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July 31, 2006

№460 九州ロングステイ始動

   天草・下田温泉からの夕日
20051007_dscf0064

 №433の「国内版ロングステイ・二地域居住」で6月25日の西日本新聞記事「滞在型観光 九州で実験」を紹介しました。国土交通省が、団塊の世代の大量退職で新たな観光市場になると期待される1週間以上の長期滞在型観光について、その環境整備を行う初めての実証実験を今年9月から九州で実施するという内容です。

 その続編として、九州のロングステイはどうすれば成功するのか。そのヒントを求めて、ロングステイの先進国でもあり、滞在国としても人気のマレーシアに学ぶという記事が7月16日に掲載されました。
 記事ではマレーシアが成果をあげている3つの要因をあげています。第1に、独自の文化や特色を打ち出していること。これには長期滞在中のプログラムや面白い活動を提供したりすることを含んでいます。
 第2に、物価の安さ といっています。第3は、不動産の投資対象としても魅力的。たとえばプール付きの3LDKのマンションでも600万円といいます。

 まとめに、モハマド・ナジブ副大臣は「宿泊施設や交通アクセスなど受け入れ設備を整え、地域の物産や文化の特色を出した上で、国民全員が観光客に親切にすることが大切だ」と強調していると伝えています。

 確かに「長期滞在中のプログラムや面白い活動の提供」については参考になりますね。これについては、ロングステイの目的や何をして過ごすか、に関係するからです。
 しかし、なぜ海外のマレーシアを取り上げているのでしょうか? 海外のロングステイを希望する人と、日本国内の移住を求める人とは、ニーズや層も違うような気がします。
 海外のロングステイ志向は、最近東南アジアが注目されている物価の安さを理由にした生活のしやすさというのは、もちろんあるでしょう。しかし、異文化体験や国際交流、日本を脱出してのんびりしたい、しがらみから解放されたい、など多様な目的ですし、日本ではできないことを海外で経験したいというニーズだと思います。
 それに対して日本の国内移住は、定年後は都会生活を離れて自然豊かな地方で生活したい、土と親しんで野菜や米作りをしたいなど、就農志向や田舎暮らし志向が多いのではないでしょうか。

 九州でのロングステイを成功させるには、海外ではなくまず国内の先進地である北海道の取り組みの方が参考になると思うのですが・・・
 

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