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May 05, 2006

№374 灼熱のバンコクを歩く その7

    なかなか男前の黄金仏
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その7
 「ワット・トライミット」を目指して歩いていると、右手に立派な中華風の門が見えます。てっきり大きな中華寺と思っていたら、門には「天華医院」の文字が。そして建物の壁にはホスピタルと英語で書かれているのです。ようやくこの大きな建物は病院だということが分かりました。それにしても立派な中華門です。

 間もなく、黄金仏寺院ともいわれている「ワット・トライミット」に着きました。標識がなければ通り過ぎてしまいそうなこじんまりとした入り口です。入り口に比べると境内は意外に広く、タイではいたるところに見られるプーム(祠)が祀ってあったり、ヒンズーの神々の像があったりします。 タイの寺院ではよくあることですが、ここでも仏教だけでなくいろいろな宗教が混在しています。

 窓口で20バーツの入館料を支払い、いよいよ黄金仏とのご対面です。あっけないほど小さなお堂の板の間に大きな仏像が安置されています。やや伏目がちの目線ですが、思っていたより細面のハンサムです。
 タイ国政府観光庁のガイドブックによると、市内の廃寺から現在の場所に移す日、折からの雨で全身を覆っていた漆喰の一部がはがれ、中から高さ3m、重さ5.5t、金の純度60%のまぶしく輝く仏像が現れました。これは、ビルマ軍の略奪を防ぐために漆喰で塗り固められたものと推定されています。
 時価120億円ともいわれている数奇な運命を秘めた黄金の仏像ということです。最近、金の価格が上がっていますので、今の時価に直すともっと高いかもしれませんね。

 お堂には、まだ漆喰で覆われていた当時の写真が掛けてあるのですが、現在と見比べるとふっくらとした顔立ちで、決して男前とはいえません。漆喰の厚化粧をしていたということでしょうか、かなり印象が違います。
 黄金仏の前で信心深い中華系の夫婦が熱心に手を合わせていると、陽気なラテン系の団体観光客が大勢やってきて、狭いお堂の中の雰囲気はそれまでとは一変しました。日本人のツアー客はあまり来ないようですが、欧米系のツアーでは観光スポットなっているようです。
 お堂の外へ出ると、10個ほどの小さな鐘が釣り下げられ自由に鳴らせるようになっていて、鐘にはそれぞれ「招財進宝」「合衆平安」「安民泰国」などの文字が刻まれています。お賽銭をあげて、それぞれの文字を念じながら鐘を鳴らしました。

 ワット・トライミットを後にして、道路の中央分離帯に置かれた大きな龍の作り物や今度は本物の中華門を眺めながら、ようやくファランポーン駅にたどり着きました。時刻は午後1時20分です。朝8時に出発して半日のバンコク市内ウォッチングでしたが、照りつける日差しの中を歩いて十分に疲れましたし、喉が渇きました。
 ここからは地下鉄に乗ってホテルに帰ります。シャワーを浴びて汗を流し、もちろん冷たいビールを飲んで昼寝でもしましょう!
 これにて、このシリーズは終了です。最後までお付き合いしていただきましてありがとうございました。

PS 
 灼熱の太陽の下歩きましたが、1年で最も暑いこの時期に、このような無謀ともいえることはしない方がいいと思います。朝夕ならまだしも、少なくとも暑季の昼間は避けましょう。
 市内を歩き回る時には、まず水と帽子が必需品です。脱水症状や熱中症にならないよう決して無理をしてはいけません。それから車優先の交通ルールですから、車に轢かれないように注意して道路を横断しなければなりません。
 細心の注意を払いながら、しかし好奇心を持ってバンコクの街を歩いてください。

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