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July 01, 2006

№431 イサーンの遺跡ツアー その7

     パノムワン遺跡の本堂
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その7 パノムワン遺跡
 再びコラート方面へ南下し、最後の目的地「パノムワン遺跡」を目指していると、ついに雨が落ち始めます。幸いスコールにはならずに、パノムワン遺跡に着いた14時過ぎには雨が上がりました。この辺りの田んぼの緑は濃くなり、ピマーイ付近に比べると乾燥していないようです。

 政府観光庁のパンフと旅行社のHPによると「パノムワン遺跡」は、ナコンラチャシマ(コラート)から東へ16kmに位置する古代寺院で、1990年に発掘され2001年に修復工事が終わったばかりといいます。 このパノムワン遺跡はピマーイ遺跡よりも規模は小さいですが、東に向いている基本設計はよく似ています。
シヴァ神が崇拝されていた西暦10~11世紀頃に建てられました。そして現在も仏教寺院として使われており、中央のお堂の中には数体の仏像が安置されています。

 駐車場で車を降りると、わたし以外に観光客はいません。4つの入り口からなるゴプラ(ヒンドゥー教の寺院の山門)に囲まれたこじんまりとした遺跡です。正面のゴプラから遺跡の内部へと入ります。ここのゴプラは、赤とベージュがかった長方形の石を巧みに組み合わせられていて、赤とベージュのコントラストが美しく新鮮な印象を与えます。運搬のためなのでしょう、どの石にも2、3ヵ所の穴が穿たれていて、積まれた石の視覚的なアクセントにもなっています。また地面はきれいな砂で覆われていてよく整備されていることがわかります。
 
 ピマーイ遺跡のような立派な尖塔はありませんが、遺跡の中央にはマンダパと呼ばれるピラミッド状の屋根をのせた素朴な本堂があります。本堂の正面から、やや風化しているものの精巧に彫られたまぐさ石と、その奥には黄色の法衣をまとった仏像が見通せます。お堂の中に入り、お賽銭をあげて再来できるように仏像に手を合わせました。

 このパノムワンも遺跡公園としてきちんと管理が行き届いています。周囲のタマリンドの木々からは鳥のさえずりが聞こえ、日が陰って梢を揺らすような涼しい風が吹き抜けます。近所の小さな子どもたちの遊び場にもなっていて、いかにも静かで平和な遺跡です。
 ここから日本へ携帯電話をかけてみました。市内電話をかけているくらい鮮明な音声なので、遺跡を目の前にして先端技術とのギャップがなんだか不思議な感じすらします。イサーンの田舎からでも、よく聞こえるものです。感心しました。
 
 時計も14時35分を指し、そろそろバンコクへの帰路につかないといけない時間です。

つづく

 赤とベージュの石の組み合わせ 
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