、福岡・長崎からロングステイの下見・体験ツアーに来られた方々と丸いテーブルを囲み、海鮮中華を楽しみました。

 BTSサムヤーン駅に程近い「燕酒家(E.POCHANA SEAFOOD)」です。以前№34で紹介したレストランです。今回は5人なので、たくさんの料理を注文しました。
 このお店は、日本語、英語が通じないのでなかなか注文が大変です。幸いにも近くのテーブルに日本語を話せるタイ人の方がいたので、助かりました。そのくらい地元のお客さんが中心のレストランなのです。
 「エビの塩茹で」「牡蠣の鉄板焼き」「揚げた蟹のカレー炒め」「魚のミンチのスープ」「空芯菜の炒めもの」「香港風エビ焼きそば」の6品です。 「エビの塩茹で」「牡蠣の鉄板焼き」「揚げた蟹のカレー炒め」は、このレストランのお勧めメニューです。
 
 「エビの塩茹で」は、生簀で泳いでいたエビをさっと塩茹でしただけのシンプルな料理ですが、その新鮮さで身はプリプリです。エビの頭も皮をむいてミソと一緒に美味しくいただけます。1匹食べると2匹目と、つい手が伸びてしまいます。あー幸せ!!
 「牡蠣の鉄板焼き」は、牡蠣を卵を絡めさっと炒めて、もやしを敷いた鉄板に乗せて、アツアツのところを食べる、ここの人気メニューです。牡蠣好きの人にはたまらない一品でしょう!
 そして「揚げた蟹のカレー炒め」は、タイ語で「プー・パッ・ポンカリー」といい、タイの代表的なシーフードメニューです。これを中華風にアレンジしています。 軽く揚げた蟹をカレーソースで絡めてあります。蟹とカレーの風味が絶妙にマッチしていて、病み付きになる味です。カレーソースがかかった蟹の殻から身を出すのが、ちょっと大変ですが手が止まりません。 どうしても無口になってしまいますよね、蟹って。

 それでも5人で、わいわいやりながら大満足の完食です。みなさんタイでの海鮮中華は初体験で、「美味しい、美味しい」とたいへん喜んでいただきました。
 これにシンハビールを4本を注文して、2045バーツ(約6000円)と激安の会計でした。何とひとり当たり1200円にしかなりません! S夫人が「この内容と味は、日本と比べたら10分の1の値段ね」とおっしゃいましたが、本当にその通りです。

 でも前回はもっと高かったはずなので、内心「これは計算間違いかなー」と思いつつ、早々に店を後にしたのでした。


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December 01, 2005

№226 「ガーオ会」について

      アユタヤにて
03032511

その3
 
 「ガーオ会」とは、タイの九州大学の同窓会です。九州大学を1963年に卒業された栗並登紀男さんが、会長を務めていらっしゃいます。 栗並さんからメールで送られてきた地元誌の「ガーオ会」の記事を紹介します。
 
 九州大学の同窓会の名称として名付けられた「ガーオ会」とは、タイ語の“9(ガオ)”から取っているそうです。また非常に近い発音で“進歩する(ガーオ)”という意味も兼ねています。会員は、親しみをこめて同窓会の愛称として「ガーオ会」を使うそうです。

 栗並会長によると「同窓会は、今から20年ほど前、数名の卒業生から始まり、現在は約25名の会員で構成されています。タイで活躍している九大の卒業生は、理工系を中心に在タイ歴が長い方が多いようです。活動としては、食事会を年に数回と忘年会、新年会を開催しています。」
 また「旧七帝大ゴルフコンペが年に4回(3・6・9・12月)開催されています。旧七帝大とは、北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大のことをいい、この七大学から各校3名ずつの代表が、12月に開催される七帝VS早慶コンペに出場し交流を深めています。 ガーオ会の成績は、いつもビリ近くですが、払った会費を取り戻すべく、飲みかつ喋ることでは他校に引けを取りません」
 さらに「九大生は田舎者が多く純朴で、それでいて芯が強い人が多い」とその校風を語っています。

 食事会では、理工系と少数派の文系が専門分野を超えて、酒と話で盛り上がるそうです。在タイの九大のOBで、「ガーオ会」を知らない方は、一度顔を出して箱崎キャンパスの頃を想い出してはいかがでしょう。
 今年11月中旬現在、キャンパスの木々は、色づいて秋の装いですよ。

○問い合わせ・入会連絡先
 栗並登紀男
 ℡ 0-1643-3118  Eメール kurinami@cscoms.com

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