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February 03, 2007

№598 チェンマイはロングステイに向いている?

    チェンマイのターペー門
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 北タイの情報誌CHAO 76号に掲載されていた、ロバート・H・スガさんの「ロングステイ・チェンマイ」というコラムからです。

 「日本人は群れたがる」とよく言われます。日本人は個人的な群れが目立つ一方、外国人のそれは宗教やチャリティのグループを作って社会的な活動をしているようです。(中略)

 海外生活を目指す人々の中には、日本での複雑な人間関係やしがらみから、解放されたいと思っている人が相当数あります。しかし、実際に現地に来てみると、言語の習慣や違いから孤独や孤立を感じ出すようです。
 日本語が聞こえて来ると「日本の方ですか?」で始まって、友だちの輪ができて広がっていく。しかし、こんな簡単な理由で発生した輪は壊れやすく、大きくなるに従って日本と同じしがらみどころか、いがみ合いに発展することもあるようです。


 2003年、私はバンコクでロングステイをなさっている日本人シニア40数名に、アンケート調査をしたことがあります。
 まず、海外から見た日本社会に対する意識を聞いてみました。 「日本では人間関係がわずらわしい」と思うが32%、「ややそう思う」を入れると69%と7割近い結果でした。会社や地域社会などの人間関係をわずらわしく感じる意識が、予想以上に高いことが分かります。このような意識が、ロングステイを実行する要因を後押ししているのではないかと考察されます。

 つぎに「ロングステイの目的」についてです。回答をみるとロングステイの目的は多様で、いろいろな目的があるようです。中でも、日本の「しがらみや煩わしさからの解放」「現地の人たちとの交流」といった目的が、年代を問わず多い結果が出ました。つまり「解放志向」や「交流志向」が強いのです。もちろん「ゴルフ・スポーツなど」の活動的な滞在目的や、「自然の中でのんびり」という、のんびり志向も多いのですが。

 このようにアンケート調査から、日本社会に対する意識やロングステイの目的に「日本のしがらみから解放されたい」という傾向が強いことが分かりました。

 しかし、冒頭のコラムにもあるように、実際に日本のしがらみから脱出してきても、かえって孤独を感じたり、仲間やグループができても日本と同じような人間関係やしがらみに縛られてしまうことがあるようです。
 バンコクではほとんどなかったのですが、チェンマイでのインタビューでは、このような話や事例をよく耳にしました。せっかくのロングステイ、上手くいくか否かを分けるのは、案外、現地での日本人社会との付き合い方や人間関係にあるのかもしれません。

 つづく

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