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August 15, 2006

№473 チェンマイの日本人社会は「ムラ社会」 その2

 チェンマイを走るソンテウとバイク
Img_0477

その2
 これまでの訪問で、日本で取り上げられるチェンマイのよいイメージとは、まったく異なるチェンマイの実像を垣間見ることになりました。
 何故日本から離れた海外で、このような「ムラ社会」が形成されるのでしょうか。日本人が長年培ってきた特有の気質なのでしょうか。海外にいるが故の解放感、周囲からの縛りや拘束の緩さがそうさせるのか、それともそういう傾向のある人たちが、日本を脱出して集まってくるのでしょうか。

 この「ムラ社会」の中で人の噂話や悪口を言う、それでいて一人で生きていくのも難しい日本人。 「付かず離れずの適度な距離感で付き合うことが大切」と、チェンマイでも何度も耳にしました。 しかしその実態はというと、とかく群れたがる、グループや団体ができると派閥を作って権力に執着する傾向があるようです。
 バンコクでもこの傾向はありますが、地方都市チェンマイは小さなコミュニティだけに、その人間関係はより濃密なものになっています。

 元々日本の村には、そのしがらみから抜け出せないものの、共同体としての機能がありました。運命共同体としての支え合いの機能があったはずです。 ではチェンマイではどうか。はっきりは分かりませんが、支え合っているかというと疑問です。
 
 ところで、北タイ情報誌「チャーオ」の№79に取り上げられた大気汚染やごみ問題など環境問題が深刻化するチェンマイです。また、今後もロングステイの人気滞在地であることが難しいとの指摘もありました。
 それよりも私は、この「ムラ社会」に起因する“居心地の悪さ、住み心地の悪さ”を懸念しています。 住んだこともなく、わずか3、4日の取材で断定的な物の言い方はできないのは承知していますが、この後味の悪さは否定できません。

 確かに噂話や悪口を言う人たちばかりではありませんし、団塊の世代をはじめとする新しいロングステイヤーも増えてきています。今後チェンマイの日本人社会が変わる可能性に期待したいところです。

 外からチェンマイの日本人社会を眺めてみたら、こういう見方をもあるということで読んでいただければ幸いです。

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Comments

おめでとうございます。
やっと、本来の「社会学的ロングステイ調査」に近づきましたね。

J○Bなどの旅行社主宰の話は、表面上しか紹介しないので、実際のことは、何度か見聞きしないと分からないですね。

 (森有正的に言うと)人は、「経験」によって学習する存在」なのだから、経験によって印象が異なるのは当たり前で、チェンマイという土地とは無縁のことだと考えます。又、人が3人集まれば派閥が出来ると言いますので、(チェンマイは高々2Km四方の堀周辺で構成している町なので)それは仕方ない事でしょう。

 チェンマイが此れほど有名になる以前から苦労した方々には開拓の自負というものがあるでしょうし、生活移住の若者も最近は結構いて、ゴルフ三昧の年金生活者への複雑な思い(世代間の反感)もあるようです。

 外国に住むというのは、それなりに人それぞれの「理由」があるわけで、相手を尊敬し、尊重する態度が無いとやっていけないと思います。

 ただ聞く所では、このブログにある「特定の有名人」に関しては特別賛否両論のようなので、チェンマイ住人の一時が万事ではなかろうとも思います。

Posted by: 社会学 | August 16, 2006 at 01:09 PM

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