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May 11, 2006

№380 地域のよりあい処 「亀や」

  明るい雰囲気の「亀や」の室内
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 これまで№18,19と№328「ロングステイの経験を地域に活かす」で登場していただいた西 郁子さん(64歳)。 №328は、福岡市博多区吉塚の住宅街で、コミュニティビジネスを始めるという新聞記事を紹介したものでした。
 西さんは、この街で40年以上、美容院を経営してきた2代目。現在84歳になる母親との二人暮らしです。60歳で美容院の経営から退いた後、2003年1月から約1年間、単身チェンマイにてロングステイをした経験がある。

 このロングステイと現役時代の経験を活かして、自分が住む地域でコミュニティビジネスを始めたのです。今回、4月6日にオープンした「よりあい処 亀や」を訪問させていただきました。
 以前から自宅横で経営していたアパートの2室を改装。ご近所の人が気軽に集まって「何でも語り合える場所」、つまり昔から地域共同体にあった「寄り合い」の場所を作りたかったといいます。それが「よりあい処 亀や」なのです。

 通りに面したベージュ色の外壁には、亀がデザインされた「亀や」の看板が掛かっています。ランチのメニュー看板もありますので一見「食事処」のようです。 しかし、引き戸の入り口を入ると、すぐ左手がオープンのキッチンになっていて、食堂というより家庭の台所といった感じで、家庭的な雰囲気に心が和みます。
 その奥には3組のテーブルセットがあって、みんなで語り合ったり、食事やお茶を飲むこともできます。室内は木の風合いが生かされ全体にベージュ系にまとめられているので、お洒落で落ち着いた空間となっています。

 ご近所の奥さんや知り合い7人が交代で集まり、家庭料理中心のランチを出している。デザートも付いて600円です。アフターコーヒーは100円。生ビールも400円と手頃な料金で飲ませてもらえます。営業時間は11時から夕方6時頃まで。グループの予約が入れば、夜も開けているそうです。
 またメンバーが作ったステンドグラスの作品や手作りのバッグ、陶器などが展示販売されています。

 「近所の人が気楽に寄り集まることができる場所」を作りたかったと西さん。この「亀や」は食事処でも喫茶店でもなく、地元の人の情報交換やコミュニケーションの場なのです。
 地域で求められる講座や教室を開くことが主な目的で、お茶や食事は付随的なものだといいます。たとえば、福岡市の「家庭でのゴミ減量とリサイクル」「だまされんばい 悪徳商法」などの出前講座や、コミュニティビジネス講座で知り合った仲間が主宰する書道教室などを計画しています。西さん自身も夏の浴衣の着付け教室を考えているそうです。
 博多の下町の雰囲気を残す吉塚地区ですが、都市化に伴い地域のつながりや人間関係がだんだん薄れていく中、このような講座や教室を中心とした「地域の居場所」として、また地域の問題や課題をみんなで話し合って知恵を出し物事を進めていく、まさに「寄り合い」の役割が期待されています。

 元々行動派の西さんですが、チェンマイでのロングステイ体験も活かされているとおっしゃいます。前向きな考え方を実行に移す西さん、生き生きとしたシニアライフの実践者であり代表者ともいえるでしょう。 そして「行動すること」の大切さを教えてくれています。 

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