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January 31, 2006

№284 台湾が日本人向け長期ビザ(団塊世代いらっしゃい)

  夜明け前 帰国する機内から
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 1月25日の西日本新聞の記事からです。
 台湾の外交部(外務省)は今年2月1日から、55歳以上の日本人退職者を対象にした長期滞在査証(ビザ)制度を実施する。 180日間有効で、期間中は繰り返し出入りできる。台日の交流促進と台湾当局の観光客倍増計画に基づくもので、来年から大量退職が始まる「団塊の世代」を主なターゲットにしている。

 対象は、日本国籍を持つ55歳以上の退職者で、申請には年金受給証明書、警察の無犯罪証明書、5万米ドル(約580万円)以上の財力の証明などが必要。 同行する配偶者の年齢制限はない。180日間を超えての滞在延長はできない。これまでも短期観光はビザ不要だが、滞在期間は30日に制限されている。
 台湾は日本人観光客の誘致を積極的に推進。自治体の中では、紹興酒の産地として知られる中部の南投県埔里が、日本人退職者の長期滞在受け入れに向けて、日本語サービスなどの整備を進めている。

 南投県埔里(プーリー)は台湾のちょうど中央部に位置し、台北から高速バスで2時間40分程かかります。 海抜380~720mのところにあって、有名な観光地日月潭への入り口の町でもあります。

 アジアでは退職者等向けの長期滞在ビザ制度は、タイ、マレーシア、フィリピンなどが設けています。 台湾も本格的に日本のシニア(特に団塊の世代)の受け入れに本格的に取り組み始めたわけです。今回の制度は、タイの場合と同じような手続きのようですが、5万米ドルはちょっとハードルが高いですね。
 
 台湾はこれまでロングステイの対象地として、あまり注目されてきませんでした。 しかし、何といっても近いのが魅力的ですし、友好的で親近感もある国です。
 温暖で過ごしやすく日本語も少しは通じるとなると、日本のシニアには人気が出ることでしょう。 いずれにしても、滞在国の選択肢が増えることは歓迎すべきことです。

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January 30, 2006

№283 チェンマイでぜんざいをいただく

   ごちそうになったぜんざい
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 年末の12月28日、チェンマイで美味しいぜんざいをいただきました。
 それは、永くチェンマイにロングステイをされている三国綾子さんのコンドミニアムに伺った時のことです。 日本を遠く離れたチェンマイの地で、つきたてのお餅が入ったぜんざいが食べられるとは思ってもみないことでした。

 ちょうど正月用の「餅つき」の日にお邪魔したので、ご相伴に預かったという次第です。 もち米は、チェンライ郊外で日本米を作っている平岩逸雄さんから送ってもらったお米です。 親戚付き合いの平岩さんのお米を普段から食べていて、餅つきは年末の恒例行事とのこと。
 この日は日本人のお友達に手伝いに来てもらって、朝から何升ものもち米を家庭用の餅つき機でついたそうで、
つきあがったたくさんの餅は、チェンマイ在住のお友達のみなさんに配ったということです。

 できたての餅を大根おろしのからみ餅にしたり、ぜんざいも作られたので、ご馳走になったという次第です。 小豆は日本産なのかタイ国内で作られたものなのか、聞き忘れましたが、味は甘からずさっぱりとしていて美味しくいただきました。昆布の佃煮も付けてくださって、ちょうどよい味加減です。

 タイ・チェンマイで、一足早く正月気分を味あわせていただきました。三国さん、どうもご馳走様でした。

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January 29, 2006

№282 養老孟司氏の「無思想」という思想

    チェンマイのプラ・シン仏
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 今年元旦の朝日新聞の養老孟司氏のインタビュー記事からです。
 「世界に乱立する壁の本質は何か」についての話で、歴史問題をめぐる日中関係を例にとってこのように答えています。

 つい先週、タクシーに乗ったんですよ。運転手さんが同僚の葬式に行った話をして、お坊さんがたまたま近くを通りかかったから、何の関係もなかったけど聞いたんだって。「死んだらどうなるんですかね」って。坊さん、こちらをぎっとにらんで一言、「死んだらおしめいよ」って言って、向こうにいっちゃった。 「あれはよくできた坊主だ」って言うんだね。
 印象的だったのは運転手の「できた坊主だ」ってコメントで、日本の庶民は、根本的にそう思っているんだよ。神も仏もないって。それは無宗教、無思想を意味しているんですよ。 「無思想」という思想。

 日本以外の国は基本的に全部、中国を含めて「有思想」なんです。思想がある社会は、歴史が現在に介入して当然。歴史は事実じゃなくて思想だから。「歴史はこうだった」というのは、明らかに思想なんです。
 だから靖国問題ひとつ取っても意見が合うわけがない。日本は「死んだら最後、関係ねえ」って社会なんだから。 そこから議論を始めないと、お互い通じるわけがない。

 違う考えがあるときに、180度対立する場面を取って「意見が違う」というのは、極めて非生産的なんです。
90度食い違うようにすればいいんですよ。
 外交でも本来こうあるべきなんですよ、90度ずらしながら自分を主張する。日中が政治問題でもめるなら、では環境問題を話し合おう、ってのが正しい。
 「違いを認めながらやっていく」ことが、一番うまくやる方法なんです。違いがあることが悪いことだって思っている人がいるでしょう。 仲良くするってことは、そういうことではないんですよ。

 「違いを認めながらやっていく」という捉え方は、個人に置き換えても参考になります。 たとえば海外でロングステイした場合でも、滞在する国の文化や習慣など、その違いを尊重することは大切なことです。 日本ではこうだとか、日本より不便だとか、ともすると日本を基準にしてものをいう傾向があります。
 しかし、滞在する国の違いを楽しむというか、「郷に入れば郷に従う」気持が必要だと思います。 不便なことを楽しむ、適切な表現ではないかもしれませんがその国との違いを面白がるような心の余裕があると、その滞在がより有意味なものとなるのではないでしょうか。決して日本の物差しを持ち込んではならないのです。

 異なるものとの壁は外から作られるのではなくて、自分の心の中から生じるものなのです。違いがあるからこそ面白いのです、そして心が躍るのです。 ここはひとつ滞在国のルールに従って“心の壁”を作らずに、のんびりと異文化に浸ろうではありませんか。 そこから新しい価値観が生まれてくるかもしれないのですから。

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January 28, 2006

№281 タクシン首相に黄色信号

  クリスマス頃の夜のバンコク
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 最近、タクシン首相に批判的な報道が多くなっています。その中からいくつか紹介しましょう。

 1月19日の西日本新聞の記事です。
 タイのタクシン首相の人気に陰りが出ている。昨年2月の総選挙で圧勝し、2期目の政権基盤を磐石にしたタクシン首相。 しかし1年経ち、他の批判を許さない強権的な政治手法に対し、主に都市部住民から批判が強まっている。 毎週バンコクで開かれる政権批判集会には、数万人の参加者が集まり、首相の辞任を要求。こうした状況にも、首相は「自分は(総選挙で投票した)1900万人の支持を得ている」と、強気の姿勢を崩していない。
 
 13日夜、バンコクのルンピニー公園には、約1万人が集まった。この集会は地元紙創設者のソンティ・リントンクン氏が毎週金曜日に開いている。 ソンティ氏は最近発覚したロシア製戦闘機購入をめぐる疑惑を指摘。「首相は政権を返上するべきだ」と訴える。
 集会に来ていた男性は、「タクシン首相の政策は、自分のグループのための利益誘導ばかりだということが分かった」と話した。

 昨年の総選挙の勝利後も、国内の最大課題である最南部3県でのテロは収まっていない。2期目も有効な対策を打ち出せていないのが現状だ。
 また、新空港の機材導入をめぐる閣僚の収賄疑惑など、政権幹部による利益誘導や企業との癒着疑惑も後を絶たない。
 さらに、批判を極端に嫌う首相とマスコミとのトラブルが続発。批判者に対して高額の民事訴訟を起こすなど、強圧的な態度で臨んでいる。

 ただし、今のところ「反タクシン」キャンペーンは、都市部の住民にとどまっているようだ。国民誰もが30バーツ(約90円)で医療を受けられる「30バーツ保険制度」を導入するなど、首相の人気は、農村部では依然根強い。
与党内に取って代わるような人材が見当たらないことも、首相の強気の一因になっている。

 バンコクのフリーペーパー「DACO」 (№183)にも、ソンティ氏の顔写真付きで同様な記事が載っています。
 反首相ムードがこのまま拡大すれば、2期8年は既定路線とされてきたタクシン政権に何らかの異変が起きないとも限らない、と書いています。

 また、1月18日の朝日新聞の「タイ首相 農村合宿」という記事です。
 タイで一番の富豪であるタクシン首相が、貧困撲滅キャンペーンとして東北部の農村で5日間の合宿生活を送っている。 村民や地元の役人らと話し、同じ料理を食べ、テントで寝ることを通じて貧困対策を練ろうとのねらい。
 これを96時間にわたりケーブルテレビ局が生中継しているが、人気回復を狙うパフォーマンスではないかと批判が相次いでいる。

 追い討ちをかけるように、さらに1月26日の朝日新聞にこのような記事が出ました。
通信メディア持ち株会社株を売却して733億バーツ(約2200億円)の利益を得たタクシン首相一族が税として納めたのは、株取引手数料にかかる付加価値税2500万バーツ(約7500万円)だけで、所得税などを払わなくてよいことがわかり、マスコミや野党から批判が上がっている。
 
 野党議員らは「納税の手本であるべき首相が200億バーツ(約600億円)を逃れた」と非難。通信産業への外資参入規制を取引日に緩和した。 取引のうわさが出てから株価は6割以上値上がりしており、インサイダー取引の疑いがある、などと指摘している。
 これに対して首相は「個人の売却益に課税されないのは40年前からの規則。誰でも売買できるのがグローバリゼーションだ」と突き放している。

