« №297 道端で売っているプッサ | Main | №299 タイ北部の景色は秋色 »

February 14, 2006

№298 団塊の世代が地域に帰るとき

 チャオプラヤー川を航行する運搬船
IMG_0550

 今年1月、朝日新聞の社説に連載された「団塊のあした」というシリーズからです。

 会社人間だった団塊の世代が、定年退職で地域やふるさとに戻ってくる。そのエネルギーを活用する場をつくろうという構想を、今年60歳を迎える民主党の菅直人氏が呼びかけている。これは彼らを取り込もうとする戦略でもあるのですが。

 また約700万人といわれる団塊の世代が、定年退職によって支える側から支えられる側に回る。彼らの退職金や年金を社会全体に回せるかどうか。それが超少子高齢化に直面する日本にとっての重要な鍵だ。 「起業するとしてその出資額は?」という50代男性への千葉県の自治体のアンケートでは、101万円から200万円が最も多かった。
 自治体には、こうした意欲や資金を無駄にしない支援が必要だ。地域でどんな事業や活動が求められているか、どこにどんな仲間や人材がいるか、きめ細かい情報や学びの場を提供することだ。

 支えられる側に回った団塊の世代が今後、どう動くのか。その選択が社会のあり方を変えていく。たとえば年金だ。この世代が生涯にわたって受け取る公的年金は、支払う保険料総額よりかなり多い。現役世代の「仕送り」に頼る賦課方式の年金制度には無理がある。

 「生まれた年ごとに共済保険を作り、皆が加入する。同じ世代同士で助け合う仕組みを設けたらどうだろう」。
日本政策投資銀行の藻谷参事役はこう提案している。
 年金を減額して現役世代の負担を減らし、本当に生活に困っている人には世代内共済保険で給付を補っていく。世代を超えた縦の助け合いに、横の支え合いを加える。不足する分があれば税で補ってもいい。こんなアイデアだ。
 これなら若い世代の不満も解消できるし、引退組の納得も得られるのではないだろうか。検討してみる価値はある。

 このように年金をはじめ、予想を上回る少子高齢化の進展によって日本の社会保障制度が大きく変動しようとしています。 社会保障の枠組みそのものを再構築する時期に来ているようです。
 年金の面からみると、団塊の世代は支えられる側になるかもしれませんが、まだまだ現役として地域社会を活性化させ支えて欲しいものです。 それには、記事でいう地域社会における「きめ細かい情報や学びの場の提供」が重要になります。 つまり、団塊の世代が地域に帰ったときの“受け皿や居場所”が必要なのです。
 この受け皿を拠点にして、地域にどのようなニーズがあり、どのような仲間がいて、自分たちは何ができるのかを考える、そして地域活動へと展開したいものです。 活動を通して地域と関わり社会貢献にもつながる、そんな生き方が団塊の世代の人生を豊かなものとし、地域社会を活性化させていくのです。
 団塊の世代が活き活きと生きていくかどうかに、日本の将来がかかっているといえるでしょう。

|

« №297 道端で売っているプッサ | Main | №299 タイ北部の景色は秋色 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84814/8603817

Listed below are links to weblogs that reference №298 団塊の世代が地域に帰るとき:

« №297 道端で売っているプッサ | Main | №299 タイ北部の景色は秋色 »