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July 31, 2006

№460 九州ロングステイ始動

   天草・下田温泉からの夕日
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 №433の「国内版ロングステイ・二地域居住」で6月25日の西日本新聞記事「滞在型観光 九州で実験」を紹介しました。国土交通省が、団塊の世代の大量退職で新たな観光市場になると期待される1週間以上の長期滞在型観光について、その環境整備を行う初めての実証実験を今年9月から九州で実施するという内容です。

 その続編として、九州のロングステイはどうすれば成功するのか。そのヒントを求めて、ロングステイの先進国でもあり、滞在国としても人気のマレーシアに学ぶという記事が7月16日に掲載されました。
 記事ではマレーシアが成果をあげている3つの要因をあげています。第1に、独自の文化や特色を打ち出していること。これには長期滞在中のプログラムや面白い活動を提供したりすることを含んでいます。
 第2に、物価の安さ といっています。第3は、不動産の投資対象としても魅力的。たとえばプール付きの3LDKのマンションでも600万円といいます。

 まとめに、モハマド・ナジブ副大臣は「宿泊施設や交通アクセスなど受け入れ設備を整え、地域の物産や文化の特色を出した上で、国民全員が観光客に親切にすることが大切だ」と強調していると伝えています。

 確かに「長期滞在中のプログラムや面白い活動の提供」については参考になりますね。これについては、ロングステイの目的や何をして過ごすか、に関係するからです。
 しかし、なぜ海外のマレーシアを取り上げているのでしょうか? 海外のロングステイを希望する人と、日本国内の移住を求める人とは、ニーズや層も違うような気がします。
 海外のロングステイ志向は、最近東南アジアが注目されている物価の安さを理由にした生活のしやすさというのは、もちろんあるでしょう。しかし、異文化体験や国際交流、日本を脱出してのんびりしたい、しがらみから解放されたい、など多様な目的ですし、日本ではできないことを海外で経験したいというニーズだと思います。
 それに対して日本の国内移住は、定年後は都会生活を離れて自然豊かな地方で生活したい、土と親しんで野菜や米作りをしたいなど、就農志向や田舎暮らし志向が多いのではないでしょうか。

 九州でのロングステイを成功させるには、海外ではなくまず国内の先進地である北海道の取り組みの方が参考になると思うのですが・・・
 

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July 30, 2006

№459 ゴールデン・トライアングル

 左前方がミャンマーとメコン川上流
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 タイ北部チェンライから、さらに1時間ほど北へ走ると、そこはタイとラオス・ミャンマーの3カ国が国境を接するゴールデン・トライアングルです。タイとラオスの国境を流れる大河メコンと、対岸のミャンマーとを隔てるルアック川が合流する地点をゴールデン・トライアングルと呼んでいます。タイの最北端というようなポイントで、はるかメコン川の上流は中国の雲南省へと遡ります。

 麻薬の一大生産地として世界的に有名だったゴールデン・トライアングル。昔からその地名は知っていましたし、どんな所だろうかと想像していましたが、実際にこの地に立つことになりました。現在、タイでは麻薬の原料となるケシの栽培はほとんど行われていないそうですが、ミャンマー側ではまだ栽培されているといいます。

 ミャンマー・ラオス・タイ3カ国をタイ側から一望に見渡せる高台に登りました。小雨がぱらつく生憎の天気でしたが、ここからはメコン川とルアック川の合流地点が、すぐ目の前に見渡せます。
 雨季のメコンは水量が多く土色に濁っていて、ミャンマーとタイ国境を分けるルアック川のそれとは、明らかに違っています。しばらくは両方の流れが混じらずに2筋の色となって流れていますが、そのうちにルアック川のきれいな流れが濁ったメコンの本流に飲み込まれていきます。
 ミャンマー側にはカジノを備えたホテルがあり、タイ側からカジノへ向かう観光客を乗せた小舟が渡っていきます。またメコンの本流には、果物や生活物資を輸送する中国との交易船がゆっくりと行き交います。

 この高台に立ち、3カ国の大地とメコンの悠々たる流れを眺めながら、雨雲に煙る山々のはるか上流の中国に想いをはせると、ついにここまでやってきたのだという実感と旅情を誘われます。しばらくは時間を忘れてじっとメコンの流れを眺めていました。


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July 29, 2006

№458 チェンマイへのフライト

   昨年12月のチェンマイ上空
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 チェンマイへは、バンコク経由のフライトになります。往きは一旦バンコクで入国しますので、チェンマイへは国内線ターミナルから搭乗することになります。チケットは福岡から通しで取りますので、もちろんタイ国際航空のフライトです。
 プーケット線などと並んでタイ国内の主要幹線ともいえるこの区間は、タイ航空以外にも格安航空会社の参入によって値下げ競争が起きているようです。ノック・エアやエア・アジアなどがそれで、エア・アジアのHPを見ると往復で2250バーツ(約6750円)というチケットもあります。残念ながらこれらの格安航空会社に乗ったことはありませんが。
 中小各社の参入にもかかわらず大手のタイ航空の大型機が、毎日10便以上飛んでいます。ほぼ満席に近いことが多いので、格安航空会社の参入は、格安の料金で新たな需要を掘り起こしているのかもしれませんね。

 昨年12月25日のクリスマス、日曜日とも重なってTG112便は満席でした。チェンマイでクリスマス休暇を楽しむのでしょう、欧州系の外国人も多く乗っています。ドンムアン空港を20分遅れの13:35に出発し、ちょうど1時間のフライトです。
 雲が低く垂れ込め霞んだ空をチェンマイ空港に向けて、ジャンボ機は徐々に高度を下げていくと、米の収穫を終えた大地が茶色の土を露わしています。昨夏、青い空と白い雲、そして緑の大地が出迎えてくれたのとは違って、日本の晩秋のような装いです。そしてこの8月には、またチェンマイの夏空が待っていてくれることでしょう。

 ところでバンコク・チェンマイ間は、飛行機以外にもバスや寝台列車の交通手段もあります。バスは本数も多く約700kmの距離を8~9時間という短時間で結んでいて、24席のVIPバスの料金でも片道680バーツほど。ですから一般のタイ人の多くは、バスを利用することが多いようです。
 しかし、時間がある時には一度寝台列車にも乗ってみたいものですね。

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July 28, 2006

№457 タイの医療水準

 ホテルのようなバムルンラード病院
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 7月11日の朝日新聞の「医薬越境」という記事から、タイの医療技術の高さや医療費の安さを求めて、外国人患者の予約が続々と入っているという内容です。

 タイの民間病院のバンコク病院、日本人専用クリニックでの出来事です。レヌー・ウボン医師は、半年前に頭痛を訴えて診察した日本人患者が再診に訪れた際に、CT検査で脳硬下血腫という病因を発見しました。患者がふと漏らした「両親とも脳卒中で亡くなったんです」という言葉がきっかけだったといいます。単なる頭痛ではなく、外科手術を要する重大な病気だったのです。幸いにも手術は成功しました。
 「医学の知識は世界共通ですが、患者さんは言葉も違えば習慣も違う。臨床医に最も大事なのはコミュニケーション能力だと改めて感じました」と滑らかな日本語で話すレヌー・ウボン医師。

 レヌーさんはタイの高校を卒業後、日本政府の奨学金をもらって74年から6年間、京都大学医学部で学んだ。
帰国後いくつかの病院でトレーニングを積み、15年前からこのクリニックで働いている。ここにはレヌーさんのほかに常勤4人と非常勤8人のタイ人医師がいて、全員が日本の国立大医学部の卒業生だ。
 バンコク病院で受診する日本人は年間約4万人。多くは下痢や発熱などだが、旅行中に脳卒中や心臓発作を起こし、緊急手術を受ける人も少なくないという。

 欧米や日本で教育、訓練を受けた医師による高い医療技術と治療費の安さ。加えて豊かな観光資源と交通の便を武器に、海外からの患者を誘致する。これを「医療ハブ(拠点)政策」という。
 タイで治療を受ける外国人は04年に年間100万人を超え、その後も増え続けている。タイ政府は「アジアのヘルスケアセンター」を目指し、ライバルのシンガポールと激しい競争を繰り広げている。
 その一方で、バンコク病院グループの国際部門を統括するソムアッツ・ウォンコムトン医師は、「確かに優秀な医師が裕福なタイ人や外国人を対象にする病院に集まり、一般タイ人への医療サービスがおろそかになっているという批判もある」と認める。
 
 シニアのロングステイの場合、「タイの医療水準」や「病院で日本語が通じるか」というような質問がよくあります。バンコクのバムルンラード病院を見学したことがありますが、ホテルと見間違えるような立派な施設と設備でした。もちろん日本語も通じます。
 同病院をはじめタイの多くの総合病院は、営利を目的とする株式会社組織です。ですからこの記事がいうように、日本人をはじめアジア各国の裕福な外国人を顧客にしている側面は否めません。
 しかし、高い医療水準と日本語でコミュニケーションができることは、ロングステイヤーにとって安心して病院にかかることができることも事実です。