 国一番のお金持ちが首相を務めること自体がすごいことですね。権力と財力が一緒になれば、利益誘導の政治だという批判も出てくるでしょう。 また、強権的な手法のタクシン政権は意外にもたないのでは、という観測もあるようです。
 政情の安定は、タイ国民だけでなく在住の日本人にとっても重要な関心事ですので、今後の推移を見守りたいと思います。


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January 27, 2006

№280 「サイアム・パラゴン」オープン

      赤いフェラーリ
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 バンコクの中心地サイアムに巨大ショッピングセンター「サイアム・パラゴン」が、2005年12月9日オープンしました。 実は建設中だったことさえ知らなかったのですが、売り場総面積8万㎡。アジア最大級のショピングセンターだそうです。 BTSのサイアム駅の目の前に大きな建物と壁の看板で、すぐにそれと分かります。
 フリーペーパー「DACO」お勧めの注目ポイントとしては、① 雑貨・文房具などが充実、マイナーなタイのブランドの商品まで揃っていること。 ② 日本食レストランと日本食材が非常に揃っていること。 ③ 何といっても水族館(450バーツ)があること、の3つを挙げています。

 このうち水族館には行ってきました(№267で紹介)。 しかし、どのようなブランドものやショップがあるのか、あまり買い物に興味がないのでショッピングセンター内はほとんど探検していません。 1階には日本料理店をはじめファーストフード店まで、たくさんのテナントが入っていて、手軽に食事ができそうな明るい雰囲気です。

 ところが、ヴィトンはじめ多くのブランド店が、まだ準備中なのです。せっかくオープンしても目玉の有名ブランド店が開いていないのでは、女性にとってはガッカリでしょう。 箱ものは出来上がっていても、中身がないといましょうか、こういう見切り発車的なオープンというのは日本ではないでしょうね、これもタイ式というところでしょうか。
 そんな中で、フェラーリやランボルギーニといった超高級スポーツカーの展示が目立っていて、少し目の保養になりました。

 わたしのような買い物に関心がない人間にとっては、せっかくのバンコクの新名所も価値がありませんが、次回から少しずつ探検してみようかと思います。

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January 26, 2006

№279 大渋滞のバンコク

 渋滞で動かないバスを降りて歩く
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 道路が大渋滞することで有名なバンコクです。その悪い評判は、以前から世界中に知れ渡っています。 国民所得がまだ低く車の値段も高いと聞くタイで、「何でこんなに車が多いの?」というくらい、バンコクには多くの車が走っています。

 それでもBTSの開通で、時々滞在する程度の訪問者にとっては、それほど渋滞の被害を受けることはありませんでしたし、さらに2004年の地下鉄の開通で、バンコク市内の移動が便利になりました。その分、交通渋滞が緩和されたかというと案外そうでもないようです。

 昨年末のクリスマス時期の夕方、BTSプロンポン駅でS氏と待ち合わせをしました。わたしはBTSに乗りましたので問題はなかったのですが、車で移動中のS氏から夕方のラッシュアワーに巻き込まれていて30分ほど遅れそうだと連絡が入りました。まったく車が動かないというのです。
 そして30分後電話を入れてみると、先ほどからほとんど進んでいないということで、今度は待ち合わせ場所をBTSアソーク駅近くのタイムズ・スクウェアに変更しました。 アソーク方面から向かっているので少しでも早く会えるようにするためです。わたしは、ふたたびBTSに乗って一駅戻りました。

 ようやく会えたのは、待ち合わせ時間から1時間以上遅くなったPM7すぎでした。クリスマス時期も重なって大渋滞になったのだろうということでした。目の前に駅が見えていてもぜんぜん動かないので、近くの駐車場に入れることもままならなかったそうです。

 また、水上マーケット観光の帰りの高速道路でも大渋滞で、約1時間ほどバスが遅れました。乗用車よりもトレーラーやトラックなどの貨物車がバンコクに向かって集中していたようです。 日本でも師走は渋滞しますが、バンコクもクリスマスと年末は渋滞がひどくなるのでしょうかね。
 別の日にも観光地からの帰りにやはり渋滞で動かなくなったので、バスを降りて地下鉄の駅まで歩きました。

 市内中心部だけでなく、空港からの高速道路などでも渋滞します。バンコクの交通事情に慣れないわたしは、時間に余裕をもって出かけるようにしています。そして、トイレに行っておくことも忘れてはいけません。

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January 25, 2006

№278 団塊の世代の村上春樹

 遠くに霞むワット・アルン(暁の寺)
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 小説家の村上春樹氏は、1949年生まれの団塊の世代です。村上氏の小説・エッセイは好きで時々手にします。 エッセイの「村上朝日堂」から最近は長編小説「海辺のカフカ」まで、文庫本を中心に気に入ったものを読んでいます。

 今読んでいるのが、 「やがて哀しき外国語」という文庫本です。村上氏が1991年から約2年半にわたってアメリカのニュージャージー州プリンストンに住んでいた時期のことを書いています。 少々古い話ではありますが、その当時の村上氏の心情やまわりの出来事を記録としてまとめてあります。

 その中の「アメリカ版・団塊の世代」という章からです。

 日本における僕らの世代が今何を一番問題にして、何を実行しているだろうかと考えると、もう一つ明確なイメージがわいてこない。 まあ世の中にはいろいろと頑張っている人もいるだろうし、何もしていない人もいるだろう。 でも実際問題として、大多数の僕と同世代の男性は毎日の仕事がとにかく忙しすぎて、余計なことなんて何もできないという実情ではないだろうか。
(中略)
 でも僕も今度日本に落ち着いたら、何か自分にできることを身近に探してみようという気にはなっている。 これはボランティアとか社会活動みたいなことをするから偉くて、しないから駄目ということではない。 いちばんの問題は「自分にとって何ができるか、自分は何をしたいのか」というのを見つけることだと思う。 別の言葉で言い換えれば、どこまで自分の疑問を小さく具体的にしぼり込んでいけるかということになるかもしれない。 アメリカに来て、いろんな人々(とくに同世代の人々)に会って話しているうちに、そういうことについてわりに考えるようになった。
 僕はずいぶん長いあいだ「世代なんて関係ない。個人がすべてだ」という考え方でそれなりに突っ張ってやってきたわけだけど、僕らの世代にはやはり僕らの世代の独自の特質なり経験なりというものがあるし、そういう側面をもう一度洗い直して、それで今何ができるかということをあらためて考えるべき時期に来ているのかもしれないと思う。

 この文章は、90年代の初めに書かれていますので、村上氏が40代前半の頃の心情を著わしたものです。 プリンストン大学のキャンパスで学生と交流し、小説を書く日々を過ごした滞在は、現在の海外でのロングステイと共通するものがあると思います。
 ちょうどバブル経済の最中で仕事に追われている同じ世代を冷静に見ながらも、自分も同じ世代と同様な特質なり経験なりを持っていると自覚しています。 それは、日本を離れアメリカに永く住み、アメリカの同世代との交流の中で、はじめて意識されたものかもしません。
 そして、団塊の世代の一員としてのアイデンティティを感じながら「自分にとって何ができるか、自分は何をしたいのか」と自分のこれからを考えています。

 これまでを振り返り、自分を見つめ直し、これからの生き方や人生を考える。まさにこれが、海外での生活やロングステイを通して得られるものといえるでしょう。
 今年57歳を迎える村上氏、今はどのような想いなのでしょうか。聞いてみたいものです。

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January 24, 2006

№277 国内版「ロングステイ」次々

     石垣島の川平湾
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 1月16日の朝日新聞より。

 一つの場所に2週間から数ヶ月とどまり、現地の文化に触れる長期滞在型観光「ロングステイ」。 行き先として海外だけでなく、北海道や沖縄など国内も注目されている。治安や言葉の不安がなく、オフシーズンなら価格も安いのが魅力。 「学習する」「体験する」「交流する」をキーワードに新商品も出始めた。

 JTBは今夏から、北海道大、弘前大、山口大と共同で、50歳以上を対象に、現地に滞在しながら地域史や環境を学ぶ「シニアサマーカレッジ」を開く。 たとえば、山口大は、約2週間かけて幕末史や秋芳洞の環境を学習、週末に現地を訪ねるオプショナルツアーなどを検討している。
 地域貢献を模索する地方国立大にJTBが提案したのがきっかけ。講座は大学が企画、同社が参加者を集め、現地への交通、宿泊手配などを引き受ける。募集開始は4月頃の予定だ。
  「毎夏どこかの大学で勉強を楽しむという新しい定年後の人生設計。リピーターを獲得し、全国に広げていきたい」と地域ビジネスプロデューサー。

 地中海クラブ(クラブメッド)はこの冬、シニアを対象に、沖縄・石垣島のリゾートの8日間と15日間のロングステイプランを試験的に発売した。三線教室、八重山伝統みんさー織り体験、石垣焼陶芸体験、マングローブ植樹のエコツアーなど八重山文化の体験プログラムを盛り込んだのが特徴だ。閑散期のため8日間でひとり11万円からと通常より3割安という。
 同社は今夏に向け、北海道ツアーも検討中だ。広報担当は「国内でロングステイの魅力を知ってもらい、次は海外へ出かけてもらえば」と話す。

 団塊の世代の大量定年退職を前に、このようなロングステイ商品がますます増加するでしょう。ロングステイ財団の季刊誌にも多数の国内外のロングステイツアーが同封されるようになりました。この記事にあるクラブメッドのパンフも入っていました。
 確かに国内のロングステイは、治安や言葉だけでなく病気になっても海外よりは安心というメリットがあるので、より注目されるようになったと思います。 また、地方大学との連携で公開講座などが受講できるのも、“学び”志向の強いシニアにとって大きな魅力です。生涯学習型のロングステイ・プログラムをもっと開発してもらいたいものです。
 
 しかし、旅行会社の商業主義に乗せられたロングステイでは、単に長期の観光ツアーになりがちです。 ロングステイは、この記事にある「長期滞在型観光」ではなく「長期滞在」なのです。つまり、「観光」よりも生活に軸足を置いた「滞在」なのです。
 そして、個人が目的を持って主体的に過ごす滞在こそ重要なことです。あくまで主役は“あなた”なのです。 観光の延長でなく、自分が関心のある分野の学習や体験、そして交流をしてみてはいかがでしょう。

