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December 26, 2006

№573 団塊の世代のロングステイ その4

  チェンマイのナイトバザールにて
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その4
・今後の予定
 まず「2年間ロングステイをしてみる、そしてその時点でどうするのか見直す」というのが、今後の予定だそうです。これは、あまりロングステイに賛成ではなかった奥さんと、できるだけ長い滞在を希望するご主人との合意点なのです。 しかし、Zさんは、そう長く住んでいなくても、この家が“我が家”のようだと、すっかりチェンマイでのロングステイに馴染んでいらっしゃいます。
 
 また、将来的に二人の子どもたちに介護の面倒を掛けるつもりはないとのこと。その意味で、自分たち「団塊の世代」の将来の介護問題として「介護ケアのあるロングステイ・ビレッジ」のリサーチをして欲しいとの発言もありました。それは、元気な内から自分自身の将来の介護に対する準備を始めておこうという考えからです。


・まとめ
 日本では仕事が忙しく、地域社会とあまり関わりがなく、身軽な立場だったZさん夫妻。それゆえ「リタイアしても地域の高齢者とライフスタイルが違うので溶け込めないし、また老け込んでしまいそうので地域のシニアグループに入りたいとも思いません」といいます。このように、定年後、Zさんと同じような意識を持つ同世代が多くなることが予想されます。
 ある意味、Zさんは早期リタイアした後「自分の住む地域ではなく海外での生活を、団塊の世代の新しいライフスタイルとして実践している」といえるかもしれません。ロングステイが決してハードルの高いものではなく、いろいろな人生の選択肢の中のひとつだ、ということをZさんの話から強く感じました。

 それを裏付けるように「友人と話をすると、我われ団塊の世代のロングステイへの関心は高いようです」とZさん。そこには、日本が汲々として住みにくくなっていることや、同世代が日本社会を冷静に観ていることも背景にあると思われます。さらに「これまで勉強でも仕事でも競争をしてきた世代ですが『もう競争はいいかな』という気がしています」とも。
 団塊の世代がリタイアして、本格的にロングステイを始めると、これまでとは違う新しいロングステイのスタイルを作っていく可能性があると思います。これまでも、団塊の世代がその時代の新しい流れや文化を創ってきたように、ロングステイを新しいタイプのものに変えていくのかもしれません。

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