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July 27, 2006

№456 チェンライの夕食

「川魚のフライあんかけ」とカオニャオ  
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 チェンライは、チェンマイからさらに車で北へ約3時間のタイ北部の街です。昨年末、チェンライ郊外で日本米を作っている平岩逸雄さんを訪ねた際、チェンライに泊まりました。ホテルにチェックインして、近くのナイトバザールで遅めの夕食です。
 ここのナイトバザールはチェンマイに比べると規模は小さいのですが、それほどの人混みもなく田舎町の風情があってゆっくりと楽しめます。ナイトバザールの奥の広場には屋根付きのフードコートがあって、すぐ横のキッチンで料理されたものをここで食べることができます。

 このフードコートはクーポン式ではなく、注文を取りに来てくれます。まずシンハビールを2本頼み、青パパイヤの「ソムタム」「空心菜の炒め物」という定番メニューに、メインに「エビのバジル炒め」と「川魚のフライあんかけ」を注文しました。 これに蒸したもち米を竹かごに入れた「カオニャオ」を追加しました。これだけ注文して、お勘定は440バーツ(約1320円)、2人がお腹一杯になるボリュームです。フードコートということもあるでしょうが、安いですね。屋台ではなくちゃんとしたキッチンで調理されていますので、味も本格派です。
 
 また、広場の一角にあるステージでは、民族衣装をまとったグループがタイ音楽を演奏していて、雰囲気を盛り上げてくれています。ほのかな灯りの下で、音楽を聴きながら美味しいタイ北部の郷土料理に舌鼓を打ち、おぼろ月を眺めてはビールを傾けると、いやでも旅情を誘われます。
 こうしてチェンライの夜は更けていきました。

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July 26, 2006

№455 駐在経験者のロングステイ その2

ご自宅のある高級サービス・アパート
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その2

 奥さんの敏子さんは、駐在時代から「サリカ会」という絵画教室を主宰し、週に1回自宅で教室を開いている。14人のうち10人がタイ人の生徒さんで、上流社会の奥さんたち(タイ語でクンジンという)が多く、お昼には料理教室も兼ねて日本・タイの料理を楽しんでいるそうである。
 毎年1回、サリカ会の展覧会を開催している。敏子さん自身も個展を開いていて、その売り上げはシリントン王妃の支援する社会福祉グループに寄付をした。「趣味の絵をとおしてタイ人の奥さんたちとの交流が楽しく、さらに社会貢献につながっていることが嬉しい」といいます。
 敏子さんは、タイでいきいきとした生活ができていると実感している。それは第一に、趣味の絵を楽しんでいること、第二に、絵画教室など現地に人たちとの交流でタイ社会に溶け込んで、いろいろな経験ができること、などがその理由です。そしてタイ人との付き合いの方が、会社の人事などのしがらみがなく、かえって気を使わなくてよいといいます。 

 敏子さんは、個人教授でタイ語を学んでいるので日常会話に困らない。タイ語を話せることが、現地の人たちとの交流や付き合いをより積極的に、そして親密なものにしている大きな要因のようです。
 タイ語を話せると、どこに行っても困らないし行動範囲も広がる。その意味で、敏子さんは、ロングステイをより充実したものにするポイントは「言葉」だとアドバイスしてくれました。

感想
 塩谷夫妻のロングステイのスタイルは、対照的です。塩谷さんの日常生活は仕事や会社が中心であり、現地社会との交流や付き合いも仕事関連が多い。
 タイ語の勉強やボランティア活動に本格的に取り組むのは、リタイア後になりそうである。塩谷さんにとってはリタイア後の生き方のほうが課題かもしれない。しかしロータリークラブの活動や敏子さんというよいお手本がいるので、そのハードルはあまり高くないことでしょう。
 一方の敏子さんは、絵の趣味をとおした交流やボランティア活動、それにタイ語を学んでいて、タイ社会に溶け込もうとする前向きな姿勢がうかがえます。まさに一市民としてタイ社会に馴染んでいるといえるでしょう。それにはタイ語が話せること、つまり地元の人たちとコミュニケーションがとれていることが、重要なポイントになっていると思われます。

 元気の源は、塩谷さんの「仕事とお酒」に対して、敏子さんは「絵」が中心になっているといいます。ここにも普段の生活ぶりが、反映されています。
 塩谷夫妻は、仕事中心の人生を送ってきた男性と、趣味や地域との交流に積極的な女性という、日本の夫婦の典型なのでしょう。 この日本の夫婦の典型的な特徴は、タイでのロングステイにおいても基本的に変わらないようです。
 しかし、夫妻の生活ぶりやインタビューから、お互いの考え方や生き方を尊重している精神的な余裕が感じられました。これはタイの生活環境がもたらすロングステイの機能のひとつかもしれません。


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July 25, 2006

№454 駐在経験者のロングステイ

       塩谷ご夫妻
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 バンコクでは駐在経験のあるロングステイヤーの方が多くいらっしゃいます。日本企業の駐在員として数年間バンコクに滞在したことがある人たちです。定年退職後そのままタイでロングステイを始める方や、一旦帰国してタイが気に入ってまた戻ってくる方もいます。
 このような駐在経験者として、塩谷行雄さん(70歳)と奥様の敏子さん(67歳)に話を伺いました。なおこの内容はインタビューした2003年3月時点のものです。

 塩谷さんは、現役時代に7年間バンコクでの駐在経験がある。定年退職後の現在、現地のタイ企業で共同経営者として活躍しながら長期滞在を続けている。また、バンコクには旧帝大出身者のゴルフ会があり、母校の東北大学(青葉会)の会長をはじめいくつかの役職を務めている。
 スクムビット通りのBTSプロンポン駅から10分ほど歩いた閑静な住宅地に建つ高級サービス・アパートメント(280㎡)に、敏子夫人との二人住まいである。バンコクの滞在は、この時点で5年目を迎えていて、後1~2年は仕事を続ける予定という。

ロングステイの状況と今後の予定
 塩谷夫妻のロングステイの目的は、主に仕事である。 「仕事が趣味」という塩谷さんは、企業の経営者として忙しい毎日を送っている。 「これまで会社中心の生活を過ごし、仕事が楽しみの人生を歩んできた」塩谷さんは、まさに日本の高度経済成長を支えてきた世代なのである。
 塩谷さんは、工場のあるアユタヤ工業団地の協議会会長を務めるかたわら、在タイ日本人がメンバーであるバンコク地区のロータリークラブの会員として、現地社会にも貢献している。具体的な活動として、日本の財団法人から放置自転車をタイに送ってもらい、タイ東北部(チャロン県)の中学生たちに寄贈し、また同ロータリークラブからも車椅子を贈っている。 このようなロータリークラブの活動をとおしてタイ人との交流があり、仕事関係では華僑出身の中国系タイ人との交流が主体になっている。
 
 現在の仕事からリタイア後しても、健康なうちはタイでのロングステイを希望されている。仕事中心でやってきたので特にロングステイの目的はないが、読書やタイ語の勉強を楽しみながら、ロータリークラブの活動を続けたいといいます。

 つづく

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July 24, 2006

№453 祝 アクセス数100000件!

     水上マーケットにて
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 7月23日、ついに累計のアクセス数が100000件になりました! 
 ご報告するとともに謹んで御礼申し上げます。思えば昨年4月17日に第1回目の記事をアップして以来、1年3ヶ月余り452回での達成です。平均すると1日のアクセス数は221件になります。
 日によってバラつきがありますが、最近では300~500人の方が毎日読んでくださっています。書き始めたころは30件前後のアクセス数でしたから夢のような数字です。日本国内はもとよりタイ在住の方にも多くの読者がいらっしゃるようです。よくタイからコメントやご意見を頂戴しています。
 筆が進まなかったり、気持の乗らない時もありますが、読者のみなさんのコメントやアクセス数を励みに、これまで毎日書き続けることができました。これもみなさまのお陰です。あらためて御礼申し上げます。

 昨年は、九州地区発行のフリーペーパーに紹介されたり、日経BP社のシニア向け情報サイト「セカンドステージ」に載せていただきました。今年3月には、福岡のテレビ西日本(TNC)の「土曜ニュースファイル CUBE」という番組でテレビデビューを果たし、さらに5月にはJTBやタイ国政府観光庁(TAT)のロングステイセミナーでも講演をしました。特にTATのセミナーは会場満員の盛況ぶりで200人以上の参加者がありました。改めてロングステイの関心の高さを実感した次第です。

 ブログを書き続けることで少しでも多くの方が読んでくださり、ロングステイの認知度が上がることになれば、嬉しいことです。それを心の支えにして回数を積み重ねて行きたいと思います。 ブログのネタ探しを兼ねて、新しい情報の収集と写真を撮りに、8月にバンコク・チェンマイに行く予定です。

 これからも読者の方々に支えられながら、少しずつ記事を書いていこうと思います。今後ともご愛読いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


                        感謝!!!