 国内でも海外でも、自分の日常生活から切り離された場所に、一定期間わが身を置いてみましょう。 その体験、経験から、気づきや新しい考え、価値観が生まれてくるのだと思います。それが、これからの人生を生きていくヒントやきっかけになるかもしれないのです。
 それこそが、ロングステイの本当の意味ではないでしょうか。

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January 23, 2006

№276 寒がりのタイ人

   寒そうに店番をする女性
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 昨年12月の日本は、記録的な寒さとだったといいます。20年振りどころか過去最低の平均気温のところが多かったようです。 福岡でも平年より3度近く低く、昨年とは5度ほども平均気温が低いのです。近年は師走になっても、市内の街路樹のイチョウが黄色のまま残っていましたから、今年の寒さは際立っています。
 そして、12月としては記憶にないくらい雪が降りました。年を越した1月6日には、昼間の大雪でわたしの自宅(福岡市の郊外で山に近いので特にですが)では、あっという間に7~8cmの積雪になりました。 日中でも2,3度しか上がらず、とにかく寒い冬です。

 そんな12月にバンコクに行ってきました。到着したクリスマス直前の22日はバンコクでも寒かったようで、最高気温が23度とのこと。 寒い日本から暖かいバンコクにやって来たといっても、さすがに半袖では寒いので長袖のシャツで歩きました。夜には、もう一枚羽織るくらいの気温です。

 街を歩いたりBTSに乗るとタイ人は一様に厚着で、皮のジャンパーを着込んでいる男性や、マフラーを巻いたり毛糸の帽子をかぶった女性までいます。もちろん寒いので厚着をするのですが、半袖1枚よりも何枚か服を着る時の方が、オシャレができるという事情もあると聞きます。
 また、1年中暑い気候に永く生活していると、日本人でも寒さに弱くなるそうです。何でも毛穴が開いてしまうからだそうです。

 チェンマイでも、タイ人は厚着です。朝の散歩に出ると、真っ青な空に清清しい空気です。日本の秋の朝といった感じで暑くも寒くもなく、とても爽やかです。 観光客の西欧人は半袖に半ズボンで平気な様子ですが、道路の反対側では、タイ人の親子がジャンパーに帽子と冬の服装で歩いています。 なんとも極端なことです。
 バイクで通勤している人たちは、もちろん防寒着です。朝のマーケットを歩いても、セーターやマフラーを巻いて寒そうに店番をしている女性もいました。 小さな子どもは、毛糸の頭巾のようなものまでかぶっています。

 そこまで寒くないと思うのですが、服装だけは真冬でした。

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January 22, 2006

№275 マレーシアが2位に躍り出た理由 その2

アユタヤのワット・プラ・シー・サンペット
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 先日「マレーシアが2位に躍り出た理由」という記事を載せましたところ、早速みなさまからコメントをいただきましたので、その内容を紹介したいと思います。 ロングステイ財団の季刊誌「LONG STAY」の特集記事では、もうひとつマレーシア人気の本当の理由が分からなかったのです。

 その一番の理由は、マレーシアはノービザで3ヶ月間滞在できるということです。タイが30日間ですので、その差が大きな理由となっているというご意見です。
 バンコクやチェンマイに滞在している日本人の多くの方がビザの延長や取得に苦労されているとよく聞きますので、なるほどと得心がいきました。 バンコクからはカンボジアへの「ビザ延長ツアー」が毎日出発していたり、チェンマイからミャンマー国境のメーサイまで毎月出かけたりと、何かと大変です。 それに対して“ノービザで3ヶ月”というのは、大変魅力的ですね。
 さらに、タイのロングステイビザの1年間に対して、「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」プログラムという5年間有効なビザ(毎年の更新が必要)があります。 この間何度でもマレーシアに入国して、希望する期間自由に滞在できますので、これも海外のロングステイには大きなアドバンテージになっていると思われます。

 第二の理由は、女性の受け入れにやさしいかどうか、ということです。
 マレーシアではトイレのクリーン化運動を展開して、清潔感を売りにしているそうです。タイは主要な観光地でもトイレの汚い所が多いですから、これは女性にとって大きな理由になりそうです。
 言い換えると、マレーシアは清潔でクリーンだというイメージアップに力を入れているわけです。ほかにも「タイより貧乏くさいイメージ少ない」というご意見もありましたので、国のイメージというのは意外に重要なことだと思います。

 ある読者の方からは、このようなコメントもいただきました。
「タイ人よりマレーシア人の言動の方が、日本人にとって理解しやすいと言えないでしょうか? その背景には、かつて西洋社会の植民地になったことやルックイースト政策などが挙げられるのではないかと思うのですが…。
 私自身はタイに住んで13年になりますが、今でもタイ人の考えを理解するのは大変です。」

 永年タイに生活されていても、タイ人を理解するのはなかなか大変なのですね。 それだけタイという国が奥深いという見方もできますが、日常生活でのトラブルの原因や住みにくさにつながることもあるかもしれません。
 

 みなさま、貴重なご意見ありがとうございました。

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January 21, 2006

№274 クリスマスは天空のバーで

  バーから広がるバンコクの夜景
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 クリスマス・ツリーやイルミネーションで彩られたバンコクの街。南国とはいえクリスマス気分が盛り上がります。
この雰囲気を少しだけでも味わおうとバンヤンツリー・ホテル(60階建て、高さ196m)の屋上にある天空のバー「ヴァーティゴ(めまい)」に行ってきました。(№76で紹介) ここは「メリタス・スウィート・ステートタワー」の「ドーム」と人気を二分するバーです。

 おしゃれなクリスマスツリーが飾られたロビーから高速エレベーターに乗るとすぐに最上階です。ここから階段を上がると、地上約200mのホテルの屋上が、オープンエアのレストラン・バーになっているのです。 わずかなフェンスがあるだけで、外界を仕切る屋根やガラスもありません。少し身を乗り出て下を見下ろすとブルブルと身震いしてしまいます。 高所恐怖症の方にはお勧めしません。まさに“めまい”がするバーなのです。
 
 このバーでは、爽やかな空気を吸い心地よい風に吹かれながらお酒が楽しめます。このようなロケーションでお酒を飲めるバーは、日本にはないでしょう。 乾期でいくらか澄んだ夜空を眺めると、星の代わりにつぎつぎと降下してくる飛行機の赤く点滅するランプが横切っていきます。
 バンコクの街を見下ろすと、あちこちでクリスマスのイルミネーションに飾られた高層ビルや夜空を照らすサーチライトの白い光の帯などで、眩い夜景が広がっています。 このバーは、周囲に山がなく平野が広がるバンコクでは絶好の夜景見物のスポットでもあるのです。でも、雨が降るとクローズになりますので念のため。
 
 しばし時間の流れを忘れて、天空のバーから見渡すバンコクの夜景、クリスマス気分も手伝っていつも以上に素敵な夜でした。
 では夜景の写真をお楽しみください。

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January 20, 2006

№273 メーリンの麺専門店

スープに浮いているのがギョウパです
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 チェンマイから107号線を20~30分ほど北上するとメーリンの町があります。ガイドのソンブーンさんの案内で、このメーリンで美味しいと評判の麺の専門店でお昼を食べました。 ちょうどお昼時で、地元の人たちで賑わっています。
 「ギョウパ入り麺」の専門店です。麺の種類は、白い細麺、中麺、幅広の麺、そして黄色のちぢれ麺とあって、好みの麺を選びます。麺の上にのせられて出てくるギョウパが、このお店の名物です。

 ギョウパとは、魚のミンチを米の皮で包んだもので、形は餃子に似ていますので、水餃子といったところでしょうか。 「ギョウパ」と「ギョウザ」、似ていますね。もしかしたらルーツは同じかもしれないですね。 大き目のミンチが米の薄皮でくるりと丸く包まれていて、お箸で持つとすぐに皮が破れてグレー色のミンチが現れます。
 魚のミンチは、塩胡椒や何種類かのタイの香辛料で味付けされているらしく、“タイの味”がします。わたしが知らない香辛料が効いていて、微妙な味です。でもプリプリとした食感で、なかなかイケル味です。 いくつか食べるうちに、もっと食べたくなるような引きつけられる味です。この味が、タイ人好みで人気なんだと納得です。

 わたしたち3人は白い細麺を選びましたが、幅2cmほどもある幅広の麺を食べているお客さんもいます。細麺はツルツルと喉越しがよく、しっかりした味付けのギョウパとの相性もなかなかです。
 豚からとったスープは、澄んでいてさっぱりとした味です。これにパクチーではなくレタスと細切りの蒲鉾のようなものが添えられています。 これで1杯、30バーツ(約90円)。地元の人たちのお昼の定番メニューです。 

 タイの代表的な麺「バーミーナム」をはじめ、各地にはいろいろな麺があって、タイは意外に麺大国なのです。
 

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January 19, 2006

№272 自分の居場所

    国立植物園の胡蝶蘭
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 ここでいう“自分の居場所”とは、実際に自分が居る場所のことであると同時に、心の中の居場所でもあります。 それは、自分にとって快い場所であることはもちろんのこと、家族にたいしても、そして地域社会にたいしても心地よい居場所でありたいものです。
 では、どのように自分の居場所を見つけ出すかというより、どのようにして創り出すかということについてです。

 西日本新聞に連載されている西南学院大学の宮原 哲教授のコラムからです。
 2007年から団塊の世代が定年退職を迎える。心配だ。家族、特に夫婦間の人間関係。夫が一日中家にいて、三度の食事を作らないといけない。 でも家事は手伝ってくれないという生活で、妻が心身に異常をきたす「夫在宅ストレス症候群」が心配されている。
 永年お互いのことはよく分かっているはず。でも、そう思っているだけで、家の中だけではなく相手の心の中に自分の居場所を築いてきたか、というと本当はそうではない場合が多い。
 年末年始を海外や故郷で過ごして戻ってきた人たちが、意外と明るい表情で「明日から仕事です」という。
家族に気を使いながら過ごした窮屈な時間から解放されて、自分の居場所がある仕事に戻れる、という安堵の表れだとしたら、ちょっと考えた方がいい。

