№395 ロンガンのドライフルーツ
タイ北部へ行くと「ロンガン」の果樹園をよく見かけます。レイシ(ライチ)系の常緑の高木で、ライチやもじゃもじゃした毛の生えたランブータンなんかと同じ仲間の果樹です。 ロンガンを中国語で龍眼、英語ではDragon's eyes Fruitといいます。
薄い茶色系の皮をむくと、白く半透明な果肉が現れ、その中に丸く黒い種が入っています。そこから中国では”龍の目”と呼ぶのでしょう。 スーパーでは、細い枝についたまま束にして30バーツ(約90円)ほどで売られています。これとよく似たものにランサーという果物もあって、ロンガンの果実がひとつずつバラバラなのに対して、ランサーはブドウのように房状になっています。
ライチより小ぶりの実を爪で割るようにすると簡単にむけます。瑞々しい果肉を口にいれると、少しのすっぱさと淡い甘さが混じったさっぱりとした味が広がります。ほとんどライチの味と変わりません。食べ飽きない味なので、ついつい手が伸びてしまいます。
ランブータンも同じような味なのですが、とにかく食べにくいのです。やはり爪で割るようにして食べるのですが、味もほぼ同じです。しかし、中の硬い種の薄皮が果肉にくっついてしまって、なかなか取れないのです。薄皮ごと食べても支障ないのですが、少し渋い味が混ざりますし何より食感が損なわれます。食べにくくて若干イライラしてしまうので、最近は敬遠気味です。
さて主な生産地のチェンマイへ行くと、ドライフルーツのロンガンが売られています。 ナイトバザールなどでは、種を取り除いた果肉を乾燥させたものを袋詰めにして売っていて、よく見ると生のものがそのまま形で小さくなって飴色をしています。収穫期の関係でしょうか、冬の時期の方がたくさん並んでいたようです。
ドライフルーツの方がぐっと甘味が増しますが、あの独特のライチ系の風味が後からやってきて、しっかりロンガンの個性を主張しています。 日本では生のロンガンは輸入されていないでしょうから、チェンマイのお土産として喜ばれると思います。



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