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July 23, 2006

№452 ウェンディーツアーのバス

  ウェンディーツアーの観光バス
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 バンコクやアユタヤ観光の際に利用するのが「ウェンディーツアー」の日本語観光ツアーです。他にもツアー会社は数社ありますが、まず豊富な観光コースが揃っていますし、何といっても観光後にお土産屋さんに連れて行かれないことが、ウェンディーツアーを利用する一番の理由です。

 2005年の12月にも、アユタヤとダムヌンサドアック水上マーケットのツアーに申し込みました。どちらのコースも早朝7時前に、中型の観光バスが集合場所に指定されている2,3ケ所のホテルに寄ってお客さんをピックアップしていきます。わたしたちのグループをはじめ冬休みということもあって家族連れが多く、全部で15人ほどのツアー客です。渋滞する前のバンコク市内を抜けて、それぞれの目的地へと向かいます。

 バスの車内でガイドさんの自己紹介と簡単なスケジュールの説明がありツアー料金の集金が済むと、日本のバスガイドさんのように車内での観光案内は特にありません。うるさくないといえばそれまでですが、さっぱりしたものです。もちろん質問すればきちんと答えてくれますが。
 静かになった車内は、いつもより早起きしたみなさんの睡眠時間となります。人数が少ないとワンボックスの車での移動になりますが、中型といえバスの乗り心地は快適なので、ぐっすりと眠れます。

 ダムヌンサドアック水上マーケットのツアーの帰り道、バンコクへの国道や高速道路はクリスマス前ということですごい大渋滞でした。年末までに荷物を運び終えようとトラックや貨物車で一杯です。目の前にバンコク市内の高層ビルやホテルが見えているのに、動かなくなると全く動かなくなります。歩いた方が早いくらいですが、高速道路ではどうしようもありません。バンコクの渋滞は世界的に有名ですが、それにしても悪い時期に参加したものです。

 高速道路で渋滞に巻き込まれる前、国道の検問で警察に停められました。運転手さんは、車検証を持って降りていき、警察に所で質問をされた上、書類を書かされています。「観光バスなのにどうして?」と思いましたが、結局違反切符を切られたようです。
 後で聞いてみると「バスのスモールライトの大きさが規定より大きい」というのが停められた理由のようでした。
別に改造しているわけでもなく、いつも走っているのにバスなのに、タイの警察は何か理由を付けては切符を切るのでしょうか。これまで検問を見かけたことはありましたが、停められたのは初めての経験でした。

 バンコク観光でバスに乗ったら、ぐっすり眠れることは保証しますが、時間の余裕を持って参加してください。渋滞は日常茶飯事ですから・・・

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July 22, 2006

№451 タイロングステイの公式ハンドブック

     ピマーイ遺跡の彫刻
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 タイに関する情報収集の方法として、タイ国政府観光庁(TAT)の資料やホームページを活用すると便利です。
東京、大阪、福岡にオフィスがあり、TATの発行した公式資料がたくさん揃っています。タイ国内の観光地やロングステイの滞在地についての資料は、本屋さんの観光ガイドブックよりも詳しいデータといってもいいでしょう。

 その中でロングステイに関する「公式ハンドブック」が、2005年に発行されています。 コンパクトな作りながら、よくまとめられていて、ガイドブックの内容をPDFデータにしたCD-ROMまで付いています。
 主なコンテンツを紹介すると、まずロングステイをなさっている5組のインタビュー記事があります。実際の滞在の様子が分かりますので、参考になるのではないでしょうか。
 つぎにロングステイに関する情報です。主な滞在候補地や各種ビザの内容が詳しく説明されています。さらに生活費の目安から、住居や医療機関、食事・食材など具体的な生活情報が載っていますから、実際滞在した時に役立つことでしょう。

 第5章の「ロングステイで何ができる?」は、このガイドブックの特徴であり最も優れている点です。 たとえば、タイ国内旅行やゴルフをはじめ、絵画・陶芸、社交ダンスなどの趣味、タイ料理にカービング、タイ舞踊などタイ文化に触れることや語学やタイの大学で学ぶことまで、多彩なメニューが紹介されています。
それぞれについて、カルチャースクールや同好会の連絡先が書かれていますから、すぐに入会して同好の方と一緒に活動することができます。
「ロングステイしたいけど何をして過ごそうか」と方には、すごくいい役立ち情報ですね。本屋さんに並んでいる観光ガイドブックには書いていない内容です。

 巻末には地図と一緒に日本大使館などの政府機関や各県人会の連絡先、ホテル・サービスアパートメントの情報、ゴルフ場の案内等など、イエローページとして使えるコーナーがあり、最後には簡単なタイ語の会話集まであります。会話できなくてもタイ文字で書かれていますので、このハンドブックを見せれば通じるはずです。

 このようにロングステイのお役立ち情報満載の公式ハンドブックです。在庫があれば無料でいただけますので、ロングステイを検討されている方、お近くのタイ政府観光庁に問い合わせてみてください。

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July 21, 2006

№450 タイの国歌

 国王の肖像画に対し整列する軍隊
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 タイの国歌は「プレーン・チャート」というそうです。日本では「君が代」が流れるのは、学校の入学式や卒業式など公的な式典の際などに限られています。わたしがよく耳にするのは、ヤフードームにホークスの試合を観戦しに行った時です。試合開始前に国旗掲揚の際に「君が代」が流れ、監督・選手だけでなく観客も起立して聞くわけです。試合前の緊張感とともに気持も引き締まります。
 
 タイでは国歌が毎日2回流れます。駅やバスターミナル、空港といった公共の場所で、毎朝8時と夕方6時の2回流されます。知ってはいたのですが、これまでこの時間帯に居合わせなかったせいか実際に聞いたことはありませんでした。
 ただ映画館に行った時、上映前にプミポン国王の映像と国王賛歌が流されて、他の観客が立ち上げるのを見てあわてたことはあります。タイ人だけでなく外国人も起立していました。映画館で国王賛歌が演奏されるとは知らなかったので、一瞬何事かと思いました。

 今年3月、列車でアユタヤに行った際、バンコクの中央駅であるファランポーン駅でタイの国歌を聞きました。公共の場所で聞くのは初めてです。8時前に駅に到着して3等車の切符を買い時刻表を確かめようとした時でした。
 駅構内の中央奥の壁にはプミポン国王の肖像画が掛けられていて、その前に一団の軍隊が整列したかと思うと、8時ちょうどに国歌が流されました。軍隊は国王の肖像画に対して直立不動のまま、そして駅構内にいた一般の人たち全員がその場に立ち止まって、プミポン国王に敬意を表します。これまで雑踏でざわついていた構内は静まり返り、国歌だけが響き渡ります。

 国歌の演奏が終わると、人々は何事もなかったようにまた動き出しました。このような光景は日本では見られません。プミポン国王に対するタイ国民の敬愛の情が感じられた時間でした。

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July 20, 2006

№449 少子化対策と団塊の世代

     カレン族の子どもたち
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 日本の出生率が、5年連続で過去最低を更新し2005年は1.25となったことが、先月発表されました。 また05年の国勢調査速報でも、日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21.0%と世界最高になる一方、15歳未満は13.6%で世界最低になり、高齢化・少子化ともに世界で最も進行した国になったことが報告されました。

 7月3日の「地域の子育てに団塊世代」という朝日新聞の記事からです。
 少子化対策の柱の一つとして、政府が力を入れているのが「地域の子育て力」の向上だ。専業主婦の「密室育児」を防いだり、世代間交流を進めたりして子育てしやすい地域環境をつくろうという試み。いま注目を集めているのが、団塊の世代。大量の定年退職者が出る07年以降をにらんで、この世代を対象にした子育て支援講座も計画されている。
 政府の「新しい少子化対策」では、地域の子育て支援の重要施策として「地域の退職者、高齢者等の人材活用による世代間交流の推進」を盛り込んでいる。また別の報告書でも「団塊の世代が人生や職業生活で培ってきた能力を地域の子育て支援に発揮できるようなシステムが必要」としている。

 04年にNALC(ニッポン・アクティブ・クラブ)が50~79歳の意識調査を実施したところ、将来参加したい社会活動は、団塊の世代を中心にした定年前世代の3割近くが「ボランティア活動」を挙げた。
 代表の高畑敬一さんは「子育てに喜びを感じてもらい、出生率をあげるには地域の力が必要。ボランティア意識の高い団塊世代をNALCに迎え、子育て支援の力を高めていきたい」と話す。