 今から自分の居場所を増やしておこう。あちこちで居場所を見つけられる人は、自分をいろんな側面から見て、自分の多面性に気づいている人である。 
 まず、近くにいる人たちとの対話を頑張ってみよう。少々の意見の食い違いは接点がある証拠。いろんなことについて話してみたら、お互いの新しい発見につながるかもしれない。 家族、それに地域や趣味を通した関係に今から投資をしておくと今後につながる、と宮原教授はいっています。

 定年後は、これまでの肩書き付きの人間関係から、個としての新しい人間関係を創らないといけません。そのためには、地域社会における居場所が必要になってきます。 この居場所は、コミュニティの交流の場であり、地域活動の拠点でもあります。そして、地域社会における新しいネットワークを形成していくのです。
 新しい人間関係を創るには、まず “行動する”ことが大切だと思います。自分の関心があること、たとえば趣味、ボランティア、地域活動などを参加してみることから始めるのです。 考えるよりも行動することです。 「最初の一歩を踏み出せるか」が大きなポイントになります。小さな一歩目が踏み出せたら、後は続けるだけです。
 行動すると必ず、新しい気づきや発見があります。その中で自分が好きなこと、継続できそうなことを見つけ出していきましょう。そうしたら自分の居場所がきっと増えていくはずです。

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January 18, 2006

№271 マレーシアが2位に躍り出た理由

 フォーシンズ・リゾート・チェンマイ
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 ロングステイ財団の季刊誌「LONG STAY」(2006年冬号)の「マレーシアが2位に躍り出た理由」という特集です。

 2004年に実施されたロングステイの希望滞在国調査によると、マレーシアが第2位に躍り出ました。 2000年の調査では10位、1993年の調査ではまったく名前さえみられなかったのですから、これは驚異的な躍進といえるでしょう。

 財団が最初に調査した1993年は、ハワイが圧倒的な人気でした。ハワイのロングステイは、この時代のステータスシンボルだったのです。 カナダ、オーストラリア、アメリカ西海岸などが上位を占め、アジアの国はひとつも入っていませんでした。
 次の2000年の調査では、シドニーオリンピックの効果もあってオーストラリアとニュージーランドが上位になっています。 この頃になると、ロングステイというライフスタイルがかなり浸透し、「一般化」してきた時期といえるでしょう。
 ロングステイの目的としては、現地の人の「生活や習慣に触れ」「交流をしてみたい」とか、「自然でのんびりしたい」という回答が多くなっています。
 そして最近の2004年になると、アジアの国が希望滞在国のトップ10入りをして大きな変化をみせています。
マレーシアが2位、タイが5位、フィリピンが10位と、なかでもマレーシアの躍進が目立ちます。

 アジアの各国が、ロングステイの滞在希望先の登場するようになってきた最大の理由は、 「物価が安い」ことです。 今や海外ロングステイが、普通の所得の人たちにとって普通の感覚でできることに変わってきていることが分かります。
 今後、 「行きたい国から、住みたい国」へと、ロングステイがますます大衆化していくことでしょう、とまとめています。

 さて、本題の「マレーシアが2位に躍り出た理由」についてです。 マレーシアに人気が集まっている理由はいくつかあります。
 第一に、滞在施設やゴルフ場といった設備が先進国並なのに、物価が日本の約3分の1であること。英国風の建物が多く国全体が清潔で、州都には最新の設備を備えた病院があります。
 加えて政情が安定していて、治安が極めてよいこと。さらに対日感情がよいことも挙げられるでしょう。 さらに、平和な他民族国家でのんびりした風土である点なども、隠れた人気の理由です。
 けれども最大の理由は、日本と同じような暮らしが割安な値段ででき、気候もよいことです。ますます注目されるアジアのロングステイのキーワードは、「安・近・暖」といえるでしょう。

 ここに書いてあるマレーシアの人気の理由は理解できるのですが、ほとんどタイにも共通するものです。ですからタイも5位にランクされているのでしょう。 でもタイ以上にマレーシアが躍進している理由が、この記事からはもうひとつ分かりません。 この疑問は昨年から感じていることで、明快な理由はわたしにもはっきりしません。
 マレーシアで調査したことがないので当然なのですが、どなたかマレーシア人気の本当の理由を教えてください。

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January 17, 2006

№270 トムヤムクン味のココナッツクッキー

  ちゃんとトムヤムクンの文字が
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 タイのお菓子にロール状に焼かれた「ココナッツクッキー」があります。サクサクとした軽い食感でココナッツ風味の美味しいクッキーです。タイのお土産としても喜ばれるお菓子です。
 講師を務めている専門学校へのお土産に買い求めました。いつも買い物をするエンポリウム内のスーパーのタイメイドのお菓子コーナーで見つけました。この時は時間がなく慌てていて、箱の写真を見ただけで、これだと思いカゴの中に入れてしまいました。
 ところが、これがプレーン味ではなく、何とトムヤムクン・フレーバーだったのです! お土産に持参した翌日に、味の感想を聞いてビックリ、食べてみて二度ビックリです。
 本当にトムヤムクンそのもの、それもしっかりとした味付けです。風味どころではありません。よく見ると箱の表紙には「トム・ヤム・クン」の文字が・・・・・(絶句)

 裏には、ひらがな主体の日本語の説明書きがありました。商品名は「トォンマァン トムヤムクン」、材料はココナツミルク、込む旗鼓(小麦粉。当て字の漢字はご愛嬌)、砂糖、ここまでは普通の材料です。
 さらに、レモングラス、マックルのオイル(マックルはタイの柑橘類の葉でスープなどに入れる)、ナムプリック・パオとトムヤムクンの調味料が並んでいます。
 このナムプリック・パオは、赤唐辛子(プリックは唐辛子の総称です)、ニンニク、干しエビなどを熟して、ペースト状にしたトムヤムクンには欠かせない調味料です。味が濃くうま味が強いので、これだけあれば味付けはOKというものです。

 これだけ本格的な調味料が入っていれば、風味ではなくトムヤムクンの味がするはずです。知らずに買ったとはいえ、みなさん、ごめんなさい。
 実は、もう一箱あるのです。ボランティア仲間のシニアのみなさんへのお土産です。若い人なら話題性で食べてくれるでしょうが、エスニック味に慣れないシニアの方にはちょっとどうでしょうか。今、持って行くべきか、やめるべきか、悩んでいるところです。

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January 16, 2006

№269 タイにウルトラマン?

 何だかすごい写真ですね (時事)
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 アジア各国では、日本のアニメやキャラクターが流行っていて、タイでもドラえもんやウルトラマンが人気だそうです。バンコク在住のSさんの長男もウルトラマンが大好きで、最新のウルトラマンや怪獣のフィギュアをお土産に買って行きます。

 1月14日、バンコクの共同通信社が、タイの古都アユタヤ郊外のバンパインに「ウルトラマンの街」が誕生するというニュースを発信しました。
 タイ国の映画制作会社ツブラヤ・チャイヨーが、ウルトラマン一族と怪獣の模型を陳列する博物館などを建設する。2009年ごろにオープンする計画だ。
 この施設は、同社が約10億バーツ(約29億円)を投じて建設する。博物館はウルトラマン一族の出身地「M78星雲」をイメージし、歴代のウルトラマンと怪獣、宇宙人数千体を陳列する。 身長50mのウルトラマンとバルタン星人の像も造る。施設内では、公開ショーも行う。

 同社のソムポート会長は1976年、ウルトラマンシリーズを制作した円谷プロダクションに資金援助する見返りに、同プロが初期作品の海外利用権を会長に譲るという契約を交わした。 その後、利用権をめぐり同プロと訴訟になったが、日本の最高裁は04年4月、利用権はソムポート会長にあると認定した。
 同社は、裁判で利用権が認められた初期作品以外の歴代ウルトラマンも博物館に陳列するとみられ、今後新たな訴訟に発展する可能性もある、と報じています。

 円谷プロとソムポート会長の訴訟問題は、当時新聞を賑わしていましたし、会長が勝訴したということも知っていました。 ですから、タイでの著作権はチャイヨープロダクションに所属していて、日本以外の各国でのウルトラマンのライセンスを所有しているわけです。
 ここでいう初期作品とは、ウルトラシリーズ6作品(ウルトラQ~ウルトラマンタロウ)を指しています。 チャイヨー・プロダクションは、これまで日本国外でウルトラマンに関する事業を展開し、独自のウルトラマンまで発表しているそうです。
 
 ウルトラマンを通して、意外なところで日本とタイの関係があったのですね。計画通りにいけば、後3年でタイにウルトラマンのテーマパークが完成します。 有名なバンパイン宮殿に近いようですから、アユタヤ観光のついでに立ち寄ることができますし、バンコクから近いのでツアーも組まれるかもしれませんね。
 もっともアユタヤとウルトラマンでは、ミスマッチのような気がしますが、新たな争いの火種にはならずに、新しい観光スポットになってほしいものです。

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January 15, 2006

№268 NPOは退職後の新舞台

     バンパイン宮殿にて
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 「定年後、何をするか」は大きな課題です。そのひとつの提案としてNPOという記事が、1月10日の西日本新聞に載りました。

 2007年に定年期を迎える「団塊の世代」の退職後の舞台として、NPO法人が改めて注目されている。「行政の下請け」や「高齢者同士の交流」に傾きがちだった旧来型の地域団体とは違い、それぞれの人たちの興味や関心、培った技能に応じ、自由で主体的に活動できるのが魅力のようだ。
 社会貢献を目指したり、第二の人生を楽しんだり。シニア層の間では、すでにさまざまな活動が広がっている。

 NPO法人は、福祉や地域づくり、子育て支援、環境、国際協力など多くの分野で活動している。1998年に「特定非営利活動促進法」が施行されて以来増え続け、2005年11月末で24000件を超えている。
 営利主義から離れ、行政や企業だけでは行き届かなかったり、手が出にくかったりする分野で社会貢献するNPO法人も少なくない。

