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July 28, 2006

№457 タイの医療水準

 ホテルのようなバムルンラード病院
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 7月11日の朝日新聞の「医薬越境」という記事から、タイの医療技術の高さや医療費の安さを求めて、外国人患者の予約が続々と入っているという内容です。

 タイの民間病院のバンコク病院、日本人専用クリニックでの出来事です。レヌー・ウボン医師は、半年前に頭痛を訴えて診察した日本人患者が再診に訪れた際に、CT検査で脳硬下血腫という病因を発見しました。患者がふと漏らした「両親とも脳卒中で亡くなったんです」という言葉がきっかけだったといいます。単なる頭痛ではなく、外科手術を要する重大な病気だったのです。幸いにも手術は成功しました。
 「医学の知識は世界共通ですが、患者さんは言葉も違えば習慣も違う。臨床医に最も大事なのはコミュニケーション能力だと改めて感じました」と滑らかな日本語で話すレヌー・ウボン医師。

 レヌーさんはタイの高校を卒業後、日本政府の奨学金をもらって74年から6年間、京都大学医学部で学んだ。
帰国後いくつかの病院でトレーニングを積み、15年前からこのクリニックで働いている。ここにはレヌーさんのほかに常勤4人と非常勤8人のタイ人医師がいて、全員が日本の国立大医学部の卒業生だ。
 バンコク病院で受診する日本人は年間約4万人。多くは下痢や発熱などだが、旅行中に脳卒中や心臓発作を起こし、緊急手術を受ける人も少なくないという。

 欧米や日本で教育、訓練を受けた医師による高い医療技術と治療費の安さ。加えて豊かな観光資源と交通の便を武器に、海外からの患者を誘致する。これを「医療ハブ(拠点)政策」という。
 タイで治療を受ける外国人は04年に年間100万人を超え、その後も増え続けている。タイ政府は「アジアのヘルスケアセンター」を目指し、ライバルのシンガポールと激しい競争を繰り広げている。
 その一方で、バンコク病院グループの国際部門を統括するソムアッツ・ウォンコムトン医師は、「確かに優秀な医師が裕福なタイ人や外国人を対象にする病院に集まり、一般タイ人への医療サービスがおろそかになっているという批判もある」と認める。
 
 シニアのロングステイの場合、「タイの医療水準」や「病院で日本語が通じるか」というような質問がよくあります。バンコクのバムルンラード病院を見学したことがありますが、ホテルと見間違えるような立派な施設と設備でした。もちろん日本語も通じます。
 同病院をはじめタイの多くの総合病院は、営利を目的とする株式会社組織です。ですからこの記事がいうように、日本人をはじめアジア各国の裕福な外国人を顧客にしている側面は否めません。
 しかし、高い医療水準と日本語でコミュニケーションができることは、ロングステイヤーにとって安心して病院にかかることができることも事実です。

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Comments

タイの外国人向け私立病院には、日本人通訳がいて、非常に便利ですが、料金は高いです。下痢で入院、2泊3日で3万バーツです。10畳以上の広い個室ですが、保険加入でないと、簡単には払えない金額でしょう。
ロングステイヤーは、海外旅行傷害保険か、タイ国内の医療保険に入ってなければ、こういう病院での治療は困難です。
医師のレベルについては、残念ながら、かかったことがないので、正直な所、よくわかりません。
なお、外国人向け病院でも、タイ人患者を見かけますが、外国人よりかなり安い治療費みたいです。

Posted by: Vios | July 28, 2006 at 06:10 PM

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