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June 29, 2006

№429 イサーンの遺跡ツアー その5

     ピマーイ遺跡の仏像
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その5  ピマーイ国立博物館
 ピマーイ遺跡近くの国立博物館に寄りました(入場料30バーツ)。ここでは古代クメールなどの美術品を展示しています。とりわけ、ピマーイ遺跡で発見されたというアンコールトムのジャヤヴァルマン7世の石像は一見の価値があります。
 博物館の1階中央に展示してある王の石像は、ここの目玉ともいうべき展示品のようです。このバイロン様式の石像は、タイで見る石像とは印象が違います。以前、福岡でアンコールワット展を見たのですが、それと同系統の様式です。まさにピマーイ遺跡とアンコールワットが密接な関係にあったことを窺わせます。黒くて肉感的な造りと穏やかな表情が、独特の雰囲気を醸し出しています。じっくりと見入ってしまいました。
 もうひとつ必見なのが、多くの「秣石(まぐさ石)」のコレクションです。まぐさ石は、窓または出入口の上に水平に渡した石のことで、立体的なレリーフが彫ってあります。どのまぐさ石の人物や動物もいきいきとして、ひとつずつ見て回るだけでも大変なくらいのコレクションです。それにしても博物館内では写真が撮れないのが残念です。しっかりと目に焼く付けないといけません。ピマーイ遺跡の後には、この博物館も是非見学しておきいたい所です。

 お昼を回り、つぎの予定地ピマーイの町外れにあるサイ・ンガーム公園へ行きました。この公園には東南アジアで一番大きいといわれているベンガル菩提樹があります。周りを水路で囲まれた島のようになっていて、何本かの菩提樹の枝が複雑に絡まり、ひとつの巨樹のように島中を覆っています。中には350年を超える古木もあって、神木として祀られています。
 菩提樹の下の遊歩道を歩くと、その絡まった枝々が何だか妖しげな雰囲気で、早めに引き上げることにしました。

 さて、ここからはピマーイの町とも別れて、コラートへ戻るコースをとります。帰り道、午後になって大気の状態が不安定になってきたのでしょうか、雲行きが怪しくなってきました。右前方には激しいスコールです。このままスコールに突っ込むかと思いましたが、少し降られたくらいで逃げることができました。

 お腹も減ったし何処でお昼を食べるのだろうと思っていると、12時半過ぎにタイの先史時代の墳墓遺跡「バーン・プラサート」の到着しました。そこは国道から少し入ったどこにでもある農村です。小さな駐車場に車を停めて、有史以前の古代タイ人に生活ぶりなどを再現したインフォメーションセンターを見学します。
入場料も要らず管理人もいない小さな資料館です。これでお終いと思っていると、集落の一角に発掘した場所が公開されているというので行ってみました。
 屋根つきの吹き通しの建物の下には、深さ3~5mまで掘られた大きな坑があり上から臨み込むと、古代人の骨が何体もほぼ完全な形で横たわっています。土器や生活道具もあるようです。10体ほどの人骨は、それぞれ深さが異なる場所にあります。深いほど年代が古いのでしょう、その歴史を感じさせられます。有史以前の農村集落遺跡だということですが、この人たちがタイ人のルーツなのです。

つづく

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