 このように活動範囲を広げているNPO法人だが、退職後、すぐにNPO法人を設立したり、活動に飛び込むのは難しい。ある程度の助走期間もいるだろう。
 福岡市のNPO・ボランティア交流センター「あすみん」は、「ボランティアをやってみたいけど、どうすればよいのか分からないシニアが多い。まずは自分が本当に興味があることは何か、役に立つ得意分野は何か、見つめ直すことから始めてはどうか。 その上で、自分に合ったNPO法人などに所属するのが無理がない形だろう」という。

 NPOの活動に詳しい安立清史・九大助教授(わたしの指導教官です)は、「今後、超少子化社会が到来する可能性がある。 介護や育児、地域の安全、子育てなど全般で一層ヒューマンサービスが必要となる。余力がない企業に代わり、補完役としてNPOの役割は増す。 21世紀の半ばには、NPOは会社や行政に匹敵する存在になるだろう」と指摘。
 「NPOの主な担い手は、中高年の女性になるのではないか。地域の問題を生活者の目線で見つめており、女性の起業も増えてくるだろう。 会社に長く勤めた男性は、染み付いた企業の論理や仕組みから、どう自由になり、行動の大転換を図るか。NPOは多様な価値観を学び、次の準備をする場にもなる」と助言している。

 わたしが考える一般的なロングステイとは、永住志向型のロングステイではなく、日本に軸足を置きながら海外とを往き来するスタイルです。 この場合、日本での生活が基盤となるので、自分が住んでいる社会、つまり地域社会との関係が重要になってきます。住み慣れた地域社会との関係をどのように構築するのかが、とりわけ定年後の男性にとって大きな課題になります
 その受け皿となるものとして期待されるのが、NPO法人ではないでしょうか。自分の興味があること、社会に役立てられる知識や技能をもう一度振り返ってみましょう。 そして、どのようなNPO法人があるのか、調べることから始めてはいかがでしょうか。

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January 14, 2006

№267 東南アジア一の水族館

    美しいサンゴ礁の水槽
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 2005年12月、東南アジア一といわれる水族館「サイアム・オーシャン・ワールド」がオープンしました。 場所は、バンコクの都心サイアム地区に同時にオープンした巨大ショッピングセンター「サイアム・パラゴン」の地下になります。BTSサイアム駅と直結した最高のロケーションです。
 バンコクの新しい観光スポットとしてマスコミにも度々取り上げられ、早くも脚光を浴びているようです。早速、クリスマスの12月25日に行ってきました。 クリスマスに水族館というのも、南国のタイならではという気がします。

 入場料は大人450バーツ(約1350円)で、朝9時にオープンし、夜10時まで開館しています。
 日本の水族館も結構高額ですが、物価水準を考えると、この料金は高いですね。家族連れで行くと、一般的なタイの人たちにとってかなりの金額になりますので、手軽なレジャーという訳にはいかないと思います。

 入り口あたりからうす暗くなり、テーマパーク的な雰囲気です。最初は小さな水槽がたくさんある熱帯魚を中心としたコーナーになっています。 これまで見たことがある魚が多かったですが、生きた化石といわれているオウム貝は珍しく、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」で有名になったカクレクマノミなどが、人気を呼びそうです。
 タイの淡水魚を展示したコーナーを地下2階に下っていくと、大水槽がありサンゴ礁の海を再現しています。サンゴの群生の中を色鮮やかな熱帯魚が泳ぎまわっています。 ここはなかなか綺麗なところです。スタッフによる解説があったのですが、タイ語なのでさっぱりわかりません。せめて英語の解説があるといいのですが。

 サメが泳ぐ水槽の下のトンネルを抜けていきます。ここの水槽も大きなもので、やや大型の魚たちが回遊しています。 ダイバーによる餌付けショーがあるそうなのですが、1日2回なので運がよくないとお目にかかれません。

 約1時間ほどで、見終わりました。確かに大都会の真ん中に大きな水族館を作ったことは素晴らしいことだと思います。 しかし、娯楽性やエンターテイメントの要素が足りないというか何か印象が薄いのです。「一度見たら2回目は行かなくてもいいかな」というのが正直な感想です。
 日本にもこういう水族館はありますし、特に記憶に残るものが少ないのです。見に行ってそう期間が経っていないのに、こうやって書いていても展示内容をあまり思い出せません。 もちろん、これは日本人が思うことであって、タイの人たちは違う感想を持つことでしょう。 なにせ“東南アジア一に水族館”なのですから。

 でも新しいバンコクの新名所ですから、一度は見学したらいかがでしょう。 時間に余裕がある時や暑さやスコールで外に出にくい時などには、いいかもしれません。

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January 13, 2006

№266 「風の前奏曲」

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 タイ映画「風の前奏曲」をお正月明けに観ました。タイの美しい風景とラナートの音楽に心が癒される映画です。
 タイの伝統的楽器の“ラナート”奏者の巨匠 ソーン・シラパバンレーン師の生涯を描いて、2004年のタイの映画賞を総なめにしました。 タクシン首相も映画館に足を運び、王族たちは劇場を借り切って観賞し、ついには各国の駐在大使夫妻を招待しての政府主催の特別上映会までが開かれたそうです。
 監督はイッティスーントーン・ウィチャイラック監督。タイの楽聖ともいうべき天才音楽家ソーン師の実話に基づいています。

 「ラナート」とは、“心を癒す”という意味のタイの古典楽器で、舟の形をした共鳴箱に21~22枚の音板を並べた木琴のことです。 音板は、それぞれ等しく両端に紐を通して1列に並べてあり、長さ約120cm、幅20cm、深さ約12cmの舟形の共鳴箱の上にのせてあります。
 演奏には、直径4cmくらいの円盤状のものに約40cmの柄がついたバチを使います。

 舞台は19世紀のタイ。音楽楽団の一家の末っ子で、ラナートの卓越した才能を持つソーンの成長と挫折を、タイの豊かで美しい自然をバックに描いています。映画は、19世紀末のシャム時代の“人が人として生きた時代”と、第2次大戦下の“タイ人であることが危機に陥った時代”をカットバックさせながら進行します。
 この映画のテーマは、1990年代後半のアジア経済危機以来、失われかけていたタイ人の心の拠りどころ、アイデンティティを取り戻すことなのです。 音楽という文化をフィルターにして、タイ人の“心のルーツ”を深く刺激し、大きな共感や感動を生んだのだと思います。
 全編を通して、淡い光と影のコントラストが美しい映像とラナートの心を癒す音楽が、観る者をシャムの時代にいざないます。 この魅力的な映像と心地よい音楽を楽しむだけでも一見の価値がありますし、そしてタイという美しい国を知ることができます。

 主役のソーン師には、映画・演劇界の重鎮アドゥン・ドゥンヤラット。青春時代のソーンには、日本で公開された「春の雪」にも抜擢されたアヌチット・サパンポンというキャストです。
 アヌチットは、香港のスター レスリー・チャンの再来といわれているようなのですが、メジャーリーグ、ホワイト・ソックス(元ソフトバンク・ホークス)の井口資仁に、本当にソックリです。あまりに似ているので、映画よりもその方が気になってしまうほどでした。

 最近、韓流映画をはじめ注目されるアジア映画ですが、タイ映画もなかなかいいですよ。 

 http://kaze.eigafan.com/index.html

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January 12, 2006

号外 アクセス数 30000件超える

 1月11日、ブログのアクセス数が30000件を超えました! 本当にありがたいことです。謹んで御礼申し上げます。
 20000件が12月6日でしたから、この間35日での達成です。毎日300人近くの方が見ていただいている計算になります。
 1万件までが約半年、2万件までが2ヶ月、そして今回が35日で達成と、だんだん読者の方が増えています。
最近では平均300~400件になっていますが、同じ11日には何と609件ものアクセスがありました。本当に驚きです!

 ブログを始めた頃は、せっかく調査・取材したことを論文を書いたら終わりではなく、今流行のブログで公開してみようと軽い気持だったのですが、こんなに多くの方に読んでいただけるようになるとは、夢にも思っていませんでした。
 少しプレッシャーを感じますが、初心を忘れずに続けていきたいと思います。まずは1年(365回)を目指して、その後はその時に考えましょう。
 
 みなさま 今後ともご愛読いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 

                  
                 あらためて感謝 感謝

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№265 今から永住権を取得する?

  チャオプラヤー川から見る王宮
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 ビザの更新や延長は面倒だ。いっそのこと永住権を取得したら、という記事です。

永住権の申請要件
 ① ノンイミグラントの1年ビザを継続して3年以上所持している人。
 ② 同ビザのカテゴリーは、
  ・投資 ・就労またはビジネス ・タイ人または永住権者との親族関係のある人 ・専門家
 ① ②の要件を満たさない人は申請できないので、ロングステイビザの人は不可です。

申請時期
 毎年1回、12月の公示された日から年末の業務日まで、バンコクの入国管理局と地方入管で受け付ける。

入国管理局手数料
 申請料7600バーツ(約23000円)。不許可でも戻りません。許可された場合、191400バーツ(約57万円)!

メリットは?
 ① 一生タイで暮らせる。もうビザを気にしなくてよい。でも出国の際、リエントリー許可(3800バーツ/マルチ)の他に当局の認証(1700バーツ/年)を得なければならない。
 ② タイの国籍を取得する資格ができる。もちろん日本国籍のままでいい。
 ③ 労働許可の申請要件が、ノンイミグラント・ビザの場合より軽くなる。
 ④ 公開株式会社の取締役に就任する場合、タイ側に所属できる。
   小さいながらも100%自己資本でやりたいビジネスこそ、この恩恵が欲しいのですが・・・
 ⑤ 刑事事件の有罪判決を受けると、通常は強制的に国外退去となり、ブラックリストに載って再入国は望むべくもありませんが、永住権を持っていると、それがない。

 永住権の日本人の枠は年間100人です。入管手数料の19万バーツですが、ビザの更新・延長は1900バーツ/年ですから、100年分に相当します。 これでも永住権に興味あり?

