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January 19, 2006

№272 自分の居場所

    国立植物園の胡蝶蘭
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 ここでいう“自分の居場所”とは、実際に自分が居る場所のことであると同時に、心の中の居場所でもあります。 それは、自分にとって快い場所であることはもちろんのこと、家族にたいしても、そして地域社会にたいしても心地よい居場所でありたいものです。
 では、どのように自分の居場所を見つけ出すかというより、どのようにして創り出すかということについてです。

 西日本新聞に連載されている西南学院大学の宮原 哲教授のコラムからです。
 2007年から団塊の世代が定年退職を迎える。心配だ。家族、特に夫婦間の人間関係。夫が一日中家にいて、三度の食事を作らないといけない。 でも家事は手伝ってくれないという生活で、妻が心身に異常をきたす「夫在宅ストレス症候群」が心配されている。
 永年お互いのことはよく分かっているはず。でも、そう思っているだけで、家の中だけではなく相手の心の中に自分の居場所を築いてきたか、というと本当はそうではない場合が多い。
 年末年始を海外や故郷で過ごして戻ってきた人たちが、意外と明るい表情で「明日から仕事です」という。
家族に気を使いながら過ごした窮屈な時間から解放されて、自分の居場所がある仕事に戻れる、という安堵の表れだとしたら、ちょっと考えた方がいい。

 今から自分の居場所を増やしておこう。あちこちで居場所を見つけられる人は、自分をいろんな側面から見て、自分の多面性に気づいている人である。 
 まず、近くにいる人たちとの対話を頑張ってみよう。少々の意見の食い違いは接点がある証拠。いろんなことについて話してみたら、お互いの新しい発見につながるかもしれない。 家族、それに地域や趣味を通した関係に今から投資をしておくと今後につながる、と宮原教授はいっています。

 定年後は、これまでの肩書き付きの人間関係から、個としての新しい人間関係を創らないといけません。そのためには、地域社会における居場所が必要になってきます。 この居場所は、コミュニティの交流の場であり、地域活動の拠点でもあります。そして、地域社会における新しいネットワークを形成していくのです。
 新しい人間関係を創るには、まず “行動する”ことが大切だと思います。自分の関心があること、たとえば趣味、ボランティア、地域活動などを参加してみることから始めるのです。 考えるよりも行動することです。 「最初の一歩を踏み出せるか」が大きなポイントになります。小さな一歩目が踏み出せたら、後は続けるだけです。
 行動すると必ず、新しい気づきや発見があります。その中で自分が好きなこと、継続できそうなことを見つけ出していきましょう。そうしたら自分の居場所がきっと増えていくはずです。

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