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April 20, 2006

№359 タイ人は人生の達人

    ますます若々しいSさん
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 2002年10月からバンコクでロングステイを始めて4年目を迎えるSさん(69歳)と、3月下旬に再会しました。

 単身でロングステイをしながら、毎週土曜日に日系の人材派遣会社で日本語を教えているボランティアの日本語教師です。 1週間に1回のペースで生活にリズムが出て良いといいます。「若い人に教えるので気持ちが若返る」というあたりが、Sさんの若さの秘訣のようです。
 昨年夏以来の再会でしたが、そのはつらつとした表情からは来年70歳とは思えない若さを感じました。

 ランチを食べながら、近況を伺うとともにタイ社会についての感想を伺いました。
  「タイは階級社会の国ですが、タイ人は上流の人たちを羨むわけではないし、また人の生活や人生とも比べていない。自分なりの幸福を見つけ出している」。 「 “自分なりの人生を楽しんでいる”のがタイ人で、お金がなくても明るく心から幸せそうだ」とおっしゃいます。

 言い換えると「物事に執着しない・こだわらない、くよくよしないという」ことであり、それこそが「マイペンライ」なのだと、改めて実感させられたといいます。 つまり、心配してもどうにもならないことは心配しないのがタイ人なのです。 「タイ人は人生の達人ですよ。人生の生き方を学ぶことができます」とSさん。
 それに対して日本人は会社の上司、家族や近隣など周りを気にしながら生きていると指摘します。

 Sさんは自身の人生を振り返りながら、「自分もそのような日本人だったけど、タイ人に人生の生き方を教えられましたね。タイに来てみると、そんな日本的な考え方がばからしく思えます」。
 「特に日本の男性は見習うべきですね。定年になったら一度は海外で生活してみるといいんですよ。みなさん将来の年金のことなど、いろいろ心配しますが、自分ではどうしようもないことは悩まないことです。 悩むことも必要ですが、悩みすぎて落ち込むことほど意味のないことはありませんね」と、海外に出てみて気づくことが多いとおっしゃいます。

 加えて「悔いのない人生を送るためにも、自分がやっておきたいと思ったことは何でもやっておくべきです。」と、シニア男性に対してアドバイスとエールをいただきました。 ロングステイの実践者の言葉は、その生活体験に裏づけされたものだけに、一層説得力がありました。

 Sさん自身もタイでのロングステイを通して「人生の達人」になられているようです。

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Comments

Sさんのタイ人観ですが、当方から見れば、かなり皮相的な見方ですね。タイは、階級社会・学歴社会で、金持ち階層が、貧困階層を搾取(古い言葉ですが・・・)している社会です。階級の壁が厚すぎて、貧困階層は、未来の希望を無くしてしまい、ただその日暮らしをしているに過ぎません。
貧困階層の表面的な明るさは、単に未来に拒否された自らへの諦念に他なりません。
階級社会を美化する方がたまにいますが、
やはり、日本のような、人生、生まれた時は横一線で、努力によって未来を掴める、ような社会に変革しない限り、タイはいつまでも後進国のままです。
タイの貧困階層のように、生まれた時に、自分の一生が見えてしまうようでは、悲しすぎます。

Posted by: sino | April 20, 2006 at 10:25 PM

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