 という「DACO」のロングステイ特集の記事です。
 申請要件や手続きはともかく、19万バーツは高いですね。更新手数料の100年分に相当するということは、事実上永住権は出さないといっているようなものですね。
 しかし、定年後もタイで働きたいという人にとっては、就労やビジネスというカテゴリーは気になるところです。 労働許可証(ワークパーミット)についても、近いうちに記事にしたいと思います。

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January 11, 2006

№264 ビザは日本で取るかタイで取るか

  ドンムアン空港での入国審査
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 1年間の滞在許可がもらえる長期滞在用のビザが、日本でもタイでも取得できることが分かりました。 では、日本で取るのか、タイで取るのか、そのあたりの事情を前回同様「DACO」の記事から紹介したいと思います。

 まず、日本で申請した場合です。
メリットとして、次のような点が挙げられます。
 ① ロングステイビザであれば、空港に入国した日から1年間の滞在が許可される。
 ② 入国回数がMultipleなので、ビザの期間中何度でも出入国を繰り返し、入国の度に1年間の滞在許可がもらえる。

 ですから、理屈上、ビザの有効期限ギリギリに再入国すれば、ひとつのビザで2年近く滞在できることになります。 この点を、東京のタイ大使館に尋ねると、「理屈の上ではそうなります。でも有効期限ギリギリに入国して、の日から1年くれるかどうかは、タイの入管の係員の裁量に委ねられます」と注意書きがあります。入管の担当官次第ですから、お勧めの方法ではないでしょうね。

デメリットとしては、
 ① 以下のような書類を揃えるのが煩雑。地方に住んでいる人にとっては移動費や宿泊費がかさんでしまう。
 ② 都道府県警の鑑識課に行き、指紋を採られ無犯罪証明書を発行してもらう。その間、約1週間。
  そしてそれを日本の外務省で認証してもらう。
 ③ 国公立病院にて健康診断。これも外務省で認証。
 ④ 80万バーツの残高証明書を英文で、それを公証人役場で認証を受ける。残高は申請する月の最新のもの。

 このような記事を読むと、すごく大変な気がしますが、個人の力でやっている方もいらっしゃいます。外務省の認証なども郵送で可能と聞きました。詳しくはタイ国政府観光庁に問い合わせてみましょう。

  
 では、1年間の滞在が許可される長期滞在用のビザを、タイで申請した場合です。
メリットは、
 ① 日本ですることは、自分が利用している銀行口座からバンコク銀行の日本支店を経由して、タイのバンコク銀行本店に80万バーツ以上を送金するだけでいい。
  (送金先はバンコク銀行でなくてもいいが、日本に支店があるので便利で安心)
 ② タイで用意するのは、パスポートと申請書、写真、タイの銀行の残高証明書とその金額が海外から送金されたという証明書、健康診断書である。
 ③ ビザなしで入国しても、30日以内にリタイアメントビザに変更可能。

デメリットとしては、
 ① 自分で入管に行って手続きをするのは、非常に煩雑。しかし代行業者に依頼する場合は手数料がかかる。
 ② 滞在期間はあくまで入国から1年間。その後は再延長をすることになる。

 以上のような記事です。
現地のフリーペーパーだから仕方ないのですが、少し中立的な内容に書き換えたました。原文ではタイで申請した方がいいですよという趣旨が行間からにじみ出ています。
 それぞれのメリット・デメリットがあるでしょうが、自主独立の精神の方、手続きが面倒ではない方などには、日本で申請してもいいのでは、というのがわたしの意見です。何事も経験です。
 ロングステイを実行しようという方には、それくらいの気概があってもいいのではないでしょうか。

 つづく

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January 10, 2006

№263 「まずはビザ」

    スクムビット・ソイ11
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 外国に入国する場合、基本的にビザ(査証)が要ります。タイのビザに関しての記事が、バンコクの無料情報誌「DACO」(第170号)に載っていましたので紹介します。

 あらかじめ在外公館で入国査証を得て入国することが原則です。ただし、日本国籍を有する人がタイに入国する場合、ビザがなくても30日間の滞在許可が得られます。 普通の観光旅行では、このノービザが適用されているわけです。

 ロングステイを希望する場合、日本のタイ公館で必要なビザを申請すると、タイプ「Non-immigrant」のカテゴリー「OA(通称ロングステイビザ)」が発給され、1年間の滞在許可がもらえます。 ビザの有効期限は90日で、それ以内に入国しないとビザは無効になります。
 発給条件は、以下の通りです。
①満50歳以上であること。
② 80万バーツ以上の預金がタイ国内の銀行口座にあること。もしくは年金による月収が65000バーツ以上ある。または預金と年金の年額の合計が80万バーツ以上である。
③ 過去にタイへの入国を拒否されたことがないこと。
④ 日本国籍もしくは日本の永住権を持っていること。
⑤ タイ国内での労働を目的としないこと。

 このビザの申請には、県警や外務省からいくつかの書類を揃える必要があり、なかなか大変です。 そこでノービザや観光ビザでタイに一旦入国してから、このビザを取り直す手もあります。
 ところで、タイの入国管理局には日本でいう「OA(通称ロングステイビザ)」は存在しません。その代わりがカテゴリー「O」で、タイでは一般的に「リタイアメントビザ」と呼ばれています。 つまり、日本で発給されるとカテゴリーOA(通称ロングステイビザ)、タイで発給されるとカテゴリーO(通称リタイアメントビザ)となるのです。

 つづく

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January 09, 2006

№262 タイの郵便局はどこ?

     タイの郵便ポスト
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 タイの郵便局は、どこにあるのでしょうか? もちろんあるのでしょうが、目立たないためか、 「ここが郵便局だ」と確認したことがありません。
 初めての調査でバンコクを訪問した時、ロングステイヤーの方にアンケートをお願いしたので、返信用の切手を買ったのですが、そこは郵便局ではなく旅行代理店のような所でした。
 その後、郵便局に行く用事がないので困りはしないのですが、街歩きをしていても「ああ郵便局があるな」と意識したことがないのです。 これは、わたしがボーとして歩いているとか、単にタイの郵便局の特徴を知らないだけかもしれません。あるいはタイ語を読めないこともあるのでしょう。
 その上、恥ずかしながらこれまで郵便ポストに気づいたこともありませんでした。

 今回、チェンマイ大学のキャンパスを歩いていた時、 「POST OFFICE」の文字を見つけて、初めて郵便局を認識しました。 しかし、白壁の普通の建物で、これといった特徴はありません。大学の構内だから気づいただけかもしれないと思い、ガイドのソンブーンさんに尋ねてみました。

 チェンマイ市街への帰途、道路脇の歩道に立っている郵便ポストを教えてくれました。やはり赤色なのですが、すすけた濃い赤というか、えんじ色に近いかもしれません。 日本の昔懐かしいオレンジ色っぽい丸いポストとは、明らかに色が違います。日本のポストが派手ならば、タイのポストは地味目です。
 高さ約1m、幅50cmといった大きさです。三角の屋根になっていて、投函口には郵便物が濡れないように庇が付いています。 そして、ポストの真ん中にはエアメールの意味なのでしょうか、紙飛行機のようなマークが、白くペイントされています。
 一度、「これがポストだ」と分かると、チェンマイの街を歩いていても、すぐに気づくようになりました。

     沖縄・竹富島にて
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 しかし、郵便局については、その特徴がまだ分からないままです。日本では「〒」のマークで、そこが郵便局だと分かります。 もっとも、これは日本だけのデザインで万国共通ではありません。 「〒」のマークは、「逓信省」の片仮名の「テ」を図案化したものだといわれています。
 タイの郵便局の特徴は、何なのでしょうか? ちょっと気になります。
 

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January 08, 2006

№261 会社人間から社会人間に

  チェンマイのサンデーマーケット
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 1月5日の朝日新聞に「会社人間から社会人間に」という社説が載っていました。「団塊のあした」というシリーズの記事です。 いよいよ来年、団塊の世代が定年を迎え始める“2007年問題”が迫っているという事情が背景にあるのでしょう。この記事の概要を紹介します。

 人口13万人の東京都武蔵野市には、6300人の団塊の世代がいる。市は2年前、彼らの声をまちづくりに生かそうと、市民会議「団塊の世代の主張」をつくった。集まったのは大学教授や広告会社社員、不動産業の経営者、主婦ら7人だ。
 半年後に「団塊力」と題する報告書をまとめた。福祉サービスを受けるだけでなく、サービスの提供者でいたい。リタイア後に人間関係を築き直すには地域にたまり場を。そんな提言が並ぶ。

 任期が終わっても解散せず、7人が中心になって「DANKAIプロジェクト」という団体をつくり、今も月1回の会合を重ねている。経験や人脈を生かしながら、地域のニーズに合った活動を自分たちで生み出そうというのが、このプロジェクトの目標である。
 近々、お年寄りの話に耳を傾けるための「傾聴ボランティア」の養成講座を開く。また、子育て中の母親の悩みを聞いてはどうか。そんなアイデアも出ている。

 昨秋、岐阜県揖斐川町で、団塊の世代による「団塊サミット」が開かれた。自分の故郷に帰らず、住み慣れた第二の故郷に賑わいを取り戻すには、どうしたらいいか。そんな議論に全国から140人が集まった。
 体験者たちからは、地域社会にデビューするための心得などが語られた。

 退職後の団塊の世代の力を活用しようと、自治体は手ぐすねを引いている。だが、行政の下請けとして当てにするのはお門違いだ。何をするのかは当事者たちの意欲と自主性に任せる方がいい。
 団塊の側も、「会社人間」から「社会人間」への脱皮に努めたい。社会が抱え込んだ課題を探り出し、その解決に時間や労力を提供する。そうすれば官でも民でもない、新たな「公」が活躍する場を広げることができる。
 武蔵野や揖斐川での試みが全国に広がることを期待したい。2007年はすぐそこに迫っている。 という内容です。