 少子高齢化といわれて久しいですが、予想を上回るスピードで進行しています。これまで介護を中心とした高齢化に伴う諸問題が注目されてきましたが、最近では少子化の方が日本社会に深刻な影響を与えるのではないかと思っています。将来の社会の担い手である子どもが減少し続けると、働き手が少なくなるばかりではなく、社会保障制度を初めとする日本の社会システムが根底から揺るぎかねないからです。
 高齢者の比率は増加することはあっても高齢者の数自体が増える訳ではありませんが、出生率の低下は生まれてくる子どもの数の減少に歯止めがかからない状況を示しています。このような状況に対して、財政再建のさなか政府は有効な対策を打ち出せないままです。
 この記事でいう地域の子育て支援の一翼を団塊の世代が、担うことを願うばかりです。

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July 19, 2006

№448 遼寧餃子店

   「遼寧餃子店」の名物餃子
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 今年の春、 “バンナーのイケメン”ことHさんに美味しい餃子をご馳走になりました。バンコクで一番餃子が美味しいと評判の中華料理店「遼寧餃子店」に案内していただいたのです。

 Hさんが長期滞在しているバンコク郊外のバンナー地区のコンドミニアムで待ち合わせをしました。コンドミニアムのプールサイドのベンチに座ると、周囲には緑が多く心地よい風が吹き抜けていきます。少し郊外に出ただけなのですが市内と比べるとずいぶん涼しくて、過ごしやすいとおっしゃるのがよく分かります。
 タクシーでシーナカリン通りにある「遼寧餃子店」へ向かいます。Hさんによると市内のシーロムにも同じ名前の中華料理店があるらしいのですが、この店とは関係ないそうです。

 Hさんにお勧めの料理を注文してもらいました。まず名物の焼き餃子、クラゲと海草の2品の前菜が出てきました。パクチーが入ってタイ風に味付けされた前菜をつまみながら焼き餃子をいただきます。日本の餃子と違って丸くて小ぶりですが、口に運ぶと皮がモチモチとした食感で中からジューシーな肉汁が出てきます。アツアツの餃子を頬張りながら、よく冷えた青島ビールを流し込むともう最高です。何個でも食べられるので、ついつい箸が伸びてしまいます。Hさんが絶賛されるだけのことはあります。

 その後に、 「イカの五目野菜炒め」「牛肉のスペアリブの甘辛煮」と続きます。タイ独特の小さなイカは弾力があり、さっぱりとした味付けの野菜炒めです。牛肉のスペアリブもピリ辛の香辛料とのマッチングが良くてなかなかの味です。
 ここまででかなりお腹一杯なのですが、仕上げに「鶏肉の中華麺」までいただきました。ショウガが効いたさっぱり味のスープに、うどん風の中太麺の組み合わせです。タイの米の麺とは違います。最後までいただきましたが、麺の量が多くてもう満腹になってしまいました。

 バンコクで食べる中華料理もなかなかいけます。ちょっと遠いですが、BTSオンヌット駅から足を延ばしてみてはいかがでしょうか。Hさん、どうもご馳走様でした!

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July 18, 2006

№447 チェンマイ・ホリデイ・ホテル

 チェンマイの夕景とナイトバザール
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 チェンマイでの宿泊先は、ドイピン・マンション隣の「BAAN KAEW GUEST HOUSE」というゲストハウスです。昨年末もここに滞在しました。しかし2泊予約していたはずなのですが、その夜の1泊しか予約が入っていません。明日はチェンライに泊まりますが明後日の予約が入っていないのです。
 どこかで手違いがあったようです。明後日の予約状況を確認してもらいましたが、ちょうどクリスマスシーズンでヨーロッパ系の滞在者が多く、もう満室とのこと。さて困ったことになりました。

 出迎えに来てくれた現地のガイドのランカナさんが、チェンマイ市内の他のホテルはどこも込み合っているというので、明日の予定を立てる前に宿泊先を確保することにしました。ゲストハウスから歩いて近くのホテルを当たってみましたがやはり満室です。
 だんだん不安な気持になり始めましたが、次に「チェンマイ・ホリデイ・ホテル」のフロントにランカナさんが聞いてくれたところ、何とか空いていました。ツインの朝食付きで1250バーツ(約3750円)、少々高いといっている場合ではありません。早速予約することにしました。キャンセルされたら困るということなのでしょう、前金で支払いを済ませました。これで泊まるところを確保できて、ひと安心です。

 2日後チェンライから戻ってきて、「チェンマイ・ホリデイ・ホテル」にチェックインしました。案外小ぎれいで清潔感のあるホテルです。部屋はさほど広くありませんが、ひとりで寝るには十分です。バスタブが付いていてちゃんとお湯が出るので温まることができます。冬のチェンマイは冷えるので、シャワーだけでは物足らないのです。これで安眠できることでしょう。
 しかしよく見るとバスタオルしか置いてありません。ハンドタオルやフェイスタオルがないのです。忘れているのだろうとハウスキーピングに電話をかけると、もともとバスタオルしかないとのこと。このクラスのホテルでは初めてのことです。ゲストハウスでもフェイスタオルは置いてあったのですが。
 バスタオルだけで何とかなると言われればなるのでしょうが、どうも納得できません。しかし、この時期寝る場所があるだけ良しとしましょう。
 部屋の窓からは、ドイステープの山を背景に夕暮れ時の灯り始めたナイトバザールの電燈が望めます。夕食はナイトバザールへシーフード料理を食べに行くことにしましょう。

 それにしてもチェンマイの次回からの宿泊先をどうするか、考えないといけません。「BAAN KAEW GUEST HOUSE」はなかなか静かで気に入っていたのですが、ベッドにいる南京虫はたまりません。 しばらく痒みが取れなかったばかりでなく、南京虫の噛み後が半年経った今でも残っているのですから・・・

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July 17, 2006

№446 カオパンサーは禁酒の日

     早朝托鉢をする僧侶
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 タイでは「仏教の日」が年間に数日あって、アルコールの販売が禁止されレストランやバーなどではお酒が飲めません。さらに総選挙の前日と当日も同じようにアルコール類は販売禁止になります。2006年4月のバンコク訪問はちょうど総選挙の時で、外ではお酒が飲めずに辛い思いをしました。

 「仏教の日」の内、今年は7月10日が「アサハブーチャー(三宝節)」、その翌日の11日が「カオパンサー(入安居)」でタイの祝日になっています。毎年その日にちは変わります。ところで「仏教の日」を含めてタイの祝日は多いですね。
 「アサハブーチャー」とは、陰暦8月の満月の日で、釈迦が5人の弟子に初めて説法をし、仏・法・僧の3つを信仰の基本とする「三宝」が完成した日を祝う日です。 「カオパンサー」は、この日から3ヵ月間、10月の「オークパンサー(出安居)」の日まで修行に専念するために僧侶は外出を控えて寺院にこもる日です。タイではこの日、一時出家する一般の男性を含む多くの修行僧が仏門に入ります。

 この2日間は、仏教関連の祝日のためタイ全土でアルコールの販売が禁止され、ツアーの食事でもレストランでお酒を注文することができません。数年前バンコクに行ったときも、この「カオパンサー」にあたり、バーやクラブなど休業しているお店が多かった記憶があります。 ニューハーフショーの「カリプソ」は営業していたのですが、コーラしか出してくれませんでした。

 仏教上の大切な日なのだから、お酒が飲めないのは仕方ないとあきらめるか、「仏教の日」を避けてタイの日程を立てるかは、あなた次第です。

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July 16, 2006

№445 西日本新聞のロングステイ特集 その2

  チェンマイのドイステープ山にて
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その2

 №438で西日本新聞にタイのロングステイ記事「ロングステイという選択」が7回シリーズで連載されているとお知らせしました。最終回の7月15日には、わたしのことにも触れていただきましたので紹介します。

(生き方を見直す契機)
 ロングステイを学術的な研究対象にしている人がいる。九州大学大学院 人間環境学府の博士課程に在学中の池邉善文さん。 しばしばバンコクに足を運び、滞在者にインタビューやアンケートをして「ロングステイの社会的機能」について考察している。
 池邉さんは、ロングステイの持つ第一の機能を「仕事中心の人生を送ってきた『会社人間』の男性が、職業役割に代わる新たな社会的役割を再構築するための実験」と規定する。これまで所属していた日本社会から、いったん切り離されることが、自主的、能動的に自分の役割を創造する動機付けになるという。

 「現地でボランティアやNPO(民間非営利団体)活動を始めたという人も多い。高齢化社会というと暗いイメージで語られるが、マジョリティー(多数派)は元気シニア。その人たちがどう暮らすか。ロングステイの中に、ヒントがある

