« №334 種子島 団塊の世代を受け入れ | Main | №336 ストリートチルドレンの施設 その2 »

March 23, 2006

№335 ストリートチルドレンの施設

    遊具もある「子どもの家」
IMG_0619
 
 チェンマイ県サンカンペーン郡メーファーヘム村にストリートチルドレンの保護施設「子どもの家」があります。現地のNGO「VGCD」 (The Volunteers Group for Children Developmnt)が、運営している施設です。
 チェンマイ市内から東へ車で約50分、牧場や田んぼが広がる田園地帯を走り、ガイドのソンブーンさんに村人たちに何度も道を尋ねてもらい、やっとのことでたどりつきました。気をつけていないと通り過ぎてしまいそうな場所です。
 
 未舗装の田舎道からの入り口付近には、パパイヤの木が数本と食料用の野菜畑があって、その奥が施設の敷地です。ロンガンの木でしょうか、木々に囲まれた敷地に竹編みの壁に茅葺や波型スレート屋根の粗末な高床住居が点在してます。それに事務所とは名ばかりの小さな建物と屋外の食堂、ブランコと滑り台などがあり、たくさんの洗濯物も干してあるのが見えます。これまでに見た施設と比べると、かなり生活環境が劣っていて、少し胸が締めつけられます。

 子どもたちは学校に行っているらしく誰もいません。事前に連絡が取れずにアポイントなしで訪問したのですが、
ほどなくスタッフのオーさんが戻ってきてくれて、見学させてもらえることになりました。オーさんはまだ若い方で20代後半でしょうか、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えた奥さんと2人だけで、子どもたちの世話をしているそうです。
 
 ここで暮らしている子どもたちは、7歳から16歳までの17人。ほとんどが小学生ですが、高校生が1人。このうち7人はIDカードを持っていますが、他の10人は持っていないとのこと。男女別・年齢別に4棟の住居で共同生活を送っています。建物の内部は狭く雑然としていますが、アイドルのポスターなども貼ってあり子どもらしさがうかがえます。
 どの子どもも両親がいません。チェンマイで麻薬に染まったり、児童買春などしていたのをVGCDのスタッフが保護した子どもたちです。はじめは、市内にある子どもの緊急避難を目的とした「ドロップインセンター」に収容されます。そして、ストリートの生活から抜け出すことを希望した子どもたちが、この「子どもの家」にやってくるのです。

 「子どもの家」では、共同生活を通して協力したり助け合ったり、人を思いやる心を学んでいきます。また、ライフスキルトレーニングだけでなくカウンセリングなどのメンタルケアも行っているそうです。子どもたちが、いつか一般のタイ社会に戻り、安全で幸せに暮らしていく技術を身につけるための活動が行われているのです。

 最後に、心ばかりの寄付をして「子どもの家」を後にしました。
 
 つづく

|

« №334 種子島 団塊の世代を受け入れ | Main | №336 ストリートチルドレンの施設 その2 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84814/9201264

Listed below are links to weblogs that reference №335 ストリートチルドレンの施設:

« №334 種子島 団塊の世代を受け入れ | Main | №336 ストリートチルドレンの施設 その2 »