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April 07, 2006

№346 タイと九州 拳の交流

  アユタヤのワットプラマハタート
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 4月6日の朝日新聞に「タイと九州 拳の交流」という記事が載りました。
 九州のボクシング界が、世界チャンピオンを輩出するタイの選手との対戦や練習を足がかりに、世界タイトルに挑んでいる。格闘技王国とも言われ、選手層の厚いタイから様々なタイプの選手を招いて技術を磨く。年間20人近くが九州のリングに立つ。
 世界ボクシング評議会(WBC)王者・越本隆志選手(35)も、タイのハングリーさに触発されながら、チャンピオンベルトを手中にした。

 九州とタイの橋渡しをしたのは、WBC王者越本選手の父、越本英武・FUKUOKAジム会長(62)だ。01年にタイを訪れた際に、地元の有力ジム「チュワタナジム」の会長と意気投合。その後、2ヶ月おきに所属選手をタイに連れて行き、ジムでの練習や試合を経験させている。
 越本会長は「タイボクサーは地方の貧しい家庭で育ち、親に仕送りするために戦っているのでハングリー精神がある。試合で受ける重圧が日本よりずっときつく、うちの選手も精神的な修行を積ませることができる」。
 また、越本会長はタイの選手を福岡県福津市のジムに預かり、世界トップレベルの日本式の指導も授けている。

 越本会長には夢がある。将来、タイに移住して貧しい子どもたちにボクシングを教えることだ。 「学校でムエタイ(キックボクシング)」を習っているから、ダイヤの原石がごろごろいる。ボクシングを通じて彼らの心身を鍛え、人間形成に役立てたい」
 
 
 タイからは多くの世界チャンピオンが出ますし、テレビでも日本人の対戦相手としてよくタイ人選手を見ますね。
しかし、ボクシングを通じて九州とタイとの間に、このような交流があると知りませんでした。

 3年前、わたしはバンコクで日本人ボクサーの方と知り合いました。アユタヤへの日帰りツアーで一緒になったのです。名前も年齢も聞かずじまいですが30歳くらいの方でしょうか、バンコクに自分の引退試合をしにきたということでした。
 日本の試合で網膜はく離になり、もう日本ではリングに上がれなくなってしまったといいます。しかしまだ燃焼しきれていない気持とこのままでは引退したくないという思いで、単身でタイに渡ったそうです。ツテも面識もまったくないバンコクのボクシングジムの入門し、2,3ヶ月のトレーニングを積んで引退試合に臨みました。結果はKO負けを喫したということでしたが、充実感にあふれた彼の表情は、清清しく爽やかだったことを思い出します。
 日本のボクシング界を去らなくてはならなかった自分を受け入れてくれて、リングに上がることを許してくれたタイという国に感謝していらっしゃいました。このように寛容で来る者を拒まないタイ社会でもあります。

 話しは戻りますが、越本会長の将来タイに移住してボクシングの指導をしたいという夢は、素晴らしいですね。
その夢にタイでボクシングの指導を生涯現役でやり抜きたいという強い意志を感じます。そしてタイの子どもたちの育成や社会に役立つわけです。
 これもシニアの新しい生き方といえるでしょう。実現されたときは是非取材に伺いたいものです。

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