 異国で戸惑いながらも、自分の居場所を探す中高年たち。一休みした後、どこへ向けて歩いていくのか。決めるのは自分だ。太陽は傾き始めたが、日暮れにはまだ間がある。

 これは記事の一部です。他にもいろいろな事例が紹介されています。
同社のホームページでこの連載記事を読むことができますので、ぜひご一読ください。

  http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/longstay/

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July 15, 2006

№444 タイのテレビ放送

   定宿のホテルからの眺め
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 バンコクで定宿にしているホテルは、1泊約3000円の割安なホテルです。立派な建物ではありませんが、BTSの駅に近く便利なのでいつも使っています。こんな安宿でもNHKの海外向け衛星放送が見られます。タイ国内の一般放送をはじめ、CNN、BBC、スポーツのチャンネルや音楽専門放送のMTVもオンエアーされていて、全部で20チャンネル以上あるのではないでしょうか。もちろんタイ語が分かりませんので、タイの一般放送はちょっと眺める程度で、まず見ることはありません。
 CNNニュースは時々見ますし、MTVの音楽番組も楽しみます。タイのMTVは、洋楽だけでなくタイやアジアのミュージシャンの音楽も多く流れています。日本のミュージシャンが出ることもあって、先日は安室奈美恵の特集番組やBOAの曲も放送されていました。

 でも一番チャンネルを回しているのは、NHKの衛星放送です。朝起きるとスウィッチを入れ夜寝るまでホテルにいる時は、ほとんどNHKのニュースをつけています。日本とは2時間の時差がありますので、朝5時に起きるとちょうど7時のニュースが放送されています。リアルタイムで世界のニュースが分かりますから、新聞がなくても十分に最新情報が入手できるのはありがたいですね。

 NHKの海外向け衛星放送は、一般の家庭でも契約して見ることができます。但し毎月2000バーツ(約6000円)以上とかなり高額なのが玉にキズです。ホテルやサービスアパートメントでは無料ですが、コンドミニアムなどにロングステイする場合、契約しないといけませんからかなりの負担になります。
 日本で見るNHKの衛星放送と基本的に同じ番組構成になっていますが、海外の渡航者に対する危険情報なども流されるので若干内容が異なっています。サッカーの試合などは著作権の問題からか、映像は放送されずに日本の「株価の一覧表」が画面に出ているだけということもあるようです。分からないではないですが、高額の利用料を払っている方からすると不満ですよね。

 ところで、このNHKの衛星放送、受信状態があまりよくありません。朝のうちは調子がいいのですが、夜は画面が固まってしまうことが多いのです。雷やスコールが来ると、もうまったくダメです。しかしそんな時でもMTVなんかは大丈夫なのです。これはこのホテルだけの現象でしょうか、受信アンテナが老朽化していることも考えられますが。
 そんな時は、あきらめてCNNやMTVを見るしかありません。

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July 14, 2006

№443 地域にデビューする

 ブログ「ココログ」のメンテナンスのため、12日に配信できませんでした。お詫びいたします。

    チェンライの王立植物園
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 会社人間だった男性にとって、定年後どのように「地域デビュー」するかは、大きな課題です。その事例紹介の記事が、7月6日の朝日新聞に載りました。

 3年前、定年を迎えた東京都墨田区の吉田修さん(64)。「地域のために何かしたら」という妻のヤスコさん(59)の勧めで入った地元ボランティア団体で、今は会長として忙しい日々を過ごしています。
 墨田区のシニア活動施設「いきいきプラザ」。週3回開かれるパソコン教室を、吉田さんは時々のぞくことにしている。平均60歳を超える参加者たちは、老人クラブの会報や暑中見舞い、俳句集を作ったり、孫とのメール交換をしたり。思い思いに楽しみながら学ぶ。

 吉田さんは高卒で入った外資系のコンピューター会社に42年勤めた。5年前に引っ越してきたが「ずっと隣人の顔も知らなかった」。 一方、社交的なヤスコさんは町内会に出たり、生協の勉強会に参加したり、最近は家で近所の人に英会話を教えるなど、地域と積極的に付き合ってきた。

 03年夏。吉田さんの定年退職を前に「ずっと会社人間だったから、居場所に困るだろう」と心配したヤスコさんは、区の広報紙で「てーねん・どすこい倶楽部」立ち上げのニュースを知り、すぐに入会を勧めた。人材を登録し、ボランティアが必要な場所やイベントに紹介したり、教養セミナーを開いたり、中高年の生きがいづくりを支援していくという。
 8月、吉田さんは「パソコンなら教えられます」とシニア人材バンクに登録。12月から教え始めた。最初の1年間は戸惑いの連続だった。会員は個人経営者や専業主婦など様々。物事を決める手順や団体行動のルールなど、会社とはすべてペースが違う。意見の衝突もあった。
 それ以上に、会員の個性に目を見張った。 「個性をどう生かすかが大事なんだと気づいた」。吉田さんの個性は事務局で発揮されるようになった。そして04年1月、年長の会員に「4月から会長に」といわれた。

 パソコン教室の参加者は累計180人を超え、「教え子」が今は講師を務める。近所に知り合いが増え、道であいさつしたり、あいさつされたりが、いつの間にか当り前になった。 「こんなに変わるとはね」とヤスコさん。

 吉田さんの場合は、自分の技能や個性を生かしたボランティアを通して、上手に地域デビューができています。
ご近所に知り合いが増えて、スムースに会社人間から地域人間へと変わることができた訳です。
 そのためには「個性をどう生かすか」がポイントだとおっしゃっています。何か他の人に役立つ自分の経験や技術などを地域社会に還元していくことが、地域にも喜ばれるし、自分自身の生活のはりあいにもつながるはずです。 リタイアして失った仕事という社会的な役割を、自分の個性を生かすことで新しい役割を創造してみてはいかがでしょうか。

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July 13, 2006

№442 栗並さんとの再会

      栗並登紀男さん
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 2006年3月、バンコクで久しぶりに栗並登紀男さん(69)にお会いしました。栗並さんは、02年5月に退職し、一旦リタイアしてそのままバンコクでロングステイをしていましたが、03年2月、駐在時代の人脈の紹介でアユタヤにあるコンテナ関連の会社に再就職し、今も現役で働いていらっしゃいます。
 そのかたわら「タイロングステイ日本人の会」の理事を務めたり「バンコク走遊会」の会員として元気に走っています。

 お会いしたのは、スクムビット通りソイ18の奥まった所にある日本料理店の「網元」。仕事を終えてアユタヤから駆けつけていただいた栗並さんと、鯵の刺身などを肴に酒を酌み交わしながら、近況を伺いました。

 まずは、3月26日に開催された「バンコク走遊会」10周年の記念マラソンの話題に。 走遊会には現在30名の会員がいて、バンコクの西ノンタブリー県の10kmのコースで、会員のみなさんが健脚を競ったそうです。
 また6月の18日には元オリンピックマラソンランナーの増田明美さんを招いて、プーケットでマラソン大会が開催されるとのこと。地震や津波から復興したプーケットを内外にPRするためで、走遊会のメンバーも参加して協力するそうです。このマラソンの模様はテレビで放送されていましたね。 なお、後日の栗並さんからのメールによると、体調を崩して参加を取りやめられたらしく残念なことでした。今度の7月16日(日)のパタヤマラソンはどうしようかと思案中らしいです。

 次に「タイロングステイ日本人の会」の話題です。会員数は約100名と横ばいの状況。 入会しても1,2回月例会に参加して、もう現地事情が分かったと次回から来ない人が3分の2いるのが、伸び悩みの原因とか。 一方で月例会には出ないが、ゴルフ仲間が欲しくてゴルフコンペにだけ参加する方もいらっしゃるそうです。

 会の仲間と上手くやっていくコツは、 「昔の会社や肩書きのことを言わないこと」と栗並さん。「オレは昔・・・」などと始めるとダメです。日本社会をそのままタイにまで持ち込んでしまわないことが大切とおっしゃいます。なるほどその通りで、一人ひとりの会員が肩書き抜きの立場で付き合ってこそ、親睦が深まるのだと思います。

 この他にもタイの九州大学の同窓会である「ガーオ会」の話やら、栗並さんの大学時代の懐かしい思い出話、
バンコク在住で福岡にゆかりのある方の話など、遅くまで盛り上がりました。
 もうしばらくは働いてバンコク暮らしが続くとのこと。ますます健康に留意されて、マラソンに日本人の会の活動にとご活躍をお祈りいたします。

「バンコク走遊会」のホームページ 
 http://www.geocities.jp/soyukaibkk/_geo_contents_/index.html

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July 11, 2006

№441 マンボーのニューハーフショー

    マンボーの美しい女性?
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 「カリプソ」と並んで有名なのが「マンボー」のニューハーフショーです。
これまで「カリプソ」のショーは何度か見たことがあるのですが、いつも前を通り過ぎるだけで「マンボー」には行ったことがありませんでした。やはり一度は見てみようと、プロンポン駅に程近いスクムビット通りの「マンボー」に行きました。

 まず事前に旅行社のHISでクーポン券を購入します。VIP席で340バーツ(約1000円)とお得な値段です。 ショーは毎晩20:30と22:00の2回あり、1回目のショーのチケットを取りました。窓口でクーポン券を座席が指定された入場券と交換して、いざ劇場へ。
 キャバレーということですが、中へ入ると450名も収容できる映画館のような大きなシアターです。指定されたH席は8列目のシートで、VIP席の最後尾の席でした。これでは写真を撮ってもフラッシュが届きません。こじんまりしたカリプソに比べると、劇場が広いのでステージまで遠すぎます。
 ショーの前にドリンクのサービスがあります。この日は4月2日の総選挙の前日ということで禁酒の日なのですが、ビールのグラスが運ばれてきました。コンビニやスーパーでもお酒の販売が厳しく禁止されていましたので、ちょっと幸せな気分です。

 ショーは約1時間10分。個々には美しい女性?や踊りの上手な人がいますが、遠いためその美しさや表情がよく分かりません。出演者の平均年齢がカリプソより若いようなので余計に残念です。遠目に見ると、どことなく加納姉妹のお姉さんに似ている人もいます。
 お決まりのピエロ役もいて会場の笑いを取ります。カリプソのピエロ役は「そのまんま東」に似ていますが、こちらは超太目の人です。都はるみの曲に乗せて着物姿でコミカルに踊りますが、曲や演出もカリプソと同じです。どちらがパクっているのでしょうか?

