№362 タイの国花 ゴールデンシャワー
タイの国花は、ずっと蘭の花だと思っていました。ナショナルフラッグであるタイ国際航空の尾翼にも蘭がデザインされているくらいですから、そう思っていたのです。 しかし、タイの国花がゴールデンシャワーだということを知ったのは、タイに調査で行くようになってからです。
ゴールデンシャワーは英名で、タイでは“ラーチャプルック”と呼ばれていて「植物の王様」という意味だそうです。
2006年11月1日から、2006年のプミポン国王陛下の御在位60周年と2007年の80歳の誕生日を記念して、チェンマイ王立農業研究所にて開催される国際園芸博覧会『ロイヤルフローラ・ラーチャプルック2006』に、この花の名前が冠されていることからも、タイ国を代表する花だということがよくわかります。
ゴールデンシャワーはマメ科だそうですが、高さ10mほどに成長し、鮮やかな黄金色の花が、藤の花のように房状に垂れ下がって咲きます。 まさにゴールデンシャワーそのものです。おそらく木の真下に立つと、黄色のシャワーが降り注ぐような感じなのでしょうね。藤棚の下にいることを想像すればいいのかもしれません。
また、緑の葉とのコントラストが美しく、緑がより一層黄色を引き立てています。
最初に見たのは、3年前の3月バンパイン宮殿を訪れた時だったと思います。当時は花の名前を知りませんでしたが、その美しさに惹かれてカメラに収めた記憶があります。
今回の訪問も3月下旬、バンコク市内や郊外でもよく見かけました。街路樹や公園、また学校の敷地など、多くの場所に植栽されています。鮮やかな黄色の花は、遠くからでもすぐそれと分かります。
古都アユタヤの遺跡群の中、あちらこちらで咲いていて、長い歴史を感じさせるレンガの赤茶色と生命力あふれる黄色の花とが、好対照をなしていました。
日本では桜が咲く頃、タイではゴールデンシャワーが満開です。
この時期タイを訪れる方は、タイの国花ゴールデンシャワーを楽しんでください。



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