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December 19, 2006

№568 タイ式ジンギスカン「ムーガタ」

    中央は焼肉、周りは鍋
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 タイ式のジンギスカンを「ムーガタ」と言います。タイの庶民的な焼肉料理です。06年8月、スパンブリー県の「バーン・タイ・リゾート」に滞在した時、夕食にムーガタを食べに行きました。ホテルから500mほど歩いた所にある田舎の食堂です。
 民家の庭先を屋根付きの大きな屋台にしたような造りで、カラフルなクリスマスツリー用の電飾の灯りが、暗い夜道からチカチカと見えて、ようやくここが食堂だと分かる鄙びた食堂です。まばらに点滅する電飾の灯りが、どちらかというと明るさよりも寂しげな風情を漂わせています。

 気さくなご主人にテーブルに案内され、奥さんが注文を取りに来ました。「ムーガタ」のMサイズ(150バーツ、約450円)と「ニンニクの丸揚げ」にシンハ・ビールを注文します。全部で265バーツ(約800円)です。
 早速、奥さんが炭火の入ったコンロを持ってきて、ムーガタ用の鍋をのせます。中央が丸く盛り上がっていてジンギスカン用の鍋に似ていますが、鍋の周りは出汁を張る造りになっています。ここに野菜を入れてスープと肉汁とで煮込むのです。つまり、上では焼肉を焼いて、下では野菜鍋が楽しめる一石二鳥の鍋料理が「ムーガタ」です。

 奥さんが親切にも鍋を作ってくれました。タイ語を話せない日本人だから、作り方も分からないと思ったのでしょう。まず、ヤカンに入った出汁を鍋に張ります。豚バラやレバーなどの盛り合わせに溶いた生卵をかけて、それから焼き始めます。そして、白菜、タイの青菜、春雨なども先ほどの出汁の中に入れて煮ます。
 ホクホクサクサクとした香ばしい「ニンニクの丸揚げ」をつまみにビールの氷割りを飲みながら、焼肉や野菜をタレにつけて食べます。次々に焼けるので、焼肉と鍋を一緒に食べるのは、なかなか忙しいものです。焼けるにつれて肉汁がスープに染み出てきて、野菜が一層美味しくなります。
 しかし、蚊の集中攻撃には閉口しました。蚊取り線香と扇風機を置いてくれているのですが、屋外なので蚊避けのスプレーが必需品です。食べながら団扇で蚊を追わないといけません。
 
 ローカルな食堂で夜風に吹かれながら、裸電球の下でムーガタを焼いていると、どこか旅情を誘われます。野趣豊かな「ムーガタ」は、片田舎に似合ったタイらしい料理といえるかもしれません。お腹一杯になりました。

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