 ステージから遠い分だけ、どうしてもショーとの一体感がなくて見物している感じでした。ショーが終わると、出演者が劇場の1階に降りたところで待っていて、一緒に記念撮影ができます。ようやく真近に彼女らの顔を見ると、やはり若くて美人が多いのです。
 その内のひとりと写真に収まりましたが、チップの要求がすごいので早々にホテルに帰ることにしました。カリプソではチップを要求しないのですが・・・

 はじめての「マンボー」でしたが、ショーを楽しみたいならばやはり「カリプソ」の方に軍配が上がります。
もしきれいな女性を見たいのなら「マンボー」が勧めです。その時は必ず前列の座席を確保してくださいね。

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July 10, 2006

№440 チェンマイ大学を歩く

   制服姿のチェンマイ大学生
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 チェンマイ市内の西側、ドイステープ山を望むところにチェンマイ大学の広大なキャンパスがあります。 近くにはチェンマイ動物園などがあるエリアです。チェンマイ大学はタイ北部を代表する国立大学で、医学部をはじめ17の学部などからなり、約15000人以上の学生が学んでいるとのこと。
 海外の大学とも積極的に交流していて、提携大学のひとつである京都精華大学のホームページからの抜粋です。

 チェンマイ大学はタイ王国第2の都市であるチェンマイ市にあり、バンコク以外に設立された最初の国立大学でタイ北部第1の中核大学としての役割を持っています。1964年の創立以来、教育、研究、文化育成、地域サービスの4つの活動を行い、特にタイ北部地方のニーズを重視してきました。現在ではタイ北部地域の最重要大学として国内で最も学術的に期待されている大学のひとつです。
 3つのキャンパスからなり、総敷地面積は1,692エーカーもあり、現在でも大学には多くの大木が茂って自然に囲まれています。

 日本からも多くの留学生が来ているようですし、どんな感じのキャンパスなのか立ち寄ってみることにしました。
車で構内をぐるっと回ってみます。各学部の校舎や研究棟が緑に木々に囲まれるように建っていて、いかにも大学らしい落ち着いた雰囲気です。白を基調にした低層の校舎がゆったり目に配置されていて好感が持てます。

 1年生は全寮制になっていて、構内に併設された学生寮で生活するそうです。そして寮生活の間は制服と決まっていて、白のブラウスに黒のスカートというシンプルな制服を着た女子学生の姿が多く見られます。チェンマイの専門学校でも全員制服でしたが、タイでは大学生も1年生は制服を着るのですね。

 学生は自転車というよりもバイクや自動車で通学してきます。ヘルメットを被った学生のバイクがキャンパス内を走り回っていますし、学生は乗ってきた車を構内に駐車しています。広いキャンパスなんですが、学生の車で一杯です。わたしが在籍する九州大学でも学生が車で通ってくることはありますが、一部の学生に限られます。多くはバスや地下鉄などを利用しますし、近くの学生のほとんどは自転車通学です。
 ここチェンマイ大学の学生の方が、交通手段に関してはリッチなようです。ガイドのソンブーンによると、やはり親が車を買ってやることが多いそうです。物価や所得水準からみると車が日本よりも割高なタイですが、大学生を持つ親の経済的負担は大変なものだと思います。もしかすると国立大学とはいえ、親が裕福でないと大学進学も難しいのではないかとつい心配してしまうほどのマイカーの多さでした。

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July 09, 2006

№438の2 西日本新聞のロングステイ特集


 №438で、7月7日から西日本新聞にタイのロングステイ特集が掲載されているとお知らせしました。全7回、来週の土曜日15日までです。
 この記事が同社のホームページで読むことができます。ぜひご一読ください。

  http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/longstay/

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№439 (特別編)博多祇園山笠の季節

     勇壮な追い山 2005
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 7月に入ると、博多の街は「博多祇園山笠」の季節を迎えます。5月の「博多どんたく」も有名ですが、博多の祭りといえば何といってもこの山笠です。タイのソンクラーンやロイ・クラトンと同じように、博多が1年で最も熱くなる時期です。今日は、特別編として「博多祇園山笠」を紹介させていただきます。

 「博多祇園山笠」は、鎌倉時代の1241年、その年大流行した疫病退散のため、聖一国師が施餓鬼棚に乗り、棒を担がせ、甘露水を撒いて祈祷して廻り、博多の町を悪疫から救った故事によるもので、760年余りの歴史があります。

 15日早暁にはフィナーレを飾る「追い山」が行われます。午前4時59分、最初の舁き山が博多の鎮守櫛田神社入りをし、全部で7つの“流れ”(博多の7つの町区割り)の舁き山が、5㎞のコースを約30分で駆け抜け、その所要時間を競うのです。
 1トンもの舁き山が疾走し、夜明け前の街全体が熱気で包まれます。沿道の見物客から喝采と声援が、そして舁き手を冷やしてやる勢い水が掛けられます。舁き手はせいぜい1分程しか担げませんので、次々に交替していきます。観ている方も舁き山を担ぐ男たちの熱気と勇壮さに興奮します。
 「追い山」は1年に1回、それも夜もまだ明けきらない時間ですから、地元の人たちもなかなか見物できませんが、機会があれば是非見ていただきたいですね。

 14日の夜まで、福岡市内の14ヶ所に「飾り山」が一般に公開され、市民や観光客の目を楽しませてくれます。
博多人形師が、高さ10mほどの飾り山に武者物の人形を飾り付けるのです。題材には歌舞伎の十八番のひとつ「勧進帳」や源平合戦などを描いた勇壮なものが、裏側の「見返り」には子どもが喜ぶアニメにキャラクターものなどが使われます。

 「追い山」に向けて、だんだん熱くなってくる博多の街です。そして「追い山」が終わると、そろそろ梅雨明けです。

 「姉川の戦い」の飾り山 博多駅前
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July 08, 2006

№438 西日本新聞のロングステイ特集

ワット・アルン エクスプレスボートから
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 お知らせです。
 昨日7月7日から西日本新聞の朝刊にタイのロングステイ特集が掲載されています。全7回、来週の土曜日15日までです(日・月は休み)。昨年8月、バンコクに赴任された永田支局長が現地で取材したロングステイの事例や実態が、紹介されることと思います。

 永田支局長は、わたしへのメールに次のように書かれています。
 「日本のテレビ番組などでは、タイのロングステイが天国のような取り上げられていますが、池邉さんのブログでもご指摘の通り、メリットもあればリスクもあるのが外国暮らしだと思います。そこで、メリットとリスクの双方を、過不足なく読者に提供する記事が書けたら、と考えつつ取材しています」

 その第1回目として、バンコクで奥様のリハビリ目的のロングステイをなさっている山田耕三さんが紹介されています。わたしも3年前にインタビューさせていただきまして、その内容をブログの№35「暖かいバンコクでリハビリ」に書いています。

 また、先週は支局長から国際電話をもらい、ロングステイについての修士論文やアンケート調査について話をさせていただきました。その内容は、最終回(15日の土曜)に登場するとのことで、楽しみです。
 実はこの8月タイでお会いして、ロングステイやタイについての情報交換をする予定にしています。
 
 これまでもタイの現地事情を小まめに分かりやすく伝えていらっしゃる永田支局長です。7回にわたるタイのロングステイ特集を楽しみに読ませていただきたいと思います。

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July 07, 2006

№437 世界主要都市のランキング

       博多湾の夕日
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 先ごろ、世界の主要都市の「生活費ランキング」が発表されました。それによると、世界で最も生活費が高い都市として3年連続1位だった東京が3位に後退、前年4位のモスクワが首位、同5位のソウルが2位に浮上した。ランキングは世界144都市の住宅費や交通費などを調べ、ニューヨークを基準の100として指数化している。
 これまで1位の東京は円安の影響で後退し、生活費の高い都市世界一を返上した。モスクワとソウルはともに不動産価格が上昇したことが、その理由のようです。
 2005年のデータですが、バンコクは指数63.9で119位、クアラルンプール(67.7)は104位になっていて、なるほど生活費の面では暮らしやすいことが分かります。