 昨年からマスコミを賑わすようになった2007年問題。記事でも紹介しているように、全国で色々な取り組みが始まっています。
 定年後、自分が住み慣れた地域社会に、いかにデビューできるかが大きな課題になってきます。団塊サミットでの「地域社会にデビューするための心得」についても書いてほしかったですね。
 まず、地域社会にシニアの受け皿となる“居場所、たまり場”づくりが必要になるでしょう。地域における活動や個人の新しい人間関係の形成の場となるものです。
 しかし、最も重要なのは、タイトルにもあるように個人が、いかに「会社人間から社会人間に」意識が変えられるか、ということだと思います。 これまで仕事中心の人生を送ってきた団塊の世代、頭では分かっていてもタテ社会の人間関係から、肩書きなしの地域社会での人間関係へと、そう簡単に切り替えられるものではないでしょう。

 人生80年時代、そうあせることはありません。ここはひとつ海外でのロングステイで、これまでの人生を見つめ直し、これからの人生を構想してみるのも一つの方法かもしれません。
 心のスウィッチを切り替えるための時間と仕掛けが必要なのです。

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January 07, 2006

№260 冬のフルーツ

  山積みで売られているみかん
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 タイでの楽しみに美味しい南国のフルーツがあります。ドリアンなど日本ではほとんど食べられない珍しいフルーツもあります。 その上安いのですからいうことなしです。
 今回も早速、スーパーへ買い物に行きました。果物売り場にはたくさんのフルーツが並んでいますが、夏とは違ってりんごやみかんなどの冬のフルーツが中心です。 後はぶどうやバナナが目につきます。 ドリアンが少しあるものの、いつものマンゴスティンやランブータン、マンゴー、それにわたしの好きなジャックフルーツなどの姿はほとんど見えません。
 少し残念な思いをしながら、朝食用にザボンとようやく見つけたカットされたマンゴーを買いました。どちらもパック売りで30バーツ(約90円)ほどです。ドリアンは量が多過ぎてあきらめました。
 ところで、翌日他のスーパーで完熟のジャックフルーツ(45バーツ)を見つけましたので買い求めました。滞在中一度は食べないと思っていたので満足です。

 ザボンは外見は緑色をしていますが、日本のそれとあまり変わりません。グレープ・フルーツくらいから大きなものまであるようです。ザボンというと聞いただけで唾が出てくるように酸っぱいというイメージですが、タイのザボンはなかなか美味しいのです。
 酸味はあまりなくて、甘味が強いのです。普通一房ごとに薄皮をむいてパックで売られていて、水分が少ないので手が汚れずにそのまま食べられます。 プチプチした食感としつこくない甘さで、いくつでも食べられます。日本のザボンとは一味違いますので、是非どうぞ。

 さて今回初めてタイのみかんを食べました。チェンマイの露店で1キロで25バーツ(約75円)でした。赤いネットに約10個ほど入っています。 タイでは屋台などでフレッシュジュースにして売られていることが多いようです。
 少し緑がかっていますが、日本のみかんよりオレンジ色が濃くてやや丸いのが特徴です。皮が薄くて、食べると予想以上に甘味が強いです。 どちらかというと、日本のデコポンや清見オレンジのような甘酸っぱい味です。タイ北部が主な産地のようですが、タイのみかんもなかなかの味です。

 やはりタイのフルーツにも旬があって、フルーツ売り場に季節感を感じたのでした。
 

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January 06, 2006

№259 円安とインフレ

 空港内の銀行。 「両替」の文字が
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 タイの通貨は、ご存知の通りバーツです。これまで比較的安定していた円が、12月に入ってから急激な円安になりバーツの為替レートも悪くなっています。 年末の出発が近づくにつれて、新聞記事の為替レート表に一喜一憂していました。
 1ドルが120円を超えた時には、1バーツが3円を上回って、1万円を両替しても3300バーツにもならないというニュースを耳にしました。 その後、円が幾分持ち直して、年明けの1月5日のマーケットでは、1バーツ2.93円で今年の取引きが始まったようです。

 タイで在住されたりやロングステイをされている方にとって毎月の生活費は大きな問題ですし、それを左右する為替の変動は気がかりなところでしょう。
 短期間しかタイに行かないわたしでさえ、為替レートは大いに気になります。為替レート次第で、滞在費がかなり影響を受けるからです。

 わたしは、いつもバンコクに到着した日に、BTSナナ駅近くの両替商でバーツに両替します。バンコクで長期滞在をされている方に教えていただいた両替商で、空港や市内の銀行よりもレートがよいそうです。
 12月22日は、1万円で3465バーツでした。レートに直すと1バーツ2.88円になります。2005年の8月には、同じく3675バーツ(1バーツ=2.72円)になりましたから、1万円で210バーツの目減りです。
もし10万円両替したとしたら、2100バーツ(約6000円)も少ない訳ですから、タイの物価を考慮すると案外バカにならない額です。
 タイに滞在されている方にとって為替レートに変動は、まさに切実な問題といえるでしょう。

 さらにこれに輪をかけて問題なのが、タイの物価です。
 タイの2004年の実質のGDP成長率は6.1%でした。自動車産業など外国からの設備投資を積極的に受け入れる政府の経済政策によって、引き続きタイ経済は成長を続けるでしょう。
 それに伴って物価も上昇しています。2004年の消費者物価上昇率は2.7%です。 さらに2005年後半から石油価格の高騰もあってか、食料品を中心に消費者物価は5~6%と上昇しています。
 今のところタクシーの初乗りやBTSの運賃が上がっていないので、わたしには分かりませんが、タイで生活している方は、物価上昇を実感されているのではないかと思います。
 
 もし円安が続けばインフレと併せて日本人の滞在者にとってはダブルパンチになります。 “タイは物価が安い”とばかり言っていられないことにならぬように願いたいものです。

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January 05, 2006

№258 タイで生命保険に入る

   アユタヤのワット・マハタート
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 「タイの保険会社に加入する」という記事が情報誌「DACO」のロングステイ特集に載っていました。
 「日本の国民健康保険(国保)に加入していないから」とか、「日本で国保の還付をするのも面倒だし、タイで保険に入ろうか」という方への解説記事です。

 タイで保険に加入できる最低条件として、労働許可証(ワークパーミット)またはOビザ(ロングステイ、リタイアメント、年金、家族、学生)が必要になります。
 そして、外国人(日本人も)は、加入する前に健康診断を受けなければなりません。日本の生保でも同じですが、特に糖尿病、高血圧をチェックされ、これに引っかかると、契約が難しくなります。 多くの場合、保険会社が病院の紹介や健康診断の経費を負担してくれます。

 医療保険の場合、A社を例にとると60歳6ヶ月まで加入でき、70歳まで保障されます。シニアが、定年後ロングステイヤーを始める場合、加入年齢が60歳までというのはちょっとつらいですね。
 あらかじめ検討して、60歳6ヶ月までに契約を結ぶ必要があります。そうでなければ、出発する前に日本国内で高齢になっても保障される保険に加入してしておいた方がいいでしょう。
 また傷害保険は、医療保険より年齢制限が引き上げられ、70歳まで加入することができ、保障期間は75歳までです。 これですと、タイでロングステイを始めてからでも加入できます。
 死亡保障は、年収の20倍まで掛けられるそうですが、これはタイで働いていないと加入できないのでしょうか。
この記事では特に触れていません。

 タイで保険に加入するメリットとして、次のようなことが挙げられています。
1.現地の状況に見合ったプランが立てられる。
2.現地契約なので、すばやい対応・処理が可能である。
3.予定利率が3~5%で計算されているため、積み立てタイプの保険が日本よりも高配当である。
4.タイで働いている場合、年間5万バーツの保険料まで所得税の控除対象になること。

 一方デメリットとしては、通院はキャッシュレスにならず入院のみであること、などがあります。

 タイの生命保険の場合、保険を使ったからといって、保険料が増額になることはありません。 保障額の範囲内ならば、保険金は満額支払われます。
 まったく保障されないのは、医療内容が保険適用外のケース、告知義務を怠っていた持病があるケース、過去にかかったことのある病気(既往症)が保険制限に引っかかるケースなどがあります。この点に関しては、日本の場合も同じでしょう。
 
 たとえば60歳6ヶ月の人が、A社の医療保険に加入した場合です。
90歳までの死亡保障10万バーツ(約30万円)、通院1回1000バーツ(約3000円)、入院1日2400バーツ(約7200円)、高額医療36疾病に200万バーツを保障する内容で、年間32095バーツ(約96000円)の保険料がかかります。 どうしても60歳を超えると、保険料が高くなってしまいます。

 定年後はロングステイと計画されている方は、生命保険の検討も早目にした方がよいと記事はアドバイスしています。 

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January 04, 2006

№257 タイ航空の機内サービス

     機内食の内容です
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 今回のタイ行きもタイ国際航空を利用しました。チェンマイまでの乗り継ぎと早割りチケットの利用で、62500円です。 しかし、燃油サーチャージが往復で8000円もかかるので、空港税などを入れると7万円を軽く超えます。こんなところまで原油高の影響があります。

 12月22日は大雪の予報にもかかわらず、福岡は積雪0。日頃の行いがよいせいか、定刻を若干遅れただけで無事に飛び立つことができました。
 定席の№31の窓側に座り、バンコクまで約5時間30分の快適なフライトでした。冬の偏西風のせいか夏に比べると40分ほど、飛行時間がかかります。

 すっかり雪化粧した桜島を眼下に眺めながら、シンハビールで一息つきます。モニターにはマライア・キャリーの「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」やワムの「ラストクリスマス」などのクリスマス用のプロモーションビデオが映されています。 いかにもクリスマスシーズンのサービスです。
 待つ間もなく機内食のサーブです。飲み物から食事のサービスまで、手際よくて感心します。メニューは「揚げたエビと衣笠茸の炒め物」でしたが、しょうゆ辛くて美味しくありません。 しかし、客室乗務員が笑顔の対応だったので許しましょう。
 ワインのお代わりからジントニックの注文まで、満足のいくサービスぶりでした。また、気を利かせておつまみをサッと持ってきてくれるのも嬉しかったですね。 なかでもエコノミークラスでブランデーのサービスを受けたのは初めてでした。リクエストなしでブランデーをサーブするなんて素晴らしい! 

