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June 21, 2006

№421 バーンロムサイ訪問記

    緑豊かなバーンロムサイ
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 「バーンロムサイ」は、HIV(エイズ)に母子感染した孤児たちの生活施設です。名取美和さんがチェンマイ郊外に1999年11月に開設しました。 「バーンロムサイ」とは“ガジュマルの木の下の家”という意味です。タイではガジュマルのような大きな木には神様が宿ると信じられていて、子どもたちが安心して暮らせるようにとの思いが込められています。
 
 昨年夏、福岡での名取さんの講演会をきっかけに一度現地を訪問したいと思い、2005年12月にバーンロムサイを見学しました。チェンマイ市内から西へ約40分。空港を通り過ぎ、Cyonlaprathan 運河沿いに未舗装の道を南下した元ロンガン畑にバーンロムサイはありました。緑の木々に囲まれた静かな環境の中、広い敷地には何棟かの建物が点在しています。

 ボランティアスタッフの小泉さんに施設の状況について説明をしていただきました。 バーンロムサイの目的は3つあって、まずエイズ孤児が生活できる施設であること。第二に、HIVについての啓蒙活動をすること。そして経済的に苦しくて家庭では生活できない子どものシェルター(避難所)を提供することだそうです。 実際にHIVに感染していない中学生の女の子ひとりがここで暮らしている。
 現在、小学生以下のエイズ孤児30人が、日本からの企業の支援や個人の寄付などを受けて生活している。最年少の3歳児から最年長は14歳の女の子(小学校にいけない時期があったため)までの子どもたちで、未就学児も4人含まれている。
 バーンロムサイを運営する日本人スタッフは、ボランティアが5名、有給スタッフが2名、名取さんを入れて8名です。これに16名のタイ人のスタッフを加えて運営している。その内訳は、食事を作るスタッフ1名、保父・保母が6名(2名以上が常駐している)、洗濯や掃除のスタッフが2名、営繕やメンテナンスをするスタッフが7名(正職員2名、パート5名)となっている。

 子どもたちは、チェンマイ市内にあるシリピンムーア学校に通っています。毎日スタッフが車で30分掛けて送迎しているのです。朝7時には出発して、夕方5時か6時頃に帰宅するといいます。
 初めは徒歩5分の所にある公立の学校に通っていたのですが、PTAの反対に遭い全員転校せざるを得なかったという苦い経験があります。HIVが他の子どもに感染するのでないかという誤解や偏見によるものでした。それでHIVの子どもの理解をしてくれた現在の学校に通学することになったのです。

つづく

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丁度昨年の今日、私が20年程前から会員である「シャンティ国際ボランティア会」のタイ事務所(シーカー・アジア財団)を、初めて訪問しました。会員と言っても年間会費及び随時寄付金を拠出するのみです。今回の訪問の目的は、子供達を激励する事と、若し現地でボランティア活動をしようと思った時・果たして古希を過ぎた者が、実行できるのかどうかの確認です。

若い時は、タイの田舎の隅々まで仕事で出張し、劣悪な環境でもタイ人と一緒に生活しました。(40数年前は現在と比較にならない環境でした)特に食べ物・住まいは、どこでもOKと自信がありました。もしその環境で経年していれば、現地の活動も可能かと思います。が、今回の訪問で現地の状況を目の前にすると、中途半端な考えや情熱では、とても無理であると思いました。

関連のHPで、年配者の活躍を見聞きします。本当に頭が下がると同時に羨ましい限りです。最近の若い人達も、このような活動に可なり積極的に参加しています。が、惜しむらくは継続する人が少ないように見受けます。勿論経済的な理由が大きな要因とは思います。

「情けは他人の為ならず」昔からの日本人の精神性を、後続の若者達に伝えたいものです。

Posted by: クン・ポー | June 21, 2006 at 09:33 AM

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