 また、米誌ニューズウィークは、世界主要国の中で特に急成長を遂げている都市を「最もホットな10都市」として特集し、「アジアへの出入り口」として成長著しい福岡市を選んでいます。 人口流入の動きが拡大するラスベガスをはじめ、ロンドン、モスクワ、ミュンヘン、さらにガジアバード(インド)、高陽(韓国)、南昌(中国)などのアジアの都市も選ばれています。
 同誌は、独自に入手した国連の調査結果を基に、東京やニューヨークなどの大都市の人口増加率は減速傾向にあり、今後はより小規模な「第二の都市」が発展の中心的存在になると指摘し、地方の都市を中心に「ホットな都市」を選出した。

 福岡市については、同市や周辺地域にトヨタ自動車などの大手企業が投資を続けており、九州が「シリコンアイランド」「カーアイランド」と呼ばれていると紹介。
 さらに、博多港が扱うコンテナの量が6年前に比べ50%増になっているほか、空港も活況でアジアとの橋渡し役として発展していると指摘。豊かな文化・伝統にも恵まれ外国人観光客も急増していると称賛した。

 この2つの記事でも分かるように、いろいろな都市のランキングがあるようです。確かに福岡市は「アジアに開かれた都市」を標榜していますが、実際に住んでいる者としては記事の内容ほど「ホットな都市」と言う実感はありません。あまり景気がいいとも思えないからです。
 しかし、140万人と大きすぎない人口規模で、少し郊外に出ると自然に親しむことができ美味しい魚料理も食べられる住みやすい都市といえるでしょう。「住みやすい都市」のランキングがあるとすれば、ここでも福岡市はかなり上位になるかもしれません。

 その意味では、ロングステイの希望滞在国のランキングはありますが、ロングステイの「滞在しやすい都市」ランキングがあるといいですね。

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July 06, 2006

№436 タイ最北部のカオソイ

   フォンカイのカオソイ屋さん
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 チェンライから車で約1時間ほど北へ走ったタイ王立の植物園「スワン・メー・ファー・ルアン」を見学した後、ミャンマーとの国境の町メーサイに近いフォンカイで昼食を取ることになりました。フォンカイはタイ王立の植物園があるトゥン山麓を下ってメーサイへと向かう途中にあり、村といった方がいいくらいの鄙びた小さな町です。

 運転手のウァンさんが、町の中ほどの民家のような食堂の前に車を停めました。日用雑貨店と食堂が一緒になったような古いお店で、少々不安がよぎります。ガイドのソンブーンさんたちは時々来ているそうで、ここのカオソイが美味しいのだといいます。中に入ってみると案外広くて、近所の人たちがお昼を食べています。
 フォンカイの町もカオソイが美味しいところだというので、早速注文しました。一杯20バーツ(約60円)とリーズナブルな値段です。カオソイとはタイ北部のラーメンのことで、ミャンマーの影響を受けたカレー味のスープが特徴の麺です。 タイ北部の麺というとカオソイというくらい代表的な麺といえるでしょう。カレー味で日本人にも食べやすく、量が少な目なのでペロリと食べてしまいます。

 食堂の左手に古い建物にしては立派な厨房があり、その中央に2つの大きな鍋があります。麺を茹でる鍋とカレー味のスープの鍋です。茹でた黄色のやや太めの麺に煮込んだ鶏肉とお決まりのパクチーを乗せた丼にスープを入れます。その上にパリパリに揚げた麺をトッピングして出来上がりです。
 スープの油が表面に浮いていますが、見た目よりもさっぱりとして美味しい。以前チェンマイで食べたものよりも軽い味付けです。カレー風味がほどよく効いていて、スプーンで何度もスープをすくいたくなるような飽きない味です。
 テーブルには菜っ葉の漬物や、もやし、豆類の葉などが置いてあり、カオソイにトッピングしてもいいですし、自由に食べられるようになっています。体格のいい運転手のウァンさんは、早くも食べ終えて2杯目のお替りです。

 食べているうちに、中国系とタイ人の観光客を乗せた2台のワンボックスが次々にやって来て、やはりここで昼食のようです。もっとも人気店というよりは、このあたりではこの食堂しかないのかもしれませんが。しかし、こんな片田舎の古ぼけた食堂でも、美味しいカオソイが食べられるのには感心しました。
 タイ北部に来たら、やはりランチの定番は何と言っても「カオソイ」、これで決まりでしょう。

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July 05, 2006

№435 キャセイ航空の帰国便は疲れない

   キャセイ航空機 香港にて
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 福岡からバンコクへの航空路線はいくつかあります。直行便または香港、台北、上海、ソウル、シンガポールなどの経由便です。何といっても便利なのはタイ国際航空の直行便です。 約5時間半でバンコクに着いてしまいます。経由便が8時間以上かかることを考えると大きな所要時間の差があります。
 一方デメリットとしては、第1に運賃が高いことです。季節によって異なりますが、1ヶ月以上前に購入する早割りチケットを使っても、バンコク往復で約6万円はします。これが香港を経由するキャセイパシフィック航空だと約4万円くらいでしょうか。少々時間はかかりますが、この料金は魅力的です。
 もうひとつのタイ国際航空のデメリットは、バンコクからの帰りが深夜便なのでなかなか眠れないことです。深夜1時に出発して福岡には朝の8時に着きます。2時間の時差がありますので約5時間のフライトなのですが、機内で眠れないと帰国したその日はあまり仕事になりません。疲れて昼寝したりしますから、結局その日は何もしないまま終わることも。

 以前はシンガポール航空を使ったこともありますが、最近利用するのがキャセイパシフィック航空です。キャセイ航空の最大の魅力は航空運賃が安いことで、先ほども書きました通り約4万円ほど。これより安いアジア系のエアラインもあるものの、安全面や遅延するなどの問題があるので乗ったことはありません。福岡からは毎日飛んでいますし、この夏休みから香港まで増便されて週10便とより便利になります。
 飛行時間が8時間以上といっても、台北で降りて香港で乗り継ぎますから、それぞれ約2時間のフライトです。一旦飛行機から降りて手足を伸ばせますのでエコノミー症候群の心配もありませんし、ちょっとした買い物も楽しめます。香港では、いつもペニンシュラホテルの紅茶をお土産に買うことにしています。
 また、長時間のフライトもタイ国際航空にはないモニターを見たり、3度も出てくる機内食でそんなに飽きることはありません。

 しかしキャセイ航空を利用する一番の理由は、疲れないことです。往復とも昼間便なので、帰国した時も疲れが残らないのです。バンコクをタイ時間で10時頃の便で発ち、香港で乗り換えて福岡には夜の8時45分の到着です。
 そのまま帰宅して風呂に浸かってビールでも飲めば、ぐっすりと布団で眠れます。翌朝にはすっきりといつも通りに動けます。帰国するのに昼間1日使うことになりますが、特に急がないならば翌日から元気に仕事ができた方が得のような気がするのです。

 結局チェンマイまで行く時には国内便の乗り継ぎが便利なタイ国際航空、バンコクだけの時にはキャセイパシフィック航空と使い分けています。

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July 04, 2006

№434 フジスーパー界隈

    「郵便局」の日本語看板
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 スクムビット通りのソイ33/1にある「フジスーパー」といえば、バンコク在住の日本人の御用達ともいえるスーパーマーケットです。それほど広くない店内には日本と同じような商品が揃っていますし、お客さんの多くが日本人ですから、ここがバンコクのスーパーということを一瞬忘れるほどです。
 少々値段は割高ですが、味噌、醤油から納豆や豆腐に至るまで和食の食材はほとんど買うことができます。特にスクムビット地区は日本企業の駐在員が多いので、奥さんたちの多くがここを利用しています。ロングステイの滞在先をこの周辺にした場合、フジスーパーは食料品だけでなく日用雑貨まで、きっと強い味方になってくれることでしょう。
 また、店内の入り口近くには、日本語のフリーペーパーがたくさん置いてありました。週刊「ベイスポ」や「Voice Mail」それにレストランクーポン付のフリーペーパーまでありますから、バンコクの情報収集にも役立ちます。

 フジスーパーを中心にして、ソイ33/1には日本食レストランや日本人向けのお店が並んでいます。まず「東京メガネ」に寄って、昨年夏ここで買ったメガネをクリーニングしてもらいました。笑顔で接客するタイ人スタッフの感じもなかなかよかったです。
 その反対側には坦々麺の看板がかかる「珉珉」、そして地鶏料理の「黒田」などがあります。「黒田」は直営農場で地鶏を育てたり、お店で使う野菜を有機栽培で育てているレストランとして知られています。店頭には、お昼の定食(130バーツ、約390円)のメニューが出ていました。