 2回目のタイ航空ですが、何点か改善して欲しいことがあります。
① エコノミークラスにもパーソナルTVを装備してください。
  東京・大阪・名古屋の機材には付いているそうです。航空運賃が高いのは福岡です。一番いい機材とはいいませんが、昨秋から毎日運航になったのですから、いつまでもローカル線扱いでは困ります。
 そして音楽もたった4チャンネルしかありません。J-POPも聴けないというのは、どういうことでしょうか? これでは、長時間のフライトをどうやって過ごせばいいのでしょうか。他社のサービスと比べて大きく劣っていますよ!

② 料理の質を上げてください。
  エコノミークラスですから贅沢はいいませんが、今回の料理はまずくて食べられません。普通に食べられる味付けにしてください。
 他社ではデザートにハーゲンダッツのアイスが出ますが、そのあたりも工夫されたらいかがでしょう。

③ タイ航空はスターアライアンスに加盟していますが、スターアライアンスはあまり会員の利便性を考えていないのではないでしょうか。
 以前から持っている同じグループのシンガポール航空のマイレージカードを使うと、タイ航空の早割りチケットは0マイルです。全然マイレージが加算されません。
 各社間の事情はあるのでしょうが、結局各社毎にカードを所持しないといけないのなら、何のためのスターアライアンスなのでしょう。

 いろいろ言いましたが、総合的に、とりわけソフト面では合格点の機内サービスです。ハード面が改善されれば、№1のエアラインになれるでしょう。ちなみにある旅行雑誌の人気エアラインの投票で2005年は5位にランキングされています。

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January 03, 2006

№256 憧れのフォーシズンズ・リゾート

      カフェからの景色
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 お正月休みを利用して、この時期海外でお正月を過ごされている方が多いと思います。中には暖かい南の海のリゾート地で、のんびりしている方もいらっしゃるでしょう。
 そこで、今日はチェンマイが誇るリゾートホテルのフォーシーズンズ・リゾート・チェンマイを紹介しましょう。 といってもこんな超高級ホテルに泊まったわけではなく、お茶をしてそのリッチな雰囲気を味わったきただけです。 綺麗な景色をお茶の間から楽しんでください。
 
 チェンマイ市内から北へ車で20~30分走るとメーリンという町があります。そこからメーサのエレファント・キャンプの方へ入るとすぐです。 周りを深い緑に囲まれた道を上るとホテルのエントランスに着きます。
 白い民族衣装をまとったスタッフがにこやかに出迎えてくれます。日本人スタッフも常駐していますので安心です。こじんまりとしたほの暗いロビーを通り抜けると、陽射しを受けて眩しいほどの緑が眼に飛び込んできます。 テレビやパンフレットで何度も見たことがある景色が、確かに眼の前に広がっています。

 この景色を眺めながら「エレファント・バー」でお茶を飲むことにしました。ブルーベリーソース入りのマンゴ・スムージー(210バーツ、税サ別)を飲みながら、しばしセレブな気分に浸ります。
 真っ青な空と活き活きとした緑を眺めながらのお茶は本当に贅沢な時間です。鳥のさえずりと水の流れの音しか聞こえません。日傘の影の下で、爽やかな風が心地よく吹き抜けます。

 眼に前の小さな池のほとりをかわいらしく区画された田んぼが取り囲み、チェンマイ郊外の山々を借景にして緑あふれるヤシの木々の間にパビリオンと呼ばれる宿泊棟が点在しています。 人の手が入っているとはいえ、自然と人工の美しさに見とれてしまいます。
 元々、水田だった場所にこのリゾートホテルが建てられいるそうで、今でも農夫が田んぼで米作りをしています。
農作業の様子がいかにも自然体で、ここの雰囲気をより長閑なものにしています。豊かな緑と相まって癒されること請け合いです。

   田んぼで米作りをする農夫
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 パビリオンは2階建てで、4室のゲストルームから構成されています。客室は北タイ風(ランナー様式)の調度で、屋外にはタイ式東屋の「sala」がしつらえられ昼寝ができます。 ホームページによると1泊425米ドルからだそうです。
 一度は泊まりたいフォーシーズンズ・リゾート・チェンマイ。誰と泊まりたいかは内緒です。

 http://www.fourseasons.com/jp/chiangmai/summary/index.html

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January 02, 2006

№255 タイのビール

  タイ航空機内のシンハビール
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 お正月なので、お酒の話題をひとつ。日本酒や焼酎ではなく、タイのビールの話です。普通、冬でも暖かい部屋でビールを飲みますね。
 タイで飲むお酒といえば、ビールでしょう。わたしも飲む方なので夕食時でのビールは欠かせませんし、スーパーで缶ビールを買ってきてホテルの冷蔵庫で冷やしてます。 今回は涼しかったのであまり飲みませんでしたが、暑い時期のバンコクで飲むビールは堪えられません。

 タイで売られているビールには、数種類あります。
輸入銘柄としては、日本でも有名なハイネケン(33バーツ)、ドイツビールのクロスター(32バーツ)、シンガポールのタイガー(26バーツ)、そして日本のアサヒ(35バーツ)などです。輸入ビールは、およそ100円くらいですね。
 タイ国内の銘柄は、シンハ(25バーツ、約75円)、2頭のゾウのデザインのチャーン(19バーツ)、シンハと同じ会社の廉価版ビールのレオ(19バーツ)などがあります(ビールの値段は、スーパー「トップス」での缶ビール価格です)。
 代表的なビールといえば、何といってもシンハでしょう。安くてマイルドな味なのでチャーンもよく飲まれているみたいです。ルンピニのナイトバザールではチャーンをプリントしたTシャツの方をよく見かけるので、Tシャツの世界ではチャーンの方が人気ですかね。 事実、最近は低価格のチャーンに押されているそうです。

 東南アジアに行くと手軽に飲めて美味しいという理由で、ハイネケンを飲むことが多いのですが、タイではやはりご当地のビール、シンハを飲みます。
 白地に金の獅子のラベルで分かるように、シンハ(simha)はサンスクリットで「ライオン」を意味する言葉です(ラベルではSinghaと英語表記になっています)。タイではシンと訛ります。獅子は百獣の王として仏典に頻出することから、仏教圏では、仏教絵画、仏教彫刻などにおいて、様々に図像化されています。
 仏教のふるさとインドにおいては、野生のインドライオンが生息することから、アショーカ王の柱頭に見えるシンハ像はきわめて写実的ですが、ライオンの生息しない諸国においては、狛犬状の形態にデフォルメされて描かれます。 (フリー百科事典 ウィキペディアより)

 シンハは、アユタヤからのチャオプラヤー川のクルーズの時に工場が見えますが、ブンロート・ブリュワリー社が醸造しています。 チャッチコピーは「ビア・シン、ビア・タイ(獅子のビール、タイのビール)」だそうです。タイの代表的ブランドらしいですね。
 クセのある苦味とアルコール度数が6%と高めなのが特徴といわれますが、わたしはそれほど苦味や度数の高さを感じません。日本のビールは普通5度、高くても5.5度です。度数が高いのは、タイでは氷を入れて飲まれることもあるためと説明されたりしますが、俗説だそうです。本当の理由は知りませんが・・・

 レストランなどでビールを注文すると、実際に氷が入ったグラスが出されることが多いです。最初はすごい違和感を覚えました。暑い夏にはビールが温くなるのでそれなりに飲めますが、やはり氷抜きの方がいいですね。
 みなさんは、 「ビールの氷割り」 いかがですか?

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January 01, 2006

№254 クリスマスのバンコク

 エンポリウム前のクリスマスツリー
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 新年明けましておめでとうございます
 昨年中は、わたしのブログをご愛読いただきまして、ありがとうございます。
 深く感謝しております。
 本年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

 タイの正月といえば、4月のソンクランをいいますが、若者を中心に大晦日の夜カウントダウンして正月を迎えるようです。 チェンマイでは、旧市街のターペー門でカウントダウンをするそうです。
 お正月らしくタイのお正月のことを書きたいのですが、タイで正月を過ごしたことがないので、今回滞在したクリスマスのバンコクの様子を報告したいと思います。

 到着した12月22日のバンコクは、この冬一番というような寒さ(最高気温22度)でした。ホワイトクリスマスはあり得ないにしても、バンコクっ子はクリスマス気分を十分味わえたと思います。
 バンコク市内の大きなショッピングセンターやホテルの前には、大きくて立派なクリスマスツリーが飾り付けてあります。 ロビー内にツリーを飾ったホテルもあって、それぞれその美しさを競い合っています。見てまわるだけでも楽しいですね。 日本のそれほど豪華ではありませんが、すっかりクリスマスの雰囲気です。
 やっぱりホテルのイルミネーションはさすがです。とりわけ通りかかったスコータイとバンヤンツリーのイルミネーションは綺麗だったですね。スコータイホテルの進入路には、吊り下げられたたくさんのイルミネーションが周囲から際立って輝いていました。
 
 エンポリウムやタイムズスクウェアの前では生バンドが演奏し(といってもクリスマスソングではなくロックなのですが)、店内ではスタンダードなクリスマスソングが切れ目なく流れています。
 エンポリウムにはクリスマス・グッズの特設会場がしつられてあって、プレゼントを買い求める人たちで賑わっています。 日本のような高価な宝石や子ども向けのゲームというよりも、ぬいぐるみなどのクリスマスらしい定番の品物が人気のようです。また、売り子やレジ係りの女の子たちもサンタさんの紅い帽子をかぶって、まさにクリスマス商戦たけなわです。

 熱心な仏教徒が多いタイでもクリスマス一色です。キリスト教徒が少ない国で、クリスマスを祝うのは日本だけではなかったのですね。

 さて、クリスマス・イブに何をしていたかというと、 「カリプソ」に行ってクリスマスバージョンのニューハーフショーを楽しみました。 お気に入りのオカマちゃんが辞めていたり、少々高齢化が気になるカリプソですが、いつもレベルが高いショーです。 マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」がフィナーレで、華やかにイブの夜を締め括りました。
 こういうクリスマス・イブも記憶に残っていいかもですね・・・

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