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March 18, 2006

№330 タイの政情混乱

  苦境に立つタクシン首相 (15日)
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 今年に入り、にわかにタクシン首相に対する辞任要求が高まっています。
 先日、読者の方からも「タクシン家の2200億円の株売却利益をめぐってタイが大変なことになっていますね。ロングステイ日本人への今後の影響など、そちらで把握できる情報配信もお願いします」というコメントをいただきました。
 ただ「そちらで」というのがバンコクを指しているとすれば(多分そうだと思いますが)、残念ながらわたしにも分かりませんと答えるしかありません。福岡在住なので、バンコクの実情は分からないのです。 
 しかし、バンコク在住の方からのメールなどから、今のところ政情混乱に伴う緊迫感というのは感じません。わたしも今月27日から来月3日までバンコクに行きます。総選挙が予定されている4月2日もバンコクにいますから、少しは状況を実感できるかもしれません。

 さて、タイの最新ニュースについては、ヤフーに便利なサイトがありますので参考にしてください。
 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/thailand/ 

 では、いくつかニュースを紹介しましょう。
「タイ首相、一時辞任を示唆」
 市民グループから激しい辞任要求を受けているタイのタクシン首相は15日、遊説先のブリラム県で地元メディアから「下院選挙後に首相指名を受けず、一時首相職を退く考えはあるか」との質問を受けたことに対し、「すべての提案を検討する。時間をかけて判断したい」と述べ、一時的な退陣の可能性を示唆した。(3月16日 産経新聞)

「タイ首相 首相府入れず」
 タクシン首相は16日、遊説先の同国東北部から首都バンコクへ戻ったが、デモ隊の座り込みで首相府に入れない事態となった。 (中略)
 15日に一時的な辞任の可能性を示唆したタクシン首相だが、16日午前には記者団に「まだ考えていない。私は民主主義に従ってすべてを行おうとしている」と発言。心情が揺れていることを露呈した。
 一方、混乱した政局を打開するため、プミポン国王の側近であるプレム枢密院議長が15日夜、和解を呼びかけたのに続き、ルアンロー軍最高司令官も仲介者による和解の必要性を強調し、話し合いを求める空気も広がり始めている。(3月17日 産経新聞)

 16日の朝日新聞には「強硬『タクシン流』陰り」という大きな記事がでました。その一部です。
 政治的な混乱に伴い、タイの経済成長率が下落するとの予想も調査機関から出ている。旅行業者の団体は、観光客が10~20%減るとの見込みを発表した。経営者として成功し、最高経営責任者(CEO)型の宰相を自任する首相には打撃となっている。
 実際、日本との間で4月に調印が予定されていた自由貿易協定(FTA)交渉や、地下鉄建設など大型公共事業の技術提案の期限が延期になるなどの影響が出ている。
 アジア通貨危機後の経済不振を脱却したタクシン首相の手腕を支持してきた財界からも「事態収拾には辞任やむなし」の声が出始めている。 

 すぐにロングステイをしている日本人への影響はないでしょうが、しばらく目が離せないタイの政局です。


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Comments

今の所、反タクシングループは、集会にしろデモ行進にしろ、整然と行っていますので、血を流す事態にはなっていませんが、これから4月2日の総選挙にかけては、何やら衝突の事態が発生する恐れが無いわけではありません。金にものを言わせて、タイの貧困層を買収して権力の座に居座るタクシンですが、遠からず、国王の裁定によて、タイから亡命せざるを得ない状況になりそうです。

Posted by: 空海 | March 22, 2006 04:38 PM

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