 そのお隣には日本語で「郵便局」の大きな赤い看板がありました。タイでは郵便局が目立たないので見つけるのが難しいのですが、これだと一目瞭然です。いかにも食堂か何かの看板のようなので、ここのスタッフに尋ねてみるとちゃんと郵便業務を行っているそうです。この看板日本人にも分かりやすくしているということなのでしょうか。だとするとそれだけタイの郵便局は見つけにくいという証明でもあります。

 さらにその並びには「カスタードナカムラ」というパン屋さんがあります。中に入ってみると、バターロールにクロワッサン、調理パンやサンドウィッチが並び、どれも20~30バーツくらいの値段です。
 店内にはJ-POP(邦楽)が流れていて、パンの種類も日本の商店街にあるベーカリーと同じです。バンコクでも日本でいつも食べているようなパンが買えるというで、駐在員の家族に人気だといいます。
 
 その他にもラーメン屋さんや和食レストランをはじめ、貸本屋さんにレンタルビデオ店など、日本人向けのお店が集中しているソイ33/1です。これに近くのプロンポン駅に隣接したエンポリウムを併せて利用すれば、日本と同じような生活がバンコクでも送れるといっていいでしょう。

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July 03, 2006

№433 国内版ロングステイ「二地域居住」

  マーケットに並んでいるマンゴー
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 「滞在型観光 九州で実験」という新聞記事が、2006年6月25日の西日本新聞に載りました。また同じニュースがNHKでも放送されました。

 国土交通省は、団塊の世代の大量退職で新たな観光市場になると期待される1週間以上の長期滞在型観光について、その環境整備を行う初めての実証実験を今年9月から九州で実施することを明らかにした。
 実験参加地域は、長期滞在用に宿泊施設の低料金化や体験型の滞在プログラム、公共交通機関の利便性向上策を検討中。実験参加者に体験リポートを書いてもらい、全国に先駆けた九州型の長期滞在観光の在り方を探る。

 実験に参加するのは、別府、阿蘇、雲仙、佐世保・波佐見、五島の5地域。同省によると、首都圏と福岡都市圏の団塊の世代を主な参加者に想定。宿泊施設は、長期滞在向けに朝・夕食がない泊食分離型とし、別府では別荘も活用する。宿泊料金は施設で異なるが、阿蘇では1週間(6泊)で18000円という低料金もある。
 長期滞在に必要なプログラムも、各地域が特色を生かしたテーマ型の体験メニューを用意。
 五島は定置網体験などの「海の収穫祭」を実施。佐世保・波佐見は「窯元弟子入り」やハウステンボスでのオリジナルのオルガン製作などを計画。雲仙は野菜収穫と地元農家との夜なべ談義などを用意。阿蘇の「心身再生プログラム」は、黒川、小田、杖立などの温泉をめぐる地域内路線バスの乗り放題券を用意する。

 国交省によると、2007年からの団塊世代の大量退職で、地方に長期滞在する観光客増加や、年間のうち農村などに1~3ヶ月程度滞在する「二地域居住」と呼ばれる生活様式が都市住民に広がると予想される。北海道では民間旅行会社が移住誘致の長期滞在ツアーを実施している。
 同省は「九州には豊富な体験・交流の素材があり、テーマ型の長期滞在の可能性を探る適地」と評価、九州での実験を決めた。

 この記事を読むと、今回の実験がまだ観光の延長上の長期滞在のような印象を受けます。しかし「二地域居住」といわれる国内版のロングステイを視野に入れている点は注目されます。
 年間1~3ヶ月、農村で生活体験するライフスタイルが、今後かなり定着するのではないでしょうか。この実験が「二地域居住」に必要なプログラム開発につながることを期待したいものです。

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July 02, 2006

№432 イサーンの遺跡ツアー その8

  パック入りで売られている猪肉
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その8 バンコクへの帰路
 名残惜しいパノムワン遺跡を後にして、コラート経由で国道2号線をバンコクへとひた走ります。1時間余り走ったところで、突然運転手のエッさんが道路わきに車を停めました。
 何だろうと降りてみると、露店が出ていて冷蔵ボックスの中にパック入りの肉を売っています。見慣れない肉なので、エッさんに聞くと近くの看板を指差します。その看板には“イノシシ”の絵が。そうこの脂肪たっぷりの肉は猪肉だったのです。よく見ると看板の奥にはイノシシ牧場が広がっていて、確かにイノシシが走り回っています。この牧場で飼育した猪をこの露店で直売しているというわけです。
 焼肉用でしょうか、胡椒や唐辛子とのセットも売っています。1パックを計りにかけると700グラムで100バーツ(約300円)です。
 エッさんはこの猪肉を3~4パック買い込み、氷詰めにしてお持ち帰りです。唐辛子を入れたトムヤム鍋にして、今晩のおかずにするそうです。一度どんな味なのか食べてみたいものです。
 
 さて、おかずの買出しも終わって再び走り出します。お目当ての猪肉をゲットして上機嫌のエッさんは、またCDを掛けてくれました。その気持はうれしいのですが、今朝何度も聞いた「翼&タッキー」の「ヴィーナス」です。他のCDは持ってないらしく、この曲だけが何十回もリピートされます。さすがにこれには堪らず、持参していたⅰPodのイヤホーンを耳にして、自分で録音してきた音楽を聞くことにしました。

 そうこうするうちに17時30分には空港を通過しました。渋滞していなければ18時過ぎにはホテルに到着しそうです。陽が傾き、だんだんと夕日に染まるバンコクへ。何はともあれ無事に戻ってきました。
 日帰りの強行スケジュールでしたが、ピマーイ遺跡は素晴らしかった。今度はイサーンのもっと奥の遺跡に行きたいものです。さらにはアンコールワットもです。
 今日で「イサーンの遺跡ツアー」はおしまいです。8回にわたってお付き合いくださり、ありがとうございました。

 ところで、車を降りた後も「ヴィーナス」が耳の奥でリピートされていたのは言うまでもありません。

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July 01, 2006

№431 イサーンの遺跡ツアー その7

     パノムワン遺跡の本堂
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その7 パノムワン遺跡
 再びコラート方面へ南下し、最後の目的地「パノムワン遺跡」を目指していると、ついに雨が落ち始めます。幸いスコールにはならずに、パノムワン遺跡に着いた14時過ぎには雨が上がりました。この辺りの田んぼの緑は濃くなり、ピマーイ付近に比べると乾燥していないようです。

 政府観光庁のパンフと旅行社のHPによると「パノムワン遺跡」は、ナコンラチャシマ(コラート)から東へ16kmに位置する古代寺院で、1990年に発掘され2001年に修復工事が終わったばかりといいます。 このパノムワン遺跡はピマーイ遺跡よりも規模は小さいですが、東に向いている基本設計はよく似ています。
シヴァ神が崇拝されていた西暦10~11世紀頃に建てられました。そして現在も仏教寺院として使われており、中央のお堂の中には数体の仏像が安置されています。

 駐車場で車を降りると、わたし以外に観光客はいません。4つの入り口からなるゴプラ(ヒンドゥー教の寺院の山門)に囲まれたこじんまりとした遺跡です。正面のゴプラから遺跡の内部へと入ります。ここのゴプラは、赤とベージュがかった長方形の石を巧みに組み合わせられていて、赤とベージュのコントラストが美しく新鮮な印象を与えます。運搬のためなのでしょう、どの石にも2、3ヵ所の穴が穿たれていて、積まれた石の視覚的なアクセントにもなっています。また地面はきれいな砂で覆われていてよく整備されていることがわかります。
 
 ピマーイ遺跡のような立派な尖塔はありませんが、遺跡の中央にはマンダパと呼ばれるピラミッド状の屋根をのせた素朴な本堂があります。本堂の正面から、やや風化しているものの精巧に彫られたまぐさ石と、その奥には黄色の法衣をまとった仏像が見通せます。お堂の中に入り、お賽銭をあげて再来できるように仏像に手を合わせました。

 このパノムワンも遺跡公園としてきちんと管理が行き届いています。周囲のタマリンドの木々からは鳥のさえずりが聞こえ、日が陰って梢を揺らすような涼しい風が吹き抜けます。近所の小さな子どもたちの遊び場にもなっていて、いかにも静かで平和な遺跡です。
 ここから日本へ携帯電話をかけてみました。市内電話をかけているくらい鮮明な音声なので、遺跡を目の前にして先端技術とのギャップがなんだか不思議な感じすらします。イサーンの田舎からでも、よく聞こえるものです。感心しました。
 
 時計も14時35分を指し、そろそろバンコクへの帰路につかないといけない時間です。

つづく

 赤とベージュの石の組み合わせ 
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