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May 28, 2006

№397 タイのお墓事情

     壁の中の小さなお墓
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 BTSオンヌット駅からそう遠くはないタイのお寺「ワット・ラート」にバンコク在住の佐藤さんに案内してもらいました。バンコクでは各コミュニティ毎にお寺があり、ここもそのひとつです。

 割合広い境内にはタイ様式の本堂や7年間かけて建築中のお堂があって、信者からお堂の屋根を葺く瓦の寄付を募っていました。 日本のお寺のようにお坊さんの子どもが後を継ぐわけではありませんので、地域の住民に支持されているお寺は栄えますが、そうでないと維持できないといいます。その意味では、新築中の立派なお堂は、地域から支持されていることの証なのでしょう。
 また、クティと呼ばれる僧侶の住居には約20人ほどが生活していて、若い僧たちを見かけました。さらに鐘楼があって早朝修行を始める時などに金色の鐘が鳴らされるそうです。

 ちょうどサーラーという東屋のような所でお葬式が営まれていました。タイでは3日、5日、7日間あるいはもっと長い期間をかけてお葬式をするそうで、その期間が長いほど裕福な人たちです。葬儀が終わると、敷地内にある火葬場で荼毘にふされます。

 お寺の入り口から左手の塀には、30センチ四方の大きさで金色に縁取られた額縁のようなものが上下にずらりと並んでいます。小さな区画ひとつひとつがお墓ということで、よく見ると小さな肖像写真と名前が刻してあるのでそれと分かります。
 額縁の部分にはお花が掛けられるようになっていて、脇にはお線香立ても付いています。所々に空いている区画を見ると20cmほどの奥行きの空間があって、ここに遺骨を納めるのです。この小さなお墓といえども裕福な人たちしか買えなくて、お墓を持てない人たちは自宅で保管しているそうです。
 日本でもお墓は高いと聞きますが、タイでもお墓をもとめるのは大変なことなのでしょう。お寺の塀に組み込まれた団地のような小さなお墓を見ていると、なんとなく切ない気持になってしまいました。

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