№393 暖かいタイに健康を求めて その3
その3
・タイのロングステイの課題
タイでロングステイを始めてみて、その問題点や課題をいくつかあげてもらった。
① まず医療保険の問題がある。
現在は日本の海外旅行傷害保険に加入していて毎年更新している。 しかし、最近は新規に1年間の契約を申し込んでもなかなか受け付けてもらえないと聞く。
タイでは医者にかかる費用は安いが薬代が高く、毎月1万バーツ以上支払っている。海外旅行傷害保険を使うこともできるのだが、翌年以降、既往症は保険が利用できないため、高額の医療費が発生したときのことを考えて医療費は自腹で払っている。 現在はリュウマチの医療費はなくなり、年令相応の他の病気の医療費が発生している。
タイには60歳以上の長期滞在者が加入できる医療保険がないので、タイの日系の保険会社がそのような商品を作ってもらえるとありがたい。
② タイでは手頃な家賃の住宅を探すのが大変である。
タイの不動産屋は、仲介手数料を大家からもらうのが慣例になっている。安い物件は大家が手数料を少額かほとんど払わないことが多いため、不動産屋は2万バーツ以下の物件を扱っていない。 そこでSさんは自分で手数料を払って、このコンドミニアムを探してもらった。
予算に見合う気に入った物件を探すのに苦労するが、生活費の中で家賃の占める割合が大きいので、ロングステイの場合住居探しは重要なことであるという。
③ ロングステイ・ビザの問題
長期滞在をしようとした場合「先にビザありき」だ。ロングステイビザが取得できるというのも、滞在先としてタイを選んだ理由の一つである。
在日タイ大使館でロングステイビザを取得しようとすると,申請手続きが煩雑である。しかし、パスポートとデポジットのお金があれば、同ビザをタイ本国で申請すると比較的容易に取得できる。
ビザの申請はどの国も同じく煩雑なのだが、タイは在日大使館と本国とに大幅な差があるので、在日大使館での申請手続きが簡素化されると、今後申請がしやすくなると思われる。逆にいえば、ロングステイビザ(リタイヤメントビザ)が優遇されているともいえます。
インタビューした3月末で、まだ5ヶ月間のバンコクでの滞在だが、ポーランドでは10年近く海外生活の経験があるSさん夫妻。 その長い海外生活経験を通して、自分が変わった点について尋ねてみた。
「日本にいたときよりも物事をはっきりと言うようになったと思います。外国人には日本のように以心伝心では意思が通じないのです。 しかし、はっきり物を言ったからといって後には残りません。」とSさん。
海外生活では、現地の人たちと意思疎通を図るためにコミュニケーションの大切さを指摘します。
病院通いしながらも、タイの生活を楽しみ、タイ語の勉強にも積極的に取り組まれているSさん夫妻。 明るく前向きに話されるご夫妻の表情から、ポーランドでの生活体験がこれからのバンコクでの長期滞在やタイ社会との交流に活かされるものと確信した。



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