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October 24, 2006

№531 ロングステイの持つ機能とは その2

  イサーン地方のピマーイ遺跡
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その2
 では「会社人間」だった男性が、具体的にどのようにして地域社会と接点を持つことができるかという問題を考えてみたいと思います。

 会社や組織の一員として上下関係を中心とした“タテ社会”を生きてきた男性が、自分の住む地域社会、つまり個人と個人つながりが重要視される“ヨコ社会”の一員として、定年後の第二の人生を歩むことになるわけです。
 スムーズに地域社会に溶け込むことができればいいのですが、肩書きがなくなってひとりの個人として、地域社会の人たちと接することはなかなか難しいようです。永年その地域で暮らしていても、ご近所の人の顔を知っているくらいで、ほとんど交流がないという人が多いからです。
 これまで学校のPTA活動や地域活動を通して、横のネットワークを築いている奥さんたちと比べると、会社中心に生きてきた男性にとって地域でのネットワークは十分とは言えません。

 そこで「会社人間」から地域に根ざした「地域人間」へのシフトすることが必要になってきます。趣味を通して仲間を作ったり、地域活動やボランティア活動に参加してみることもいいかもしれません。また地域の問題に取り組むNPOを立ち上げたり、コミュニティ・ビジネスや起業することもあるでしょう。自分の興味や関心のある分野の活動に参加することで、仲間ができて地域社会との関わりを持つきっかけになることでしょう。これ以外にもいろいろなきっかけや方法があると思います。
 ただしここで重要なことは、永年身についた肩書き付きの生き方から、素のひとりの個人としての生き方にチェンジできるかということです。現役時代から少しずつ趣味やボランティアなどで、仕事以外の活動や仲間を広げて、“個人としての生き方”を準備してきた方は、定年を迎えても地域社会にソフトランディングしやすいでしょう。
 しかし、そうでない方にとっては「会社人間」から「地域人間」へ上手くシフトできるかというと、そう簡単ではないと思われます。自己紹介で「昔、○○会社の○○部長をしてました・・・」ということでは地域社会に溶け込めないのです。

つづく

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